季節に一度の割合でお送りしている、オススメ読書リストですが、秋はちょっとワサワサしていたせいか、飛ばしてしまいました。
ということで、7月以来、半年ぶりのアップデートとなります。
今回も、話題の新刊本を中心としつつ、私がクライアントとのセッションにセラピー的に利用して、大いに役立った本なども合わせて、14冊をご紹介。
ライフコーチという立場から、クライアントと一緒に読んで、自分を変え、未来を変えていくための原動力となっている本ばかり。
本を読むには、電子書籍キンドル端末や、アマゾンのFire端末があると、本当に便利です。
スマホのアプリでももちろんOK。
読み上げ機能を利用したりすれば、目で活字を追うのが苦手な人にも、さくさくと良質なインプットが可能です。
そして、今でもまだ、キンドル・アンリミテッドを利用していない方がいたら、本当に「損してる」。
損得勘定を刺激するのは性に合わないのですが、月間980円というわずかな購読費用で、いったい何十冊の優良書を読むことができるか…。
参考書もまんがも雑誌も入れたら、延々と読み続けられるほど、対象無料本が勢揃いなのです。
本は紙でないと…とか、前時代的なことを言ってるのは、「携帯はやはりガラケーがいい」とかいう人と一緒。
新時代に適応できない、過去の化石になりますから、気をつけましょう。
過去のリストを今、見直してみると、見逃していた本や、今、実は必要だった、という名著に出会えるかもしれません。
良かったら、ぜひお友だちにもオススメしてあげてくださいね。
シェア、大歓迎です〜
2019 キンドル無料本特集(現在は無料でないものも含まれます)
コーチングの神様が教える「できる女」の法則
女性活躍の時代と言いながら、また男女平等ランキングで世界的順位を下げてしまった日本。
男女平等ランキング、日本は過去最低に 中国、韓国、UAEより下
私のクライアントとかメルマガ読者の多くは女性なのですが、海外在住の方々は別として、日本の方とお話しても、そこには「怒り」はありません。
感じられるのは、ほのぼのとした自嘲だったり、ときに「弁護」だったり。
まるで、自分が責められているとでも言うように、社会の成り立ちから説明したりで、なんだか自分ごとではなさそうなんですよね。
仕事で評価されたい、とは言うものの、そのために心がけているのは「真面目に働く」ということくらい。
え、その他にやるべきことって、なんかあるんですか? という方にバイブルとしておすすめしたいのが、こちらです。
ジェンダーバイアスは、現代のPCワールド(ポリティカリー・コレクトの行き届いたリベラル社会)では良くないこととされたりするのですが、まあ傾向としては、ある。
アメリカのように平等が推し進められている国ですら、女性固有の「悪癖」があるのだよ、と著者は指摘します。
その12の悪癖がとても納得するものも多く、女性からは「え、男の人はそうではないんですか?」という驚きの声も聞かれそう。
できる女になれ、ということじゃなく、同じことやるなら、「やること」と「やり方」とを理解してからやる方が、無駄がない。
そういう意味で、全女性におすすめしたいし、男性は男性で、女性部下や同僚、友人、家族らを深く理解する意味でも読んでおきたいですね。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
ああ、なんか久しぶりにエッセイらしいエッセイを読ませていただいた、と、とても爽やかな気持ちになった一冊。
イギリス郊外で国際結婚をしている著者が、息子さんを育てる中で目の当たりにする差別や常識の違い。
都市部とは少し色彩の違う日常がそこにはあり、アメリカとも違うことがあり(とくに自分が都市部にばかりいるからかもしれませんが)、はっと気付かされることも多い。
ミックスで、多文化で、価値観が変化する真っ只中で幼年時代を過ごす子どもたちが見る世界は、私たちが日本で見てきた世界とは、ずいぶんと違うのでしょう。
でも、いつしか「染められていく」こともある。
それは、大人の責任。
日本にお子さんを連れて帰ったときの、地元タウンの様子とか、あまりにも「昭和」で泣けてきます。
小さなエピソードが集まって、とても大きなことを訴えかけてくるような印象を受ける、パワフルなエッセイです。
数々の賞を受賞している話題の本。
ぜひ、ご自身の価値観を揺さぶるためにも、異なる日常に新鮮な驚きを得るためにも、ぜひオススメです。
なんか、皆がエッセイっていうものを書いてみたくなるような、そんな輝きにあふれた作品ですね。
誰にも言えない夫婦の悩み相談室
実は、コーチングの話題になることもある「セックスレス」の話。
ときに夫婦間の話がトピックスとして出ることがあるのですが、私もカウンセラーではありませんし、そこに答えはありません。
コーチングの世界では、答えはクライアントの中にあり、コーチはそのことのプロである必要は全然ないのですが、でも、もやっと何かが残ってしまうときがあり。
と思っていたら、答えはここにありました(笑)。
どちらもしたい、どちらもしたくない、という場合は問題になりにくいものが、バランスが取れない場合には、やはりコミュニケーションをきちんとはかって解決していかないと、大きな溝にもなりえます。
そもそも、一緒になる前に、違和感があったら見逃さず、その時点からお互いの「性質」について話し合っておくといいとも書かれています。
離婚の原因で、「性の不一致」って言ったりするのは、こういうことなんですね。
早速、この話題について話したことのあるクライアントにも共有しまして、「早速、読んでみます!」と言っていたけれど、さてどうしたかしら。
実は多くの人が悩み、困り、不安に思い、怒り、傷ついていることでもあるのに、なかなか相談できるところがないトピックスだったりしますね。
うちは大丈夫、と自信満々な方以外は、一度、読んでおくと未来のために良い本です。
大人の週末起業
折しも大企業のリストラ・ブーム。
これからも40歳過ぎた給料高い人ほど「不要」というレッテルを貼られて、お荷物扱いされる社会が加速するのかもしれません。
だから、早くから「自分で稼ぐ」を習わしにしないと、露頭に迷います。
退職金をいくら積まれようと、それが日に日に減っていくようでは、安心して暮らすことなどできませんからね。
給与分くらいは、いつだって自分で稼げる。
80歳になっても、稼ぎは継続できる。
それが、未来のお金の不安を軽減させてくれることでしょう。
2000年代なかばにブームとなった週末起業が、大人向けに装い新たに登場。
40代、50代で起業を始めるためのヒントとタブーが満載です。
年末年始にすぐ読んで、2020年からすぐに動き始めましょう!
待っている時間など、ありません。
武器は走りながら拾え!
発売から1ヶ月半、売れに売れているという一冊。
著者の高橋克明さんは、私がニューヨークで友人として名を挙げられる数少ない人。
もともとはメディア社長仲間って感じでおつきあいが始まったのですが、私が退職後、2年半前には合同ランチ会などにお誘いいただいた関係だったりします。
そういえば、あのときも、やたらと「芸能人」オーラ出してたな〜(笑)。
かつては同業の社長同士、みたいな感じで、そういう姿しか拝見したことがなかったけれど、一緒にイベントやったら、その力の入り具合が半端ではなかった。
きっと、彼は遠いところまでグングンと世界を広げていくのだろうなあと漠然と感じていましたが、満を持して出版。
読んでいると、タイプは若干、違うように見えても、私も彼も、似たような考え方や、似たような行動規範を持っているんだなあと、あらためて感じます。
だよね、だよね、と共感するポイントばかり。
私も、何の準備もなくハワイに移住してしまい、その日、その日を、冷や汗かきながら生き延びてきた感があります。
今もまだ、その途中(笑)。
いつも、そのときに必要な武器は、走りながら拾ってきたし、足がすくんでも、打席に立つことからは逃げないで来た、気がしています。
海外に出たい人も、そうでない人にも、人の可能性って、こうやって伸ばしていくんだよ、ということをリアルなストーリーから教えてくれる。
熱い言葉が満載で、ヤケドしそうですが(笑)、人生100年時代を生き抜く我々には、そのくらいのエネルギーが必要。
年末年始、体内の血を沸騰させるのに、ぜひ読んでおきたい本です。
早くキンドル版が出るといいのに〜。
本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!
2018年の夏。
私がテキサス州のダラスへと引っ越しを決め、大慌てで引っ越し作業に精を出している頃、本田健さん率いるグループが日本からやってきて、LAの私のお膝元で、バシャールのセミナーに参加していました。
この本は、そのときに、健さんがバシャールと行った対談をまとめたもの。
ああ、あの時、参加できていたら…と残念に思っていたのですが、こうやってエッセンスだけでも共有いただけて、何よりです。
あのとき日本から参加していたクライアントは、そこで未来のご主人様に出会い、ビビビッと来て3ヶ月後には結婚という快挙!
それから1年、いろんなことがあって、2020年は大爆発しそうな勢いで、次元上昇しています。
やはり周波数が高い場所では、起きることのレベルもすごいのですよね。
やりたいことに正直になり、それを愚直に続けて突き詰めるまでやる。
そして、結果を期待しない、見返りを求めない。
最後がとても難しいのですが(笑)、というか、突き詰めるまで行動せよというところで、だいたいが脱落するし、そもそも情熱の赴くままに進むことすらできない場合がほとんどかもしれないのですよね。
言うは易し、動くは、それほど簡単じゃない。
気持ち良くなるスピリチュアル系メッセージではあるのだけれど、うながしているのは情熱に突き動かされた「行動」なんです。
自ら実践し、意識して次元の上昇を実現し、ついにアメリカをはじめとする世界で出版する夢を実現された本田健さん。
そんな未来を目前にした時期の対談だけに、実践してつかんだ「確信」に満ちて、強く響きます。
バシャールのメッセージには、いつもブレがない。
新しいことは、とくにないかもしれないけれど、健さんが変化しているから、その受け止め方、ナビゲートの仕方がグンと深い印象です。
2020年、私もパラレルワールドに乗り換える時期なので(笑・言ったもん勝ち)、自分の中のワクワクを見つめ直し、見えないものの存在を信じる自分を再確認し、ほしい現実を選び取っていきたいと、エネルギッシュな気持ちになれました。
年末年始に最もふさわしい希望感を与えてくれる本ですね。
でも、「行動」をちゃんとして、突き詰めないとなりませんから、そこを忘れずにいきましょう〜。
スタンフォード式 人生デザイン講座
ライフコーチと一緒にやることは、ここで説かれている「人生デザイン」と同じです。
ライフプランナー、ライフスタイリスト、ライフストラテジストとか、いろんな肩書きで活躍している人がいますが、本質的には皆、同じことを説き、自分らしい人生を見つけ、デザインしていく旅へと導いているのです。
アメリカだって、ライフデザインの領域は「知る人ぞ知る」的な位置づけで、ライフコーチをつけてる人もまだまだ増えていく領域だと感じています。
皆が一様に健康で元気な「長生き時代」の生き方を模索しているのは、日本人だけではないのです。
日本よりも常に先を走ってきたアメリカだって、犯罪やドラッグなどで早死にするケースも多いから平均寿命は伸びないけれど、健康な人の寿命はぐんぐん伸びて、90歳代でも元気に活躍している人は大勢いる。
昔ながらのアーリーリタイアメント幻想にとらわれて、定年してはみたけれど、毎日、何もやることなくて、茫然自失、みたいなことって、よくあるわけです。
映画「マイインターン」の世界が、あちこちに転がっているのが現実なんですね。
じゃあ、どんな未来が理想なのか。
それを創るために、今、何をすればいいのだろうか。
失敗や挫折にどう向き合えばいいのか。
思い通りにならなかった未来をどう受け止めて、どう満たされて生きればいいのか…
そんなことを、世界中の人が以前よりも考え始めているに違いありません。
その究極的な目的は、「幸福とは」に向き合うこと。
人生を旅路としてとらえ、死ぬまで探求し続けて、日々、満たされながら生きること。
国は違っても、人間の行き着くところは一緒なのだとわかる一冊。
ぜひ年末年始に読んで、未来について整理しておきたいですね。
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望
相変わらず、未来予測本が大好きでしょうがない(笑)。
かつては占い師とかスピ系の人にしか与えられていなかった特権が、今や本を読めば、未来が見えちゃったりもするのです。
で、そういう本を習慣的に読んでいると、自分でも、なんとなく、これはないよね、これだよね、っていうのが、見えてくる。
水晶を持たない占い師になれるかも、なんですから(笑)。
この本のひとつの軸は、SDGs、サステイナブル・ディベロップメント・ゴールズ、持続可能な発展目標のこと。
中国はもちろんのこと、インドが、そしてアフリカが、東南アジア諸国が、人口増加と経済発展で著しく工業化して成長していくに伴って、世界はどう変わっていくのか。
そこには、日本が苦手な男女平等などの倫理ゴールも含まれていますし、人口減少で危ぶまれる「街」のあり方や、豊かさ、と言ったこともテーマになっています。
人々がSFの世界で見てきた絵柄をとっくに通り越して生きている今。
未来は、日本単体で論じられるものではなく、国境を超えた世界、地球、という単位で論じないと、まったく意味を成さないんだなあ、というのを実感。
とはいえ、目の前のことも、もちろん大事。
ポイントは、その「目の前」と「世界」と「今」と「未来」とを、同時に、バランスとりながら見て、対策を立ててということが大事、だということ。
あとがきで語られる、ソリューションへと近づくアプローチとしての、7つの「対立軸」にそれらが集約されています。
これが素晴らしく納得感あるもので、例えば【短期 vs 長期】という対立軸のなかで、100年後と1年後とを同時に見ながら「この1年が100年後にどう影響を及ぼすのかという演繹的な思考と、100年後のあるべき世界から逆算された1年という帰納的な思考の中間地点を、常に模索することが重要」と語っています。
知的好奇心を震わせつつ、大きなスケール、小さなスケールで、近未来世界が立体的に見えてくる。
わからない言葉がいっぱいで(笑)、逆に、ああ、こういう刺激あふれる本を読みたかったんだな、と自分を知りました。
勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書
オリエンタルラジオの中田さんがYouTuberになって、まだ半年という時点で、チャンネル登録者が100万人を超えたそうです。
自分でコントロール可能な「番組」を持ち、そこから収入が生まれる時代。
やった人にだけ、勝算がめぐってくる時代を象徴しています。
毎日夜配信される教育系コンテンツは、中身も濃く、面白く、本当にためになる。
皆が、なんとなく手強そうと敬遠しそうなテーマを、さくっと学べる知的エンターテイメントに仕立てていて、次から次へと見てしまいます。
それにしても、これだけの内容を毎日配信するなんて、とんでもない努力が裏にはあるのだろうなあと思っていたのですが、この本にまさに知りたかったことが書かれていました。
大人ほど「勉強は学校でやるもの」と固い頭ままだったりして、すぐにセミナーやら講座やら、教室でお勉強したがります。
「自分じゃできない」感、ありありなのですが、そうじゃないよね、今や本とオンラインで、なんでも学べる時だよ、と強く独学を勧めています。
その気があるか、ないか、でもあり、それを「楽しむコツを知っているかどうか」ってことでもありますね。
彼の大人気YouTubeチャンネルとともに、この本を読むと、知的興奮で眠れなくなります。
テレビやマスメディアを疑わない情弱傾向から抜け出すヒントも得られるでしょう。
世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業
一時期、アマゾンのキンドル・アンリミテッド対象本で、それゆえに一気に広がった感もある一冊。
お金がメインのテーマ?と思って読むと、全然違うので、要注意です(笑)。
メルマガで紹介したところ、ものすごくたくさんのクライアントからも、「あの本、とっても良かったです〜」と言っていただきました。
実際、彼らは書かれている内容を、やってみたりしているんですよね。
期待と違うのに、これだけ新鮮な驚きとともに、自分を変えるインパクトをもたらす本って、なかなかないはず。
もやもや、イラッ、ザワッとしたりすることって、日常によくあったりしますが、その対処法について書かれています。
一次感情の奥底をどんどん辿っていくと、行き着く言葉は、なんとなくいつも一緒だったりして。
で、それは「あなたの思い込み」であることが多くて、なんだかいつかの記憶に引っ張られた、妄想、幻想だったりする。
ちょっとしたことで、汚れた妄想でいっぱいの苦悩の心から、ピュアで美しい心に戻れる魔法のステップ。
すべての人が知っておくと良い、心のデトックス法が学べます。
そのことが、しあわせ感をもたらすと共に、パフォーマンスすら磨かれる。
だからこそ、超お金持ちとも言える富豪だって、これを学んで、実践するんだよ、ということなのです。
ヒキコモリの法則 (楽しいことや美しいものだけに囲まれて豊かに生きる方法)
2020年、年末になって読んだのですが、その他のすべてをぶっ飛ばしてしまうほど、ワタシ的には(あくまでもワタシ的には)今年、最もインパクトあった本のひとつです。
子宮委員長はるとして活躍されていたときの著書も拝読して、それはそれは衝撃を受けていたものですが、これはまた進化し、発展し、図抜けて宇宙とのつながりを推し進めていた彼女の、最新版として、前作をはるかに超えていました(ワタシ的には)。
自分に正直に生きる、を、ここまでやってもいいんだよ、っていうことを、いつも身を持って示してくれている著者。
その壮大な実験と結果と、学びと気づきとを、惜しみなくシェアしているからこそ、とんでもない人気と影響力を誇っているのでしょう。
神? 教祖?
なんかその悟り具合とか、表現の深淵さとか、自然世界との身体感覚を超えた部分でのつながり具合とかが、文章からビンビンと伝わってきて、私の中の何かが激しく反応するのです。
理論的、感情的、それよりも強い「感覚的」という言い方が出てきますが、その領域により近づきたいし、惹かれますね。
私も徹底した「ヒキコモリ型」です。
テキサス、という広大な土地に来た意味は、これだったのか!と、腹に落ちていく感覚もいただきました。
読者を選ぶ本だとは思いますし、ふわふわ優しい感じを期待すると、実はそうではないので、覚悟してお手に取ってください(笑)。
ストレスゼロの生き方 ~心が軽くなる100の習慣~
筋トレ系自己啓発メッセージで、ツイッターフォロワー数95万人のテストステロンさん最新作は、まるっきり「心」にフォーカスしたストレス対策本。
100の習慣のうち、「自分はいくつやれているだろうか?」とチェックリストにしてみるのも、面白いかもしれません。
著者は「ストレスがない」と言い切る方なわけだから、0/100。
私は、と言えば、10個くらいは、まだまだだな、ってのもありました。
だからストレスの波が微妙に押し寄せるわけだ(笑)。
彼の本の魅力は、ツイッターにも表れている文章の小気味よさ。
わかりやすいし、リズム感が良いし、短い文章が連なって、スパッスパッとシャープに胸に飛び込んできます。
机上の空論、どっかで見たよ、ということも、彼の言葉になっているし、体験含みの書き方だから、浮わつかない。
やめること、逃げること、貫くこと、受け入れること、決めることなど、項目別に並んでいる中で、最後の100個目の習慣は、やっぱり「筋トレ」でした(笑)。
しまった、最近、やれてない…。
マラソン練習も一段落させたし、さて、また筋トレ始めるか〜。
日本で老いて死ぬということ―2025年、老人「医療・介護」崩壊で何が起こるか
2016年春に発売されてすぐに買ってあったのですが、ずっと読めずにいました。
なんか、暗いテーマに見えますものね(笑)。
父親が胃がんで亡くなったのが2015年、いろいろ身近に感じることも多かったのでしょう。
でも、キンドルを整理していたら、ふと目に留まり、あ、今これ読みたい、と読み始めることができました。
2025年問題というのは、団塊の世代が75歳を超え、後期高齢者人口がかつてないほどに膨れ上がること。
国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となることから、社会構造の大きな変化が予測されている。
今でももういっぱいいっぱいと言われる病院がパンクし、病院で息を引き取るよりも、自宅で看取ることが一般的になるとも言われます。
幼少過ぎて細かくは覚えてないのですが、祖父母の最期は自宅でした。
でも、今は病院で、というのが当たり前になってしまっていて、人の死を自宅で看取る習わしがないため、抵抗ある人が多いのも事実でしょう。
この高齢化と健康に関する現実が、今、どうなっているか、今後、どこへ向かっているかの詳細の後に、介護の現状が続く。
朝日新聞の連載として、さまざまな角度から取材をし、詳細にレポートされる第二部がリアル過ぎて、なかなか厳しいです。
解決策の一端として提示されている第三部では、地域、という単位で取り組むべきことがまとめられていて、先を行くコミュニティが、成功事例をどんどんシェアして、全国に広がっていくといいなあと、希望が持てました。
この本で初めて知った言葉が「多死社会」。
日本で生活していると、目にする機会のある言葉なのかもしれませんが、私は知りませんでしたし、あちこちでバタバタと人が死んでいくSF世界の映像が目に浮かび、めまいがしました。
その前夜、あるいは、少し片足突っ込んだ状態が今。
その最中の模様もすごそうだけれど、波が一段落した後の、荒涼とした焼け野原のような社会の姿を想像してしまって、空恐ろしい…。
が、そうじゃない未来のシナリオもきっとあるはずですよね。
人間の叡智や、日本人がもともと持ち合わせている高い精神性をもって、まだ見ぬ新しい世界を築いていけると信じたいものです。
何はともあれ、健康寿命を自分がどこまで伸ばせるか。
自分にできることは、まずそれだな、と思って、日々の生活態度やらを今一度、見直したくもなるのでした。
これからの会社員の教科書
ZOZOタウンを退社するタイミングで発表された、会社員卒業記念の一冊。
ツイッターやオンラインサロンでも、大活躍。
ときに私は「24時間働けますか」的なトーンを感じて、ああ、サラリーマンの世界、嫌い、とトラウマが蘇って逃げたくなるのですが(笑)、仕事で成果を出す、ということに関しての「プロ論」として、実に賛同することが多いのです。
前著「ブランド人になれ」に続いて、ビジネスにおける成功論の最新版となっています。
この本の対象としているのは、どちらかというと男性読者。
最初に紹介した女性向けの本と、おもしろい感じで「対」をなすかもしれないな、と思いました。
表現や論法は違っても、言おうとしていることに共通点はあります。
皆が皆、同じように働け、ということではなく、ただ長時間労働しろ、でもなく、根性論ですらなく、「がんばるところを間違えるな」ということに近い。
どうせやるなら、抜け目なく、ポイント押さえて、結果出せ。
それも、早く出さなかったら意味ないし、そのためには戦略持って、頭使って働けよ、と教えてくれているのですよね。
またまた賛否両論、炎上機会もたっぷり織り込まれていますし、こういう働き方指南を「ずるいやり方」と評する人もいるかもしれない。
でも、私にはただ「実直」という印象だし、自分が過去に何度も口にしたこととかも数多く含まれていて、小気味良かったです。
ほら、俺はただのパワハラ上司なわけじゃなかったじゃん、と、かつての部下に贈りたい(笑)。
では、皆様、2020年を人生最良の一年にするため、日々読書を通じて、力を蓄え、頭とマインドをリフレッシュしていきましょう!