Archive

Monthly Archives: 6月 2017

もしもニワトリにだってピアノが弾けるなら

アメリカにいると、「普通の人々」の才能や、勇気あるチャレンジや、不屈の精神を見せてもらう機会がたっくさんあります。

「アメリカズ・ガット・タレント」という才能発掘オーディション番組は、そんな人たちの宝庫。

 

過去にも無数の感動の場面を生み出し、世界にフランチャイズされている英の番組フォーマット。

 

前にも記事で、涙なくしては見れないビデオをご紹介したことがあります。

魂の叫びを聴け。閉ざされていた心が解き放たれた瞬間のパワフルな歌声に感動

 

こういうの見てると、人間とにかく「やったもん勝ち」だよなあ、と確信します。

 

自分にできるんだろうか?

私なんかが、そんなこと考えていいんだろうか?

こんなことに時間費やして、うまくいかなかったら、無駄になるんじゃないか?

 

そんなセルフダウトに騙されて、自分の「やってみたい!」を見て見ぬふりをして。

挑戦している人を妬み、羨み、失敗した人を見てホッとして…

 

なんて、人生、嫌ですよね~。

 

汚れても、ボロボロでも、やっぱり挑戦して、生き生きと今この瞬間を楽しんでいる人たちは、輝いてる。

成功とか、失敗とか、そんなの他人が勝手に決めることでもないはずですね。

 

新シリーズの初っ端から、いやー、これは参った!というオープニングの出場者。

これ、出されたら、もうやらない言い訳なんか、吹っ飛ぶでしょう。

 

だって、、、

ニワトリがピアノを弾いちゃうんだから!

 

若く元気に見える秘密は、◯◯と△△

先日、初めて訪ねた日本人ご夫婦が営んでいるヴィーガンレストラン「VegiLicious」さん。

友人、知人が応援してファンなのでずっと行きたかったのですが、車で1時間以上かかる場所なので、先日のセミナーの帰りにやっと実現。

味も気配りも素晴らしく、単にヴィーガンだけじゃなく、現代のアメリカでは重要な、小麦粉を使わないグルテンフリーも徹底。

http://www.vegilicious-us.com/

 

自らも、とっても若々しく、カッコイイご夫婦なのですが、奥様に後でこう言っていただき、
とても嬉しくなりました。

「上野さん見てましたら、元気さがとても伝わってきまして、更に、ビーガンと聞いて大変
嬉しく思いました」

 

元気さって、「見て」伝わるものなんですね。

 

アメリカに住んでいると、人々は皆、表現力も豊かで、LAとかとくにスマイル率も高いので(笑)、全員がハイテンションで元気っぽい。

そんな中で、これほど平常時のテンションレベルが超低い私が、ちゃんと「元気そう」に見えるなんて、やっぱり嬉しいです。

 

新しいクライアントさんにも、若さや自分磨きの秘訣を教えてください、と聞かれるのが常だったりしますが、究極的には、やはりこの2つ、とお答えしています。

 

1)食事、そして 2)運動

 

当たり前過ぎて、また素通りされる話かもしれませんが(苦笑)、本気で若く見えたいなら、絶対に試して損はありませんので。

 

食事は、玄米と野菜中心の生活で、添加物なしの自然食志向。

肉、魚、牛乳は、もうまったく食べない、と言っても過言ではないのですが、でも筋肉はモリモリです。

 

毎朝の生ジュース生活のおかげで、肌が内側からツヤツヤしています。

これ、年齢感を左右する大事なファクターの様子です。

人からのコメント率、高いので。

 

肌が調子良い、ということは、腸や内臓が調子良いということでもありますし、ということは、「脳」だって調子がいいということになります。

肌だけが切り離されているわけではありませんからね。

あくまでも、身体全体のもの。

そして、身体が調子いいと、気分もものすごく良いのです。

 

生ジュースは、野菜王国ロサンゼルスに来てからの、大好きで、超ぜいたくな日課です。

そんな話は、万年 No.1 人気のこの記事で。

 

そういえば、なんか先日、突然、検索からの流入で上位に浮上してきた、食に関する過去記事があります。

 

砂糖の害、子どもの食育について語った、とても大事なお話

日本でも見れるようになったかな?

日本も、急速に甘いものが生活の深部に溶け込んできていますので、今のうちに、要注意です。

 

知識は武器。

自分の安全は自分で守りましょう。

って、デザート魔の私に言われたくはないでしょうけれど…(汗)。

 

2)の運動は、有酸素運動と筋トレですね。

ロサンゼルスの生活は、ドア to ドアで車移動なので、本当に驚くほど歩かなくて済むのです。

 

ハワイもそうだったけど、LAはもっと徹底しているかも。

しかも、どこでもバリアフリーだし、足腰が甘やかされます。

だからこそ、ビーチで街で、人は意識的に運動しないとならないのです。

 

有酸素運動の良いのは、有酸素というくらいだから、新鮮な酸素をいっぱい身体に取り込めるところ。

新陳代謝が進んで、老廃物は溶け出し、活性化されますよね。

細胞が生き生きします=若返りです。

 

そして、筋トレは、やっぱり若返りの一番の秘訣だと思っています。

私は20歳前から、欠かしたことがないので、突然、始めたわけではありませんが、いつから始めても遅くはないようです。

 

普段から運動しない人は、その恩恵も見えないようですけど、脳も絶対ポジティブになるし、精力が出ます。

「生物としての人間の野生」を呼びさますことで、免疫力も高まり、身体のあらゆる機能が蘇りますし、

そのことが、芯から「自信」とか「強さ」として、みなぎってくるんですよね。

 

生き物としてのパワーと、筋力はつながっている気がします。

こちら、アラフォー以上の方には絶対におすすめの、筋トレに関する一冊です。

 

「50歳を過ぎても身体が10歳若返る筋トレ」若さのセルフ・アップグレード
https://www.hajimeueno.com/archives/1337

 

さて、ランチを食べたばかりで、なんだか眠くなってきました。

朝5時半からセッションしてたし、その後ロングランも済ませたし…

 

少し、贅沢にお昼寝しちゃいます…zzz

これもまた、若く見える秘訣かな?(笑)

 

↓ ↓ ↓

今なら、キンドルのUnliitedで無料で読むことができます。

 

人種のサラダボウルを美味しく生きるコツ

4月のある日のこと、ちょっと近所に用があって車で表に出たら、やたらと渋滞。

オープンカーに、オレンジと青と赤の三色旗を突き立てた車があちこちに。

 

あ、そうだった。

4月24日は、1915年にアルメニア人の大虐殺があった日。

 

毎年、この日。
うちの近所にあるトルコ領事館を中心にプロテストのデモがあるのです。

 

旗は、アルメニアの旗。
どこからともなく集う人々は、皆、アルメニア系アメリカ人。

 

すごい規模で、毎年なにごとか、と驚くのですが、1年に一度なので、すぐに忘れて、また驚く、という…。

102年も前のことなのに、国として、正式に認めて謝罪しないがために、今もまだ尾を引いているのですね。

 

待機中なのか、うちのマンションの駐車場に旗立てた車が何台も停まり、髭生やした人々がマリファナ吸ってて。(合法なので問題はないのですが・汗)

 

80万とか150万人とか言われるアルメニア系アメリカ人の内、半数がロサンゼルスにいるそうです。

こちらは、2015年、100周年のときのプロテストの模様です。

 

移民、難民が多く混在する街、LA。

かつては人種のるつぼ、と言われたりしたものですが、今は、サラダボウルと呼ばれます。

人種や国籍の違う人々は、シチューみたいに煮込んで形がわからないほどに溶け合うものではなく、同じ器で混ざっているのに、必要とあれば、さっと「素材」別に分かれることができるもの。

 

住むエリアや、話す言葉や、見るTVや食べるものが違ったり。

祝う行事も、通う教会も違ったり、時に、学校や祝日まで違ったり。

 

きゅうりはきゅうり。
トマトはトマト。
レタスはレタス。

どれも美しい。
どれも美味しい。
どれも好き。

一緒にしてもいいし、別々でもいい。

 

私は緑内障気味で、年々「色盲」に近い状態になっていくのですけど、人種や肌の色に関しては、「色盲」くらいがきっとちょうど良くて。

自分が、なに人だろうと、目の前の人が、どこ出身で、先祖がどんな人で、どんな母国語を
話そうと、今、この瞬間を生きる仲間として、同時代の課題と共に闘う同志として、愛しい存在になれるはずではないか。

 

違い、に意識を集めるのではなく、違いこそ、リスペクトしあい、似ている部分は共感しあい、ほど良い距離感で領域を守りあう。

サラダをサラダとして、美味しく食べるコツは、そんなところにあるのかな~なんて、駐車場でマリファナタバコを差し出されながら思いました。

あ、いちおう丁重にお断りしていますけど(笑)。

 

なんてことをぼんやりと考えていたら、最近、ロサンゼルスが暑くなってきたせいもあて、サラダが食べたくなりました(笑)。

今夜のディナーは、無国籍そばサラダ。

レタスにプチトマトにアルグラにコーンとアボカドと有機そばを足して。

ごま油と醤油とチリソースとバルサミコ酢で和えて食べましょう。

 

 

禁煙は人生で最もやって良かったことのひとつ

時折、驚かれますが、私も以前は一日にひと箱は欠かさない、スモーカーでした。

昭和の生まれで、バブルの時代に広告代理店にいて、吸わない人の方が、かえって珍しかったかも。

そんな時代だったんですね。

 

でも、94年にハワイに行って、96年からは会社で働き始めると、タバコ臭い、と嫌われたのです(涙)。

大学院に通ってたときも、授業が3時間、と長いので、一度、休憩があるのですが、その短い合間にタバコを吸って、そのまま教室に戻ると、タバコ吸ったでしょ、と皆から露骨に嫌な顔…。

なんだか、喫煙者はLoser(敗者)的な感覚で社会がとらえていて、本当に肩身が狭かったのですね。

 

97年の末に大学院を卒業した時、よし、ここで止めよう!と決心をし、禁煙パッチを貼って、日本に里帰り。

長い飛行機も、もくもくの日本での滞在も、なんとそれで乗り切れたんです。

一度、ここで喫煙習慣を断てたのは、やっぱり大きな前進でしたね。

 

そこから、何段階か軽い揺り戻しがあったりしましたが、10年近くかけてきっぱりと禁煙が完了。

それ以後、1本も吸っていません。
(そこまでは長い道のりでした…)

 

その時のこと、ブログにしています。

禁煙に楽な道は求めない方が良い。ただ静かにスパッとやめるべし。

 

ハワイでも、バーを含めて、室内は一律禁煙!という法律になって久しいですが、当初はビジネスへの影響も心配されたものの、別に観光も何もかも大丈夫だったんですよね。

日本の観光客さんと接する機会も多かったので、いろいろと不満は耳にしましたが、基本、皆、ちゃんと「適応」していくんだな、と悟りました。

 

日本に行くと、人との距離が近いせいもあってか、電車の中とかでも、吸った人の息からタバコ臭がします。

吸わなくなると、どうしても気になってしまいますね。

 

飲食の場で、突然、隣のテーブルでタバコを吸い出したりされると、アメリカではありえないことなので、ぎょっとします。

インバウンドがどんどん盛り上がり、オリンピックでIOCからも要請があるのに、そんな好機を利用せず、利権のために変化に抵抗する一部の権力者が社会の進化を遅らせるのは残念。

 

施行されたら、結構、皆、すぐに慣れていくものなのに…

 

タバコは、やめてみて、初めてその毒性の強さがわかります。

吸っている時は、わからなかったけれど、やめてから、すぐに身体も楽になり、舌の感覚が蘇り、お財布への負担も減り(笑)、本当に良いことばかり。

 

 

アメリカでは、低所得層ほど喫煙率が高い、という統計が明らかになっています。

タバコって、高いのにね(笑)。

さらに病気になって、高い医療費払うんだから、悪循環だし。

 

吸う権利がどうのこうのじゃなく、吸わないと、どんなに実は楽か、知らずに損しちゃってるんです。

反対同盟の議員さんたちも、一度、実験してみるといいのになと思います。

いい事ずくめ、なんだけどな~。

 

ま、やめる瞬間は辛いけど(笑)。

結局、そこなのかもしれませんね。

 

でも、やめてみるとわかりますが、本当に辛いのは、辞める瞬間なんかよりも、喫煙している間の「毎日」であり「毎秒」だったのだ、と思うと、早いところ「損切り」しておいて良かったな、って感覚になれると思います。

 

私はこれで、やめることができました。

↓ ↓ ↓

既読スルーされた数だけ幸せになれるって本当? 書評/感想

「既読スルーされた数だけ幸せになれる」

SNSの「既読スルー」で悩んでいるクライアントさんがいまして、そういうことで、まったく悩んだことのない私などは、心のメカニズムがまったくわからなかったりするのですが(苦笑)。

ちょうど、心屋仁之助さんが、ブログである方の、こんな本を紹介されていました。

男性が書いた本ですが、女性に向けて、「男ってこうなんだよ」と、心のメカニズムの違いをやさしく説いた本。

これがですね、ひじょうに良いのです。

深い。わかりやすい。

あるあるだらけ。

 

もちろん、全人類を男、女、とふたつにわけられるわけではないのですが、「傾向」ってあったりしますよね。

(その傾向に当てはまらないことを悩むのはバカげたことなのでヤメたほうがいいです。)

 

じゃあゲイは? トランスジェンダーは?ってなると、ちょっと話が複雑になるのでやめておきますが、ちなみに私はこの本をどっち側で読んでいたか、というと、やっぱり「男は…」という記述の方に、共感してましたね。

これって、育った環境のせいなのか、それとも先天的に持っているものなのか。

不思議ではあります。

 

ただ、同じ人間ですし、ああ、そういうメカニズムで、心が動いているのか、とわかると、理解は進みます。

 

逆に、ああ、そういう風に取られていたから、あの時、うまくいかなかったんだ、すれ違ったんだ、とわかると、根本のところのすれ違いを正す解決策も見えてきて、救われるはず。

相手を変えるのではなく、自分がまず変わる

人は皆、「相手を変えよう」と必死になったりしますが、それは無理なんです。

自分が変えることができるのは、自分だけ。

 

自分が、言葉や態度やアプローチを変えることによって、相手が自然と鏡のように変わっていく。

それしかないんですよね。

 

それは勝ち、とか、負け、とかそんな低いレベルの話じゃない。

自分に寄り添い、互いに寄り添う。

そのための処世術だし、魂の成長の話なのだと思っています。

 

それでもダメなら、スルーしろ(笑)

それでも、どうしても、ダメ、うまくいかない、というのなら、

「切る」「断つ」「忘れる」(笑)

 

縁、というものがあって、互いの魂がもっと成長すれば、またいつかどこかで、きっと会えるでしょう。

人の悩みのほとんどは、人間関係、と言いますが、比べる人もなく、まったくひとりで無人島にいたら、それはそれで寂しく、辛いし。

 

映画「パッセンジャー」をご覧になるとかなり実感できるかと思います。

http://bd-dvd.sonypictures.jp/passenger/

 

ということで、男女に限らず、人間関係をもっとスムーズにして生きやすくなりたいと願う方の必読書をおすすめします。

タイトルは、ごく一面しか内容を表していないので、気にしなくていいです。

 

男女の人間心理を描いて、秀逸な一冊です。

男女ともに、おすすめします。

2017ロサンゼルスのLGBTプライドを歩いて考えた「普通って何? 」

6月はプライド月間。

各地でパレードやら、各種イベントが行われます。

 

そんなこんなもあって、過去に書いた記事に検索で辿り着く人が多くなっているようです。

これとか↓

6月はLGBTプライド月間。大統領がそんなことを宣言する時代になった

 

これとか↓

シアトルの「LGBTプライド」は、びっくりするほど大きかった!

 

6月8日から11日まで、日本から訪れたトランスジェンダー氏を案内しながら、私自身も、LAのプライドに参加してきました。

彼は、クラウドファンディングで資金を集め、世界23カ国、28都市を訪問し、各地のLGBT事情を肌で感じ、リサーチしてこようというプロジェクトを開始。

「Rainbow Journey Project」は、150万円近くを集め、無事に成立。

プライド月間からスタートして、8月上旬までの70数日、バックパッカー的な旅が続くそうです。

 

「彼」藤原直さんのインタビュー記事はこちらから。

世界26都市からLGBTの事例や当事者インタビューを発信!「Rainbow Journey project」6月1日のスタートを前に、藤原 直さんにインタビュー!

 

彼は、女性に生まれつつ、男性の身体に転換して、戸籍の性別も変えた方。

 

「FTM、って言うんです」

その記号、Facebookの自己紹介でも使ってたけれど、私は何のことか、知らなくて。

聞いたら、Female to Male(女性から男性性へ)という意味なのだそうです。

MTFは、Male to Femaleで、男性から女性へ。

 

トランスジェンダーは、ゲイ、とは違うんですよね。

だから、LGBTと、ひとくくりにされても、それぞれの間の垣根は結構、高くて、同じLGBTだから理解できるでしょ、というのは、早とちりで。

話してみなければわからないことばかりです。

 

分かり合えるのは、「少数派として生きるにあたっての、さまざまな不都合なことと、それに対応してきた過去のエピソード」だったり。

それにしても、「単なるゲイ」と、トランスジェンダーとでは、その不都合レベルも違うんですよね。

マイノリティの中のマジョリティ、という不思議。

 

たぶん日本よりは何10年分も先に進んでいるのだろう、LAのゲイの発信地、ウエストハリウッドの街を目の当たりにして、彼も度肝を抜かれていた感じです。

 

そんな街に住んでいると、すべてが当たり前に思えてくるわけですが、LAの中にあっても変わった場所ですからね。

そりゃ、そうだろうな、と思います。

 

でも、日本のLGBTシーンも急速に変化しつつあり、可視化されつつあり。

 

一度、変化が始まると、全体への浸透がとても早い社会だし、宗教やらの縛りもないので、もっと加速が進むのかもしれないですね。

 

トランスジェンダー氏は、女子校、女子大とか通っていた、肉体的には女性性を持つアラフォー。

でも、その状態が、本来の自分ではないことは、幼少の頃からわかっていたと言います。

 

肉体を変える手術に踏み切ったのは5年ほど前。

パスポートの性も変え、今は男性。

 

あ、そんなことが日本でも可能だったのか、と初めて教えられました。

 

肉体を女性から男性に変えても、女性が好きな人と、男性が好きな人とに分かれるそうです。

彼は、女性を性的に指向する人。

中には、同じように、性転換をしたトランスジェンダーにしか性的魅力を感じない人もいるのだとか。

 

彼らの話を聞いていると、あれ、ただのゲイって、なんか平凡でつまらない存在?とか勘違いする(笑)。

 

何が普通で、何が普通じゃないか。

そんなことはもうとっくに超越しているわけです。

 

私がなんか少し突き抜けたところからアウトサイダー的にものごとを見て、同調圧力に染まらずに生きてこれたのは、そういう、常に自分らしさと向き合って問い続けているグループの中で、意識の枠を広げられ続けているからなんだとあらためて知らされました。

 

今年のLAプライドは、いつもならお祭りっぽいパレードなのですが、今年は、政局を反映して、誰もが参加できる「行進=マーチ」でした。

客人を案内して初めて訪れたLGBTセンター in ハリウッド。でも、ここはメディカルビル(医療施設)で、コミュニティが集まるためのものは、また近くに別な大きなビルがありました。すごいなあ~、この規模。しかも、まだまだ支部は他にもいっぱいあるのですから。

テーマは、#ResistMarch。

文字通り、「抵抗」です。

 

LGBTセンターのスローガンは、私が着ているTシャツに描かれているように、Resist、Insist、Persist。

辛抱強く、粘り強く、主張し、抵抗し、自らの権利を獲得する。

自分を守り、弱きを守り、本当の平等とは何かを問い続ける。

そんな覚悟に満ちた、毅然とした行進に、私も加わってきました。

参加は無料。Tシャツも無料。

旗もプラカードも用意されていて。

 

ハリウッドですから、セレブも市民として普通に参加していたり。

 

黒人に対する不当差別への抵抗や、中絶の権利を主張するムーブメントや、保険制度改変への反対や。

 

LGBTとは少し軸の違う、そんな社会問題も叫ばれて、つまりは広くトランプ大統領への抗議活動。

でも、根本のところで、とっても明るいんですよね。

 

沿道、ずっとマドンナやレディ・ガガが鳴り響いてますし(笑)。

誰もが、人間の可能性、人類の英知をちゃんと信じている。

 

人が作った制度が間違うこともある。

でも、それを軌道修正するための手段も、ちゃんと用意されている。

悲壮感にひたることなく。

犠牲者になることなく。

今、自分たちにできることをするだけ。

 

そんな姿勢があれば、やれることはいくらでもあるんだな、と学びます。

 

いつの時代も、ほしいものは、こんな風に自分で勝ち取るもんなんですよね。
以下、写真で2017年のLA PRIDE、マーチの模様を御覧ください。

巨大なLGBTセンター。と思ったら、ここは医療ビル。コミュニティの集まるビルは、また他にもでっかいのがありました。すごい規模。しかも、支部もいくつもあるのですからね。

某大統領さんの後ろ姿です(苦笑)。LGBTや、マイノリティにフレンドリーではないとされ、今回はマーチ全体が政治色の強いものになっていました。

レディガガの歌でも有名な言葉「Born this way」。選択じゃないんだよ、こんな風に生まれただけなんだよ、という意味。今でも多い誤解へのアンチテーゼとして、そして自分らしく生きることを示す覚悟の言葉として、よく使われます。ウエストハリウッドのレストランに飾られたディスプレイです。

いつもはピンクの壁をバックに写真撮影する観光客で賑わう場所。でも、この期間、壁がなんとレインボーカラーに塗り替えられていました。すごいな~。昼間行くと、インスタカメラマンでいっぱいです。メルローズ通りと、ハーパー通りの角。ビバリーセンター、ビバリーグローブの中間くらいの場所です。

LA在住の学生さんですが、許可取ってないので、顔をぼかしたりしてます。こんな感じで、皆が思い思いに歩きました。意外にスピード早くて、日がさすと暑くて汗かいちゃいましたね。薄着の人が多いゲイのグループですが、朝は15度下回るくらいで、寒かったのですよ。

死んだものばかり食べて健康になれるはずがない

日本から帰ってきて、やっと4週間
くらい経つでしょうか。

 

乱れた食と眠りのリズムが戻り、
身体がキレッキレな感じで
気持ち良いです(笑)。

 

旅の間は、忙しいスケジュールを
組んでしまうのに、時差のせいで、
変な時間にお腹が空くから、

 

ついつい便利なコンビニに
走り込んでしまいます。

 

でも、あれこれ見渡しても、
「買うものがない!」

 

まじめに、生きた食べ物が
これほどないって、スゴイなと
宇宙都市にいる感覚に陥ります。

 

アメリカが、グルテンフリーとか
なんとか騒いでいる中で、究極の
グルテン天国ニッポン(笑)。

 

コンビニの複数の棚に、
甘いパン、甘いお菓子が
にぎやかに勢揃い。

 

とりあえずの空腹しのぎに
ドーナツとか買ってみるけど、
満たされるものは何もなく。

 

ベジタリアンとかマクロビとか
なんだとか言っていますが、私の
希望は、ただ「生きたもの」を
食べたい、という一点なんです。

 

加工食品じゃなく、ほとんど
調理もしてないような、素材
そのまんまの滋養たっぷりな
自然の恵み。

 

化学的に生成された添加物は
排除し、命そのまま身体に
摂り込むことが基本中の基本。

 

そういう食べ物のことを、
「リビングフード」と呼んでいますが、
日本でも独自のやり方で提唱し、
教えている先生がいます。

 

去年、ロサンゼルスでセミナーを
お手伝いさせていただいた、
ATTiVAリビングフードアカデミーで
のむっちゃん先生。

 

実は今日、むっちゃん先生が厳選した、
簡単で、作り置きできてしまう
リビングフードのレシピを集めた
本が日本で発売されるんです。

 

先日の日本では、出版パーティに
出すお食事を、一緒に試食させて
いただく機会に恵まれました。

(左から、恵先生、むっちゃん先生、創作イタリアン最上シェフ、初めてのスカーフ姿の私)

 

え、これ、本当に生?
え、これ、野菜だけ?

そんな驚きの連続ですが、
何よりも大事なのは、心で
「おいしい!」と感じるってこと。

 

五感に響く、キレイで
おいしいものをいただくことの
ありがたき、しあわせ…。

 

 

それでこそ、人間らしい、
大人世代らしい生活だよな、と、
私は心から信じているのです。

 

今、食べているものが、
皆さんの未来へと
ダイレクトにつながっています。

 

長い人生を豊かに過ごしたいなら、
当たり前のように、食の知識と
意識を高めるべきなんですよね。

 

日本時間の15日午前0時から
16日いっぱいまで、アマゾンでの
購入キャンペーンを行ってますよ~

 

↓ ↓ ↓

【出版記念アマゾンキャンペーン】

(すでに終了しています)

 

睦美先生は、来月早々、またLAに
来られるので、ロサンゼルスの
豊かで生きた食事をご一緒します。

 

生きることは、食べること。
食べることは、生きること。

 

生き方、食べ方、愛し方。
皆、つながってますよね。

 

「好きなことがわからない症候群」から脱け出す方法

好きなことがわからないんです……

これが好きなことかどうか、今ひとつ自信がないんです……

 

そういう人が、世の中にはいっぱいいるもんなんだ、ということを、この仕事を始めてから知りました。

逆に言うと、それまで、まったく想像もしていなかったのです。そういう言葉の存在を。

 

自分が子どもの頃から常に「好きなことだらけ」「やりたいことだらけ」で、足りないのは時間とお金、という状況の中で生きてきて。

 

お金はそこそこ回るようになって、でも、やっぱり時間が足りなくて、だから、会社辞めちゃおう、ということにしたわけなんですよね。

 

ただ、時間ができると、やりたいことももっと浮かんできてしまって、結局、いつまでも、時間欠乏症は続いているのですが…(苦笑)。

 

やりたいことがわからない症候群に陥っている人は、きっと、特別困ってないんですよ。

困っていたら、人間、なんかやらないといけないはずで。

好きとか、向き不向きとか、言ってられないですからね。

贅沢病、かもしれないです。

 

あるいは、「好きなことを仕事に」という流行りのスローガンを、文字通りに受け取りすぎてしまっている人もたくさんいます。

好きなこと=職業

という風に考えてしまうと、なんだかイメージ湧きにくくなります。

 

飛行機が好きだから、パイロット?

旅行が好きだから、CAさん?

歌が好きだから、歌手?

 

うーん、そういう短絡的な想像力だと、選択が全然思いつかないのもわかります。

 

「好きなこと」をもっともっと広げて、シンプルに考えるといいよ、とクライアントさんにはお話しします。

 

 

私の場合で言うと、

・できるだけ家にいること
・自分の都合で働けること
・書くこと(を活かせること)

・労働時間=賃金ではないこと
・上司や発注者がいないこと
・がっぽり儲かること(笑)

・元手がかからないこと
・在庫を抱えないでいいこと
・どこでもできること

 

こんな「好き」が基準になって、仕事選びをした背景があります。

それらを満たした上で、できるだけ楽で、長期的に儲かること。

それが、私の仕事選びの基準。

 

実際にやることとしては、コーチングしてるときもあるし、コンサルしてるときもあるし、書きものしているときもある。

 

合間に事務作業したり、調べ物することもある。

集客のために、セミナーなんかしたりもする。

 

全体で見ると、なんとなく時間の都合はつけやすいし、家にいる時間は長いし、適度に人と話す機会もあるし、出会いもある。

 

人の成長の現場に触れて、心の奥底の方で、ちゃんと深い満足感が得られる。

書く、という好きなことをして、それが仕事にダイレクトに活きていたりもする、という意味合いにおいて、「今のところ」、この仕事は「好きな部類かな」という感触です。

 

ただ、これこそが私の生きがい!とか、キラキラ起業家さんのようにカッコよく輝けるわけではありません(笑)。

 

他のことも同時進行で考えてるし、やっていたりもします。

今後は、少しコンサル系のことももっとやっていこうと思うし、その時々で、大きく稼げることなら、積極的に何でもトライしていこうとも思っています。

 

好きとか嫌いとかなんて、実際に稼げたら変わってしまうことも多いです。

やってもやっても成果につながらないと、そりゃあ辛くなるし、嫌いになっていきます。

でもそれを恐れていたら、結局始められない。

 

始めなかったら、成功しようもない。

グルグルっと堂々巡りです。

 

だから、好きとか、向き不向きとか忘れて、とりあえず「儲かるか」「食えるか」「稼げるか」(同じか)そんな基準でガツガツと始めたって良くないですか?

あんまりキレイキレイな起業論に惑わされなくていいと思います。

 

お金、好きでしょ?(笑)

最近は、クライアントさんにもダイレクトにそう聞くようにしています。

 

だって、お金稼げなかったら、自由なライフスタイル実現なんて、絵に描いた餅ですからね。

稼ぎたい!という、むき出しの欲望の方が、下手な知識やスキルよりもよっぽど役に立つ。

壁にぶち当たっても、乗り越えていけるタフさって、そういう生な欲望から来るように思います。

 

さ、なにはなくとも、自分を再教育。

稼げる自分になりましょう!

そのためにも、まずは、好きとか嫌いとか言ってないで、なんでもいいから始めましょう!

 

 

ヒマだと人間、ろくなこと考えない。楽しく忙しく自分を喜ばせ続けること

春から会社辞めたり、意図あって休職したりしているクライアントさんが複数、います。

が、ヒマになると、人間、ろくなことを考えない、というか、ついつい「不安」が頭の中を占拠してしまうものなのですね。

 

斎藤一人さんも、とある講演録音の中で、そのように、お話されていました。

 

ゆっくりする、というのと、ヒマになる、というのは、ちょっと違うよね、と、昨日のセッションでも議論。

 

彼女はとにかく忙しく働いてきて、ここらで、そろそろ方向転換しないとやばいことになる、とひとまず休職。

良い会社の制度があって、なんと1年間も給与も保険も提供され続けると。

 

なら、退社なんかしなくていいから、限界まで、会社のお世話になっていいよと提案。

労災適用、寸前の状態だったんだし、これまでの貢献、すごいんだからね、と。

 

数週間くらい、休んで、落ち着いた後で、彼女は、なかなか素敵な「やりたいこと50」リストを作って、見せてくれました。

 

ほう、ここまで自分の「やりたい」「好き」を見つめられれば、こりゃあ大丈夫だな、と思っていた矢先。

 

やっぱり、なんだか仕事しないと不安で…とまた揺り戻しがやってきた様子。

 

聞けば、やりたいことリスト50も、書いただけで調べてもないことがほとんどではないですか。

 

「リストは、書くことが目的じゃなくて、自分のやりたい! 好き! を見つけることが目的だったんだよ。

 

だから、次は、どんどんひとつずつ深掘りしていって、どうやったら現実にできるか、行動していくんだよ」

 

例えば、海外旅行、という一行があるのですが、行き先はない。

 

「どこに行きたいの?」と聞くと、具体的には全然、考えていないのです。

 

「ええと、ヨーロッパは、なんとなく観光過ぎて、それは旦那と行くし、ひとりでお洒落バックパッカー的に行くなら、やっぱりアメリカ、かなあ…」

 

海外旅行、と書いただけで、それを実現しようとも思っていないから、考えてすらいない。

 

思いは現実化する、のですが、まずは、実現させようと思わないと、その先には進まない、という例です。

 

行き先すら考えていないようでは、実現までの距離が、遠すぎますよね。

 

「行動力ってさ、ネットや本屋で資料あさって深掘りして、具体化させていく、ってことも含むんだよ」

 

その言葉に、ハッとしてくれた様子。

 

今は、ネットで何でも下調べができる時代なのに、まずは検索、をほとんどの人が、しないんです。

 

どんな実現方法があって、自分には今、どんな選択があって、その中で、果たしてどれを選んだら、もっとも自分の望む現実に近くなるのか。

 

それを調べて詰めて、計画に落としていくのも、大切な行動力のひとつ。

 

「計画」と聞くと、皆、いやーな気分がしてくるものですが(苦笑)、それはうまくできなかった記憶によるもの。

 

あるいは、人に強要されて、意味なく時間に追われた、苦い記憶。

 

だけど、自分の妄想を現実にするための日付設定ならば、楽しいものなんです。

 

日付のない夢は叶わない、と言います。

 

だから、あなたの「やりたい!」「好き!」に命を授けるために、ぜひカレンダーに落とし込んでいってくださいね。

こちらの記事も、ぜひ参考に。

 

ヒマしてる場合じゃないよ。休むって、ボーっとすることでもないよ。

ずっと家にいれば休まるものじゃないよ。

 

五感で、好きなことをめいっぱい感じ取ることに集中する時間を持つこと。

それでこそ、初めて、心が休まるものですよね。

 

数ヶ月前に話したことを、再確認したセッションとなりましたが、こうやって人は常に「軌道修正」が必要なんですよね。