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ハワイライフを満喫するために知っておきたい3つの学び

showertreekapiolani

2007年のある日、僕はハワイで活躍する大先輩からランチに誘っていただきました。

どのくらい大先輩かというと、僕が小学校にあがる前に、大学を卒業していらっしゃるような、そんな先輩です。(ちなみに同じ大学の卒業生で、頭上がらず…)

すでに某大企業のハワイ支社長をリタイアされ、次の人生へのチャレンジに燃えているSさん。ちょうど同世代が次々にリタイアをしていく頃。彼らの多くはハワイに長期滞在に来たり、果ては移住までしたがっているというお話です。

はじめは家族も一緒に来てくれる。友だちだって一緒に遊んでくれるのですが、でも、回数を重ねるごとに、皆のハワイ熱も落ち着いてしまう。

お金の問題もあり。時間の問題もあり。他のところだって、行きたくなってくる。

そうなると、いくらハワイが魅力的でも、いつもひとりじゃ、やっぱり楽しくない。ましてや長期滞在なんて、暇を持て余してしまう…

そういう現実が、どうもあるのだとSさんは力説されます。

だから、そういう人たちのために、ハワイでの生活が充実するような支援団体を起ち上げたい。

名づけて、「ハワイシニアライフ協会」。

60歳半ばでの起業アイディアですが、彼の情熱や、積み重ねてきた人望は、人やお金を次々に集め、アッという間に実現します。

僕は当時、45歳くらいのはずですが、何故に引っ張り込まれた、もとい、参画を請われたのかというと、ひとつはメディアとしてのサポートを期待されて。もうひとつは、ウェブやパンフレットなどの制作を担当するクリエイターとして、ということでした。

創業前からの関わりで、数名だけの準備メンバーのひとりとして、あらゆる機会に連れて行っていただきましたから、なかなか刺激的でした。

ちょっと難しめなNPOとして登記を申請するところから、団体としての体裁を整えるところ、バラエティあふれる催しものづくりに至るまで、稀有の体験をさせていただいたことに感謝しています。

正直、時間的にはたいへんでしたが…(苦笑)。

この過程で、海外移住希望者さん、長期滞在希望者の皆さんにもヒントになる重要な学びが得られたと思います。下記は、その一例です。それぞれについて、詳しく見てみましょう。

1.ハワイだって、ひとりじゃ楽しめない
2.遊んでばかりの毎日は、やっぱり飽きる
3.日本との間を自由に行ったり来たりしたい

1.ハワイだって、ひとりじゃ楽しめない

これはリタイアして、時間がたっぷりとある方々の例なのですが、最初は家族も喜んで一緒に来てくれるようなのですが、だんだんと「あなただけで行けば~」とかになっていくようなのです。

日本のテレビが自由に見れる家がいい。友だちがたくさんいるし、やることいっぱいあるし。美味しいものは、もともと溢れてる。

じゃあ、友だち誘うよ、となるのでしょうが、友だちだって、同じこと。

せっかく買ったコンドミニアム、なかなか使う機会がなくなってしまう…なんてことにもなるようなのですね。だからこそ、コミュニティへの参画は必須になってきます。かといって、英語は苦手…。となると、「ハワイシニアライフ協会」のようなところをきっかけに日本人コミュニティに参画して、現地の友人をたくさん作るのが一番です。長期滞在同士で仲間もできますしね。

シニアではなく、まだまだ現役で働いています、という方の場合でも、日本で稼ぎがあるから楽々、暮らせる、と思っても、やっぱり地域との密接な関わりを持っておかないと、平坦な毎日になってしまうということもよく耳にします。

子どもが小さければ、学校を通じて、同じ年頃の子供を持つ親御さんたちと仲良くなっていくこともできるでしょう。万が一、働き先を得ることができたとするならば、そこで仲間たちとの出会いもあるでしょう。

そうでなければ、かなり孤独を感じてしまうし、「つまらない」という、ハワイ移住前には想像もしなかったような言葉が自分から飛び出してくることもありえます。

2.遊んでばかりの毎日じゃ、やっぱり飽きる

よく、リタイアしたら、ハワイで毎日ゴルフ三昧、という方もいらっしゃるようですが、同じことをいつまでも繰り返していると、やはり人間、飽きるもののようです。

じゃあ釣りは、ダイビングは、山登りは、囲碁は、ウクレレは、と増やしていっても、どこか満たされない。そう、飽きる、というよりも、「満たされない」何かがそこに残る、ということなのだろうと思います。

ハワイシニアライフ協会で、中心になって働く方々の多くは、ボランティアさんも含めて、リタイア組でした。普通なら、悠々と遊んで暮らしていかれてもいい感じ。そもそも協会の仕事は完全ボランティアで、給料など出るものではなかったのですから、参画する意義は、お金ではないわけです。

皆さん、本当にお元気で、どれくらい元気かというと、70歳を前にして「サーフィン初体験」とかされてしまうくらい、お元気(笑)。

皆さん、当たり前のようにパソコンを操りますし、2007年の段階で、「僕はGメールで全部まとめてるからさ、メールのバックアップは大丈夫なんだよ」とか、ペラペラっと出てくるような方々もいらっしゃいました。

ほんの少しのヒントを差し上げれば、ワードを使って立派なニュースレターを組み上げて配信することも、ご自分たちでされていました。ウェブのアップデートも含め、写真撮影も含め、とにかく「できない」とは言わないで、挑戦しようとする姿勢が素晴らしいなあと感じていました。

もともとが会社役員経験者多し、というのもありましたけれど、とにかく身体の中に持っているバイタリティとか、エネルギー量とかが違うんだなあと感嘆するばかり。リーダーシップの強さにも驚きましたし、学ばせていただきました。あ、自分が良いと思ったら、ここまでわがままになっていいんだ、とか(笑)。

とにかく、自分の中で70歳のイメージががらがらと崩れた体験でした。

70歳でさえそうなのだから、30歳、40歳、50歳、60歳で、遊んでばかりなど、おそらくいられないわけです。お金が許そうとも、やはり人は、何かに貢献したくて仕方なくなります。

労働をして、そして人からの感謝を対価として得ること。

おそらく、それなくして、人間が生きがいを感じることは難しいのだろうなあと、私は感じたのです。

マズローの欲求五段階説にある、下のふたつ「生理的欲求」「安全への欲求」が満たされたとしても、「所属」「承認」そして「自己実現」への欲求は、私たち皆が、死ぬまで引きずっていくのでしょう。

だから、ハワイに住めば幸せになる、ではなく、そこでどんな「貢献」をあなたはするのですか? できると思いますか? という問いがとても大事なのです。

それが日本であろうと、ハワイであろうと、関係のないお話ですね。

3.日本との間を自由に行ったり来たりしたい

私がハワイに移り住んだのは8月の終わりで、その年はとても暑い夏だったので、ハワイに着いて、気持ち良さにうっとり。やっぱこれだよね、と思ったのですが、秋になり、冬になると、日本の季節感が恋しくてたまらなくなりました。

まさか自分にホームシックなどというものが訪れるとは、想像もしていませんでした。ましてや、日本、という国、風情が恋しい、と思うなど、考えても見なかったのです。

ハワイシニアライフ協会のメンバーさんも、夏と冬はハワイにいたいけど、やっぱり春と秋は日本がいいねえ~と、季節によって住む場所を変えられます。

桜が咲き乱れ、花が色とりどりに街を飾り、やがて緑が濃くなる春。

暑さも弱まり、葉が紅く染まり、旬のものが美味しくいただける秋。

厳しい暑さ、寒さを除けば、日本の四季は、本当に素晴らしいものですし、私たちは皆、当たり前のようにそこで育っているので、季節感が薄い(ない、というわけではありません)ハワイのような場所にいると、感覚がどうしても狂ってしまいます。

シニアのように、あるいはデュアルライフを実現している方のように、自由に時期を選んでハワイと日本を行ったり来たりできたら…。それは、多くの在住者の願いでもありますが、たいていは、行ったらずっと、そこにいなくてはならないようになるのが現実です。

それをちゃんと楽しめるのか。せめて日本や、その他の外国に、行きたい時に行けるような経済力と時間の自由があるのか。

その辺は、決断の前に、条件のひとつとして考えておくと良いことだと思います。

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