Archive
Monthly Archives: 4月 2014
Monthly Archives: 4月 2014
スピルバーグの映画「マイノリティ・レポート」で、トム・クルーズが大画面をシャシャッと動かしながら、くっつけたり離したりして再構成していく様は、とても未来ぽかった。他にもたくさん未来を予知するようなシーンがあって、ワクワクした。
この映画が発表されたのは2002年。舞台になっているのは2054年。映画から数年してiPhoneが出てきてスワイプ動作が一般的になり、その後、iPadが出て僕らは未来がすでにここまで来ているのを知った。
昨年、Leap Motionというのが出てきて、まるでマイノリティ・レポートそのもののことが現実に起こってきていることに驚いたが、まだまだ実用に至っていないし、今回の記事によると起ちあげに難航している様子でもある。
さて、この指輪はどうなんだろう。指輪に何やらスイッチっぽいものもついていて、フィジカルにスワイプアクションしたりもしている。タイプの様子がまだ良く見えないが、それさえできるなら、欲しいと思った。
タイプするのって、それだけでどうしても億劫。指も手も肩も背中も腰も疲れるし。辞書登録したり、Text Expanderみたいな便利ツールを使いこなしても、それでもまだ負担は残る。
コンピュータそのものがメガネや時計の形でウエアラブルになってきている今、マウスやトラックパッド、キーボードが重厚な前時代的なものに見えてこなくもない。現にiPhoneやiPadは指だけで操作できているもんね。2054年まで待たなくても、あの映画の世界はどんどん現実になっていくのだろうな。
グーグルの無人カーの最新ビデオも昨日出ていたけれど、もうここまでできているんだと驚愕。これもマイノリティ・レポートのビルを縦横に走ってるのにつながっていきそう。ワクワクするなあ~
昨年夏、ニューヨークでブームがスタートしたクロワッサンの生地で作ったドーナツ「クロナッツ」。連日、行列を作るほどの人気で、アメリカ各地から日本にも飛び火して、ミスタードーナツとかでも売っていますよね。その伝播力と速度がソーシャルの時代っぽいなあと感心。
僕はヴィーガンです、ヘルシーです、とか言いながら甘いモノの誘惑には積極的に弱くて、つまり最初から降伏しています(笑)。でも毎日何か食べるようなことはしておらず、ドーナツなどは2ヶ月に一度くらい無性に食べたいと思って、会社のスタッフに差し入れ~という形を取りつつ、自分が必ず一番食べていました(バレバレでしたけどね)。
それ以外で甘いモノを食べるというのは、ディナーに出かけた時の締めのデザートくらい。そもそも夜の外食をほとんどしないので、月に1-2回なんですよね。会社に行かなくなったら、差し入れもおみやげもないし(これもいつも僕が一番いただいていました…きっと)、おかげでするすると体重も自然減少。良いことです。
クロナッツの登場以来、巷では「ハイブリッド・デザート」という名のもとに、様々な組み合わせものが発売され、話題になるものもあれば、結局はキワモノ扱いで終わるものもあり。
こちらの記事には、「7つの最悪なハイブリッド・デザート」がまとめられています。去年の暮れの段階のものなので、今はもっと新種が出ていることでしょう。中には今、評判になっているものもあるようです。
最後のはなかなか流行っている、と聞きますし、どれも普通に美味しそうですよね。ただ単品でも僕は全然OKです。元も子もない感想。
つい最近見つけた新種のハイブリッドが、トップの写真にあるワッフルとドーナツを組み合わせた「ウォーナッツ」です。英語では、Waffle + Donut = Wonut。こちらの記事には、ご丁寧に作る過程まで写真で解説してくれています。別に何も変わったことはなく、普通にワッフルを作って、揚げて、砂糖にくぐらせて、トッピングしているだけですが。
アメリカのドーナツは、なぜか何かをトッピングしないと気がすまないようで、ハニーグレイズやチョコレートまぶしやらでデコレーションされると、途端にドーナツっぽく仕上がりますね。
ワッフルそのものは、パンケーキと一緒なので甘さ控えめの良質シロップをかけて食べるだけなら、それほど悪くはないと思いますが、それをなぜかドカッと揚げて、さらに甘みでコーティングするという…。それは罪です(苦笑)。
いや、ほんと。これ以上、食を乱して人の健康を脅かさないでいいはずですよね。ビジネスには常に原理原則が大事。人間として正しいことをしなくてはいけない。自分の大事な人が毎日、毎食食べてはいけないようなものを売るのはどうなのかなと、水を差すようで悪いのですが、正直なところ思ってしまいます。
日本でも報道されましたが、今朝ふとつけたカーラジオでも、盛んにこのことが会話されていました。プールのロッカールームでも、「まったく信じられないよ」と皆が口々に話していた。いったい今は2000何年なんだよ、と。
NMAのクリッパーズのオーナーが黒人差別発言をして大いなる問題に発展しています。選手たちはユニフォームを脱いで静かなる抗議をし、スポンサーたちは次々に降り、マジックジョンソンは声明を発表して買収にも名乗りを上げ、リーグもオーナーに売却させようと動き始めています。
最近のアメリカ社会は、すごくこういうところの動きがシャープだなあと感心します。根底にあるのは、絶対に許すまい、元に戻るまいとする強いコミットメントの姿勢。
性別や性的指向に関することについては、まだまだ賛否両論なところも多いわけですが、人種に関しての差別はごく一部のヘイトオーガナイゼーション以外のところでは、一分のスキもないほどブレることを許さない。一貫して揺るぎない姿勢が感じられます。
こうやって時に不意をついて現れると、いまだにこんなことを「思っている」人がいるのかと驚きますが、映画「ヘルプ」などを見て分かるように、アメリカにおいて黒人差別が公に禁じられ始めてから、まだまだ実は日が浅いわけです。あの映画の舞台は1960年代。僕が生まれた頃の話です。1800年代の話ではないのです。
育った環境、年代によっては、強い抵抗感と共に残ってしまっている感覚があるのも事実のようです。もちろん50年も経って、理性や智慧、人間への愛情、感謝の念などによって、過去に一度染められたかもしれない意識が未だに上書きされていないのは由々しき問題。単に言葉の言い間違いとかではないわけなので弁明のしようもありません。
今回は、僕の場合、そのことにどんよりと暗い気持ちになることは一切なく、ブレのない世間の反応やシャープな報道、対応の姿勢に気持ちが明るくなる方が勝っていました。そんなアメリカ社会に「いいね!」を上げたいな。
1年と少しばかりスイミングクラブに通って、だいぶ進歩したと思ったのに、その後1年半のブランクを作ってしまったがために、またやり直しになったスイミングのレッスン。本当にトホホです…。
止めた理由はいろいろあったのですが、そこが高校のプールを借りていて、夜8時か朝5時という選択しかなかったことが一番かと思います。今は引っ越して同じクラブの別なプールに通えることになりました。そこは6時、7時、12時、夜7時といくつも選択があって、しかも自分は基本、時間が自由だし。5月の半ばにトライアスロンに出ることを決めちゃったので、やるしかありません。
しかしこの1年半。マラソンで記録を出したくて体重を落とすために筋トレも止め、上半身はちょっとカッコ悪いくらいに筋肉が落ちていました。腕立てとか腹筋とか嫌いなので(^_^;)、車生活でカバンすら持たないLA暮らしは、筋肉が落ち放題なんですね、きっと。
そんなこんなで、再開した水泳は辛いことこの上なくて、逆にビックリしてしまいました。以前のプールよりもこちらの方がレベルも圧倒的に高くて、速さ別に4レーンに分かれるのですが、最遅のレーン。そこでもついていくのに必死…? え…?(涙) しかも泳ぎ方を忘れてしまったらしくて、足はつるわ、腕は上がらないほどに疲れるわで、楽しくありません。
自分にとって、水の中で泳ぐという行為には、常に怖さがつきまとっています。途中で泳げなくなったら。途中で息が続かなくなったら。途中で沈んだら。なんかそういう本能的な恐怖がこみ上げてきちゃうんですよね、途中で疲れたり、息があがってきたりすると。それでスピードを上げられないということもあり。
これじゃあ海で1.5キロを完泳するのもほど遠いと思い、以前、日本で買ってきたクロール上達法の本を引っ張り出してきて、付属のDVDを再視聴。フム、フム。間違っていることがいっぱい見つかる。前にも見てるのに、全然忘れてる…
なんかすごく良い所まで来てるんだけど、まだもう少し気付きというのには足りない、もっとブレイクスルーな、英語でいう「Aha moment(あーなるほど)」がほしいと思って、これも以前調べてみたことがあったYouTube上のスイムレッスンビデオを検索して見てみる。
いくつか見て、おー、これだーとついに分かった~!が訪れたのが、ページトップにあるビデオ。英語ではありますが、この人の泳ぎは腕と肩に力が入りまくっていて、一生懸命「掻いている」んだけれど、水の抵抗を受けまくって疲れる割には、推進力にはまったくなっていないことが見て取れます。腕の周りに空気の泡がいっぱい。肩も盛り上がって、これじゃあ長くは泳げないだろう、と素人目にも分かります。
でも、自分もこの状態でした(汗)。
それをほんのちょっとのヒントで瞬時に直してしまい、すると、明らかにゆっくりモーションになって力は抜けているのに、スイスイとあめんぼのように前に進んでいくんですね。
おお、これだよ~。これを待っていたんだよ~。やっぱ「ダメな例」を見せてくれると、とてもリアルに伝わりますね。
その後もいくつかビデオを見てイメージを焼き付け、今朝、7時のクラスに行って実践してみました。はい、効果てきめんでした。あれ、何だか…前にも同じようなことを同じように体験したことを思い出しました。まったく同じプロセスを2度、気付かずに繰り返したかも。学びないぞ、おい。よーし、これで後は泳ぎまくって、必要な筋肉鍛えて、心肺機能を水泳用に一段階強くして、本番に望んでやろうじゃないか、と意欲満々な自分が戻りました。昨日はギブアップすることをほぼ決めていたくせに。
しかしこの力を抜く感覚。水に浮く感覚。流れに任せる感覚。なんかに似ているなあと思ったら、以前受けた発声トレーニングのことを思い出しました。喉仏が息の通りを邪魔しないように喉を思い切り開けて、お腹から声を出す練習をさせられて、自分でもびっくりするくらいの大きな声が楽に長く出るようになった、あの瞬間。
あの時も、喉の周りや肩、唇、すべての力を抜くことで、パフォーマンスが最大化したんでしたっけ。声についてはずっと悩んできたので、どれだけ嬉しかったか…。
書くことも、人との対話も、アイディアを浮かべるのも、構想練るのも、人前で話すのも、走るのも、み~んな一緒だなあ、とあらためて思います。そしてきっと生きること、そのものも同じかな。全身の力を抜いてリラックスして今を見つめ、今だけに集中して生きれば、人生はもっと楽に生きられるものなのかもな、なんて考えた今朝のプールでの一件でした。
ノースカロライナ州の有名校デューク大学では、「You Don’t Say」キャンペーンを始めました。いじめや差別の問題を根底から考えようとする動きのひとつで、僕達が日常的に使う言葉に注目をしたものです。
上記のポスター写真に出ているだけでも5つの言葉があります。いずれもGender(性別)やSexual Orientation(性的指向)に関連した言葉を使った表現。
日常的に良く聞く言葉ですが、確かにあらためて言われてみると、2014年の今、見直してみようじゃないか、というにふさわしい言葉ばかりかもしれません。
こちらのサイトに行くと、ひとりひとりが大きくフィーチャーされた個別ポスター画像があります。そこにはもっと他の言葉も連なっています。
僕もその内のひとつを斜め後ろ角度から捨てゼリフ的に言われたことがあって、それはあえて聞こえるように、そして嫌悪や侮蔑の気持ちが届くように投げられたように解釈して、今でも鮮明に記憶に残っています。20数年前の東京、オフィス内での話なんだけど、会社にいた年下のイギリス人スタッフからで。仲良くしていたつもりが、イライラしていたのか何なのか。自分の心を許した「冗談っぽい振る舞い」について言ってきた言葉だったので、瞬時に恥ずかしさもあって、シャープな傷がつきました。
その後は二人ともケロッと普通に接してて、だから別にそれほど大きな意味合いを込めてのことではなかったのかもしれないのだけれど、言い方やその背後にあるものが一緒に来ると、咄嗟に受け止めきれない時もあるということです。
そう、問題は言葉というより、その背後にある考え方のことなのでしょうが、まずは意識することによって、変わっていくものがあるんだと思います。まずは言葉から。そして小さなコミュニティから。変えられるものから変えていく勇気ですね。
折しも、とある機会でマドンナが「Gay」という言葉をネガティブなトーンで使ってしまい、裏切られた感でLGBTコミュニティから批判が出たりもしています。連想ゲームで、プーチン ⇒ ゲイ、ケール ⇒ ゲイ、とやってしまったようです。言いたかったこと、表現したかったことは分からないでもないのですが、眉をひそめちゃうのも、まあ当たり前。あんただったら、もっと気を使ってしゃべって良いはずなのに、と残念に思うファン心理も良く理解できます。
さて、これ、どう収拾されていくんでしょう。記事はこちらから。
読書の時間をきちんと割けずにいる中で、情報だけは入れ続けているので、あ、ほしい、と思うと我慢できなくてついついクリック。アマゾンさんとアフィリエイターさんの思う壺、いえ、おかげです。
その瞬間を逃すと、「欲しくなくなってしまうかも」という不安もあり、「絶対に読むと良いと思う本なのに、存在を忘れてしまうのではないか」という不安もあり、クリック癖は抜けません。そこのところは、いずれちゃんと向き合っていきたいですね。
Wish Listに入れる、というのは、すでにやっていたり、とりあえずカートに入れて時間を置いて再考する、というのもやっていて、そこには買わずに我慢した大量の本がリストとして積み重なっています。ある時、「やっぱ要らないか」「あれ、なんで欲しかったんだっけ?」と気づいて一気に削除。本とのめぐり合わせも、旬というものがあるんです。
海外にいる今は、Kindleが頼り。日本語の読みたい本が読みたい時に瞬時に手元に届くなんて、画期的過ぎます。日本はまだまだKindle化されない本も多いので残念ですが、最近はかなりアグレッシブな価格戦略で、Kindleを推し進めてくれていて嬉しいです。この本も定価2160円がKindleだと1200円。44%オフです。アメリカっぽくなってきましたね。
さて、気になるタイトルのこちらの本。
自己啓発ではなく、都市経済学の本とのこと。「引き寄せ」とか書いてあるのも、極めて論理的な話であって、ビジネスが生態系で発展していく性質を考えるとピンとくる。
まだ全体をパラパラとしか読んでいないんですけど、面白いなと思う事実がいくつか目に飛び込んできました。アメリカ人の半分は5年に一度、引っ越しをする。3割は生まれ育った州から出て住んでいる。その割合は、他国と比べると歴然として高いらしいです。
国の元々のスタートがヨーロッパからの移住、メキシコからの移住だったりしたせいで、国民の遺伝子の中にあるんでしょうかね。確かに皆、いなくなりますよね。街、という単位ではなく、州を越えて住む場所を変える。そこには違う世界が開けていて、違う機会があり、違う文化がある。
イノベーションの担い手は移民で、優秀な移民を受け入れることが国の政策として確立されているわけだから、皆が集まってきますよね。そうすると、ここで言われている「乗数効果」でイノベーションを支える生態系が一気に育つ。
日本がこれからの行く末を考えるにおいて、移民政策は重要なファクターのひとつと思いますが、この本は国策を練る上でも、とても参考になるように思います。じっくり読むのが楽しみです。
【目次より抜粋】
◆第1章 なぜ「ものづくり」だけではだめなのか
高学歴の若者による「都市型製造業」の限界
中国とウォルマートは貧困層の味方?
先進国の製造業は復活しない
◆第2章 イノベーション産業の「乗数効果」
ハイテク関連の雇用には「5倍」の乗数効果がある
新しい雇用、古い雇用、リサイクルされる雇用
◆第3章 給料は学歴より住所で決まる
イノベーション産業は一握りの都市部に集中している
上位都市の高卒者は下位都市の大卒者よりも年収が高い
◆第4章 「引き寄せ」のパワー
頭脳流出が朗報である理由
イノベーションの拠点は簡単に海外移転できない
◆第5章 移住と生活コスト
学歴の低い層ほど地元にとどまる
格差と不動産価格の知られざる関係
◆第6章 「貧困の罠」と地域再生の条件
バイオテクノロジー産業とハリウッドの共通点
シリコンバレーができたのは「偶然」だった
◆第7章 新たなる「人的資本の世紀」
格差の核心は教育にある
大学進学はきわめてハイリターンの投資
イノベーションの担い手は移民?
移民政策の転換か、自国民の教育か
ローカル・グローバル・エコノミーの時代
長らく独身生活を謳歌しているように見えたジョージ・クルーニー氏。ゴールデン・グローブでも、司会からからかわれたりしていました。
↓ 始まって最初のジョーク。「自分と同年輩の女性と一緒にいるくらいなら、宇宙に彷徨うことを選ぶジョージ・クルーニー…」。いつも若いガールフレンドがいる、ということですね。
その彼がようやく、というか、今、36歳の女性と婚約したということです。彼は52歳。ハハハ、僕と一緒ですね。
だから、なんだ、ということではないのですが。
アメリカにいると、どうしても10歳からヘタすると15歳くらい下に見られてしまって、トレジョーの若いレジのお兄ちゃんから「Hey, brother」や「Hey, dude」扱いされて、逆に恥ずかしい思いをするものです。Sirと呼ばれるよりも若干、好ましい気もしています。
ちなみにトム・クルーズも62年生まれで同い年(ジョージ・クルーニーは61年生まれ)。ブラッド・ピットはそのひとつ下。というと、もう少し見た目、若々しさがあったりしますよね。ジョージ・クルーニーが老けて見えるのかな?
前にもどこかで書いた気がしますが、1962年生まれの有名人、みたいなリストが映画のデータベースサイトにあるので、面白いから一度、ご覧になってみると良いと思います。
ちなみに1962年はこちら。デミー・ムーアとか、ジム・キャリーとか、マシュー・ブロデリックとか、先日同性婚したジョディ・フォスターとか、なかなか華やかな顔ぶれです。恋愛も結婚も、別に歳は関係ないもんな。
まとまりないブログでした。 52歳と36歳。今、全然不思議に思えない組み合わせだし。
しばらく見ていなかったのですが、アメリカの人気TV番組に「Dancing with the Stars」というのがあって、そこそこ有名な人たちが10数名出てきて、プロダンサーとペアを組んで、毎週、毎週、社交ダンスや創作ダンスにど真剣に挑戦。一週に人組ずつ落とされていくサバイバル。なんと18シーズン目になるらしいのですが(年に2回やっている)、今期は久々に楽しみに見ています。
シーズンを重ねるごとにレベルが激しく上がってきているのですが、そこで今、大検討しているのが、髄膜炎でひざ下から切断したエイミー・パーディさん。腎臓も2つとも切除したりで、本来、命が助かる確率は2%と言われたそうです。
僕は知らなかったけれど、彼女は15歳からスノーボードを始めて虜になり、足を切断した後も義肢で継続。サバイバルどころか、パラリンピックにまで出場する大活躍。今年のソチも銅メダルを獲得しています。
その彼女が、今度は激しいダンスに挑んでいるわけです。一般のオリンピックのアイスダンスに出場したカップルを初めとするセレブリティに混ざって、堂々と勝ち抜いているどころか、とても優秀なダンサーです。
3週目に踊った、彼女のリアルストーリーをベースにした創作ダンスが最高でした。人間の力ってスゴイなあと胸が熱くなるし、これこそ「勇気」や「元気」をくれるチャレンジだと感動します。何よりもすべての挑戦を楽しんでいる様子が、とてもカッコイイな。
↓ こちらでご覧いただけます。
【後日談】
2016年に開催されたRIOのパラリンピックでは、オープニングセレモニーで彼女はソロダンスを披露しました。
これに勇気づけられない人はいないはず(涙)。
僕の場合は失業というより、自分都合の退社だから当てはめて考えるのはおかしいのかもしれないけれど、実は失業保険とかもらえない分、はるかに厳しい状況なんだから、少しでもポジティブに転換できるならしてみたいじゃないか、と思いまして、じっくり見てみました。
「8 Ways to Turn Unemployment into a Positive Situation」という記事です。
「自分はまったく価値の無い人間」「人生の目的を失った」「人生に対するコントロールをなくした」などと思って悲観的な気持ちになるかもしれないが、あなたには会社に行っていた時と違って、はるかに大きな強みがある、それは「時間」だ。
という、何だかまじめに書かれているせいか、あんまり救われた気持ちにならないのだけれど、9時~5時の仕事に縛られている友にはないアドバンテージを使って、この8つをしてみなさい、と言う。
いや、そんな、のん気にしてていいなら別にいいですけどね(笑)。普通は少し切羽詰まったものじゃないんでしょうか。あくまでも解雇手当とか、失業保険とかある人用のお話かなぁ…。4を見つけて、それを6番の形で実現するために辞めたからね、自分は。それはイコール1をやったから出てきたことであって、今、ブログで一生懸命やっているのは5番みたいなものだし、それはイコール自分にとって7ででもあるし、2でもある。なんだ、ちゃんと全部できてる、しかも前向きに。
この記事では最後にまた、「失業したからと言って落ち込むな。どんな状況にもポジティブな側面は見つけられるはずだ」としつつ、ひとつの気の利いた(?)表現が書いてありました。初めて聞いた表現ですが、これで落ち込んだ人が元気が出てくるものなのかどうか、僕にはあまり理解できませんでした。
壊れた時計だって、1日に2度は正確な時間を指し示す。
というか、人を壊れた時計呼ばわりするのは失礼だろうが、とツッコミたくなるかもしれないですなあ。それで怒って元気になるのか(笑)。
今年に入って開いたばかりらしい小さなナチュラル・ストアをジョギング中に発見した。ジョギングは広いロサンゼルスでは散歩みたいな役目で便利だ。本当に散歩したら、とても行き着かない距離なのだけれど、車だと5分かからない。ジョギングで7−8分か。LAの距離感、いまだになかなか慣れない。
「Real Food Company」というこのお店。新鮮でオーガニックで、Non-GMO(遺伝子組み換えでない)アイテムにこだわっているらしい。表に堂々と書いている。もとは1969年にサンフランシスコでできたものだそうだ。
こういうお店を見ると、どうしても「高そう」と反射的に思ってしまうが、野菜を見る限り、まったくそんなことがなく、ホールフーズよりも安くて驚いた。
ずっしり重いセロリの束は1.99ドル。分厚い葉で瑞々しいダイナソア・ケールが一束1.99ドル。重さでいくら、ではなくて、束でいくらとわかりやすい。ホールフーズだと、ケールは1ドルほど高め。値段もともかく、鮮度がずいぶんと良いのを感じる。
奥に行くと、ホメオパシー系のものがズラリ並び、さらに自然系のコスメ、ドラッグストア関連、そしてデリがある。まだまだデリなどは存在を知られていないようで、閑散としている。もともと何か別なスーパーがあった場所らしい。ビバリー通りから入って、建物の裏手に、十分すぎるほどの駐車スペースが用意されている。
僕の家からだと、一番近いホールフーズへ行くのと同じくらい。あるいは混雑が少なめのエリアだから、逆に行きやすい。さっと来て、さっと買えて、ほとんどコンビニサイズだし、楽は楽。朝の生ジュース用のグリーンを買うには、ここがいいみたいだ。
このすぐ並びには、もうちょっと時間にもお金にも余裕ができてからメンバーになろうと思っている小さいけどカッコいいジムがある。ここから1分くらい歩くと、アパート探しの時に見に来て最後まで迷った部屋がある。土地勘が少しだけついた今ならどっちを選ぶだろうか…。今のところに何の不満もないけれど、なかなか贅沢に迷ってしまいそうだ。