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やってほしいことを口に出してみることの思いがけない効用

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とある銀行口座をひとつ、昨日閉じてきました。

以前、雑誌社にいた時に大きな広告をしてくださっていた銀行さんのために、おつきあいで開けた口座でしたが、そんな口座がもうひとつ別な広告主さんのところにもあり、合計3つ。給与を無理やり3つの口座に分割して振り込んでいたりしました。

会社を辞めて、給与振込がなくなった段階で、サービスチャージ、というのが取られるようになりました。

月に10ドルとはいえ、わずかながら残してあった残金がいつしかなくなり、なくなったら自然と口座も消えるのかなと思っていたら、なんと残高にマイナス印がついています。

どうやらペナルティになってしまったようです。

そもそも、月に10ドルとはいえ、2年も放っておいたのだから240ドル、無駄にしたことになります。あれが買えた、これが買えた、と今頃悔やんでみたりして…。

 

20営業日以上放っておいた場合、正式なレポートを上げなくてはならず、クレジットヒストリーに差し障りますよ、という脅しみたいなお手紙もいただいて、慌てて電話をかけたのですが、支払い残高が残っていると口座の閉鎖は電話ではできないと言われました。

やむなく一番近いところにある、ビバリーヒルズのど真ん中の支店を訪問。

この支店はカスタマーサービスの見本みたいなところで、高級ホテルにでも来たような気にさせてくれます。

とはいえ、必要のない口座を月10ドル払ってキープする理由もありません。

説明をすると、納得してくださって、早速、口座閉鎖の手続きへ。あまりにも丁重な対応をしてくださるのを良いことに、担当の彼についつい聞いてみました。

「もう口座をクローズするのだし、このマイナス計上されている分、免除していただけませんか?」と。

 

なんとも図々しい感じですね(笑)。閉じるのだから、罰金くらい払えよ、というのが普通かもしれないのに。

しかし、その彼は、ニコッと笑って、「OK~」と言ってくれたのです。

何の交渉もなく、嫌がる風でもなく。にこやかにこう付け加えました。

「OK、免除しましょう。でもぜひ、次に銀行口座を開ける時は、当行を再検討してくださいね。こういうサービスは、当社ならではの柔軟さによるもので、いつもお客様の立場で考えたサービスを心がけているのです」

ほう、なるほど~。うまい~。本当なら気まずい場面なのに、お客さんを気持よくさせるのが、上手です。嫌な思いをしたら、二度とここへは来るまい、と思ってしまいますからね。

 

こんな場面、アメリカでは珍しくなかったりします。

クレジットカードの支払いを忘れて少し遅れてしまった時など、電話で支払いを済ませ(銀行口座から引き落としてもらう)、初めてだし、遅延料、勘弁してもらえないかな?と尋ねると、「OK~」って簡単にゼロにしてくれたりすることがあります。

うっかりな私は、何度かそれ、やっておりますが(恥)、いずれの時もOKでした。もちろん、普段からちゃんと支払っていることが大前提です。

 

車のリースを交換する時、バンパーの傷がひどかったりすると、本当は修理代の請求が来るのですが、次もまた同じメーカーの車を、同じディーラーからリースしていたりすると、たとえ請求書が来ても、後から免除してくれたりします。

毎回、ということではないのかもしれないけれど、担当してくれたセールスの人にごねてみると、OK、免除しましょう、と言ってくれたりするのです。

 

これは、人との関係でも同じことかなあ、仕事のいろんな場面でも、「我慢しないで」言ってみることで、自分が思っている以上に、譲歩してもらえることって、案外あるんじゃないかなあと思います。

人はとかく、「なんで自分ばっかり」とカリカリして、損した気分を鬱屈させがちです。

でも、そんな時に限って、ちゃんとクレームを言ったり、お願いしてみたり、譲歩の交渉をしていなかったりするんですよね。

言ってみたら、案外向こうはそんなに真剣に思っていることじゃなくて、「あ、ごめんね~」と折れてくれたり、「え、そんなつもりじゃなかったのに」と逆にあやまってくれたり。

 

仕事を抱えて、ひとりでアップアップして恨んでいないで、「こんなにたくさん仕事できません!」とちゃんと言ってみると良いと思います。

仕事を渡している方も気が付かなかったりするものです。

なのに、「私にばっかり仕事を押し付けて…」といじいじうじうじしてても始まらない。

ムダな我慢してると、Lose-loseな結果になっていくんですよね。

 

お金のことと、そういうことと、無理に結びつけてはいけないかもしれませんが、言わずに勝手に我慢してちゃいけないな、とりあえず言ってみる、って態度、大事なんじゃないのかな、とあらためて思った体験でした。

「交渉」というと、とても大げさで、たいへんなことのように思います。しかし、ただ、口にしてみるってだけで、それが結果的に交渉になってる場合も多いなあと思うのです。

これ、安くならない?って、ひとこと言えるか、言えないか。

できないことを我慢せずに、できません、NOと言えるか言えないか。

 

移住やデュアルライフのことについて聞かれたり話したりする機会が増えたこともあって、グローバルなコミュニケーションとは、ということを、最近はテーマとして掘り下げています。

その基本中の基本のひとつは、「我慢しないで言う」「とりあえず口にしてみる」「いやなことをいやと言う」ってことじゃないかなあ、と考える次第です。

 

ロサンゼルスでぜひ体感してほしい7つの「驚き」

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ハワイ、ニューヨーク、日本と住んだことのある友人に、どことも違うロサンゼルスの魅力を体感してもらいたくて、あちこち連れ回しました。

魅力、というと、ちょっと違う響きかもしれません。

「異国感」や「特徴」、「不思議さ」「驚くべきところ」という言葉に近いものかな。

 

僕にとっても、自分が、この場所が面白いと今なぜ感じているのかを見直し、日本の方にぜひ持って返っていただきたいメッセージのようなものとして再構築する良い機会となりました。

これは、観光地めぐりとはまったく違う「気づきの旅」。

自分が、ここを案内することで伝えたいことって、何なんだっけ、というものが、今回は、感度抜群の素敵な友人が同行してくれたことで、とてもクリアになりました。

1.広さ

ロサンゼルスはとにかく広いのです。フリーウエイを使って時速120キロで走っているのに、目的地までは延々と走り続けないとたどり着かないことも多いです。それが、他の土地、別な生活圏に行くため、というのなら分かるのですが、同じ生活圏内で、それだけの移動を日常的にする、というところが違い。

普通の道路も、時速60~70キロは当たり前に出せるのですが、それでも信号につかえ、自然渋滞が発生し、ただでさえ面積の広い平屋ばかりでだだっ広いのに、とにかく移動に時間がかかります。

今回はオレンジ郡にも行きましたが、あそこはまた輪をかけて桁外れに広い(笑)。セミナー会場のカリフォルニア大学アーバイン校も、入ってから、いったい何分、車を飛ばせばいいのという位に、ハイスピードで延々と行かないと目的地に行き着かなかったりします。キャンパスかと思うと、突然、両端に未開の荒野が現れたり。迷子になったら怖いぞ~という、想像を絶する広さなのです。

もちろん、これは単なる一例。こういうのって、ちょろっと来ただけではなかなか分からないのですが、今回は友人にもたっぷり味わってもらえて良かったです。

2.豊かさ

ロサンゼルスは豊かな街です。豊かさは、延々と続いています。途中、あれっ、ここは危なそう…というエリアが点在したかと思うと、再びまた豊かなエリアになっていったりします。

豪邸って言うのも、際限がないくらいのスゴイものがあるわけですが、値段はそこまでしなくとも美しく大きな家並みが広がる豊かな街は、実にたくさん存在します。え、ここにも、あそこにも、そしてこんなに延々と、と、豊かさのレベルが、何だかまったく違うことに気づく瞬間です。

庭や舗道や中央分離帯や、あらゆるところがきれいに整備されていて、住民の目に心地よい環境が整えられている、のが、豊かなエリア。庭が荒れている家が多く見えたら、ちょっと危険信号。わかりやすいのも興味深いところです。

公共の図書館などに行っても豊かさを感じます。友人を僕の仕事場であるウエスト・ハリウッド・ライブラリにお連れしましたが、寄付もいっぱいあるとはいえ、とにかく贅沢な作り、お洒落な感覚に驚嘆していただきました。

そうしなくてもいいのに、あえて、したいからする、人々の心地よさのためにする、というところに、豊かさは現れるように思います。

3.大きさ

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広さとは違う、大きさ。これは、今回は病院でも感じていただきました(笑)。

ライブラリと家を結ぶ通りには、巨大なショッピングモールもあるのですが、その大きさの倍以上はあると思われる、まるで生き物のように圧迫感のあるゴージャスな病院が建っています。上の写真がそのシーダーサイナイというLA最大の私立病院。正確に伝わる写真を探しましたが、全景を収めるのが不可能なのか、やっぱりありませんでした。この写真も、右にもう一個つながっているビルが写っていまい、3分の2状態です。

3つの巨大ビルから成り立つ、複合コンプレックス施設で、未来都市のようでもあります。こんな病院、迷子になってしまう、というか、どこに何があるの?って感じ。ビルの中の移動も、自転車使ってもたいへんそうなほど、大きいのです。

それだけの患者がいて、それだけの医者や看護士がいて、サポートする人々がいて、巨大な医療マネーがあるのでしょう。しかも、病院の周囲には、リサーチセンターとか検査病院とか薬局とかリハビリ施設とか、無数の関連施設があちらこちらに立ち並んでいて、ビバリーヒルズが、実は医療の街であることも分かります。これは、近くに住まないとなかなか見えてこないことかもしれませんね。

豪邸に住んでいる方々の中にも、医療関係の方が相当いるんだろうなあと思います。

4.開放感

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ロサンゼルスには、ハワイとはまたちょっと違った開放感があふれているように感じます。

都会と海と山とがごちゃっと一箇所にある感じだし、基本、人々は車移動。気取った格好をする必要がまったくなく、本当にカジュアルです。

昼間は必ずと言っていいほど晴れていて、乾燥した気候。気候がカラッとしていると、性格もカラッとしていくものなのでしょうか(笑)。皆、他の人が何をしていようと気にしてなさそうですし、じろじろ見られて恥ずかしい思いをする、なんてこともまったくありません。

それを、人が冷たくて、他人に関心がない、と解釈するのは、早とちりかなと思います。声をかければ、皆、とてもフランクで優しく人と接することが分かります。東の方のクールな感じとは違う人との距離感があって、それは僕には何とも程よく心地良く感じます。

ハワイのように、どこへ行っても知った人に会うような小さな島も、それはそれで居心地が良くて、いつも誰かに守ってもらっているような温かい感じで過ごせたのですが、ここはここで、「何してもOK!」みたいな、あらかじめ許された感が大好きです。

ビジネスのためのリサーチも兼ねて、友人をウエストハリウッドのゲイタウンにもご案内。なんたって、横断歩道がレインボウカラーですからね(笑)、なんだってアリです。(写真上)

5.選択

高級ブティックがあるかと思えば、ここはファーストファッションの発祥の地でもあります。高級車がずらっと並んでいるところでも、プラグインやハイブリッド車が大人気で存在を主張しています。

ファーストフードやドーナツ屋なども多いけれど、ベジタリアンのためのレストランや、自然食品が手軽に、そして比較的リーズナブルに手に入ります。

人口も多いし、経済規模も大きいから、当然、多彩なビジネスが参入をし、しのぎを削ります。すべてのチェーンがあり、すべてのフランチャイズが軒を連ね、その中で、個人経営の良心的なお店がしっかりと事業を展開していたりするのも面白いところ。

どんなライフスタイルを送ろうとする人々にも、それなりにいろんな選択が与えられているのって、とても大事なことだなあと、ここへ来て実感できるようになりました。これもOK、それもOK、お望みがあるならば提供しますので、好きなようにそこから選んでください、と言っていただいている気がします。

前項でも触れた、ゲイタウンのお話なども、「選択」「ライフスタイル」というキーワードと重なることですね。生活様式を決定づける宗教についても、選択が豊富だし、人々がそれを許容し、互いにリスペクトしているのを感じます。

市場があるところに、供給がさっと用意されていく。市場原理が、とても気持ちよく、健全に働いている印象です。

6.人種

人種のるつぼ(メルティング・ポット)、と言われたのは昔のこと。今は「人種のサラダボウル」と呼ばれるようになっています。るつぼ、というのは、混ざりあって境目もなく、見分けもつかない状態になるわけですが、サラダの場合はそうではありません。

具を混ぜ合わせはするのですが、素材はそのまんまの存在を主張して、カタチを崩すことはしません。分けようと思えば、くっきりと再び分けることができます。

世界で最も多く日本人が住んでいる都市なのに、ここではアジア人の中でも超マイノリティであるという不思議感も面白いものです。国外に出ている国民が、比率としてとても少ない、ということなんですね。

ロサンゼルスは、すでに白人がマジョリティではなく、ヒスパニック(分かりやすく言うとメキシコ系)が4割を超えるようになっています。10%を占めるアジア人は、中国系、韓国系がダントツで多く、しかも増え続けています。

リトルなんとか、というエリアがたくさんあり、アルメニア、バンコック、サイゴンなど、ある国の出身者が集まって小さなビジネスコミュニティを作って存在をアピールしています。

その中でも群を抜いて多いのが、中国人であり、韓国人です。

今回、友人にもコリアタウンを見ていただいたのですが、時速50~60キロくらいで走っているにもかかわらず、ハングル文字の看板は、延々と5分も10分もなくならないのです。

「ねえ、まだ続くの?」と唖然として聞いてしまうほど、普通の感覚では信じられないくらい続きます。それは縦に一直線、だけではなく、横にも延々とつながっています。つまり「面」として驚くほど広大で、まさに「タウン」。LA郡でも最も人口密度が高いエリアだそうで、12万人が住んでいると言われています。この存在感。LAに来たら、ぜひ見て、驚いていただきたいものです。いろんな意味で、感慨深いです。

7.グローバル経済

日曜の夕方、ブランドブティックが集まるロデオドライブを車から見学しましたが、この日、目立ったのは中東からの観光客と思しき皆様です。

装束をまとった女性が男性を従え、エルメスのオレンジ色のバッグや、シャネル、カルティエなどをいくつも下げている様子があちこちに見られました。この界隈でお金を落としていくのは、中国人とアラブ系の観光客だと言われます。

中国人はとにかく名前の知れたブランドを買うが、アラブ系は気に入れば無名ブランドでも買っていくのだと、とある日系のブティックで働く友人が教えてくれたことがあります。昨年の夏の売上げは、アラブ系の皆さんのおかげで本当に凄かったのだそうです。実際にこの目で見てみて、それも納得です。

セミナーをしたアーバインの街は、教育の質の高さで知られており、中国人や韓国人がどんどん移り住んでいます。良い大学のアジア人枠は、中国からの留学生でいっぱいだったり、英語学校には韓国人のお母さんがビザを取って子連れでやってきて、実は本命は子どもを地元の小学校に通わせることだったり。

電気製品を見に行くと、そこにあるのは韓国ブランドばかり。20年前にハワイに移住してきた時と比べると隔世の感があります。

 

などなど、まだまだこれらは一例で、話は尽きないのですが、ロサンゼルスに来た方々には、話だけではなく、ぜひ「体感して」帰っていただきたい事ばかりです。やっぱり百聞は一見に如かず。来ないとわからないことって、いっぱいあるんですよね。それはもちろん、どこの場所でも一緒ですね。だからこの体験をしっかりと受け止めて、自分も体感の旅を心がけていこうと思います。

 

行動できる人になるために必要な4つの基本ルールとは?

ビジネス書や自己啓発系の本を読んでいると、何だか何でもできるような気分になって高揚するのに、気がつくといつのまにか元に戻っている。

そんなことって、どなたにも覚えがあるのではないでしょうか。

今回は、そんなお話をしてみたいと思います。

 

行動できてない人は、◯◯が考えられない人

目標達成や成功の原則は、本やビデオを通じて、たくさん「知ってる」のに、全然できてない。自分の毎日は何も変わっていない…。

ライフコーチのクライアントさんでも、その悪循環から抜け出たいと、切実な思いで申し込んでくださる方も多いです。

ひとりひとり、事情は違うので、アドバイスも若干はトーンを変えていきますが、基本となることはだいたい一緒。

 

行動できてない人に共通する問題は、「何をしたらいいのか、考え尽くせていない」ことです。

 

「行動しなきゃ」と思うのにできない、と言う方に、「どんな行動をすると良いと思いますか?」というと、とても漠然としたお答えが返ってくるものです。

時には、「もっとリサーチを」とか「もっと人に聞いて」とか、インプット系のことを言う場合も多い。

 

いやいや、これまでさんざんインプットしてきたじゃないですか、だからここからはもっとアウトプットしないと何も始まらないですよ~というと、そのアウトプットの意味が分からない。

 

目標を達成するために必要な、「今、目の前の行動」が分からないんですね。

そうかあ、だからかあ、とセッションの中で見極めて、優しい共感は見せつつも、とっても厳しい課題を与えて、ビックリされています(笑)。

 

いやいや、厳しいのは最初だけなんですけどね。止まった車を動かすのは、たくさんエネルギーが必要ですが、一度走りだしてしまえば、慣性の法則でスルスルっと自走していくわけです。だから、とにかく最初が肝心。

自分を甘やかす習慣が身に染みこんでしまっているので、そこをきっぱりとブレイクするために、きつめのノルマを与えて、クリアしていただきます。

 

行動できるようになりたい!と言う方に対して、僕がアドバイスするのは、こういうことです。

 

1.アウトプットにこだわる

上記のように、行動できてない人はインプット過多。あるいはただ、立ち止まって何もしてないだけ。

もちろんリサーチも大事なのですが、調べてばっかりいても、何も始まらないですよね。だから、フォーカスするのは「アウトプット」です。

 

外に出て人と会う。発信する。投げかける。誘う。提案する。見に行く。

あるいは、ビジネスの場合だったら、思い切って試しに売ってみる。

実際にお客さんと対峙してこそわかる、貴重な学びがそこにはあります。

 

「自分」の外側の世界と関わる何かをしてみましょう。

そうやって動き出すと、エネルギーもシフトして、また新しい世界が見えてきます。

 

2.行動のリストを作る

目標を達成するために、どんな行動をしたらたどり着けるのか。それをじっくり考えて、とにかくリストアップしてみましょう。

営業の仕事であれば、潜在顧客リストの母数が小さければ、成約数も小さくなります。だったら、母数を広げるための努力がまず第一。

 

成約率を上げるための資料作りもあるだろうし、お客様に役立つ情報を手に入れて発信したりする努力だってできるでしょう。

電話やメールなどを駆使してコミュニケーションの頻度を高めることをしつつ、効率良く会いに行ける手法を考えて、テストし続けるのも良いですね。

 

売れてる人に勉強会をしてもらうとか、チーム制であれば、皆のレベルアップのために学習の場をセッティングするとか、とにかくやれることを延々とリストにしてみましょう。

それらが具体的であればあるほど、行動に落としやすくなります。

 

3.一日の時間割に行動リストを入れる

行動のリストを作っても、「いつやる」が伴っていなければ、何も起こりません。

だから、時間割に入れてしまいましょう。To Do リストなどを作る人もいっぱいいると思いますが、それを何日、何曜日の、何時からスタートするか、ということを決めなくては、忙しい毎日の中、一生手につけることなく時が過ぎてしまいます。

子どもの学校の時間割のように、Google Calendarでも利用しながら、9時~11時までは電話でのアポ取り、などと、「自分との約束」を入れてしまうのです。

 

朝になって、さて、今日は何しようかなあ、と考えているようではダメ。

せめて前の日の仕事を終えるまでには、予定を決めてしまいましょう。そして、明日をどんな一日として「クリエイト」していくのか、頭の中でシミュレーションしてしまうのです。

 

潜在意識はとても優れた機能を持っていて、寝ている間にも、明日のことを考え続けて、たくさん良いアイディアを練っておいてくれるのだそうです。

できる人は、脳の潜在能力をいっぱいに活用しているものなのですね。

 

4.「ゼロ」の日を作らない

行動が伴わない人の悪い癖は、やったりやらなかったり、ムラが多いことです。

ある時、グワーッと気持ちが盛り上がってやるのですが、疲れたり、飽きたりしてしまって、またしばらく手を付けなくなる。

せっかく一度やって要領が飲み込めてきたのに、またゼロからやり直しで、もったいないですね。

 

100かゼロか、ではなくて、1でも2でもいいから、毎日コツコツとやれる自分になると、気がついた時には自分でも驚くほど進歩していたりするのです。

重い車は、一度止まってしまうと、再び動かすのがたいへんです。だから、止めないことが一番効率が良いのです。

 

たいへんなのは最初だけ。後は、慣性の法則が働いて、放っておいてもやれる習慣が身につきます。

歯を磨いたり、お風呂に入る習慣をしないと、気持ちが悪いですよね。その状態に、自分を置くことです。そのためにも、3週間、続けましょう。

 

成果を出す人に共通しているのは、行動を習慣にしながら、何でもないこととして継続できるコツを知っているからです。

私たちに与えられている時間は、1日24時間。誰もが一緒。

今のままで十分です、というのなら良いのですが、より良い自分になりたい、より大きな成果を出したいと願うなら、行動の量と質にこだわっていきましょう。

 

 

↓ 気持ちのよい自己啓発本ばかりかと思うと、斎藤一人さん、最近は、かなり「実行」「行動」「勇気」「自己変革」を主張されています。

本当に「動かないと、何も始まらない」んですよね。

 

歩き続けてさえいればマラソンだってゴールできる。足を止めずに「今できること」に集中しよう

 

ライフコーチとしての仕事をしている時に、たまに、自分でもハッとするほど良い言葉を口にしたりします(笑)。

言いながら、あら、この言葉いいじゃありませんか、とメモしようとするのですが、たいていそういう時は熱くなっているので止めることができません。ちょっと待ってね、ってやってる場面じゃなくて、相手にもビンビン響いている瞬間なので、今だー、鉄は暑い内にー!っと、畳み掛けていくわけです。

そして忘れちゃう…。

 

でも今日はFacebookのメッセージでのやりとり中だったので、さっとコピペしてEvernoteに貼り付けて残しておきました。

 

まだ30歳を過ぎたばかりの若い友人と、大きな夢のあるプランをブレーンストーミングしました。仕事がつまらない、やるべきことに全然取り掛かれない。そうやって自分を責めてばかりいた彼ですが、良く聞いてみると、悪いのは会社の方。意図的ではないにしろ環境が劣悪です。

「そんなの、早く辞めちゃいなよ。」

最近、こういうアドバイス良くしてるなあ、何度目だろうと、実は心で苦笑。同じことを30代前半女子にも言ったな。劣悪な仕事環境で、何年も耐えに耐えて身体まで壊しちゃって、何やってんだよ~って、辞めることをアドバイスしました。

 

日本の人って、何か「我慢が美しい」と思ってますよね(笑)。我慢しなくちゃいけない。やる気がない自分が変。文句は言っちゃダメ。おかしいのは自分…。ここから何かを学ばなくちゃって。

まるで「巨人の星」の明子姉さんみたいに(例えが古い…)、ちゃぶ台ひっくり返されても柱の陰でシクシク泣くだけみたいな感じ。「おしん」の頃に価値観が戻っているのでしょうか。人生を自分の手で変えようとしないことを不思議に思っちゃいます。そのスイッチやセンサーが少しずれてしまった感がありますね。

 

日本を出て海外で暮らそうなんていう、はみ出し者の社会で20年も暮らしてきたから、日本でずっと暮らしてきた日本の方とは感覚も違ってしまっているかもしれません。それを簡単にアメリカかぶれ、みたいに思われると、そうじゃなかったり。海外在住日本人かぶれっていうか、日本じゃやってけねえよって飛び出た人たちが集まるコミュニティに長く居心地良くいるわけだから、それが当たり前の状態になってしまうわけです。

 

話は戻りますが、そんな日本社会の中で、とっても良いものを持っているのに、出し切れていない若者がいるのがもったいなくて発破をかけまくっております。先日の彼もそう。

最初はどうしたらいいんでしょう…みたいな暗いトーンだったのが、ある時点からグイグイと顔が明るくなってきて、あれ、自分、何か見えたかもとキラキラして帰って行きました。

後からメッセージでフォローした時にも意気揚々として「今の自分には壮大なスケールに見えるので、何もできないまま終わらないように、チャンクダウンして取り組んでいきます!」と言ってくれました。

 

チャンクダウンとは、NLPのテクニックで使う言葉で、大きく手強そうなイメージのままでなく、小さく小さくブレイクダウンして、チャレンジを取り組みやすくしていくことです。例えば、テニスのサーブを打つ、という行為を、ラケットを握る、ボールを握る、コートに立つ、相手の方向を向く、ボールをトスする…というように分解して考えると、ひとつひとつは、それほど難しいことではなかったりします。心理的なハードルがグンと下がって、バラバラになら取り組みやすいはず。

 

そこで僕が言った言葉がなかなか良かったのですよ。

 

どんな状況にあっても、『今できることは何か』を常に考えることだよ。今にフォーカスする。足を止めない。歩き続けている限り、マラソンだっていつかゴールできるから。」

 

3時間半を切ろうと努力して、最近、ゴール付近で歩いてばかりいる挫折感いっぱいの人らしい、シリアスなセリフです(苦笑)。

 

でも本当に、何度も何度も練習では「これ以上、走れない」状態になって、1-2時間も歩いて遠い道のりを帰ってきたこともあるわけです。レースでも、力が入らず、あるいは足が痙攣してしまって、もうダメだ…と、リタイアを考えたことも何度かある。

でも、足さえ止めなければ、いつかはたどり着ける、と言い聞かせて、一歩一歩、淡々と歩み続けます。すると、本当に、ゴールは見えてくるんですよね。その内、体力が戻ってきて、ジョギングが始められたりもして。ああ、諦めなかったから、またちゃんとゴールできたって実感する。

その実感の積み重ねを経験すると、諦めるなんてこと、できなくなるんです。いつかはちゃんとゴールできると信じられるから。

 

そうやってフィジカルで体感したことって、潜在意識に深く刻まれる記憶になるようで、スポーツではない場面でも何度も思い返しては、継続する力になっています。コツコツ、コツコツ。淡々と。それが何よりも強いんです。

足を止めない。何が何でも、足を前に進め続ける。そうすれば、疲れが取れた時に、ちゃんとまた走り出せるから。

 

写真は、かなーり良い状態で走って、良い成績が残せた「ハリウッド・ハーフマラソン」のゴール風景。

スーパーマンがお出迎え(笑)。メダルも、スターの形で気が上がりますね!

 

 

豊かさ波動を手に入れるために変えるべき3つのこと

とある仲間がFacebookで紹介していた本がKindleで手に入ることがわかったので、反射的にクリックして購入してから数週間。旅の間はまったくそんな余裕もなかったので、帰って早々、読破しました。

その本とは、はづき虹映さんの「2週間でお金の悩みがゼロになる魔法のレッスン」。人のすすめでもなければ、自分で手に取ることはなかったかもなあというタイトルです。もろ、スピリチュアル系。

 

以前よりもはるかに理解が進みましたし、もともと抵抗の欠片もないのでスンナリ理解できるし、同調できるし、共感もできる内容でした。引き寄せの法則とも共通するし、斎藤一人さんの教えにも通じるものがあります。何より、その構成やまとめ方、展開の仕方、言葉遣い、事例などなど、いろんなことが自分がこれからやろうとすることのために勉強になりました。

一部、「豊かさエネルギー」について書かれた箇所を引用してみます。

・お金は私たちの意識エネルギーが形になったものです。

・「豊かさ」を引き寄せたいのなら、あなた自身が「豊かさ」のエネルギーを身につけ、自ら「豊かさ」の波動を発振してやること。

・「豊かさ」のエネルギーを身につけるためには、自分を豊かにすることに手を抜かない。

・「豊かさ波動」を自らにチューニングしてやることが、今日ひとつ目のエクササイズです。

 

この本の中には、たくさんのエクササイズがあり、魔法のじゅもんがあります。魔法のじゅもん…。…怪しい響きですね~(笑)。斎藤一人さんの天国言葉のようなもの、と思えば大丈夫です。

今回、読んで良かったな、と思えた部分のひとつなのですが、終盤の方で、人が人生を変えて豊かになるためには、3つのものを変えると良いと教えています。その3つとはこちらです。

  1. 「時間の使い方を変える」
  2. 「つき合う人を変える」
  3. 「住む場所を変える」

中でもお金がかかりますが、「住む場所を変える」が人生を変えるためには最も即効性があり、かつ効果的なアプローチだと言えるでしょう。

 

そういえば、前にも少し書きましたが、ロサンゼルスに来てから感じるのは、この広い街の隅々まで広がる底知れぬ豊かさです。その一部として自分も波動を感じていたくて、多少、家賃は高いわけですが、きれいで豊かさを感じられる街並みの中に部屋を借りています。自分にとっての常識がどんどん塗り替えられて、少年から大人になるまで過ごした、手を伸ばすと天井に手が届いてしまう小さな公団住宅の暮らしが、まるで前世の出来事のように思えてきたりもして不思議です。

全部で7つある魔法のじゅもんの内、最も重要な第1のじゅもんはこれ。

「大丈夫! なんとかなる!」

不安や心配は、ネガティブな波動となって宇宙に届き、さらに不安を煽るようなことばかりが起こるようになる。心配が心配を呼んでしまう暴走状態、誰にも経験があると思います。そんな時は、これですね。「大丈夫! なんとかなる!」

わかりやすく人の意識を変え、言葉を変え、明るく楽しい気持ちにさせてくれる。これこそエンターテインメントだし、大衆性あふれる自己啓発のあり方だなあと勉強になりました。難しいことを難しく言うのは誰にもできる。でも、こんな風に、人の記憶に残り、生活習慣さえ変えさせてしまう力強い効果を発揮するには、大衆性、エンターテインメント性は不可欠です。ちょうどセミナーコンテンツも、ゼロから作り直ししようと思っていた矢先。本当にそういう意味でもとても参考になりました!

 

 

 

失敗が怖くて始められない。成功しない人のネガティブサイクル

昨日、かっこいいデザインの家が立ち並んで気分が高揚するマンハッタン・ビーチのジョギングロードを走りながら聞いていたポッドキャストの番組で、うわっ、こりゃ良い言葉だな、メモしなきゃな、と思ったものが山ほどありました。

でも、いつも走っている間は覚えているんですけど、終わると忘れちゃうんですよね。その瞬間に口頭でメモできる、ボイスアクティベイトのレコーダーがあるといいですね。できればその録音をテキストに変換してエバーノートに指定タグをつけて収納しておいてくれる、みたいなことまでつながると完璧。

ポッドキャストは一時停止して、また録音作業が終わったらスタートする。その間、一切手は使わない。走ったまま、「メモ」と言うだけで録音がスタートし、「終わり」と言うとエバーノートに自動収納する…。

開発しようかな。

って、起業家精神の旺盛な人は思うのでしょうね。僕はまったくそっちには反応せず、「あ、書かなきゃ」としか思えない(笑)。

メモできなかったので、ほとんど忘れていますし、また再び聞き返す時間の余裕もないので、あとは潜在意識に刻まれていることを期待するばかり。唯一、覚えているのは、この言葉でした。

さんざん準備して、いざプロジェクトを起ち上げようとした時になって、なぜか躊躇しちゃうんだよね。急にそこで怖くなる。そして自分の中からいろんな言い訳が沸き上がってきて、もっとああしなきゃ、こうしなきゃ、といじり始めたりする。結局、何も始まらないまま時間ばかり過ぎる。

これって何を意味するんだろう、って何度も繰り返した後で思ったんだけど、結局、失敗するのを怖がってただけだって事に気づいたんだ。

始めさえしなければ、失敗することもない。失敗が確定することもない。望ましくない結論が知るのが怖くて、始めない選択をしてしまうというネガティブなサイクルに陥っていただけだった。

でも、始めなければ、結局いつまでたっても成功することだってないよね。だから、僕らはどこかで思い切って、失敗のことなんか考えずにスタートしなきゃダメなんだ。それでもしダメでも、また修正してやり直せばいい。やり直せない失敗なんてないんだから。

おお~。何度も何度も繰り返してきたことなので、ビンビン痛いくらいに響いてしまいました。大小、さまざまな問題や課題で、結論を先に引き伸ばしたり、始めるのを遅らせたり、いつまでもグジョグジョといじくってみたり…。

結局は、外に出して、「失敗」と烙印を押されることが怖いだけ。いや、外の人がどうのじゃなくて、自分が「失敗」「できない」と分かって落胆し、自信をなくし、可能性を否定しなくてはいけないのが怖いだけ。

でも、一度ダメでも、それはただのフィードバックに過ぎないのだから、改良して、またやり直せばいいんですよね。一度のテストの結果で合否が決定されてしまう受験勉強の名残りなのか、いつも一発勝負の恐怖に怯えている自分がいるようです。

 

そういえば、アメリカに来てから知った、こんな英単語があります。

Procrastinate
プロクラスティネイト=グズグズする、先に引き伸ばすこと

日本語で、これにズバッと対応するひとこと単語ってないですよね? 単にのろい、とか、愚図ってことではなくて、締め切りが来るのが見えてるのに、ずるずると後回しにして、結局はラストミニッツになって慌てちゃう、そういう姿勢のことなんですね。まあ先延ばしっていう言葉が一番適当かな?

これはダメだよ、いけないよって、アメリカでは学校で子供の頃から教えているようです。失敗なんてしてもいいんだから、とりあえずやってご覧よっていう風潮が社会全体にある。逆に「失敗しないと成功しないんだから」と失敗を奨励するカルチャー。

それでも完璧主義者はたくさんいるし、その呪縛に縛られて、身動きできないでいる人がたくさんいるのは、日米共通のこと。人間の本能的なことなんですね。

 

本能に縛られず、人間らしい理性を働かせて、僕らはどんどんチャレンジしたい。完璧主義は、緻密な仕事をする上で欠かせない資質でもあるけれど、Try and Error(試行錯誤)の基本を忘れたら、そもそも完璧に近づくことはできない。だから、単に「フィードバックを受ける」というつもりで世の中に出して、使って叩いてもらって、どんどん皆の協力を得ながら完成品に近づけていけばいいわけですね。ソフトウエアなどで、β版という形で未完成品を世に出して、フィードバックを受けるように、僕らも真似をしていけばいい。

人間も製品もサービスも一緒。どんどん世の中に出していきましょう。

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