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セルフ・マーケティングを考えながら、本当の自分を見つける

僕は広告制作会社でキャリアをスタートし、外資系広告代理店に移って、合計で9年半、日本で働きました。

ハワイに移住してからは、MBAプログラムでビジネス全域とマーケティングを学び、地元PR会社で広報を経験し、その後、雑誌やネットメディアの運営に長いこと携わってきました。

独立後は自分メディアを持ち、セルフ・マーケティングについて複数のプロの講座で学び直しながら、試行錯誤を繰り返しています。

30年のキャリアを通じて、ずっとマーケティングの分野にいたということで、ライフコーチのクライアントから、「ブランディング」について相談される機会が多くなっています。

この先、自分でビジネスをやっていくにあたり、自分をブランド化したいというリクエストが、よくあるパターンなのですが、ブランディングとか、マーケティングとかって、とっても大きな言葉ゆえ、人それぞれに解釈が違ってしまいがちですよね。

ある方は、ブランディング=マーケティングと勘違いしていたり、ある方は、プロモーションと混同していたり、ある方は、ビジュアルの表現戦略のことと思っていたり。

同じ悩みを抱えている方は多いかもしれませんので、私なりに、ごく簡単に基礎的なことを整理してみたいと思います。

ブランディングはマーケティング活動全体に関わるもの

マーケティングとは、「Product(製品・商品)」「Placement(流通・販売方法)」「Price(価格体系)」「Promotion(宣伝・集客・販売活動)」の頭文字を取って、4つのPを戦略的にミックスしたものと言われます。

ブランディングとは、「全体を貫く価値観」を具現化し続けることによって、対象をブランド化していくプロセスです。

ブランディングを、プロモーションの手段として捉える方が多いようですが、実は、この4つのPすべてに串刺しのようになって存在すべきもの。

誰もがブランドとして思い浮かべやすいルイ・ヴィトンを例に考えてみましょう。

ヴィトンの製品は、最高級の素材、縫製、デザインにこだわり、疑いのない高品質を実現しています。流通はサロンのような優雅なブティックにおける直販のみ。

あえて高価格帯に設定し、品質にこだわったファッション誌や総合誌、機内誌、富裕層向けの雑誌媒体に、イメージ広告を出すのみです。

もちろんカスタマーサービスも超一流。返品のポリシーやディスカウント、店員のふるまい、レシートの渡し方など、すべてがブランドを表現していなくてはなりません。

どれかひとつのPにこだわっただけではダメ。あくまでも、全体を通じて考え、一貫性がなくてはならないのです。

ブランドになると何が得か

ブランドとは、ブランディング活動の結果、ファンが生まれ、信頼され、忠誠心という高い付加価値などが「財産」になった状態。

ブランドになれば、競合他社ではなく、無条件にあなたを選んでもらえるようになります。

ファンだから、あなたでなければ、嫌なんですね。最初から競争に勝てているのです。

あなたが提供する商品には、あらかじめ「信頼」のレベルがついているから、安心して買ってもらえるし,ある程度、高めの値段設定も可能になる。

お客様だけではなく、従業員やパートナー企業にもファンは生まれます。良い人材や才能の確保がしやすくなるのもベネフィットです。

良いことばかりですね(笑)。

問われているのは「Who you are」

セルフ・ブランディングをしたい場合に重要なのは、「Who you are」を正確に把握し、適切に表現し続けることです。

Who you areとは、「あなたとは一体誰なのか?」ということ。

自分のことくらい、自分が一番、分かっていると思いたいところですが、実はそうではありません。

無料レポート「セルフ・アップグレード成功術」を読んでいただいた方にはお分かりと思います。

自分掘り起こしのワークによって、今まで意識しなかった自分の奥底に眠った願望や痛みがどんどん表面に上がってきたことでしょう。

  • あなたが大切にする「価値観」とは何か?
  • 「商品」として見たあなたには、いったいどんな強みがあるのか?
  • 顧客に対して、どんな思いを持って、どんなサービスを提供していくのか?
  • そして、そのことで、社会にどんなポジティブな変化を創造していきたいのか?
  • あなたは他の人と何が「違う」のか?

人の真似をするのではなく、人と違うところをどんどん掘り起こし、余分なものをそぎ落としながら、際立たせてみましょう。

人と違うことは、ブランディングにおいては強み以外の何物でもありません。

ここがしっかりと把握できてから、いよいよ4Pに当てはめていくことになります。

独り立ちするにも、天職を探すにも、「Who you are」の把握は、必ず役に立つことでしょう。

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