ヒマだと人間、ろくなこと考えない。楽しく忙しく自分を喜ばせ続けること

春から会社辞めたり、意図あって休職したりしているクライアントさんが複数、います。

が、ヒマになると、人間、ろくなことを考えない、というか、ついつい「不安」が頭の中を占拠してしまうものなのですね。

斎藤一人さんも、とある講演録音の中で、そのように、お話されていました。

ゆっくりする、というのと、ヒマになる、というのは、ちょっと違うよね、と、昨日のセッションでも議論。

彼女はとにかく忙しく働いてきて、ここらで、そろそろ方向転換しないとやばいことになる、とひとまず休職。

良い会社の制度があって、なんと1年間も給与も保険も提供され続けると。

なら、退社なんかしなくていいから、限界まで、会社のお世話になっていいよと提案。

労災適用、寸前の状態だったんだし、これまでの貢献、すごいんだからね、と。

数週間くらい、休んで、落ち着いた後で、彼女は、なかなか素敵な「やりたいこと50」リストを作って、見せてくれました。

ほう、ここまで自分の「やりたい」「好き」を見つめられれば、こりゃあ大丈夫だな、と思っていた矢先。

やっぱり、なんだか仕事しないと不安で…とまた揺り戻しがやってきた様子。

聞けば、やりたいことリスト50も、書いただけで調べてもないことがほとんどではないですか。

「リストは、書くことが目的じゃなくて、自分のやりたい! 好き! を見つけることが目的だったんだよ。

だから、次は、どんどんひとつずつ深掘りしていって、どうやったら現実にできるか、行動していくんだよ」

例えば、海外旅行、という一行があるのですが、行き先はない。

「どこに行きたいの?」と聞くと、具体的には全然、考えていないのです。

「ええと、ヨーロッパは、なんとなく観光過ぎて、それは旦那と行くし、ひとりでお洒落バックパッカー的に行くなら、やっぱりアメリカ、かなあ…」

海外旅行、と書いただけで、それを実現しようとも思っていないから、考えてすらいない。

思いは現実化する、のですが、まずは、実現させようと思わないと、その先には進まない、という例です。

行き先すら考えていないようでは、実現までの距離が、遠すぎますよね。

「行動力ってさ、ネットや本屋で資料あさって深掘りして、具体化させていく、ってことも含むんだよ」

その言葉に、ハッとしてくれた様子。

今は、ネットで何でも下調べができる時代なのに、まずは検索、をほとんどの人が、しないんです。

どんな実現方法があって、自分には今、どんな選択があって、その中で、果たしてどれを選んだら、もっとも自分の望む現実に近くなるのか。

それを調べて詰めて、計画に落としていくのも、大切な行動力のひとつ。

「計画」と聞くと、皆、いやーな気分がしてくるものですが(苦笑)、それはうまくできなかった記憶によるもの。

あるいは、人に強要されて、意味なく時間に追われた、苦い記憶。

だけど、自分の妄想を現実にするための日付設定ならば、楽しいものなんです。

日付のない夢は叶わない、と言います。

だから、あなたの「やりたい!」「好き!」に命を授けるために、ぜひカレンダーに落とし込んでいってくださいね。

こちらの記事も、ぜひ参考に。

ヒマしてる場合じゃないよ。休むって、ボーっとすることでもないよ。

ずっと家にいれば休まるものじゃないよ。

五感で、好きなことをめいっぱい感じ取ることに集中する時間を持つこと。

それでこそ、初めて、心が休まるものですよね。

数ヶ月前に話したことを、再確認したセッションとなりましたが、こうやって人は常に「軌道修正」が必要なんですよね。