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まだまだ真夏が続くテキサス州ダラスの郊外のひっそりとした街で、
午後5時過ぎに、ぜーぜー言う犬を引っ張って散歩していたわけですが、
道の反対側の歩道を、
ラブラドールと一緒に足早に通り過ぎる白人中年男性がいました。
上半身ハダカ。
金髪で、体型はともかく自信たっぷりで、脇目もふらず、颯爽と。
犬は、リーシュもなく自由に前を走り、それを彼が追いかけて、
ほとんど軽いジョギングレベルです。
気温37度くらいまで上がってて(夕方が一番暑いのです)
じっとしてても、ぐったり汗かく陽気。
多少、乾いた風があるとはいえ、日差しの強さは天下一品。
そんな中で見るランニング風の散歩は、かなり異様です。
なのですが、でも、一瞬、こう思ってしまったんです。
こんなんでヘコタレてる自分と我が愛犬ベラちゃんが弱っちいのかな?
本当はああやってジョギングくらいできるのが
普通?
皆さんも、こんな経験、あるのではないでしょうか?
人の姿見てて、つい「あれ、自分がおかしい?」と思ってしまうことって。
自分の普通と、世間の普通のズレが気になって
一瞬、不安になる。
実際には、アメリカなんて変わり者の博物館なので(笑)
ひとりひとりが、やりたい放題やりながら生きていて、
KYだらけだから、KYの意味が成り立たないほどで(笑)
読むべき空気、ってのが、そもそもありません。
なのに25年も住んでて、「自分が変?」とか思うなんて、
まだまだだねえ〜と苦笑しました。
周囲の住民から見たら、子どものいないゲイの中年カップルが、
保守的と言われるテキサスの郊外の新興タウンに家を買って、
昼もどこも行かずに家にいて、
朝も夕方も小さな犬と散歩しちゃってたりする方が、
よっぽど変(笑)。
本題からは外れますが、
ところで、なぜ、そんなに暑い時間に散歩なんかするの?
と聞かれるのですが、好きで行ってるんじゃないですよ〜。
うちのはエネルギーの有り余った子犬でして、
朝はもちろんたっぷり行くのですが、昼間はずっと寝ていて、
夕方過ぎから、突如として、また元気爆発なんです。
そこから10時の就寝まで、スイッチオン状態なんですよね。
放っておくと、こんなことになる…(涙)。
オモチャで軽く遊ぶ程度じゃおさまらないので、
どっぷり疲れさせるために外に連れ出す感じです。
あと、何年、こんな感じなんだろうか…
とはいえ、元気いっぱいの「幼子」がいる家は、
それだけで華やぎます。
この子がウチにやってきたのには、ちゃんと意味がある。
それを二人でヒシヒシと感じ、感謝する毎日です。
近所にも小さな子がいっぱい住んでいて、
犬を見つけて寄ってくる。
老けてる場合じゃないよ、という感じで、
若い成長エネルギーが充満する街で、
人生何度目かのリセットを体感して、
次に訪れる変化の波を待っています。
日本では11月から始まるという、この映画。
アメリカでは年初にやっていたのですが、
昨日、映画チャンネルで放映されていたので初めて見ました。
犬の名前が一緒なのもあって感情移入が激しすぎ、最後は
号泣(笑)。
こちらの映画と同じ原作者さんです。
僕のワンダフルライフ
僕のワンダフルジャーニー
私のテキサス暮らしを導いてくれた不動産エージェントさんご夫婦が、
彼らの住むコミュニティ内のプールで行うプライベートパーティに呼んでくださいました。
この日ももれなく好天って感じで、日向の体感温度は40度(笑)。
入道雲が真夏です。
アメリカのアットホームなパーティではお決まりの持ち寄り制で、
皆が適当に打ち合わせなくドリンクやフードを持参するのですが、
私は、どなたかが作ってきてくれた懐かしのコレ↓にはまりました(笑)
ハワイのセブンイレブンで売っているスパムむすびが最高に好きで、
大学院に通っているときなど、授業の合間によく食べました。
プレ・ベジタリアン時代(笑)。
上手な味付けに懐かしさが蘇り、皆が話に夢中になっているすきに、
こっそり3つも食べちゃいました(笑)。
久々の日本人の集まりで、私には新しい人ばかりだったりしたのですが、
本当にいろいろなバックグラウンドを持った人たちが集まっていて、
ひとりとして「同じパターン」がないのですよね。
それはまあ、ハワイでも、ロサンゼルスでも同じこと。
皆、どこかで「当たり前」と思われる道を外れて、
普通じゃないことをたくさんしたり、仕方なくさせられたりして、
気がついたら、ここにいる。
だけど、皆、どこかでそれを「自ら選んだ」んです。
最後は、自分が「決めた」。
選択は常に無数に(あるいは複数)あったりするのですが、
自分自身が決めたことなら、後悔は少ないものです。
1年経って、どうですか?って、よく聞かれるのですが、
1年前の直感に従った自分を褒めたいし、感謝したい。
いや、感謝すべきは、このインスピレーションを授けてくれた
宇宙的、スピリチュアル的な存在に、かもしれません。
後悔なんて、1ミリもない。
あるのは、今の暮らしを精一杯楽しもうという前向きな思いだけです。
なんて言いながら、半年後には別な場所に住んでしまうのかもしれないけれど(笑)、
それはそれで自分の選択だし、「今」の否定ではないのです。
ハワイも、ロサンゼルスも、東京だって、素晴らしい場所です。
今でも、戻れと強制されれば、喜んで行きます(笑)。
どこだって、住めば都。
そう思える心の余裕があれば、どんな暮らしも楽しめると知った。
そんな自分にたどり着くことが、人生、第一段階のゴールだったのでしょう。
3000回くらい読んでいただいている記事に、そんなことを書きました。
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あ、でも、今の自分には、この記事が気分かもしれません。
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ひとりでいるのが大好きですが、
こうやって、人とランダムに語りあう時間も、極上の愉しみです。