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Monthly Archives: 4月 2019
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日本のニュースで、年間に有給5日は、マストで取らせることが決まりになるとかやっていまして、
その中で、インタビューされている人が、こんな風に答えていました。
「営業職だから、難しいと思うんですよね」
「以前に、お客様に怒鳴られたりしたこともあって、でも規則にしてくれたら休みやすい」
おお、怖い環境で働いていますねえ〜。
これ、奴隷制度みたいな響きがします。
そこには、愛も感謝も、ねぎらいも、何もない。
あるのは、労働に対する、わずかな対価だけ。
でも、それが、その方の属する世界では、なぜか「常識」になってしまっている。
だから、疑うこともできない、という。
その、疑うことのできなくなった状態、それを「諦め」と共に受け容れている状態を
社畜、というのでしょうね…
社会のいろいろな場所から、「おおらかさ」のようなものが消えてしまったようで、ちと辛い。
以前に、連続休暇は、どのくらい取れますか? なんて質問をしたら、
↓
連続休暇は何日取れますか?
「取れる」環境の方から、うちは結構、すごいんです、とコメントいただきました。
日本の米系企業の女性など、3週間、平気でオーケーなんだそうです。
上司も3週間、そしてそれとかぶらずに、自分も3週間GWをはさんで取るので、
「私たち、1ヶ月半も会わないんです!」と笑っていらして。
でも、アメリカだと、あるあるな感じかな。
アメリカとヨーロッパの休み方を混同する方も多いようですが、
アメリカ人のお休みは、あくまで有給を使った休み方で、年間何日、と決まっています。
もし、1〜2ヶ月バカンスで、なんて言っている人がいたとしたら、それは会社員ではありません。
自営で仕事している人が、日本よりもはるかに多いですからね、
だとしたら、いつ休んでも、それは自分次第、ということになります。
自分が自分のボス(上司)になるというのが、アメリカ人の目指す第一歩。
それは、時間と決断の自由を、自分の手元に置いておきたいからなんですよね。
社会(あるいは会社)全体がお休みになる日数は、日本の方がアメリカより圧倒的に多いです。
有給を許可する度量のない上司ばかりで、制度そのものがなし崩しだから、
「みんなで休めば怖くない」状態をお上が作ってあげている。
でないと、レジャー産業が発展しない、人がお金を使わない、経済が回らないってことなんでしょう。
いつまでも、国民はお子様扱いですね(苦笑)。
うちに子犬が来てから、もうすぐ4ヶ月。
だんだん慣れてきましたが、それでも一日に取られる時間の量ったら、
これまで自由に大人だけで生きてきた私には、考えられないほど。
会社に雇われてたら、これはできなかったなあと思います。
だから、今の状態だからできる、このことを、大事に大事に味わおう。
そう思うと、「時間をある程度、自由に使える裁量がある」ってことが、
自分の優先順位としては、とっても重要なのかもしれないと、再確認するのです。
EDという言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
検索すると、勃起不全やら(Erectile Dysfunction)や、
摂食障害(Eating Disorder)や、
歌手のエド・シーランが出てきますが(笑)
今日は、摂食障害の方のEDについて。
摂食障害って、アメリカに来てみたら、あまりにも「身近」で、とても驚きました。
確かに、映画の中で、ダンサーがトイレで指突っ込んで吐いたりする場面は何度も観ていますが、
それを、あちこちで皆がやっていたりするとは知らなかった。
そして、それが、一時的なダイエットのためとかではなく、
深刻な病気のひとつであることも、長いこと知らずにいた。
とくに子どもたちがたいへんで、回復も容易ではなく、死に至ることもある。
だからこそ、アメリカでは社会的な関心も、とっても高くて、
ドラマでもドキュメンタリーでも、啓蒙的な内容で呼びかけをしています。
ボディシェイム(Body Shame)という、体型についてからかって、
人を辱め、いじめの対象とする行為は、万国共通。
でも、それは、とっても下品であり、人間の尊厳を損なうことであり、
卑劣な行いなのだということも、アメリカでは叫ばれています。
立場ある人が、テレビや公の場で、人の体型をからかう発言しようものなら、大炎上。
知性と教養と繊細さに欠けた人だとして、社会から干されてしまうほど。
すべての人が、どんな姿形をしていようが、等しく尊く、美しい。
そんなことを、摂食障害から立ち直った人たちもリーダーとなって訴える社会。
まさに、この歌の世界、そのものだったり。
↓
クリスティーナ・アギレラ「ビューティフル」
もちろん、SNSの世界は容赦ないので、
有名人は、いつも言葉の凶器にさらされています。
子どもも大人も、陰湿ないじめにあって、苦しんでいます。
日本では、デブタレント、みたいに、体型を売りにしている芸風もありますが、
自虐がネタになってしまうと、ちょっとまた違うのかもしれませんが、
顔で笑って、心で泣いて、なんてことも、意外に真実かもしれません。
これは、他人からは理解されにくく、見えにくく、きっかけは人それぞれで、
ゆえに、とても回復が難しい、心の病なのです。
摂食障害へのケアがはるかに進んだアメリカの大学院で専門知識を学び、
長年、医療の現場でも働き、日米の状況を客観的に比較して語ることができる、
稀有な存在である友人がいます。
彼女が今、日本での出版を目指して、クラウドファンディングで支援を募集中。
↓
https://readyfor.jp/projects/edhopejapan300
ひとりでも多くの悩める方に、アメリカ最先端のケアの現状を知ってほしい。
正しい知識、正しい理解、正しい取り組み方。
断片としてではなく、体系立てて、必要としている方に届けたい。
日米では、いろいろな背景が異なるかもしれないけれど、
人に言えず、自覚すらなく苦しんでいる人があまりにも多いことを知り、
アメリカ最先端レベルのケアセンターを日本に創ることができたらという未来ビジョンのもと、
まずは、病気について、広く知っていただくことからと願っての書籍出版です。
出版は、専門家さんたちとの協業となるため、いろいろとお金がかかるのですよね。
そのための賛同者さんを募っての、クラウドファンディングなんです。
アメリカの摂食障害に関する有名書籍を、すでに3冊も翻訳出版している彼女。
日本の治療家を集めて、ロサンゼルスやハワイの専門治療施設への視察ツアーを企画・運営したり、
悩める人や家族にコンサルしたり、地道に活動を続けています。
私も、陰ながら、応援させていただいています。
日本に、50万人ほど患者がいてもおかしくない、と言われています。
↓
朝日新聞デジタル「摂食障害、適切な治療を受けないまま重症化も」
https://www.asahi.com/articles/SDI201511192674.html
ただ単に、行き過ぎたダイエットなのではなく、複雑な要因が絡んでいるので、治療が難しいのです。
↓
朝日新聞デジタル「拒食から過食へ 回復まで25年かかった摂食障害」ttps://www.asahi.com/articles/ASL3N54C0L3NULBJ00B.html
ピンと来る方は、ぜひこちらもご覧になってみてください。
摂食障害ホープジャパンとは?
http://edrecoveryjapan.com/aboutus/
主宰する安田真佐枝さんのプロフィール
http://edrecoveryjapan.com/introduction/
書籍出版支援のサイトです。
https://readyfor.jp/projects/edhopejapan300
(3月某日のメルマガ「未来通信」より)
朝夕と、犬の散歩が欠かせない毎日ですが
(でないと、昼間エネルギーが有り余って、仕事ができません…涙)
おかげで、冬が春に変化していく、その様を、
ドキュメンタリーでよく見る、早回し画像を眺めるかのように、楽しんでいます。
昼は20度超えも多くなり、テキサスは夕方の日差しが最も強いので、
犬と一緒になって駆けたりしていると、半袖でも汗ばんでしまうほど。
今日は26度まで上がるので、そんな日は体感30度な感じで、犬も舌出してヘロヘロになります。
でも、朝は5度近い日もあったりで。
気温差20度なんて、別に普通。
日本のニュースを見ていると、気温の変化、天候の変化に関するネタが多いですね。
季節の変化を愛でることができるのって、確かに、とても幸せなことだと思います。
日本が昔から大切に受け継いできた、独特の感性ですからね。
とくに桜の季節は、やっぱり嬉しいし、気温とか天候とか、格別に気になるのかな。
でも、なんだか、そこに見え隠れする「すりこみ」がザワッとするのです。
先日もNHKさんの『トップニュース』で(と強調)、
気温差が激しいときは、体調に気をつけてって、わざわざ長い時間を割いて教えてくださっていました。
街角インタビューでも、こんな言葉をもっともらしく言う若い母をピックアップ。
「こういうときは、子どもが風邪ひかないかと思って、つい不安になりますよねえ」
なるほど、うちの80代の母も、少し気温が下がるだけで「風邪をひくもの」と思い込んでいるひとりですが、
すりこみ激しいなあと思います。
私みたいに「どうでもいいんじゃないですか?」と答える人のビデオは流せないので(笑)、
結局、すべては、演出なわけですよね。
フェイクニュース、とまでは言わないけれど、ストーリー作りのための、演出は多分にほどこされています。
けれど、けれど。
夏風邪ってのもあるし、ハワイでもロサンゼルスでも、風邪はひく。
今、真夏で、めちゃくちゃ暑いです、って国の人でも、風邪はひく。
確かに気温差って、体が弱っているときにはきついのかもしれません。
抵抗力がない方は、とくにやられがち、かも。
でも、人間も、あらゆる動物も、恒常性を保つ機能がそもそも備わっているし、
そんなに弱っちいものじゃないはずなんです。
風邪は万病のもと、と脅されて育ったりはしましたが、
いままでの風邪は、放っておいても、多少無理しても、いつかちゃんと治ったしなあ(笑)。
毎回、毎回、そんなに大騒ぎすることなのかなあ、と思ったり。
たいへんだぞーたいへんだぞー狼が来るぞーって言われて、怯えながら生きてると、
心が勝手に万病を招いてしまうような気がします。
これもまた、引き寄せの法則、ですからね。
これは、単に気温差と風邪の関係の話なんですが、
その他にも、似たような「すりこみ」は、世の中にいーーーーーっぱいありますよね。
貯金しなきゃ信仰。
投資は怖い信仰。
大学行かなきゃ信仰。
就職しなきゃ信仰。
8時間寝なきゃ信仰。
3食食べなきゃ信仰。
牛乳飲まなきゃ、プロテイン摂らなきゃ信仰(笑)
ま、いろいろあります。
子ども産まなきゃ信仰や、結婚しなきゃ信仰からは、だいぶ解放されて、楽になりましたよね(笑)。
脅されて、怯えさせられて、大なり小なり窮屈な思いに苦しんできた人ができることは、
それを、繰り返さないこと、だと思うんですね。
もっと鷹揚として、生きようよ。
もっとおおらかに、寛容に、生きようよ、という、そっち側の信仰を広めた方が、
自分のためだし、周囲のためだし、社会全体のため、ではないのかな。
ま、体調に気をつけて、風邪に気をつけて〜っていうのは、思いやりあふれる季節の挨拶だ、
という見方もできますけどね。
きっと、これもまた日本ならではの情緒、という意味合いで。
どんな日常、どんな言葉と一緒に生きたいか。
そういうことにつながっていくのかもしれません。
ちょっと思いついたので、何かを見直すきっかけになれば、と思って、書いてみました。
以前にアップしたレディ・ガガのスピーチの記事ではないですが、
情熱を傾けること、魂がやりたい!と叫ぶことを成し遂げたいのなら、
生活の優先順位も、必然的に変わっていきますよね。
私も、今、ちょっと起きてる時間のほとんどを傾けたいことがあり、
優先順位をガラリと入れ替え中。
犬のことではありませんよ(笑)
いや、彼女のおかげで、さんざん生活の見直しをさせられてはおりますが(笑)。
以前なら、冬はマラソンレースの時期で、週末ごとに20キロ、30キロと距離を重ねて体作りに余念がなかったのですが、
今は週に2−3回、30分〜1時間をゆったりと走ることで、満足、としています。
ジムには週に2回ほど行きますが、そこでも時短筋トレ術を実践中。
ただし、ストレッチは私の日々の快適度に大きな影響を及ぼすので、時短せずに筋トレの後でみっちり20分。
この走る量の激減ぶりは、かつてからしたら、考えられないことだったりします。
でも、太らないどころか、筋肉量が増えて、引き締まって体重も落ちていたりして。
時間の使い方は変えても、好きな身体でいる、ということの優先順位は、相変わらず上位にあるので、
そこは譲れないポイントです。
テレビの時間
外食の時間
自炊の時間
読書の時間
人と過ごす時間
エキササイズの時間
仕事の時間
残業の時間
通勤の時間
会議の時間
瞑想の時間
ボーっとする時間
いろんな日常の「時間」ってありますが、意外にシャッフルしてみると、減らせるものがきっとあります。
削ってはいけないものが、最低限の睡眠時間ですが、
「私は8時間、寝ないとダメで〜」なんて思っている人は、それ、ウソなので(笑)、
試しにシャッフルしてみるのも一案です。
寝たい、だけであって、寝ないとダメ、ではないようです。
先日、88歳を迎えて、まだピンピンとお元気で現役社長&作家の、私の師匠が昨年、出した本も、
大いに刺激になります。
いや、今回は、睡眠の話じゃなくて、生活の優先順位の話が本題ですからね(笑)。
寝ないで頑張れ、ではないので、誤解なく〜。
私は、ちゃんと6〜7時間くらいは、質の高い眠りを得ています。
「上野さん、毎朝のメルマガ、ググっときますー」
「上野さん、(今日のメルマガに)ポロっときちゃいました」
そんなメッセージを時折、いただいて、こちらこそググッときたり、ポロッとしてしまうことがあります(笑)。
簡単な言葉で、さくっと読めて、でも心に残るものを書くのは、それなりに時間もかかるものです。
簡単な言葉で簡単に読めるから、簡単に書いているわけではありません(苦笑)。
心がけていることは、ただひとつ。
「ストーリーを語る」
ということです。
ノウハウ的なことや、断片的な情報は、世の中にあふれている。
すぐに埋もれて、忘れてしまう。
そんな中で、せわしなく生きる現代の人の心にも届くのは、
物語、なのです。
発信力がある、ない、ということを言ったりもしますが、
突き詰めると、ストーリーを紡ぐ力があるかどうか。
それを形にして、伝える文章の力があるかどうか。
そういうことなのかもしれません。
これは、別にメルマガだけの話ではなくて、「伝える力」すべてに共通すること。
メールでのやり取りや、商品のおすすめや、人との交流を図るためのコミュニケーション、
すべてに、この法則は当てはまります。
履歴書、職務経歴書、プロフィールなんかも、まったく一緒なんです。
私が履歴書+職務経歴書をコンサルした後は、全員が驚くような変化を実感しています。
まずは、見た目も内容もガラリと変わる。
そこには、この人って、こういう風に生きてきたんだな、というストーリーが託されている。
すると、書類が格段に通りやすくなる。
書類段階で好印象だから、面接でも最初から期待されて優遇されたりする。
結果、望む条件で採用されたりするのも、「書類」から決まっていることなんですよね。
私は、小説ばかりを読み、ドラマや映画ばかりを観て、大人になりました。
だから、ストーリーが大好きです。
雑音のノイズに負けず、自分のメッセージを伝えたい、届けたいと願うなら、
「ストーリーライティング」を学習することです。
売りたいもの、届けたい思いがある人には、必読の一冊。
↓
ストーリーブランド戦略
最近、努力は嫌われ者です(笑)。
最近、頑張ることは、ダメなこととも言われます。
最近、願えば何でも叶うと、信じたい人が急増中です。
そのひとつひとつには、真実があり、正しく理解すれば、きっと未来への味方となってくれるでしょう。
でも、例えば東京マラソンで、目標タイムでゴールすることとか、
走る練習をしたことない人が、完走することとか、
願っただけで、実現することはありません。
それは、当たり前?
だけど、意外に人は、そんなレベルの勘違いを、現実の場でも期待しがち。
「自分に都合の良い」解釈ばかりを、しがちなんです。
先月、アカデミー賞の授賞式がありましたが、レディ・ガガが主題歌賞を受賞し、
涙ながらにスピーチをしていました。
前もって、誰もが考えて望むスピーチで語られる言葉は、シンプルだけれど、とても強い。
彼女も、誤解され、叩きのめされてきて、あれほど華やかな場所にいたのに、心を患い、大きな身体の故障も抱え、
まだ32歳と若いのに、かなりドラマに満ちた、満身創痍な人生を送ってきています。
Netflixでのドキュメンタリーとかも見る限り、どこかで消えても、おかしくなかった、かもしれない。
でも、それでも、成し遂げたいことがあって、それがとても好きで情熱が湧き出ることであれば、
自分を奮い立たせて、やるしかない。
彼女のスピーチは、最近、巷で聞かれるような、耳障りの良い成功法則を、ばっさりと切り捨てて、
これは、とにもかくにも長きに渡る「ハードワーク」の上に成り立ったものだ、と宣言。
夢があるなら、それに向けて闘え。諦めないことだ。
何度、拒絶され、打ちのめされ、叩かれたかではない。
何度、そこから起き上がり、勇気を持って続けてきたか、なのです。
なんだよ、宇宙に願えば、勝手に引き寄せられんじゃないの〜?と思った方は、残念でした(笑)。
栄光を焦ってはいけないし、いかに早くたどり着いたか、ではないのですよね。
アカデミー賞には、キャリア50年とか、60年とかいう人たちも、たくさんいて、
初のノミネート、とかで、涙するベテランもいる。
表面的なことばかりが話題にのぼり勝ちですが、
こういう感動の場面を無数に見せてもらえることが、何よりの宝物なのです。
またまた、未来に向けてがんばる勇気をいただきました。
(以下、レディ・ガガのスピーチの後半分、原文です。ビデオはこちら)
all I have to say is that this is hard work.
I’ve worked hard for a long time, and it’s not about, you know…it’s not about winning.
But what it’s about is not giving up. If you have a dream, fight for it.
There’s a discipline for passion.
And it’s not about how many times you get rejected or you fall down or you’re beaten up.
It’s about how many times you stand up and are brave and you keep on going.
Thank you!”