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Monthly Archives: 8月 2016
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コーチングと、カウンセリングと、コンサルと、セラピーとの違いが明確にわからない方は多いようです。
確かに、それぞれを実際に使ったことがある人だったり、業界内にいる方でないと、そこはうまく認識していないかもしれませんし、そもそも違いなんか、たいしてない、というか、どうでもいい(笑)。
でも、まさか占いや、手相や、スピリチュアルのリーディングと同じカテゴリーで考える人がいるとは、この仕事を始めるまで、ちょっと予想していませんでした(笑)。
一緒にNLPのトレーニングを受けたアメリカ人コーチの友人とFacebookで会話していたら、こう言われました。
「その手法がなんであれ、クライアントは悩みが解決して前に進めれば、なんでもいいんだよ。水晶球のサイキックと同じだと思ってくる人もいるくらいだよ(笑)。
でも、コーチングが他と違う、っていうことは、ちゃんと事前に説明して納得してもらわないと、期待値がずれて、後でたいへんだから気をつけるといいよ」
なるほど、そこはもしかしたら、今まであまり徹底していなかったかもしれません。
あらためて、それぞれの違いについて、アメリカで言われている定義なども取り入れながら、言語化してみました。
とても簡単に言うと、カウンセリングやセラピーは、痛い、辛い、苦しいなど、マイナスの問題を解消するために行うもの、という言い方ができるかと思います。
どちらかと言うと、癒やす、悩みを解決する、心身の疲れやコリを取り除く。
そして、「生きやすくする」。
わかりやすく狭めて言うと、そんなイメージでしょうか。
コンサルテーションというのは、ある限定エリアの知識や手法を教わるものですよね。
そのジャンルや、「お金儲かり度」に比例して、金額も100万、200万、500万と、際限なく跳ね上がります。
東京オリンピックの招致を確実にするために、シンガポールのコンサルタントに払ったお金は、なんと2億2000万円でしたよね。
成し遂げたい、なりたい、という願望が強ければ強いほど、そして、その分野に特化した人が少なければ少ないほど、額も高額になっていきます。
それに対してコーチングは、自分の中にある、自分でも意識できていない夢や希望を明確にし、それを実現するために必要なステップを一緒に作って「自分がワーク」していくもの。
コーチは、その実現に向けて、時に叱咤激励し、時に事例などを用いて気づきを与え、時に鋭い質問ではっと目覚めさせ、二人三脚で伴走する存在。
目標へ向かう過程で心の障壁が見えれば、それを自分で解決できるように導き、究極の自立を目指します。
私の場合は、NLPのマスタープラクティショナーでもありますので、コーチングだけを学習してきた人とは違うスタンスでセッションに望むこともあるかと思います。
NLPにはセラピー的要素がふんだんにあります。
前に進むためにここを解決する必要がある、と思えば、重点を置いて、問題解決に時間をかけることもあります。
具体的には、トラウマの克服、苦手意識からの解放、自信を植え付けるための未来ペーシングなど…
日々、熟練度を上げつつ、提供できるサービスの内容もアップグレードをし続けています。
コーチングとNLPに共通する大切なことは、「人とは壊れたりしないものだ。だから治す必要はない」という原則にたっていることですね。
人の無限の可能性を信じ、潜在能力を引き出すことが、最大のゴールです。
困ったとき、迷ったときは占いに、という方は、人から教えてもらうことに慣れているのかもしれません。
学校教育の続きで、「正解探し」をしている、という可能性も高いです。
あなたはきっとこうするといい。
あなたはこういう人だから、こういう道がよいと出ている。
あるいは、あなたの今のエネルギーはこうだから、こういう風に進んでいくと良い結果が出る…
そんな風に、人からこうするといい、ああするといい、とガイドされることが、とても助かる、居心地良い、というときもあるでしょう。
とくに、迷いに迷って、出口が見えない時は、何にでもすがりたくなります。
私も、スピリチュアルは嫌いではなく、その存在ももちろん信じています。
西洋占星術のプロに見てもらった時は、あまりにも過去の大きなできごとをズバリ当てられて、口があんぐり。
とあるスピリチュアル系の方に、当時、誰にも言ってなかったけれど、胸の内で苦しかったりしたことを指摘されたりして、驚いたこともあります。
魂の存在も当たり前に信じていて、アメリカのテレビで人気の、ミディアム(霊媒)の番組も、いくつかあるのですが、欠かさず録画して楽しんでいたりもするのです。
ただ、迷った時、困った時に、いつもいつも、人に頼らないといけないようでは、「生きにくい」と思いませんか?
自分の場合で言うと、自分で決めないと気が済まない性質でして、人の言うことに左右されて、うまくいかなかった時に、その人のせいにしてしまう自分もとても嫌なのです。
弱い心が出て、人に決めさせちゃった時ほど、後悔しまくりです。
あくまでも、自分が自分の胸と相談して考えて決めれば、失敗した時でも、潔く自分のせいと割り切れます。
そして、どうやって決めたか、そのプロセスもよくわかっているので、次回、間違った決断をしないために、そこに戻って思考法も修正できる。
それが成長ってことだろう、と信じていますし、例え痛みが伴うものだとしても、それこそが、人間として求めていかねばならないものだと思うのです。
自分が成長しなければ、もっと大きな問題になど、とても立ち向かっていけませんからね。
自分が本当にほしい結果とは何かと常に向き合い、それを見出し、実現していく手法を自ら考え出し、その実現に向けて戦略と戦術を作り、実行していく。
そのすべてに責任を取ることができなくては、本当の意味での「思い通りの人生」とか「自分らしい人生」など、実現できないはず。
きれいな言葉に踊らされて、ふわふわと夢見ているだけで何でも叶うと宣伝するような、「偽りのスピリチュアル」に騙されてはいけません。
本物は、決して意図的にクライアントを「依存」させるように仕向けたりはしないはずです。
私の仲良くしているスピリチュアルとか、風水とか、西洋占星術をされる方は、根底に必ずコーチング的要素を盛り込んでいます。
あくまでも「自分自身のちから」で歩き出せるように、それぞれの特徴を上手に活かしながら、そっと背中を押しているのです。
私の場合は、「コンサル系コーチング」という表現をしたりもするのですが、ある時点から、必要とされる場合、そして、それが「ふさわしい」と双方が納得できる場合においてのみ、コンサルテーションもセッション内に含めていきます。
テーマは、留学や移住のことであったり、キャリアの磨き方のことであったり、より良い転職のことであったり、起業、会社設立、小規模会社経営のことだったり、様々です。
最近は、「ひとり起業」のことをコンサルすることが多いのですが、まずはコーチングでメンタルな部分の準備が整うのをきちんと見届けてから、コンサルに入るように気をつけています。
でないと、思いがけないところで自分の心のブレーキにぶつかって、失速したり、足踏みしたり、あるいは逆戻りしたりケースもあるからです。
となると、私のやっていることに名前はつけにくいんですよね(笑)。
コーチングでもあり、NLPのセラピーでもあり、コンサルテーションでもあり。
ま、名前はなんでもよいではありませんか(笑)。ほんと、どうでもいいですよね。
自分の頭で考え、自分の言葉で表現し、自分自身で一歩一歩歩いて行く。
それが自然と身についていくセッション内容を心がけています。
それ以後の人生が確実に変わっていく、ひじょうにパワフルなプロセスです。
↓ 興味がある方は、こういう簡単な本も出ています。ひじょうによく描かれていると思いますので、参考にしてみてください。
次のコーチングのテーマは「栄養にしたい」とクライアント言われました。実際、食や運動の指導的なお話をすることが増えていますね。
年初から半年のコーチングを受けた20代男子クライアントから、泣けてくる程、嬉しいメールをいただきました。
かなり劣悪な環境で働いていて、ばりばり成果も残していた彼。
独立するなり、転職して時間に余裕のある暮らしを手に入れるなり、とにかく動けと、手を変え、品を変え、叱咤激励。
少し時間はかかったのですが、最後の最後になんとかスイッチを切り替えることに成功。
ハッと目覚めて、行動に移ってくれたのです。
その結果。。。
以下、本人に許可をいただいたので、支障なき範囲で、彼の言葉をそのまんま引用させていただきます。
上野さんとのコーチングを経て、転職活動を約2か月集中して行っておりましたが、8月中に次の職場が決まりそうです。
厳しく助言をして下さり、誠にありがとうございます。
今回の転職先で実現したいことは、下記の通りでした。
- ・土日祝日休み
- ・年収アップ
- ・成果に応じて年収が上がる
- ・成長ができる環境がある
- ・将来役に立つスキルを身につけられる
現在内定を頂いている会社は、◯◯と、◯◯の会社です。
どちらも実現したいことは実現できる会社ですので、あとは将来自分がどんな風になりたいのか、どんなスキルを身につけていきたいのかを考えて決めたいと思います。
おそらく、年収は普通に100万円以上アップ、もしくは現在の2倍になる可能性はあります。
次の職場が決まりましたら、またコーチングをお願いしたいと考えております。
ビジネス、栄養についてのコーチングを現在考えております。
(職務経歴書も、上野さんからのフィードバックを受け、改善改善を繰り返しました。)
メールを何度も読み返しながら、思わずじんわり、嬉しさがこみ上げました。
そう、転職希望の人には、経営者としての経験を総動員して、履歴書や、職務経歴書も日英、両語でブラッシュアップのお手伝いをしています。
アメリカで、人材採用責任者として吟味してきた履歴書は、2000枚をくだらないのです。
その中で、「会ってみたい」と思う人は、必ず履歴書・経歴書の段階から、光っていましたし、それは、会ってみたら、ちゃんと「正解」でした。
そんな経歴を元に行う、「会いたくなる履歴書」づくりのコンサルは、かなり評判です(笑)。
若い彼なので、ベースがそれほど高いわけではないとはいえ、年収が軽く「100万アップ」とか、「倍増」とかって、すごくないですか!?
これって、ギャンブルで一回勝った、っていう一時的なお金ではないので、毎年、毎年、自動的に続いていく収入増なんですよね。
年収400万円の生活を20年続けると8000万円。
年収が倍増して、800万円が20年継続できたら、それが、1億6000万円になっていきます。
その差は実に、「8000万円」ということです。(単純過ぎる計算ですが)
例え、今の時期に、コーチングに100万円かけたとしても、生涯で、軽く7900万円もの「儲け」が出る計算。
年収800万円(仮の話です)になった彼は、そこでも、もっと「自分への投資」を繰り返していくことでしょう。
成長の度合いは加速度を増していき、実際には、年収だってそれに応じて、ぐんぐんと放射線を描いて伸びていくに違いありません。
つまり、ステージを上げて「稼げる自分」になり、稼いだ分を、どんどんと自分に投資をしていけば、使った分の100倍超のリターンだって期待できるわけです。
これはもちろん、お金だけの話ではない、ということ、このブログを読んでくださっている方ならおわかりですよね。
幸せ感も、人生これから感も、日々のワクワク感も、すべてが同じようにグングンと雪だるま式に上向いていくのです。
この図のように、ブレイクスルーポイントが来て、心身共に、グーンと加速成長していきます。
コツコツと、投資商品にお金を注ぎ込んでいくのも良いのですが、コーチングのような「自分改革への投資」を行うことこそが、最も確実に「未来価値」を生む行為なのではないかと、私は信じています。
個人差はありますが、やはり、本物の成果を期待するなら、せめて6カ月、みっちりとコーチングを受けられると良いと思います。理想は月2回で1年かな、というのが実感値。
日本にも、良いコーチがたっくさんいらっしゃいますよね。
自分がピンと来るフィーリングで、ぜひ、その時々にふさわしいコーチやコンサルを選んで、飛躍の「階段」として利用することをオススメします。
人間の成長には、どうしても時間という要素が不可欠です。
たいていの人は、ブレイクスルーを体験する前に「あ、これでOKかな~」と止めてしまう。
でも、それじゃあ、ちょっともったいないんだよ、ということを図解で説明したブログ記事です。
参考 成長はゆっくりカーブでやってくる。期待と実際のズレん負けないで継続する意味
コーチング・コンサル・NLPセラピーに関するお問い合わせはこちらから
スマホやパソコンに標準でついている「音声入力」の機能が、すでに実用レベルになっていることをご存じの方は、意外と少ないかもしれません。
ボイスメモのように、声を音声として録音しておくものではなくて、声で入力して、文字化するものです。
実用レベルじゃないのは、実は、それを使いこなせてない「人間」の方。
かねてからいろいろな記事で書かれていたので、そもそも腱鞘炎気味になったことすらある私は、大いに興味はありました。
そしてついに! 今こそやるべき、と覚悟して、この世界にデビューしてみることにした次第です。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/361/361006/
春先から、アウトプット中心の生活が続いていたので、7月半ばから8月にかけては、なるべくインプットを重視しようと思い、多読生活に加速度をつけたり、無料・有料(高額含め)オンライン講座を受講したりして、引きこもり生活を満喫しました。
インプットだけしている分には、机に向かう必要がないので、ソファーに腰掛けたり、ベットに横になったりしながら、自由なスタイルで過ごすことができるんですね。
すると、当たり前のことですが、カラダがとても楽なことに気がつきました。
長い間の会社生活が染みついていて、どうしても仕事と言うと机に向かうと言う図式ができ上がってしまっていたりもします。
さらには、パソコンに向かうもの、という意識もとても強いです。
紙とペンさえあればできることも多いし、リサーチや情報のインプットであれば、場所や姿勢なんて、どうでもいい。
リラックスした姿勢の方が、長い時間、脳を弛緩させることもでき、情報の吸収率もグンと上がる気もします。
そして、そういう楽な生活をしばらく続けた結果、今度は、長時間、椅子に座って、パソコンに向かうってことが、できなくなってしまったんですね(笑)。
机に向かって、キーボードを打つ姿勢って、実はとても良くないですよね。
腰、背中、肩、肘、首、目、手首、指。
すべてのパーツにとんでもない負担がかかります。長時間座っていると、足もむくみます。
書く量が増えれば、腱鞘炎になる人もいるほど、指や手首や肘に過酷な負担が集中します。
私もできるだけタイプする時間を減らすように心がけないとならないほど、仕事人生の中で、文字を書く量が激しく多かったものですから、結構、この点では悩まされてきました。
早く、考えただけで、文字が打てるような時代になればいいな、といつも思ってましたが、それにかなーり近いところまで、現実が近づいてきています。
それが、音声入力と言う手法です。
音声入力については、このところ、いろいろなブログや情報サイトでも目にしてきたので、いつかは…と思ってきたのですが、「いつか」というのは、永遠に来ない、と自分自身でも言っているように(苦笑)、やっぱりいつまでも訪れないわけです。
なので、「今でしょ!」と一念発起して、重い腰をあげてトレーニング開始しました。
ライフハック系のブログではないので、音声入力に切り替える方法などは、ほかの記事をご参照ください。
今や、デバイスやOSを選ばずに、何でも対応してきています。
マックやアイフォンならば、特別なソフトやアプリもいりません。
例)Macの場合
https://support.apple.com/ja-jp/HT202584
アイフォンをお持ちの方は、試しに音声入力をONにして、メールソフトでも、メモでもアプリは何でも、ちょっと何かをしゃべってみてください。
ものの見事に正確に素早く変換されますよね?
そのスピードと正確さには、驚いてしまう方も多いはずです。
ちなみに、このブログの記事も、実はベースは音声入力で書いています。
今はまだ私も未熟なので、多少、時間もかかりますし、一旦入力した後での編集作業が、やはりかなり発生します。
ほぼ、全面的に加筆/修正が必要なレベルです…。
ただ、これ、「初めて」の作品なのです。
1週間くらいトライすれば、できるようになるかな? と思ったら、ひとつのブログ記事の後半の方では、なんだかだいぶ慣れてきてて、さくさくと思い通りの文章が出るようになってきたんですよね。
全体でかかった時間は、いつもの同ボリュームの記事の半分程度でしょう。
腕や背中や肩や手首の疲れがまったく違います。
「あ~、もう指タイプには戻れない!」
編集しながらの、まとまった文章の追加、修正も、音声で指示を出したりしている自分。
怠け癖って、アッという間についちゃうのですね(笑)。
調子こいて、若干、1時間の間に、ブログの記事を2本、それからメルマガの記事を1つ、音声入力でさくさくっとドラフトしちゃいました。
なんだかそれまではとても億劫な気がしていたのですが、やってみたら実はとても簡単。
新しいツール、新しい習慣、新しいスキルの習得って、実はこんな程度のものだったりするのかもしれないです。
私が実際に試してみた後で思う、現状のメリット、デメリットについて、まとめます。
ベッドに寝転びながら、長い文章が書けるのって、画期的なことですよね。
私の場合はiPhoneでやりましたが、付属のマイク付きヘッドセットを使えば、ささやいてるような声なのに、きちんと認識をしてくれることに感激です。
漢字の変換も、実に正確。まるで文脈を理解して入力をしているとしか思えないような、きちんとした変換です。
今までは、おそらく皆さん、机に座り、タイプしながら考える、という作業をしていたはずです。
そして、頭で考えたことを、指に伝達して、目に映る文字情報を認識し、脳にフィードバックを返す、というような流れ。
これが、音声入力では変わりますので、慣れが必要です。
まず、書き言葉を「口で言う」ということは、普段の生活ではないので、そこが新しい体験。
そして、あまりにも早くタイプされるので、頭が追いつきません(笑)。
えーっと、とか言ってると、そのままタイプされちゃうし、間が長いと、音声入力が自動的に切れて、再度、マイクボタンを押さないとならずに面倒です。
句読点も、「てん」とか「まる」とか、「かいぎょう」とか言わないとならないので、コツをつかむまでは、思考が分断されて、うまくいきませんでした。
以下に、簡単に補足します。
話すスピードでどんどん文字化されますので、今までのように、タイプしながら考えて、句読点で一休みして、先をまた考える、みたいなわけにはいきません。
なので、あらかじめ、何を書くかを考えて、骨格を決め、構成を決め、ディテールを決めておくとスムーズです。
これは、でも別に悪いことではなくて、それによって、作業全体が驚くほどスピードアップするので、指でタイプするときもやるべきことだったりもするのです。
良い習慣づくりにもなり、一石二鳥ですね。
タイプする時のように、スクリーンを見てしまうと、誤入力が多いですし、句読点も気になりますし、成形したくなるし、集中が乱れます。
なので、慣れるまでは、とくに目を閉じて、瞼の裏の真っ黒なスクリーンに文字がぱちぱちとタイプライターのように打ち込まれるイメージを浮かべてやると良さそうです。
書き言葉を話す、というのは、新しい習慣です。
ですから、まずは、口で「タイプしている」ということを脳に覚えさせると良いと思います。
そのためにも、目を閉じて、集中することが、役に立ちます。
コツとしては身も蓋もないようですが(笑)、「書き言葉で話す」という新しいプログラムを脳に覚えこませるためには、まずは数をこなすことですね。
音声入力の千本ノックです。
最初は、「効率が落ちた」と思う人も多いでしょう。
それで、止めてしまう、という人が、たぶん大多数です。
でも、だからこそ、やるべきなのです。
新しいことを身につけるには、何事も最初に多少の痛みが伴うものです。
自転車に最初からスムーズに乗れた人がいないのと同じで、転んで、怖い思いをして、嫌な気分になりながらも、その先にある楽しい未来を想像して、コツコツと、淡々と、続けていった人だけが、恩恵に授かれるんですよね。
人間がタイプをするようになったのなんて、ほんの最近のことです。(西洋社会には、タイプライターというものが、かつて存在して、多少の長い時間が経っているとはいえ)
入力のデバイスが進化し、タッチパネルやリモコンが出てきたり、SIRIみたいな人工知能との声での対話が日常的になってきたり、アメリカでは、Amazonの「Echo」が市場に回り始めて、音声入力が急速に別次元に進化しています。
今、指を使って入力しないとならないことも、どんどん声だけで済む時代に進化していくはずです。
そして、その先には、「考えただけで、それがデジタル文字になる」という時代がきたらいいなあ、とも思います(笑)。
余計なことまで、全部書かれてしまうと困りますが、何らかのコマンドを念じた後で、頭でタイプしていくと、それがカタカタと文字に置き換わる、みたいな…。
ちょっと怖いかな。
でも、今のように、指や手首や目などを酷使していたら、身体機能が摩耗して、加齢と共にできないことが増えてしまいます。
寿命が伸びているのだから、カラダだって、それ相応の持久戦を覚悟して、意識して守っていかなければなりません。
私は今から、できる限り、音声入力に切り替えて、「カラダに楽させてあげたいな」と思います。
ちなみに、ドラフトとして私が使っているのは、Evernoteです。
正確に言うと、Evernoteの文字入力だけに機能を絞った、起ちあげの軽い「FastEver」というアプリ。
さくっと起動して、すぐにクラウドに上げてくれますので、以前のようなボイスメモはもう止めて、このようなメモソフトに「文字化した状態で」記録しておくと良いのではないかと思います。
いちいち全部聞き返さなくても、すでに文字化されているので、そのまま使えますよね。
https://appcenter.evernote.com/ja/app/fastever-snap/iphone
【東京在住】ヨシダケイコさん(仮名・アラフォー女性)
大手企業の商品企画スペシャリスト
アラフォー女性のクライアントさんにもいろいろいらっしゃいまして、彼女は長年、ひとつの会社でキャリアを積み上げてきた独身女性。
申し込まれてきたルートから言って、てっきり起業志望かな?と先入観で入ってしまったのですが、実はそういうことでもなく、未来に備えたい、自分らしさについて深く追求したい、という思いから望まれたセッションでした。
会社で働くのは、別にイヤじゃない。経済的にも不満はない。
でも、この環境がいつまで続くかの保証はないし、いざという時に、ちゃんと独立できる自分でいたい…。
でも、独立ったって、自分はいったい何をしたいんだろう…?
さて、そんな彼女にとってのライフコーチ体験はどんな感じなのでしょうか?
ケイコさん 仕事中心の生活を送る毎日の中、
将来のことを考えると転職をした方が良いのかもと考え、
今を変えたくないけれど、
自分が何がしたいのか、どうしたら良いか分からなくなり、
ケイコさん コーチングには以前から興味があったのですが、
そんな中、個人起業され成功されている知り合いの方のブログで、
会社員、個人起業とビジネスマンとしての経験も豊富で、
ケイコさん セッションや紹介いただいた本の多読、
とりあえず一歩踏み出してみることが大事なんだという気持ちから
行動することで、新たなキラキラした世界(笑)に出会ったり、
今の会社を辞めても、
また、自分が大事にしたい軸、
今は、日々の仕事のかたわら、
ケイコさん コーチングはコーチの力量によって、
ここまで人生経験が豊富で、様々な実践的な情報を持ち、
コーチング代は決して安くないけど、
ぐるぐる同じところでフリーズ状態を続けていても、
「企画」が大好き、ということで、こうやってメモにマインドマップを作ったり、付箋でひとりブレストしたり。気負わずに、キャリアオンリーにならずに、趣味のように仕事するのって、いいですよね。
ビフォア | アフター | ケイコさんのひとこと | ||
---|---|---|---|---|
現実のしんどい度 | 8 | ⇒ | 3 | 明るい未来が描けなかったため、 |
毎日の充実度 | 3 | ⇒ | 9 | 仕事以外のところでも自分の場所(トライブ) |
未来へのワクワク度 | 1 | ⇒ | 8 | 元々、未来へのビジョンがまったく描けない状態でした。 |
自分の自信レベル | 3 | ⇒ | 9 | 仕事に対して大切にしたい軸が定まると、 |
知識/スキルレベル | 4 | ⇒ | 9 | 上野さんオススメの本をいろいろと読んでいるうちに、 |
たまたまコーチング期間に私が東京に行く機会が何度かあったため、初セッションを含め、セミナーやら、軽井沢の合宿イベント、そして懇親会など、セッション以外でも何度も会う機会がありました。
学びの機会には本当に積極的に参加するし、あえて会社の仕事を通じてでは会うことのないタイプの人たちと交わることを心がけて、ぐんぐんと見違えるほどに意識も態度も変わっていきましたね。 おすすめした本は何でも手に取るし、そのたびに学びを深めて、視界が急激に変わったことと思います。シャワーのように多読することのメリットを実感していただいがのは良かったですね。 今は、起業家予備軍グループにも所属して、自らの未来に向けて、可能性をどんどん広げています。ミニイベントなどを友人らと開催したりもして、「自分ブランドで生きる」ことへの感触も試行錯誤中。 人生は、自分が望んで、一歩勇気を持って踏み出せば、半年でこんなに劇的に変わることもあるんだな、と、彼女を間近で見つめながら、コーチである私自身も驚いています。 |
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ライフコーチに関するお問い合わせは
機械的な作業や、マニュアル通りにやるだけの仕事は、どんどん磨かれたAIを持ったロボットがやるようになる時代。
運転ですら人間が必要とされなくなる未来が目の前まで来ている中、未来に生き残るために、我々はどうしたらいいのか、ということは、真剣に考えて準備しておく必要があると思っています。
もちろん、クライアントさんとのセッションでも、クライアントが「はじかれる側」に入らないように、しっかりと目を見開いてもらいます。
「これからの時代に最も重要なスキルは?」という問いに、「新しいスキルを覚えるスキル」と、お答えになっている方がいました。
リクルート出身で民間人として初めて東京都の公立中学校校長を務めた藤原和博氏。
さらに、別な場面では、「情報編集力」こそが、最も重要なスキルである、ともおっしゃっています。
未来への準備というと大げさに聞こえますが、まずは日頃の行動で、クセ付けをすれば良いだけのことも多いです。
「◯◯って、何?」「これって、どうすればいいの?」
簡単なことなのに、人に聞いて、わざわざ他人の貴重な時間を邪魔して気づかない人は、もう多分、ダメ。
今の時代、人に聞く前に、まずは自分でググれ、というのが、基本ですよね。
ググれ、というのは、皆さんもよくご存知かと思いますが、「Googleで検索しなさい」ということですね。
目の前にいる方との対面での会話中には、さすがにググれないかもしれないので、とっさに聞き返すのが正解かもしれません。
が、メールやメッセンジャーで、わざわざ時間使ってタイプして、わかりきったことを質問するのって、ちょっと前時代的な行動かな、と思ったりもします。
タイプする暇あったら、検索窓に同じ言葉を入れたら、身近なひとりの人の主観的意見よりも、はるかにたくさんの信頼すべき情報が見つかる可能性が高いです。
「◯◯ 評判」とか「◯◯ 口コミ」とやれば、とにかくありとあらゆる主観・客観情報が羅列されるのが常。
今や見つからない情報などない、と言ってもいいくらい。
「でも、ネットには無数の情報があって、いったい何を信用していいかわからないじゃないですか」
そういう声はあるかもしれません。
だからこその、「情報編集力」というスキルの重要性です。
これからも技術はどんどん進化しますし、グローバル化は加速度を増して進んで、異文化から、異なる言葉、異なるフレーズ、異なる価値観、異なる常識が次々に入り込んできます。
物知りとかって、もう存在しなくなるほどに、「新しいこと」の連続です。
そして、別に、何もかもを知る必要はないわけです。
Googleで検索すれば、そこに何でも載ってますから。
ただ、そのためには、まず「検索力」をつけないとなりませんね。
同じ機械を使い、同じソフトを使っても、同じ検索結果が出ないことって、多いのです。
ある人は、ちゃんと答えにたどり着き、ある人は、「わけわかんない」ままに諦める。
望む答えにたどり着く、ということ、それ自体が、すでに重要なスキルだったりします。
そこで諦める人になるのは簡単ですが、多分、そういう人は、AIに使われるようになるのかもしれません。
学びの速度をグンと何段階にもギアアップしていかないと、変化のスピードがどんどん人間の知恵を追い越していきますね。
ここでも、ツールを使いこなせる人と、そうでない人との明確な「格差」が生まれてきそうです。
先般、Kindle アンリミテッドについてご紹介しましたけど、ああいうストリーミング系の電子図書館がついに日本にも広がってきました。
お金はとくにかかりませんから、多読ができる人は、好きなだけ本を読み重ねることができる。
本を読まない人に比べたら、見違えるほどに知識を積み重ねていくことができる時代です。
参考 アマゾンアンリミテッドは「電子図書館」夏休みは無料で読書三昧
Googleの検索ツールだって、世界を俯瞰して見ることのできる、底なし沼のような百科事典です。
今、どのくらいの人が、どんな言葉で検索をしているのか、という「トレンド」が瞬時にわかる「Googleトレンド」という便利ツールを知らない方がたくさんいるのに驚くのですが、これとか眺めていると、世の中が手に取るように見えて、面白いです。
参考 「グーグルトレンド」
Yahoo!の知恵袋を見ていれば、人がどんなことに悩んで、どんな解決策を求めているのかも手に取るように見えてきます。
Kizashi.jp(兆し)というサービスを使えば、世の中のブログで、今、この瞬間、皆が書いているテーマがランキングになっています。
まるで、スーパーマンが地球を見下ろせる宇宙の彼方から耳を澄まして、「Help!」という助けを求める声を聞き分けるような感覚で、人間の声が聞こえてくるのです。
マーケティングの論理とかをいくら学習しても、こういう無数に広がる「生」の声を集め、分析する能力がなければ、ニーズもウォンツもわからないまま。
コーチングのクライアントさんに言うのは、自分で答えを見つけ出して、さらに応用していける人になりましょうね、ということです。
そうすれば、そのスキルはエンドレス。自分の「資産」になっていきますからね。
最近、「結婚はしないんですか?」と聞かれることが、たまにあります。
30前後で親戚から聞かれていたのとは意味合いが違って、パートナーがいると知っている人から、「せっかく合法になったのだから、籍入れないの?」という意味で問われる言葉です。
22年前だったら、迷わずしたかもしれないですね。
「永住権」のために(笑)。
でも、今は永住権も持っているし、望むなら市民権を申請することもできるようになったし、今さら結婚?というのが、なんとなく実感わかないのですね。
そもそも、自分には無縁なものとして、考えたことがなかったし、だいたい結婚なんて、ある意味、勢いとかタイミングとか、大事じゃないですか?
まったりと幸せに22年も一緒に暮らしてくると、とくに今、何か急いで形にしないと、という切羽詰まった感はないわけです。
でも、将来もしない、とか決めているわけでもなくて、何かきっかけがあれば、するかもしれないし、しないかもしれないし。そんな感じです。
さて、今回は、子どもの話。
カミングアウトというのは、一度、誰かにしたらいいというのではなくて、会う人、会う人に、いちいち新たにしていかない限り、全体に知れ渡ることはなくて、だから、仕事の話では、時折、無邪気に聞かれたりしました。
「上野さん、お子さんはおいくつですか?」と。
日本という社会は、とくに、ある程度の歳になったら結婚して、子どもができて、という決まったパターンで生きるのが当たり前な社会だったこともあって、気を使う、ということなく、スパっと気持ちよく聞かれます(笑)。
そういう「疑いなき人」に対して、どうやって、気まずくならないように、真実を告げるか、というのは、なかなか苦労するものです。
「私はゲイなんですよ」
とひと言で済ませてもいいんですが、アメリカだと、だから?という感じで、ゲイだって子どもを持っているカップルはたくさんいたりするので、やや複雑です。
もし、ホントのことをきちんと誠意を持って説明するのであれば、こんな感じになります。
「ゲイで、ずっと一緒に暮らしているパートナーはいるんだけれど、まだ籍も入れてなくて、いつか養子でもね、なんて話したことはあるのですが、結局、自分たちが落ち着かないままで、ハワイからロサンゼルスに引っ越して来たこともあったり、独立したりして不安定になったこともあって、今は養子の可能性も追求はしていない段階なんですよ。でも、将来はわからないですけどね」
これ、初対面の社交の場で言ったら、かなーり白けますよね。
相手が日本人だったら、相当、驚かせてしまうでしょう。そもそも、「いない」という前提を考えてすらいない人なのだから。(それ自体が、すごいことだけど…)
一番、嫌なのは、相手に「しまった…」という顔をされることですね。
別に、恥をかかせたいわけでもないし、こちらはどうでもいい話なので、たいしたことなくお話しちゃうのですけど、相手は「すごく大事な、センシティブなエリアに踏み込んでしまい、こんなプライバシーまで告白させるデリカシーのないことをしてしまった」と勝手に反省などしてほしくないのです。
本当になんでもないことなので。
だから、「上野さんってゲイなのよ」って、皆には触れ回っておいてほしいのですが(笑)、なかなかそれもまた「アウティング」とか言って、本人の許可なくしてはいけない、ハラスメント行為だったりもするので、触らぬが仏にならざるをえないところはありますね。
先週から日本で始まったドラマ「ノンママ白書」の原本となった、香山リカさんの「ノンママという生き方 子のない女はダメですか?」を読みました。
同著者の「50オトコはなぜ劣化したのか」を買ったら、Amazonにおすすめされたので、面白そうだなと思って読んだのですが、実際にノンママという生き方をしている方の書いた読みものとして、素直に面白かったです。
が、読者は選ぶのだろうな、とは思います。
参考 どうした50代!君たちは「ゆでガエル」だ|特集にゆでガエルからの反論?
どう読者を選ぶのか、というと、たぶん同世代じゃないと、なかなかピンときにくい社会背景がふんだんに散りばめられていて、だからこそ、ドラマもあんな風に、注釈いっぱいで描かれないとならなかったのかもしれません。
あと、この話題は、子どもがいる人、いない人、男、女、LGBT、それぞれに、見方、感じ方が違うものでもあるでしょう。
彼女は決して、ノンママが偉い、とか、ノンママで残念、これはダメ、あれはダメ、とか、そういうことは書いてないし、思ってもいないですよね。
ただ、こうなってしまって、こうやって生きている人からの「視点」を描写しているだけなのですが、それが、とても新鮮な発見になっているのではないでしょうか。
ドラマ「ノンママ白書」は、鈴木保奈美さんや菊池桃子さんと言った顔ぶれ、そして「あすなろ白書」などを思い出させるタイトルで、バブル世代にはピンと来る企画。
企画、という言い方がたぶん正しいと思えるような、純粋なドラマというよりも、ある種の提言、だったり、時代を映すひとつの現象を描いたドラマタイゼーションとして見た方が、入りやすいかもしれないですね。
(YouTubeにあったのですが、すぐに消されちゃうかもしれないので、あえてリンクは張りませんが、興味がある方は検索してみてください。連続ものです。)
クライアントさんには、アラフォー女性が多いのですが、シングルの方も多いですし、当然、子どもがいない方もたくさんいます。
出産に関していえば瀬戸際世代、ということで、そのような話題にもなりますし、事実、苦心して治療している方なんかもいらっしゃいます。
かと思うと、ドラマの主人公たちのように、すでに自分で生む可能性はなくなったクライアントもたくさんいます。
子育て中の方もいるし、だから、それぞれの生き方、ものの見方、選択、価値観、他者への見方などがあって、全体を俯瞰して見られる私としては、ケーススタディとして、ひじょうに興味深いです。
この本を読み、ドラマの初回を見ながら、思い出していました。
10年位前だったか、ハワイでとあるパーティがあった時、ある40代女性(子持ち+会社の役員クラス)が、ある30代女性に、思い切り言ったのです。
「◯◯ちゃん、結婚はしてもしなくてもいいけど、女として子どもだけは産みなさい~。女は子どもを産んでこそ一人前なのよ!」
その口調がかなりきつめで、昭和のドラマで赤木春恵さんが言うようなセリフ調だったこともあり、その内容が自分には驚くべき内容であったこともあり、潜在意識に刻まれてしまったようです。
そうなのか、いまだにそんなことを疑いもせずに口にできる「現代の人」がちゃんといるのかと衝撃でした。
もうひとつ、余計なことも思い出しました。
「女のひとりも説得できず、いつまでも結婚もできないでいる男は、大きな仕事を任せる相手として信用ができない」
40間際になっても結婚していない私のことを、何かの大事な契約の相手先として考えることはできない、という理由を、同世代のその方は、そんな風におっしゃったのでした。
自分がたまたま、隠れマイノリティとして長く生きてきてしまったので、世の中と自分を切り離して、他人事として外側からいろいろ観察するクセがつき、感情が傷つく、ということは全然ないのですが、やはり驚きはしましたね。
結婚する、しない、ということを、こんな風に仕事の能力と結びつけて考えてしまう人が、自分の世代にもまだいるんだ、ということに。
気がつけば、私の周りには、アラフォー、アラフィフでノンママな友人が山ほどいます。
皆、イキイキと、輝きまくって元気に未来を向いて生きています。
シングル女性、バツイチ女性なんて、数えきれないほどいるというか、そうじゃない人をピックアップする方が難しいハワイ&ロサンゼルス(爆)。
アメリカの良いところは、年齢に関係なく、望みさえすれば、いつでもちゃんと恋愛のマーケットがあるというところでしょうか。
何歳だろうと、恋をするのは当たり前。それどころか、「必要」とさえ思っている社会。
老け込んでいる暇なんか、ないんですよね。
どんな人の、どんな人生も、外側から見ているだけでは全然、わかりません。
ひと皮むけば、あれ、っていうことも多い。
だからこそ、人の人生を、根っこのところでリスペクトし、自分の価値観の押し付けはしないようにしていきたいですね。
同時に、自分と同じ環境じゃないと、自分の置かれている立場がわからない、という決め付けもやめた方がいいです。
本当に同じ環境なんてどこにもないし、被害者意識の塊になる前に、相手のことも思いはかる余裕がほしいですね。
ドラマの中で、主役に寄ってたかって男子社員が言っているセリフは、なんでもないもののようで、実はナイフのように尖っています。
ああ、そういえば、自分もこれ、やられたな、って、ここでもまたチクっとする体験を思い出したりもしていました。
存在感と危機意識の薄い、ゆでガエルの50代です(笑)。
日経ビジネス8月8・15日号の特集「どうした50代!君たちはゆでガエルだ」が話題になっていたので、オンラインで読める分だけ目を通しました。
参考 日経ビジネスオンライン「どうした50代!君たちは『ゆでガエル』だ」
記事中でインタビュー出演している香山リカさん(56歳)の著書「50オトコはなぜ劣化したのか」も興味シンシンだったので、Kindle版を早速ダウンロード。
そうか、自分は劣化していたのか、と初めて教えていただきました。
ここで言われている50代とは、1957年~1966年生まれまでの層で、62年生まれの私も、ど真ん中に入っております。
たとえ見た目はそう見えないとお世辞混じりに言われても、正真正銘、50代。
「ゆでガエル」呼ばわりだけではなく、「劣化」とまで言われてしまう50代男性。
ゆとり世代や、勢いある女性にばかりフォーカスが当たってきた昨今ですが、ここへ来て、ようやく主役に踊りでた感じで、嬉しいですね(笑)。
(と、意味なく喜ぶところが、ゆでガエル?)
私は基本的に、こういう「社会を俯瞰して見る」系のお話は大好きなんですね。
そもそも大学では、社会学、社会心理学を専攻していたくらいでして、人々の変化とか、社会の価値観の移り変わりとか、ワクワクしてしまうのです。
こういう世代論も、とても好きなジャンル。
「かつて新人類と言われた世代」と香山リカさんの著書では表現されていますが、ああ、確かに言われた~と、懐かしいキャンパスの様子まで思い起こしました。
「モラトリアム」とか「ピーターパン症候群」とも言われました。
今の議論は、ここにつながっているかもしれないですね。
すべてが同時代の話なので、背景から風景から、鮮明にフラッシュバックして、ウェブ記事も本も、興味深く読みました。
今の50代オトコたちは、こんな特徴があるのだそうです。
とてつもなく広い層を、ひとつの特徴で語るというのは、なかなか難しいことで、周囲の同世代を見回しても、何一つ共通項としてくくれるキーワードが見つからなかったりします。
とくに海外に出てきちゃったし、そもそも日本で属していたのも広告業界、しかも外資系、という、メインストリームから外れたところで生きてきたせいもあるでしょう。
また、ハワイ、ロサンゼルス時代におつきあいしてきた方々は、経営者が大多数です。
すでに自立して、コミュニティのリーダーとして活躍している方も多いし、自ら発信もして、下の世代に慕われている人もいます。
まだまだ「これから!」って、これから感たっぷりでいる人たちがほとんどで、働くの楽しいし、セミリタイアとか、そういう話すら聞かれない。
もちろん、定年などなく、70歳でも生き生きと働いている先輩たちを、目の前でたくさん見ているからなのだろうとは思います。
アメリカ人のみならず、在住日本人だろうと、「年齢が関係ない」という常識で染まっているコミュニティにいられるのは、ありがたいことだとつくづく感じます。
仮に、大学行って、就職したとすると、50代オトコも、だいたい25年~35年くらい、働いてきたことになります。
バブルの時に仕事を覚え、団塊の世代に思い切り叩かれながら成長し、よしこれから、と思ったらバブルが弾け…。
そこからの20年で、仕事や人生に関係する価値観は大いに様変わりしましたよね。
ただ、「会社の価値観」は、どれだけ変わったのか、というと、景気の低迷を切り札にして、企業の論理が通りやすくなった分、より環境がブラック化した部分もあるようです。
と忠誠を問われ、応えてきたのに、いきなりバサッとやられたり、知らない土地へと飛ばされたり。
でもローンはあるし、子どもの教育費は稼がないとならないし。辞めたくても辞められない、という声も、確かに聞かれます。
50代なかばになると、日本の会社では役職定年というのが待っています。
いろんな経験、積んで、これからが本当の貢献かなあという気がするのですが、会社では、お疲れ様でした、と御役目の終了を宣言される。
「もう要らない人」として、烙印を押されるようで、とてもイヤですね。
そもそも、定年、というのが、イヤな制度。
アメリカの雇用法に慣れすぎてしまって、日本がばっさり年齢でいろいろ区切っていくことに、心臓がバクバクするほど違和感、覚えます。
それ、訴えられるよ~ってことが、日本では世の中の「常識」としてまかり通っていたりしますからね。
過去の年齢感覚で決められたアレコレが、本当に実際に合わなくなっているのを感じます。
つられて、勝手に老成した気分になっている50代とか、あと40年も50年も生きるようなことになった時、気持ちがずっと持つんだろうか、と余計な心配をしてしまいます。
自分は、そもそも定年のない社会に来てしまったし、さらに会社という組織を離れて、自分ひとりで好き勝手なことをしてるので、この先の人生は、一本の軸でズーッとつながっているのですが、今、会社勤めをしている50代オトコの未来って、どんなんだろうと、確かに興味深い問題ですね。
役割を降ろされ、2軍、3軍、あるいは3軍の補欠、みたいな感じの立場で、すっかり下がった報酬をもらいつつ粛々と働き続けるには、今の50代、60代は、あまりにも若く、元気過ぎではないでしょうか。
確かに、日本で会社で働いている同世代と会話すると、少し「終末期」の匂いが漂ってきます。
会社人生の終わりは、人生の終わり?
そうではないはずですが、その後の明るいビジョンがあまり語られることはなく、なんとか定年までしっかり務め上げる、ということが、とりあえずのミッションになっている印象を受けることも。
未来について話すのは、恥ずかしいことなのでしょうか。
ずっと働いてきたとは言っても、たかが30年。
人生80~100年と、寿命もずいぶんと長く伸びてきちゃいましたし、これからも医療は進歩するので、なかなか死なせてはいただけません。
60歳で定年しても、一生の終わりまで、まだ20~40年の期間が残っていたりしますよね。
その長い長い時間を、皆、どうするんだろう…?
「楽天的、危機感がない ⇒ ゆでガエル」
とか言われつつも、きっと皆、心の中ではいろいろと考えているんですよね?
それを表現しないで隠してるだけで…。
と、思いたいのですが、そんな風に思えない出来事もあったりします。
ライフプランを作ることを提唱するセミナーに、50代の方がいらっしゃったりすると、時折、こんな風に感想をくださることがあるんです。
「いやあ、こういう良い話、息子(娘)に聞かせたかったですねえ~」
もちろん、それはありがたいお言葉なのですが、で、ところで「あなた自身のライフプランは?」というと、何もないのです。
「いやいや、私なんて今から考えても遅いですし…」
真面目にそう言って、自分にはもう必要ない、と疑いもしない方もいます。
ハワイでも、ロサンゼルスでも、日本でも、そういう方はいますが、やはり比率としては、圧倒的に日本の方が、そういう反応が来ることが多いですし、そういう反応を寄せる方の年齢が、はるかに若いですね。
今までなんとかなったから、今後もなんとかなるでしょう、という感覚なのだとしたら、それこそ本物の「ゆでガエル」(笑)。
時代の変化、環境の変化は、きっちり見たうえで、手を打てるだけ打って、万全を尽くしたうえで、キリギリスのように遊ぶのが賢い選択かなあ、と。
老後、とか、リタイア、とかいう古い言葉に縛られず、一生現役、一生貢献、ということを念頭に、古いOSを洗い流して、Windows10にアップグレードすべき時期。
マシンそのものが古くなってガタついている可能性も高いので、心身共に、長期間、健康が保てるように、一度、徹底したリファービッシュ(中古品の再生)も必要ですね。
その後は、定期メンテナンスで、錆びない、古びない、いつでも「Current(今の仕様)」を保ったままの自分でい続けること。
で、そんな「新しい」自分として、何をやるのか、何を残すのか、です。
もう一度、新しい人生を生きる覚悟をするくらいで、ちょうどいい気がします。
ライフプランについては、無料の小冊子でもお話しているので、参照ください。
オリンピック史上最多のメダル数を誇るマイケル・フェルプス選手が、さらにまたメダルを積み上げて、栄光を手にして引退宣言をしましたね。
引退宣言は、ロンドンの直後にもしていたのですが、今回は取り消しての再起。
でも、彼にとっては、この再起は、単なるアスリートとしての挑戦だけではない、重要な意味があったのです。
今、アメリカで話題になっているのは、彼が実は「自殺願望」まで抱えていたほどに悩み、苦しんでいた過去があった、ということ。
それは栄光を手にした後の話。
酒酔い運転で捕まったり、大麻でやっている姿がリークされたり。
それでもロンドンまでは、なんとか目標を定めて頑張っていたようですが、その後は、糸の切れた凧のように、生きる意味を見失い、一時は13キロも太ったりしたそうです。
そして、リオを目指してカムバックする、生活も見直すから、と約束した直後に、再び酒酔い+スピードオーバーでの逮捕。
これには本人もショックで、自殺を考えたこともあったとか。
自らリハビリセンターに入り、立ち直るために、何もかもを捨てて望んだ数ヶ月。
そんな時、友人であるフットボール選手から勧められて施設内で繰り返し読んだのが、この本、「人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章」でした。
原題は、The Purpose Driven Life。
ここでいう目的とは、目の前のことというよりも、人生のミッションとでも言うような大きな話で、大きくは5つの目的に分けて説明されています。
日本語版はこちらです。
世界で1500万部売れた、ということですが、大きな話題になっているので、これからまたさらに部数を伸ばすのでしょう。
残念ながらKindle版がなかったので、すぐに手にしてみたかった私は、原書をチェック。
すると、なぜかアマゾンのアメリカ版よりも、日本版で洋書扱いになっているのをダウンロードした方が、はるかに安いのでした。
なぜ…?(笑)
ちなみに、アメリカ版Kindleバージョンは、$9.99とペーパーバック版と一緒。
でも、日本で洋書としてのKindleバージョンだと、同じものなのに、今朝はタイムセールの対象になっていて、通常価格1420円のところ、なんと500円!
ということで、日本のアマゾンからダウンロードしました。
アメリカでは、彼のここ数年と、見事な「人間としてのカムバック」について美しくまとめたこちらのビデオも話題になっていて、YouTubeでは10日間で200万近いアクセスがありました。
英語の字幕も出せるので、ぜひご覧になってみると良いかと思います。
彼の苦悩、苦闘が十分に描かれていて、感動的です。
今回の活躍が、まったく違う印象を持って見えてきます。
結局のところ、成功とは、『マインドセット」なのですね。
心を整えることの重要さ、心の成長の重要さが、しみじみと伝わるビデオです。
「人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章」は、もともとはクリスチャンのために書かれた本であり、だから「神(God)」という言葉が各章に散りばめられています。
いきなり、「すべては神から始まる」と言われたり、目的のひとつが「あなたは神を喜ばせるために造られた」とか言われると、宗教的すぎて、引いてしまう人もいるかもしれません。
そもそも、意味が通じにくい部分はあります。クリスチャン以外の人には、どうしても腹に落ちにくいですよね。
が、誤解を恐れず言うならば、ここで書かれている神、という言葉は、都合の良いように言葉を入れ替えてしまっても良いのではないかと思います。
スピリチュアル系でよく使われる、宇宙の意志とか、ユニバースとか、ハイヤーセルフ(Higher Self)とかでもいいですし。
さっぱり淡白に「自然」「世界」という言葉でもいいのではないか、とも思います。
とにかく、なんだかわからないけれど、理解を超えた、大きな大きな存在、というものをイメージできれば、それでOKです。
ここで、神? 宗教の話? うわー、怖い、気持ち悪い、洗脳~、とか言って、読まない選択をするのが、一番、損なことです。
学びは、あらゆるところから得られます。
どん底から這い上がって、ボロボロの状態から再びメダルを5個、銀メダルを1個、獲得するまでに蘇生するのを助けた一冊です。
全世界で熱心に読まれ続けている本だし、若い世代に合わせて、ちゃんとアップデートもされているので(原書は)、何が書いてあるんだろう?と、私など、興味津々でした。
まだパラパラと前半に目を通しただけですが、とても簡単な英語で、誰にでもわかりやすく書かれています。
真理というのは、往々にして平易な表現で語り尽くされ、それゆえに、するっと意識の表層を上滑りしがちです。
が、ゆっくりと、噛みしめるごとく読むことで、深く浸透していきます。
章のタイトルをいくつか抜き書きしてみると、このような言葉が並んでいます。
コーチとして、とても重要な一冊に巡り会えたと喜んでいます。
夏休み中の方も、人生をゆっくりと見つめなおす良いチャンスです。
マインドを整えるためにも、「自分らしく生きる」ためにも、ぜひマイケル・フェルプス選手にならって、読んでみましょう。
オリンピックおたくです(笑)。
いや、正確に言うと、「でした」です。ハワイに移住する前は。
日本の放送は素晴らしいですし、各局が競って、わかりやすく、華やかにもり立ててくれるので、超上質のエンターテインメントとして、夏、冬と、2年に一度巡ってくる大会が楽しみでした。
ハワイに移住するまでは。
日本にいると、基本、日本選手のことばかりになるのと同様、アメリカにいると、アメリカ人選手のことばかりがフィーチャーされます。
しかも、メダル候補の数が多いし、それも「金」の可能性も高いし、他所の国の選手とか、彼らの記録とか、基本、どうでもいい感じ。
仮に、アメリカ人選手がメダルにからむ期待の種目で、そこに日本人選手もからんでいたとしたら、「ついでに観れる」という印象。
体操や水泳は、そういう意味では、ありがたいことに日本選手が上位にいますから、かなり楽しませていただきました。
でも、水泳のバタフライで2位に入ろうと、800mリレーで銅に入ろうと、優勝がアメリカ人なので、カメラもマイクも、そこに集中して、日本人など一瞬たりとも映りませんし、コメントもありませんでした。
慣れているとはいえ、感動の瞬間を一緒に味わえない孤独感、海外在住の日本人は皆、味わっていることと思います。
アメリカは、NBCが何大会ぶんもずっと独占放映権を取得してて、他では見れません。
でもまあ、最近はネットやスマホ対応も素晴らしく、かつてのように夜のゴールデンタイムのダイジェストオンリー、ってことはなくなったので、一日中、楽しんでいられたりはします。
そこは進歩。
でも、やはり日本選手が活躍した場面は見たいもの。
日本のとあるニュース番組が放送されていたりもするのですが、肝心なところは「権利の関係でお見せできません」と音だけになっちゃったりするんですよね。
犬にお預けするみたいな感じで、そんなの放送しないでほしい、と思うほど…。
せめてネットで見せてくれている速報画像にアクセスを、と思っても、権利関係がからんでいるものだと、なかなかガードが固くて、海外からだとブロックされます。
NHKのオリンピック特設サイトのビデオも、以下のような感じで、「視聴できません」とシャットアウト。
これは、アマゾンプライムビデオとか、ネットフリックとか、皆、一緒なので、慣れたことですが、せっかく太っ腹に公開してくれているのに、残念過ぎます。
ということで、ついに手を出してしまいました。
日本のIPアドレスで、架空の状態で、国内からアクセスしたように見せられるVPNサービス
「インターリンク」に。
難しいことを言っても、わからない方もいるかと思いますが、仮想状態で、あたかも「日本にいるような」状態で接続してくれる、ということなんですね。
さくっと調べる範囲では、別に違法ではなさそうで、公のサービスとして利用されています。
前々から存在は知っていましたが、これを契約してしまうと、ただでさえ、テレビや映画が大好きなのに、これ以上、日本のコンテンツまで見れるようになったら、廃人になるかもしれないくらいにのめりこんでしまいそうで…(苦笑)。
「日本のものは見れない」と割り切っていれば、諦められるのに、見れてしまったら、我慢できなさそうな自分。
ま、でも、60日間無料だし、オリンピック期間だけでも使用感を試してみちゃおうかな、とかいろいろ言い訳しまして、申し込みました。
いろいろわかりにくいところはありますが、簡単は簡単。
あっという間に接続できて、無事、トップの画像のように、NHKさん配信の内村選手を拝見することができました。
早速、試しましたが、アマゾンプライムも、日本のページからストリーミングも問題なし。
いろんなサイトに出てくる広告が、英語のものから、日本のものに一瞬で変わりました。
まるで日本に旅している時のよう。おもしろい~
ネットには、同じように、日本版のHULUとか、ネットフリックスとか、楽しんでいる方の口コミがいろいろ載っています。
海外生活者の悩み、これでひとつ解決しますね。
私のように日本専用で良いならば、これで。「固定IP」が割り当てられます。 ↓ ↓
何らかの都合で世界各国にアクセスするので、いろんな場所のアクセス状態を都度、選びたい、という方には、こちらのセカイVPSがおすすめですね ↓
日本の生のテレビ番組が見れるようなものとは違いますので、ご注意くださいね。
では、まだまだ続く真夏の祭典、目を真っ赤にしながら、楽しみましょう~!
アマゾン、攻めていますね~。いいですね~。
いよいよ日本でも、図書館みたいに本がダウンロードし放題の「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」が始まりました。
月々980円払えば、一度に10冊も、電子書籍がダウンロードできてしまいます。
参考 Newsweek「日本版「キンドル・アンリミテッド」は、電子書籍市場の転機となるか」
Kindle(キンドル)という端末の普及で(アイフォンやアイパッドのアプリも含めて)、まるで本棚全体をいつも持ち歩いているような感覚でいられたわけですが、今度は、なんというか、移動図書館と共に動き回っている感覚でしょうか。
まだまだダウンロードできるセレクションは少ないですが、アメリカの動きがだいたい数年遅れで実現していく感じなので、そのうち、増えていくのでしょう。
一度に10冊しかダウンロードできないので、次々読みたかったら、図書館みたいに「返却」しないといけないわけです。
だから、本当に手元に残しておきたい良書、何度も読みたい本、マーカーで学習用に使いたいものは、ちゃんと後からお金を払って買うことになるんだと思います。
ああ、この著者、いいなあ、と思ったら、他のも読みたくなるわけですしね。
だから、お試し読みには、最適。
以前から、プライム会員は、月に一冊だけ、ご褒美的にキンドル本がダウンロードできましたが、今度は、980円足すと10冊まで。
読み終わったものは、「返却」すれば、すぐに次の本をダウンロードできてしまいます。
今のところ、セレクションは限られているとはいえ、どんどん増えている印象です。
しかも、雑誌が含まれているのは面白いですね。アイパッドできれいに読めて最高です。
雑誌も、著しく発行部数が減る中、それに合わせて広告収入が下がるのが一番の問題。
販売による収入よりも、広告収入の方をキープすることが何よりなので、こういう手段が成り立つのでしょう。
アメリカも、定期購読すると、ほとんどの雑誌が値段があってないような低価格になったりするので(たぶん郵送の実費くらい)、トレンドはついに日本にも、という印象です。
思い切って最初から参画した出版社さんは、理解ありますよね。最初に電子書籍大反対!ってムードだったのとは、少し事情が変わっている印象です。
私も、早速、大好きな「Tarzan」とか次々とバックナンバーを読みまくっています。
小説も、ビジネス書も、実用書も、雑誌も、漫画も、新旧関係なくそろっていて、ラインナップを見ているだけでもワクワク。
雑誌の他にも、すでに5冊のビジネス書を読み終えて、次の選択に。まだ10日間だというのに、どんだけハイペースか。
いつも月々1~2万円くらい、書籍代に使っている本オタクとしては、なんとも嬉しいサービスです。
初月は無料お試し期間。でも、きっと、このまま継続してしまうんだろうなあ~。
初月は無料なのですから、ぜひこの機会に読んでいただきたいなあ、と思う良書を下記にまとめました。
えー、これもあれも無料なの?と驚きの大サービスです。
ちなみに、「読んだボリューム分」だけの印税が、なんらかの形で計算されて、出版社さんに払われるようです。
ダウンロードしただけで、読まないと、印税にならないので、ぜひちゃんと全ページ読んで、知的財産の保護に協力しましょうね。
こういうのが出ると、どうしても「変化反対派」があれこれ唱えたりするのですが、時代の流れを止めることはできないのです。
映画も音楽もとっくにストリーミングになりました。今度は、本がストリーミングになる番です。
時の流れに逆って時代錯誤なことをしようとしてみてもダメなことは、過去にも証明されてきていますよね。
「じゃあ、どうしたら」ということを考えて、逆にこの機会を利用するくらいの方がきっと正解です。
コンテンツは、限りなく無料に近づいています。
それが世の中の大きな流れですが、それは、「今までの課金の仕方がうまくいかなくなっていく」だけ。
本が売れない時代、と何回言っても、売れるようになるわけではないですからね。
映画はもちろん、音楽業界も、先にこの波を経験してきています。
まずはダウンロード、そして今度はストリーミング。YouTubeに行けば、「公式ビデオ」があったりするわけですから、わざわざお金を出す理由がどんどんなくなります。
でも、音楽が売れなくても、コンサートを開催して、ロゴ入りタオルを売る。握手券を売る。そんな風にリアルな場での課金システムを構築して、皆さん、サバイバルに必死ですよね。
それはでも、「進化」のプロセスに過ぎないし、これからどんなことが起こるかわからないのだから、ひとつひとつに対応して、自分を鍛えていかないと。
出版社さん、著者さん共に、いろいろ創意工夫して、新しい市場を作り出していくタイミングなのでしょうね。
以下、ざっとラインナップを見渡したところで見つけたオススメの定番良書の一部です。
意外にセレクションがいっぱいあって、全然、見きれませんでした…。
これは自己啓発系ですが、小説も他のジャンルも、実にいっぱいあります。
お盆休み、夏休みは、読書三昧で、知的好奇心をお腹いっぱいに~!
参考 日本のアマゾンにアカウントを作ったのにKindle版の電子書籍が買えない現象を解決する方法
参考 Kindle アンリミテッドは「電子図書館」。夏休みは無料で読書三昧