Category Archives for "ハワイ"
まあ、こういう事態を「有事」というのでしょうね。
有事(ゆうじ)とは、国家や企業の危機管理において
戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの
非常事態を指す概念。
対義語は平時あるいは日常時である。(Wikipedia)
こういうことが、あると、ますます日常に散らばる
「小確幸」=小さいけれど、確かな幸せが身に染みますね。
アメリカでも、初の死者が出たりして、
少し緊張感の度合いが上がっています。
買い占めも進んでいます(涙笑)。
こういうときに、人々が忖度して「自粛」することに対して、
生理的な嫌悪感というか、憎しみとすら言っていいほどの
ドロドロとした感情が湧いてきてしまう私は、
実は、ほぼ「PTSD状態」なのかもしれません。
元をたどると、2001年、ハワイ時代の記憶です。
9.11のあの事件のあと、ハワイは壊滅状態に追いやられました。
割とすぐに戻ってきたアメリカ人観光客で息を吹き返したところも多い中、
日本人は、本当に長いこと、戻ってこなかった。
編集長として、新任社長として、大赤字の会社を引き継いだばかりで、
スタートアップだから会社の資金なんて、最初からマイナスで、
素人社長が持ちこたえられるわけもない。
追加の投資に、何度も株主に頭下げ、
それでも給与分が少し足りないときは、
自分の給与を、遅配して調節…
つぶれたビジネスからは、売上げの回収もできず、
支払いから逃げ回る広告主を待ち伏せして取り立てしたり、
払え、払わねーで、カフェで怒鳴り合いの喧嘩したり…
そんなタイプじゃないのに、よくやったよね(遠い目)。
数年して、やっと回復してきたな〜、
街の皆も、なんとか持ちこたえたね〜
と思った瞬間、SARSで自粛の波が来て、号泣。
「我々、皆、普通にハワイで暮らしてるんだけどな〜」
日本人観光客の自粛キャンセルの話を聞く度に、
無力感やら、憤りやら、ジリジリとした思いでなんとも言えず、
わけもなく涙が滲んだりもしたものです。
横見て、遠慮して、石橋を叩いても渡らないところ、
もう、ほんと、大嫌い。
そんな風に恨みがましく思っていました。
だからね、なんか今回のことで、
日本行きを意地でも止めたくないんですよね(苦笑)。
でも、意地はってもしょうがない。
私が最優先すべきは、アメリカに無事に帰ってこれることなので、
1〜2週間、様子見てから、決めようと思います。
忖度ゆえの自粛じゃなくて、家族(相方と犬)が最も大事だから、
決断の基準も、シンプルです。
でもまあ、それが自粛の正体なのかもしれないから、
表面的に判断して、恨んでもしょうがないやね、と今はわかる。
私が今、こうしてあるのは、17年もの間、
あまちゃんの私を荒波の中でもみまくってくれた
ハワイのおかげです。
↓ 2010年頃の写真。ノースショアのモクレイアにて。
最近の読者さんの中にはご存知ない方も多いのですが、
私は、ハワイに17年も住んで、とある観光メディアで
社長&編集長をしておりました。
その時に、どんな風に始まったのか忘れちゃったのですが、
作家であり、コメンテーターであり
現在では、もろもろ、あげ切れないほどの場で活躍中の
「橋口いくよ」さんとウエブメディア上でコラボして、
「アロハ萌え」というコラムを連載していただいてました。
(リンクは現在のもので私とは関係ないです。)
スタッフが皆、彼女ととっても仲良くなり、
私は、その後ハワイを離れ、早9年。
すっかり、ハワイ時代のことは記憶喪失(笑)。
でも、年末になぜか彼女とFacebookで再会し、
尽きぬチャットのやり取りがございました。
お互いに、年取らないね〜なんて話から、
私の最近の写真を送った反応がコレ。
「えええええええ、これ今年?
会った時とまったく変わってない。
マダムタッソーの蝋人形みたい!」
驚き方も作家さんというか、コメンテーターというか(笑)、
リアクション大きくて嬉しいですね(笑)。
そんな彼女も、ほんと万年20代かよ、みたいな様子で、
身体も鍛えてコンテストにも出たりしてたんですよね。
そんな若々しい「現在の」様子をたっぷりご覧いただける
ハワイテーマの弾けるYouTubeが開設されています。
↓ この画像、クリック
相変わらず、弾けたハワイラブ。
変わらないなあ〜
旅は大好きだけど、ハワイは、実は行ったことがない、
という人の割合も、とっても多い場所。
芸能人が多そう、日本人だらけなんでしょ、
と敬遠しちゃうようですが、
それは、まったくの思い過ごし、というか、
実に「情弱」な感じなのでございます。
全観光客の中でも、日本人は、たったの17%くらい。
アジア人の中ではダントツだけど、
観光客の7割近くは、アメリカ人の国内旅行です。
変に旅慣れて、ハワイなんてケッっていうスノビーな人たちも、
行った途端に「はまる」率がとっても高いんです。
何を隠そう、私がその典型でした(笑)。
馬鹿にしてたもんな〜、リピーターの友達を。
なのに、一度行っただけで、
「ハワイ移住計画〜」とかはしゃぎ始めて、
8ヶ月後には、住んでいた(笑)。
その後も、無数の人が、そんなふうにはまるのを見てきました。
空気が違う。
匂いが違う。
色が違う。
風のやわらかさが違う。
他のビーチリゾートが、まるでイミテーション・ハワイに見えてしまう。
ごめんね、去年のハワイと、また比べている〜♪
って感じになっちゃうんです。
彼女の動画にはまりながら、笑いつつも、懐かしく。
2000年代初頭の、ちょっと遅れた青春っぽかった
自分のがんばってた日々を痛く思い出したりもして(涙
もし、まだハワイに行ったことがない人がいたら、
絶対に、一度は行ってみるといいよ〜って意味で、
絶賛おすすめしたいのですよね。
「アロハ萌え」を見ながら、ハワイを予習、復習、もしくは反芻。
人生の中に、ほんの少しハワイがあると、嬉しい。
確か、そんな観光局のキャッチフレーズがありましたが、
余裕ない人生に、確実に癒やしをもたらしてくれる場所です。
↓
時は流れて、周囲には、
私がハワイに住んでいたことを知らない人が増えてきました。
自分にとっても、少し「遠い」過去になりつつあり、
それはそれで、自分が新しい可能性に向かって進めていることだとも思うし、
尽きぬ好奇心を満たすために、どんどん「開拓」できているからだとも思うし。
でも、忘れてしまったわけではありません。
なにしろ、17年も過ごした場所。
なにしろ、初めての海外生活を、いろんな思いを抱きながら、
自分なりに乗り越えていった場所なのです。
いろんなことがあったはずなのですが、でも、思い返すとき、
真っ先に浮かぶのは、「人の暖かさ」です。
幸いなことに、ロコの方々とのふれあいがたっっぷりとあり、
日本とはあまりにも違う考え方や常識があることに驚き、戸惑いながらも、
その底知れぬ深い懐に抱きかかえられては、
何度も助けていただきました。
与えるってことの、奥深さ。
受け入れる、ということの、潔さ。
どんなときでも、笑顔と歌と、そして踊りがあった。
そのすべてに、大きな愛を感じずにはいられない、
そんな無数の体験を経て、今の自分の根っこができあがっていったのです。
日本では、やや不純物めいたものが感じられることがあるフラですが、
ハワイでは、もっともっと自然に暮らしの中に溶け込んで、
気軽に楽しめるものだった気がします。
クムフラさんにも、何度もインタビューをしましたが、
皆、気さくで、こだわりもなく、難しいことも言わずに、
実はただ、踊りを楽しんでいた。
それで、いいと思うんですよね。
楽しいってことが、何よりで。
楽しむためだけに、やればよくって、それ以上でも、それ以下でも、別にない。
そこに自ずと精神性は加わっていきます。
意識などせずとも、形式の中で伝えられるものがあります。
盆踊りだって、そうじゃないですか。
なんとか流とか、なんとか派とか、
そんなことにお構いなく、櫓で太鼓が鳴ったなら、
輪っかになって踊ればいいんです。
堅苦しいことは、一切、不要なんです。
そういう風に、気軽に始めた踊りにこそ、実は癒やしがあるもの。
クライアントのマミコさんが教えるフラは、まさにそんな感じ。
彼女がデモンストレーションで踊るのを見ると、
初めて生フラを見た受講生さん(あえてそう言います)が
涙を浮かべちゃうんだそうです。
初めての方ばかりが集まって、中には男性も何人も参加されるのだとか。
皆、面倒な縛りが何もない、さっぱりとした空間に惹かれて集まるのですね。
もちろん踊りだから、運動的要素はたっぷり。
でも、ゆったりしてるし、優しい音楽が心を刺激して、
やってると、それだけでヒーリング効果が抜群。
9月23日(月祝)14時から渋谷にて。
初めての方、大歓迎、男性も大歓迎の、オープンワークショップが開催されます。
楽しみながら、体幹と自分軸という、体と心の両方を磨くことができる体験です
詳細は、こちらからどうぞ。
↓
心をカラダを磨くフラ体験オープンワークショップ
始まったばかりの週刊メルマガも、いきなり絶好調です。
ガイドした私も驚いています(笑)。
東京、ハワイ、韓国と、自分のルーツを赤裸々に語って、オモシロイ!
そちらもぜひご登録を。
3年前、新しくクライアントになった女性が、
「私、ハワイで酒蔵やりたいんです!」と言ってきた時、
本気で受け止めていたかと言うと、ちょっと怪しい自分がいます。
もちろん嘲笑いはしないけど、でも、
「また無理なことを夢見ちゃって〜」なんて思っていたかもしれません。
ハワイで、フリー誌のビジネスをしていましたから、
大小のお店の方と知り合い、オープニング前から広告についてお話することもありました。
オープンと同時に宣伝が走らないと、観光客という一見さん相手の商売においては
誰も存在を知らないままだったりしますからね。
でも、開店前に広告だけが先に出てしまうことが、多々ありました。
次は大丈夫だろう、次の号が出る頃にはきっと…
そんな風に期待をかけるものですが、やっぱり開店にこぎつけられない。
広告は出てるのに行くとお店がないから、こちらも怒られるし、困ったことになるのです。
州政府や市からの許可が必要なことも多いのですが、それが間に合わないという例が大多数。
やっと許可が出てスタートしても、約束した建築の納期から遅れたり、止まったり。
で、やっと終わったかと思えば、役所の検査ではねられて、工事をやり直し…の繰り返し。
そのたびに、信じられない長い時間がワープし、お金が飛び、希望が飛び…
そんなことが日常茶飯事に起こるわけです。
日本の感覚で工期を読み、先に日本から重要なスタッフを呼んでしまったりして、
給与は発生するわ、家賃や自分の滞在費や、いろんなものが出ていくわで、
みるみるうちに、用意した資金が減っていく。
先走って出した広告の費用も、非情な社長に(私です)容赦なく請求される…
(その節はすみません。かなり譲歩したケースもありましたが…)
そして、資金ショートで、もうダメ、無理、と涙ながらに日本に帰国。
そんなケースも無数にありましたし、今でもあるようです。
とにかく、新規事業には、時間とお金がかかる場所なんですよね。
そんな現実を見てきてしまったせいで、「夢」の話も素直に聞けなかっった自分がいたのです。
でも、クライアントは突き進みました。
遠巻きに見ている方々からも、冷ややかな視線や言葉を浴びたようです。
次々と現れるドリームキラーの存在に挫けそうになりながら、彼女の体当たりは始まった。
当たり前のように、壁がいくつも立ちはだかります。
すでに現地ハワイにいない私ができるのは、かつてお世話になった優秀な人たちを
リソースとして彼女に紹介することくらい。
ジリジリする思いで見守るしかなかったのですが、七転び八起き。
少しずつ、少しずつ、夢は現実に近く動いていき、形が見え始めました。
本当に、あと少しのところに今、います。
ここまで、何度も泣きながら、本当にがんばった。
見事なガッツ。見事な学び。見事な辛抱と、捨て身の精神。
その彼女が、クラウドファンディングで、一緒に夢を実現してくれる方々の応援を募っています。
ハワイみたいな暑い場所でお酒なんて…というのは常識かもしれないけれど、
彼女はその道のスペシャリストで、その彼女が大丈夫と踏んだのだから、大丈夫なんです。
ハワイ産の日本酒が、もうすぐ誕生します。
その瞬間を、私たちと一緒にお祝いしませんか?
残り90日もあるのに、もう目標額は達成しちゃってますが、まだまだ募集を受付中です。
ホノルルの水から作られた純米吟醸酒を、真っ先に手に入れるチャンスでもあります。
良かったら、ぜひ、こちらから。
↓
33年振りにハワイに酒蔵を復活させよう!
ハワイで醸す情熱のSAKEプロジェクト
2019年8月28日は、25年前にハワイに移住した記念すべき1日。
2と8は、自分にとってのラッキーナンバーな感じで、
節目節目で、この数字が出てきたりします。
日付も、28日とか、多いんですよね。
当時、10年も働いてきた割には、遊んでばかりいたので
貯金も資産も何もなく。
でも、何もなかったからこそ、自力でなんとかしなきゃとがんばれたのだと思っています。
今なら、同性でも結婚して永住権を手に入れることはできるのですが、
当時はそんなの夢のまた夢。
でもだからこそ、仕事でなんとかしなきゃと、これまた歯を食いしばれたのかもしれません。
というように、後付けで考えると、すべては「良かったこと」に変身しますね。
だから、すべてのことに、意味がある、とか、先人たちは言うのでしょう。
なんであのとき大丈夫だったんだろう?と不思議に思い返すこともあるのですが、
でも、なんだか知らないけど、大丈夫だったから乗り越えられて、
だから今、こうやって、のほほんと生きてたりするわけだから、
今、ちょっとたいへん、と思っていることも、
未来に、少したいへんそう、に見えることも、
全部が後で思い返せば、ああ、あれがあったから良かったんだね、と
「ありがたいできごと」」に変わっていくのかもしれません。
いや、そうなのでしょう。
だから、後悔なんか絶対にしないから、
なんでもやっちゃえばいいんだ。
1994年の夏の大きな「移動」は、
後に見ていただいた西洋占星術でもくっきりと出ていました。
星に導かれ、ワクワクに押され。
衝動に従って、大正解だったわけだ、と今はわかる。
不安と希望は、つねに表裏一体。
不安も感じないような安全な生き方ばかりしていたら、
希望もワクワクも訪れるはずがない。
今の安全は、未来の安全とは異なります。
だから、石橋を叩いて、ちょっと揺れたら渡らない、
なんて臆病な生き方してないで(笑)
落ちる前に駆け抜けるくらの勢いで、
猛ダッシュ!
その方が、かえってサバイバルできるかもしれないですよね。
この時期、ついつい郷愁モードに入ります(笑)。
毎回、同じことを書いているかもしれないけど、
新しい方もたくさん読んでくださっているので、またご紹介します。
ハワイ移住関連おすすめ記事
↓
23回目のハワイ移住記念日を過ぎて思い出す、移住前に考えてたこと
ハワイに移住すると、10キロは太るんですよ〜
そんな風に皆にお話するのですが、それは私的統計上もたぶん本当。
最初は、とても食べられない、と思う食事の量が、
いつしか軽く食べられるようになっているのに気づく頃、
顔は丸みを帯び、お腹周りが危うくなっていたりするのです。
周囲の基準値が、とにかく甘々だし(笑)、
体重を表す単位が、キロからポンドに変わったりするせいもあって、
ごまかされちゃうんですよね。
ハワイに行ってから走り始めて、マラソンの常連になったにもかかわらず、
いつしか10キロ、肥えてしまっていました(汗)。
ストレス太り、そのものだったなあと、今、思い返すと痛々しいです。
最高体重を記録した2007年付近。
その辺から思い切り数々の自分改革が始まって、
頑なだった心の壁が、ベルリンの壁のように音を立てて崩れていき、
気づいたら、体重も、ちょうど10キロ、痩せていました。
食事に関しても大切な改革がありました。
ひとつは、玄米菜食を推し進めたこと。
もうひとつは、○○○をやめたこと。
その○○○とは…
なんて、焦らしたりしても、あちこちで言ったり、書いたりしてるので、わかりますかね。
朝ご飯、です。
昭和時代、朝ご飯は食べないと叱られるものでした。
一日でもっとも大切な食事なんだと、今でも主張する方々もいます。
だから、抜くなんて、考えられなかった。
ご飯と、納豆と、味噌汁と、何か一品くらい用意して、
しっかり食べないと、といつも頑なに信じていました。
それが、ベーグルになったり、イングリッシュマフィンになったり、
トーストや、ときにパンケーキにになったりもしたけれど、
何かを胃の中に入れて「エネルギーにする」ということを欠かしたら、
まるで、餓死するかのように危機感持って食べていたかもしれません。
が、あるきっかけで出会った難病からの回復を生々しく伝えるメルマガで、
「一日二食健康法」というものに出会ってしまったのが、青天の霹靂。
その方を見てくれているお医者様の書籍を手に入れ、熟読、熟読…
ストン、ズドンと腹に落ちるものがありまして、
これは、やらない理由はないでしょうと、朝ご飯を食べない日々が始まりました。
これが、人生の内で、やって良かったことトップ10の
堂々1位かな
ってくらいに、身体に、心に、
そして人生そのものに、大きなインパクトを生んでいきました。
朝ご飯は必須!と決め込んでいたクライアントが、実験的に始めてみたら、
あんまりにも体調も良いし、時間が余るし、実はお金も助かったりする。
良い事ずくめです!
そんな嬉しい言葉をセッションで聞かせてくれました。
ネガティブなことなんて、ひとっつもない。
(あくまで自己責任でお願いしますね)
ほんとに、常識なんてものは、ないのかもしれないな〜って、
こんな体験からも「体感」させてくれるわけですね。
こんな過去記事も良かったら。
↓
ついに体重○○キロ切り!
25年ぶりくらいに見た数字に狂喜乱舞
ハワイ移住時に作った、身分証明書の写真を載せてますが、
33歳を目前、わずかな貯金も尽きて、途方にくれていた頃。
それから怒涛の人生が展開するのを知らず、
不安でいっぱいだったっけなあ、と遠い目になりました。
すごーいイヤなタイトルに見えるかもしれませんが(苦笑)、
私は心底ハワイを愛していますし、ハワイに住む皆を勝手に親戚みたいに思っていますし、
ハワイに育ててもらったご恩を、いろいろな形でお返しできたらと、常々思っています。
だから、「ハワイなんてつまんないよ〜」とか、「すぐ飽きるよ〜」とか言うのと、ちょっと違う意味合いでのお話だと理解ください。
私がハワイを出たのは、「飽きちゃったから」と笑い話に落とすことはあるのですが、
17年もいたし、大好きな都会的環境に身を置きたかった、というのが真意で、
ハワイには何の罪もありません(笑)。
ハワイ移住に関して、相談を受けることは今でもよくあって、
そんなときは、最初から「現実に沿った」話をさせていただいています。
ふわっとした夢を語るような年齢ではない方々からの相談が多いから、ということでもあります。
移住を夢見る方は多いのですが、現実に「移住」という形を取れる方は、とても限られています。
ビザや永住権の問題、なかなかシビアですから。
(トランプ大統領以前からの本質的なこととして。)
それでもやりたい方は、覚悟を持って、やればいい。
でも、セッションなどで突っ込んで聞いてみると、
そもそも「移住って何か」を理解している人が少ないことに驚きます。
突き詰めて話してみると、ほとんどの方は「行ったり来たりできる自由」がほしいだけで、
行ったっきりになることとか考えていなかったりもして。
あくまでも、楽しかった旅の余韻で、
「この時間がもっと続けばいいのに…」
の延長として、たまたま身近にある「移住」という言葉が浮かんでいるだけ、
なことが多いのです。
そのことが悪いわけじゃなくて、それならそれで実現する手段がなくはないので、
考え方やアプローチを変えるといいよ〜、という話なんです。
雇われないで、いつでも、どこでも働ける。
稼ぎもいっぱいある。
そんな条件さえ整えば、行きたいときにハワイに行けます。
ハワイじゃなくても、世界中、どこだって行けます(笑)。
ハワイに住まいがほしいなら、移住しなくても、買うことはできます。
だから、目指すのは、そのような「稼ぎ方」だったりするわけです。
移住希望者さんと、真剣に話していると、
「あ、ほしいのは、そういう自由な状態です!」
という結論に行き着くことが、かなりあります。
だから、いきなり「ハワイ移住」をゴールに据えて、
盲目的に思い詰めない方が良いですよ〜というアドバイスをすることになる。
一瞬、「夢を壊された」的に感じる人がいないわけでもないのですが、
逆に目指すべき未来の焦点が定まって良かったと言ってくださる方が多いです。
そこで、皆さんに、ぜひおすすめしたいのは、何はともあれ、
長期滞在をしてみること。
1ヶ月、2ヶ月、というスパンでじっくり腰を据えて、コンドミニアム借りて住んでみて、
できれば季節を変えて訪れて、移住を念頭に起きつつ、シミュレーションしてみて、
それでも、「やっぱりここに永住したい!」となるのだったら、
そこから手段を考えればいい。
日常の暮らしに疲れているときほど、勘違いもしやすいもの。
あなたが本当に求めているのが「ハワイの暮らし」なのか、生活のリセットなのか。
その辺からまずは考えていただくのが、私のセッションのアプローチです。
という意味で、タイトルの「ハワイ移住をおすすめしない」をご理解いただけると嬉しいです。
いや、本当に良いところですからね〜。
本気で行きたい方は、覚悟の上で、ぜひ中途半端じゃなくて、本気で目指しましょう!
こんな記事も参考に。
↓
「ハワイ移住?」「デュアルライフ?」
手段と目的を混同しないために
ライフプランを作りましょう
こんなこともやったんだっけ…。(遠い目)
↓
「ハワイ移住&不動産セミナー」
通路まで満席の大盛況!
思えばハワイに移住して以来、この25年、
「豊かさ」を感じさせてくれる場所でばかり暮らしてきたんだな、と気づきました。
ハワイ。
世界に誇る美しい自然。気候。人の心の温かさ。
花、緑、虹。
歌、踊り、楽器の音色。
幸せな音符が空気中を舞うような、甘やかな風。
穏やかに、ダイナミックに、島全体を包み込むような雄大な海。
これらすべてを自分だけのものとせず、誰もを迎え入れ、誰とでも分かち合おうとする天性のホスピタリティ。
太陽を見上げて笑う、人々の底抜けの笑顔。
こんな島にいて、不幸せを感じていた大馬鹿者がここにいます(笑)。
ロサンゼルス。
才能と自信と、未来を信じる楽観マインドが集結する街。
海と山と、大きな空と広々とした土地。
泉のように湧いてやまない富と名声。
道端に当たり前に転がる高級車。
グラビアから抜け出たような、さりげなくも美しい香りを漂わせて華やぐ人々。
自由を謳歌し、自由であるために秩序を守り、得たものを分け合おうとエネルギーを動かす人々。
それらが見える自分になってから、この街へたどり着けたことが、自分にとっては幸せだったな、と心から思う。
自分もなんだか、彼らと同じような物質敵豊かさに囲まれている、と勘違いさせてくれた(笑)。
でも、人は勘違いだけで、全然OKなんだとも体感することもできたのです。
ダラスもまた、成長のエネルギーにあふれ、古くからの伝統と誇りを受け継ぎ、受け渡すことが遺伝子にあるような場所。
土地という限られたはずの資源が、無限に近く思えるほどにあるからか、
大らかで、建設的で、思慮深く、寛大ながらも、どこか禁欲的で、
守るべきものを守りながら、地に足着いた成長を続ける意識高い街。
土地がいっぱいあると、人々はどうも「ケチケチしない」みたいです(笑)。
「友情」がテーマの州だけあって、来るもの拒まず。
皆で、新しい秩序を作っていこう、新しいコミュニティを作っていこう。
そうやって、いろんなものを受け容れて、皆で一緒に成長していこう。
その一員となれた気がすることが、嬉しい今。
別に自分が金銭的にどうこう、ということではなく、
「豊かさとは勘違い?」と思うほどに、気持ちの持ち方によって左右されていくのですよね。
どの土地も、それぞれの豊かさを持って、「私はなんて豊かなんだ」と大いなる錯覚をさせてくれた。
そうか、だから、豊かさとは錯覚でいいんだ!
別に何かを持ってるから、何かがあるから、ではないんだよな、と教えてくれた。
ってことが言いたいのですが、うまくまとまりません(笑)。
長編になってきちゃったので、なんとなーく伝わってくれれば、今日のところは、それで十分としましょう(笑)。
ハワイにいた頃は、日本から訪れる無数の方とお話する機会がありました。
ハワイシニアライフ協会の立ち上げメンバーとして関わらせていただいた経験が、人生を変えたのですが
(そんな話はこちらに詳しく↓)
ハワイライフを満喫するために知っておきたい3つの学び
日本から、2ヶ月に一度くらい来る会員も珍しくはなく、毎回、結構な長期滞在をされるのです。
聞いてみると、もちろんすでに仕事はリタイアされていて、ハワイにコンドミニアムを所有していたり、タイムシェアを何口も保有していて。
成功した事業を売って早期リタイアをした60そこそこのご主人と奥様もいらして、70代後半がメインのシニアライフ協会に、なにゆえに入ってこられたのかな、と思って聞いてみたら、こんな答えが返ってきました。
ハワイにいても、暇なんです(汗)。
日本のメンバーの多くは、友人探し+イベント参加を理由に入会されていました。
ハワイに来る時間やお金はあるけれど、やることがないし、話す人もいない。
最初はひとりもいいのだけれど、だんだんと飽きるというのです。
それは、70代だろうが、80代だろうが、皆、同じようでした。
ああ、人間、やっぱりちゃんと毎日「やることがある」って、大事なんだなあ。
身近に話す人がいる、というのも、しっかりと刻み込んでおかないといけない教訓だなあ、と思いました。
ハワイに惹かれて、ハワイに住みたい〜、移住したい〜という方は、毎日ゴルフができる、毎日サーフィンができる、毎日ビーチで寝転べる、と旅行気分で思うわけですが、
毎日やったら何だって飽きます(笑)。
7日はいいけど、365日は無理。
旅行中に思うことと、生活の拠点にしたときに感じることは全く別なのです。
人生80年時代には、アーリーリタイアという言葉は存在したのですが、人生100年時代になったのだから、当然「アーリー(早期)」の意味も時期も変わっています。
それどころか、ノーリタイア時代、という言葉すら言われる時代。
大人世代の必読書「ライフ・シフト―100年時代の人生戦略」でも、盛んに警告しているではないですか。
なかなかリアルに考えるというのは、難しいものなのでしょうね。
こちらの記事に、まだ30代の筆者が、スパッと鋭い意見を書いていました。
↓
「アーリーリタイアが幸せ」という幻想
早くリタイアしたい〜という方は、やはり雇われの身で「自由な選択権」を持たない方が多い。
仕事が好きとか嫌いとかではなくて、ただ自分の時間を自由に使える権利がほしいのですよね。
それを単純に、アーリーリタイア、セミリタイア、という昔ながらの言葉を使って表現しているだけなんだろうなあ、というのが私の解釈です。
でなければ、あまりにも想像力がなさすぎか(苦笑)。
自己決定権をどれだけもっているかどうかで、その人の「幸せ度」は決まるといいます。
でも、自由でなんでもできる時間があるからこそ、何を生きる喜びとするのかが問題です。
お金がなくなる不安と、時間が有り余る絶望と。ダブルでのしかかって来られたら、幸せ感どころじゃありません。
好きなことをして、稼ぎ続けて、人に貢献し、感謝される手段を手にすることは、人生100年時代には「必須項目」なのかもしれませんね。
この人たちも、人生、まるで休んでなくて、延々と楽しみまくっています。
↓
90歳から人生のピークを更新し続ける人々
私のお手本です。
【ハワイ在住】Kayさん(40代女性・仮名) 某企業へお勤め中
最後に会ってから、実はもう9年ほどになるかもしれないKayさんと再会。
あの頃はひとりだったのに、すでに結婚して、お子さんが二人もいるという。
すると、希望することも、今の優先順位もいろいろと変わっていくわけですね。
そもそもお金に関するお勉強はしっかりとしていて、人より稼ぎもよくって。
未来への資産づくりはもちろんなのですが、今は子育てに時間がほしい。
そのために何ができるのか。
いろいろと新しい道を模索しながら、すいすいと前進しまくっている中で、さらに加速度を上げていこうという、勢いの良いKayさんとお話をしていきました。
【Keiさん】
「残席わずか」って煽り、
ハワイでの上野コーチご自身の軌跡を遠目にうかがっていましたので、信頼
ほぼ毎日届けてくださるメルマガも、いつも膝を打つ内容で、インスピレーシ
今回は短時間ということで主にブログ運営上の具体的な悩みを聴い
セッション前は新しい施策に挑戦しようかどうかという迷いがあり
ご自身が「豊かさマインド」を具現化されていて、
やりたいことがあって、どうすればいいかもうっすらと分かってるけど最初の一歩が踏み出せないときに、ぜひ背中を押してもらいましょう!
うっすら分かっていたものも、
そもそも前向きで、未来にしっかりとフォーカスが合っていて、だから今回はほとんどビジネス面でのコンサルテーションに徹した感じのセッションとなりました。
そんな風に、私の場合は、いろいろと姿を変えて、クライアントが「今」必要とするものを提供しているのです。 コーチ、というと、「教えちゃダメ」というのが鉄則ですが、それはそれ。これはこれ。 コンサルテーションにコーチングの思想やメソドを取り入れていけば、何倍にも効果が上がることもあるのです。 今の職は大事にしつつ、副業として、あれと、これと、と、マルチで器用なKayさんだからこそできる複数同時進行的な選択をしながら、成果を出そうと張り切っています。 こちらもたくさんの刺激をいただいた密度濃いセッションでした~
|
長期でトライする前の体験としても最適なスポットセッションのご案内は、こちらから。
セッションでインプットする価値観や考え方のエッセンスは、この小冊子にまとまっています。