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Monthly Archives: 3月 2015

前例が生まれた瞬間、できる人が続出する心の壁の不思議

先週の土曜日、ネットワーク局のゴールデンタイムで、珍しくフィギュアスケートを放送しているのを偶然発見。

これって、日本でも話題になってる上海で行われている世界選手権だと気づいて、即刻、録画。

日本のようにそれぞれのショートプログラムからフリー、エキジビションまで丁寧に見せてくれたりせず、女子のフリーをメインにUSの注目選手とトップ選手をフィーチャーした2時間番組でした。

時差もあるし、すべてが終わった後のまとめ番組なので、結果も知ってて緊張感はありませんが、めったに見れないフィギュアということで、日本の冬を思い出しながら楽しみました。

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間違った選択をした人にも、それを正すチャンスがある社会に

アメリカで放送されている、とある日本のニュースショーの中で、薬物所持で3度目の逮捕となった有名人の話を紹介していました。

ほんの短い紹介でしたが、ストーリーの締めに、メインらしきキャスターさんが、こう言い放ったのに仰天しました。

「本当に凝りない人ですねぇ!」

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たまには「なめんなよ!」って、怒ってみせよう

僕は、おとなしく、穏やかな印象があるようです。

実際、アウトプットされた自分は、間違いなくそうでしょうし、それは自分の真実だとは思っています。

しかし、中身は自分でも驚くほど「Rebel(反逆者)」なところがあって、子どもの頃から不意に顔をのぞかせる「反抗心」や「攻撃性」、「正義感」といったものに、自らが驚いたりもしてきました。

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謙虚は美徳。でも自分の価値はきちんと主張しよう

素晴らしいね~、すごいね~ってほめられたとしたら、どんな風に答えるでしょうか。

「いえいえ、私なんかまだまだです」と謙虚な姿勢を見せるのが、日本的に正しいとされる受け答えの代表選手かもしれません。

人から好感を持っていただくのには、なかなかデリケートな気遣いを必要とするものです。日本のように出る釘は打たれやすい風土であれば、より慎重に言葉や態度を選ばないとなりませんよね。

ただ、その姿勢が行き過ぎて、「自信のなさ」や「アピール下手」につながっているとしたら、それは問題です。

 

謙虚は良いことです

最初に誤解がないように書いておくと、僕も謙虚さはとても大事だと思いますし、日本人の美しい心のあり方を象徴する価値観だとも思います。

志の高い成功者ほど、謙虚な姿勢を持っているとも言います。

 

「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」

日本の美徳は、ここにあるわけですね。

多少のことでうぬぼれて尊大にならず、人には常に丁寧に接し、利他の心で人への貢献を続けなさいということを稲盛和夫氏の「盛和塾」でも学びます。

 

努力を疎かにせず、自分はまだまだ成長できると信じて、コツコツと、淡々と、学びや気づきを継続していかねばなりません。

 

威張らない。奢らない。

成長や成功は、人格を試されることでもあるのです。

 

能力の証明や価値の主張は大いにすべき

しかしながら、謙虚が一番なんだと思って、自分を主張することをしなかったり、本来の高い価値を的確に表現できないのだとしたら、世界を舞台にした時に損をしてしまいます。

謙虚と自己主張は、相反することではありません。

 

ハワイやロサンゼルスにいると、たくさんのアメリカ人と接するわけですが、彼らは良くも悪くも、自己主張の達人です。

自分の優れたところを、とうとうと訴え続けることができる。

あれができます、これができます。

面接でのトークはお見事です。照れなど一切ありません。相手に自分を売るのだから、そこは真剣勝負。人生賭けて必死です。

 

対する日本の方に、◯◯はできますか?と必要なスキルについて聞いても、「まあ人並みには…」とか「得意、とは言えませんが、ひと通りは…」などと、条件付きで答えてきたりして、往々にして不安にさせられます。

それはまるで、後で責められないように「予防線を張っている」かのようです。

できると言ったのにできないじゃないかと言われるのが怖いから、あえてぼやかしてしまうかのよう…。

 

それは、謙虚というよりも、物事を正確に伝える能力がないのと同じではないでしょうか。

そして、「自信がない」ってことと同義に見えます。セルフイメージが低く、セルフコンフィデンスのレベルも低い。

 

かたや、たいしてできもしないのに、事実を盛って自信たっぷりに話す人たちがいて、かたや、かなり割り引いて遠慮がちに話す人がいた時に、どちらを採用しようと思うでしょうか。

自慢話するやつは好かん、とか言って、自信がなさそうな人を採用するほどの余裕は、切羽詰まった今の企業にはありませんよね。

本当なら、遠慮した人の方ができるかもしれないのに、正確に表現できないがために採用されず、実力が劣る方が採用されてしまうのだとしたら、それは、誰のためにとっても良い事にはなっていません。

ウイン・ウインどころか、ルーズ・ルーズ(どっちも負け)の構造です。

良かれ、と思ってやってることが、実は相手のためになってないのです。

 

できないのに、大げさにできる!と言って採用された人が、努力して本当にできる人になってくれるのを祈るばかりですね。

でなければ、彼も評価がガタ落ちで、結局はサバイバル不能。ルーズ・ルーズ・ルーズと、3つ重なってしまう可能性だってあるのです。

 

売りたいものがあるなら、なりふり構わず売らないと

グローバルな舞台で見た時に、日本人はとかく主張ベタだと言うのは定説になっています。実際、総体として、それはそうかなと納得します。

謙虚が美徳であること、出る釘は打たれる傾向が強い社会であることなどが関連してのことなのだろうと推測しますが、世界に出ると、なかなか理解されにくい性質です。

端的に言ってコミュニケーション能力の欠如と結論づけられても仕方ないところはあり、「残念な結果」を生みやすいのは事実。

 

あうんの呼吸なんて、文化が違えば通じません。

聞かれたら答えよう、なんて受動的に待っていても、人との心の交流ははかれません。

 

売りたいものがあるなら、それが自分だろうと何だろうと、なりふり構わず売らないと。

もちろん、そこに「戦略」があり、洗練された様式であるに越したことはありません。

「自分をマーケティングする」ということです。

 

自分の強みを知り、それを使って社会に貢献をしていこう!

まずは自分の強みを正確に知り、それをどう表現したら相手に伝わるのかを戦略的に考える思考が必要です。

自分には人にない、こんな能力がある。だから、それを使って、このことに貢献できる。

それが見えている人は、履歴書も、職務経歴書も、そして面接も、とても上手にできるんだろうなと思います。

 

日本は、国民性として職人気質なところがあり、しかもかつての終身雇用が災いして、「一人前」の概念が他国と違います。

5年、10年ではまだまだひよっこ。そんな意識を植え付けられてしまうものですが、それは例えばアメリカのキャリアの現場とはまったく異なる考え方です。

アメリカは、3年も働けば、その分野のベテラン扱い。ある意味「極めた」ということで、次の仕事にどんどんチャレンジして動くわけです。

 

日本人には、10年経ってもキャリアのアピールに自信がない人は多いものですが、考え方を大いに改めるべきです。

日々の仕事が、いったい何のためになっているのかを知り、自分が「いったい何に貢献しているのか」「どんな成果を上げているのか」に意識をしながら仕事をすれば、立派な職務経歴書を書くのに役立ちます。

歯車のひとつになっていると、その点に無意識過ぎて、自分がやっていることの意味や意義を知らない傾向が強い。だから、職務経歴書に書けることもあまり思いつかなかったりするのです。

自分の強みも知らない人が、どうやって社会に貢献できると言うのでしょう。

 

自分が誰よりも上手にできることを知れば、それを使って社会に貢献をしていこう、人の役に立っていこうと思えるもの。

それこそが天職であり、生きがいにつながることでもあるはずです。

これからは、セルフマーケティングの時代。

ライフコーチのセッションでは、かなりこの部分をお手伝いするケースが多くなっています。

 

 

会社を辞めるのは、そんなにたいへんなことですか?

日本在住、24歳の男子から転職に関する相談がありました。

「就職活動をする際に、あまり会社のことをよく調べず、名前や待遇だけで選んでしまいました。働き始めてみたら、残業は9時までは当たり前。その後、会社の皆で上司を囲んで飲みに行くんです。

延々と続く愚痴ばかりの飲み会が終わるのは、終電があるから。途中で抜けて帰るなんて、とてもできない雰囲気です。未来に向けての勉強や読書もしたいのに、平日はまったく自分の時間が持てません。

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大人は進んで「希望」を語ろう。未来を担う子どもたちに夢と自信を

ハワイやロサンゼルスに住んでいると、日本人もやはりアメリカ社会に影響されて、大いにポジティブで、大いにリラックスし、大いに未来志向になっていくように思います。

ライフコーチをさせていただいている日本のクライアントさんも、自ら成長の機会を求めて、こういうことに興味を感じているくらいですから、ひじょうに根が前向きで、自らの可能性を信じている方々ばかり。

という体験をしている自分が、いざ日本に行ったりすると、あれ、と目を疑うようなことに遭遇します。ふと歩いていて目にする風景。同年代の発する言葉。テレビの中から聞こえる発言。マスコミにあふれるトーンが、どうにもこうにも、明るさを感じない。未来に希望を感じにくいイメージです。

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低速ジューサー生活が本当に素晴らしい効果。あらためて最新版

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毎朝飲む生ジュースを、高速回転式のものから低速圧搾式(コールドプレス)に変えてから、早、半年。毎朝、ランニング後の楽しみとして、一日も欠かさず続けています。

前よりもはるかにジュースが美味しく感じますし、カスが少な目なのが何より。ケールやほうれん草、チャードやコラードなどの葉物から、たくさんのジュースが絞れることにも感動し、以前よりも緑の野菜をたくさん摂るようになりました。

秋にも一度、書いているのですが、最近もまた、詳しいことを良く聞かれるので、あらためてアップデート記事を書いておきましょう。

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時間は買える。生み出せる。

すべての人に同じ条件で与えられているものは、時間。なのに、生み出す成果や影響力は、人それぞれ、まったく異なります。

「時間は金じゃ買えないからね」とよく言ったりしますが、あれ、そうなんだっけ?と、疑問に思うことがあります。

お金とは便利なもので、上手に使えば、ちゃんと時間を買うことだってできます。あるいは、お金を使わなくても、時間を「生み出す」ことも可能です。

時間がないことを言い訳にしないためにも、時間は意外と作れるものだよ、ということを念頭に置いて、意識的に暮らすと良いように思います。

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アラフォー女性がこぞってライフコーチを採用する理由

ライフコーチという仕事を始めたら、どんな方がお客様になってくださるのだろうかと、ドキドキしながら考えていました。

かつての自分のような、迷いに迷った経営者かな?

これから起業をしようと燃えている30代男性かな?

スピリチュアル好きな女性かな?

ライフコーチとしてのデビューは、昨年5月のハワイセミナーだったのですが、続々埋まっていく申し込みリストを見て、心底、驚きました。

ほとんどすべて、女性のお名前だったのです!

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人生は「想定外」の連続! 感性的に悩まず、どんな状況も楽しむことを心がける

今日はLAマラソンの日だったのですが、レースが行われている最中、僕はなぜか家でTVの生中継を観ていました。

若干、打ちひしがれたような思いで、やや現実味がないままボーっとリモコンを握って観ていました。

本当なら皆と一緒に走っていたはずが、いろいろな諸事情が重なり、前の晩になって諦めざるを得なくなりました。2カ月半、集中して厳し目の練習をしてきたので、脱力感でいっぱいです。

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