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核心の周囲で踊ってないで、輪の中に入って、さっさと火の粉を浴びてしまおう!

campfire

「核心の周囲で踊ってないで、輪の中に入って、さっさと火の粉を浴びてしまいましょうよ」

これ、起業をしたいと考えているのに、やっぱり一度、転職をした方がいいのかなあ、と迷いを見せたクライアントさんに私が言った言葉です。

グサーっと、深く刺さったようです(笑)。良かったです。

セッションによって精神的なブロックが外されて、あれもできる、これもできる、と万能感が湧いてきます。

未来のことを話し合い、ビジョンを描いたりしている時は、気持ちいいのです。

私がセッションでやるべきことは、本来、ここまでのこと。

だけど、多くの人が、この後、また元に戻っていくのを知っています。

こちらに書いた、揺り返し症候群です。

なぜならば、セッションとセッションの間には、「現実の暮らし」がでーんと横たわっています。

今までと同じように会社に行き、やりたくない、と言っている仕事をし、通勤の車で気持ちよくなるような自己啓発の音声なんかを聞いて未来を夢見ている。

セッションで約束しちゃったから、勧められた本を読む。

そうすると、いろいろと知識が身について、また少し希望が見える。

起業した人に会って話を聞いてみる。なるほど、できている人がいるのを知る。

よしよし。いいぞ、前に進んでいるぞ。

でも、実際には、そこで止まります。

いつまで経っても、なかなか、「自分ごと」にはなっていかない。自分のこととして、一歩踏み出すことができない。

現実に、では何をすればいいのだろう。現実、現実…。

そこで、はたっと、足が止まります。はじめて、恐怖心が芽生えてきます。

そして、「一度、転職をした方がいいのかもしれません」という発言が出てきます。

いや、転職するのが悪いとは思いません。

今の環境が劣悪ならば、さっさと辞めちゃうのが得策です。

日本の方は、我慢し過ぎで、心身によくありません。

ただ、それが「逃げ」の転職なのか、「攻め」の転職なのか。

そのどちらに当てはまるのかで、意味合いは異なりますよね。

攻めの転職とは、次にやりたいことが見えてきて、この業界、この事業、このビジネスモデル、というのが、どんどんクリアになってきて。

それを、「内側から学んでみたい!」と、同じ業界に入って、成功パターンを盗む。

あるいは、その事業を展開するのに、自分に足りていない知識やスキルを学ぶために、それにふさわしい場所を見つけて一時的に雇われて働くのか。

であれば、それは、「攻め」の転職と言えますよね。

でも、先延ばししただけの結果に終わるのであれば、それは「逃げ」の転職です。

そんなの、働かせていただいている会社にも失礼ですし、自分の本来のビジョンとはそぐわない選択をしても、また会社や仕事に不満を言って、満たされない自分を環境のせいにするだけ。

そして、一生、そのパターンから抜け出せないまま、起業などしないで終わることになるように思います。

結果として、自分が本来目指していたはずの、本当の意味の、充足感や、達成感、しあわせ感にはほど遠いことになるのかもしれません。

もちろん、そこで天職に巡りあう、という、類まれな確率がない、とも言えませんけどね。

でも、今の日本で、ある程度の年齢になって、そういう貴重な場所に巡り会える確率がどのくらいあるのか。

考えてみると、答えは明白なのかなあ、という気はします。

だから、上記の言葉です。

「核心の周囲で踊ってないで、輪の中に入って、さっさと火の粉を浴びてしまいましょうよ」

中央で、ぼうぼうと燃え盛る焚き火の周囲で踊っているのは、楽しいし、温かいし、明るいし、居心地がいい。

だけど、中心に近づけば近づくほど、熱いし、火傷しそうだし、眩しいし、怖いんです。

でも、一度、火の粉を浴びるくらいに近づかないと、問題の核心に触れることは不可能です。

準備ばっかりしていても、何も始まらない。

始めなければ、始まらないのです。

自分に嘘をつかず、ごまかさず。

今、できることを、淡々と積み上げていくだけ。

何も始めていないうちから、炎を怖がって、尻込みしているようでは、いつまでたっても核心には近づけません。

火の粉なんて、ばんばん浴びたって、洗えば落ちます。

少しくらいの火傷も、冷やせば治ります。そうやって、次は火傷をしないやり方を、学んでいきます。

準備なく始めろ、ということでは全然なくて、怖がって、逃げてばかりいても、望む未来には近づけないよね、というお話です。

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