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Monthly Archives: 11月 2016
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ご存じの方も多いと思いますが、アメリカでは、2週間ノーティス、と言って、退社の際に、2間前に届けることが通例となっています。
でも、これ、単に通例なだけで、別に法律でもなんでもありません。
アメリカのほとんどの州では、雇用は「契約」ではなく、互いの自由意志に基づくもの、と
されていて、いつ辞めてもいいのです。
(Employment at will、と言います。写真は、映画「Two Weeks Notice」より)
だから、今日言って、今日辞めても大丈夫。
就業規則にあったとしても、それにサインをしたからと言っても、それは単に「お願い」程度の効力しかなかったりします。
会社からも「今日でさようなら」とやれる自由がほしいなら、それを従業員側にも保証しなさいよ、というのが、アメリカのフェアな考え方なのですね。
移民、という弱い立場の人も多いからか、カリフォルニアなどは、とくに従業員側に立って守る姿勢が強い州です。
前職での体験ですが、戦力になっていたスタッフが2週間後に辞めることになった、と告げて、日本の関係者が腰抜かすほど驚いていたことがありました。
非常識。なんで、辞めるんだ。
もっと引き延ばせ。待遇を考え直せ。
どんな教育してるんだ…
いろんなことを言って騒ぐのですが、アメリカ側幹部は慣れたもの(笑)。
一瞬、面倒なことはあるかもしれませんが、当たり前にあることなので、このくらいのことであたふた驚いていたら、経営などできないんですよね。
それに、辞める、と決めた社員を説得して引き留めても、結局、数ヶ月後にはきっと辞めたりするんです。
今が100%満足じゃないから転職活動をしていたわけで、無理に引き留めても、嫌なオーラを出しまくるだけで、他の社員に悪影響。
だから、「2週間分のお金はあげるから、軽く引き継ぎだけしたら、あとは出社はしなくて大丈夫だよ」と、3-4日でさっぱり解放するのが常でした。
辞める方も、日本での商習慣しか知らないと、最初はビックリしたりもするのですが、やってみれば、引き継ぐことなんてほとんどありません。
それどころか、人は皆、余計なことをいっぱいやってるんですね。
良かれ、と思ってなのでしょうが、それ、非効率だし、不要だし、誰も評価してないし、というようなことも、多々あるのです。
それよか、こういう風にやった方が遥かにいいんでない?
客観的にそう見えることも多く。
だから、辞める人が、新しい担当にそのまま「間違った」「古い」やり方を教え込むよりも、一度、まっさらな状態から、ベストなやり方を再考したい。
人が入れ替わるというのは、そういうことをするための、絶好のチャンスなんです。
もしかしたら、そのポジション自体、いらないのかもしれません。
というのが、アメリカ流のドライな人事に対する考え方なのですが、日本の会社って、なかなか辞めさせてくれないところが多いようですね。
私もそういえば、「3ヶ月待て」と言われましたね、ハワイに行く前。
でも、実際はやることなくて、時間潰すのがたいへんでした。あー、もったいない。
今のクライアントさんも、数カ月にわたって引き継ぎをさせられたりしてました。
立つ鳥跡を濁さず、ではないですが、「ちゃんと引き継ぎしてわからないことないようにしてってね!」と同僚にまで釘刺されてたり。
おー、怖い、怖い…。
いったい、皆、何を勘違いしているのでしょう。
結局のところ、引き継ぎって、新しい人が自分でやってみるまでは、絶対に完璧にはできません。
だから、時間かけても無駄なんです。
完璧なマニュアルなんて作れないし。
だったら、一日も早く新しい体制に移行した方が、はるかに効率的。
辞めることが決まって、モチベーションの欠片もない社員が、良い仕事をすると思う方が間違いです。
どんな優秀と評価された社員でも、やはり辞めるとなったら、気が抜けたように、フワフワとした仕事しかしなくなるのを、何度も目撃してきました。
そんな社員に、大事な仕事を続けさせるのは、顧客にも他の社員にも、悪影響ですよね。
アメリカの大統領の引き継ぎも、選挙から2ヶ月もありません。
大国の、大統領の引き継ぎが、です。
私も、何度も会社を変わっていますが、「これってどうやるの?」とか、「これはどこにあるの?」とか、退社後に聞かれたことがほとんどありません。
社長という肩書きから退社したことも2度ありますが、それでも取り立てて、重要な連絡はなし(笑)。
新しい人への引き継ぎなんて、別にしてないし、ましてや引継書なんて作ったことありませんけど。
よっぽど仕組み化が上手にできていたのか、よっぽど現場仕事をしてこなかったか、よっぽど物事の判断基準を幹部社員に徹底して教え込むことに成功したのか。
良い風に解釈するとそうだし、嫌な人は「そもそも要らない存在だったんじゃない?」と言いたくなるかもしれません(苦笑)。
結局のところ、組織なんて、そんなもんだってことです。
そして、新しい人、というのは、自分なりのやり方でやりたいものなんです。
とくに経営陣に近ければ近いほど、その傾向は強いです。
「改善」こそが、彼らの役割なのですから、前の人がいたら、おおっぴらに変えられないし、次に進みにくい。
改善、イコール、「前」の否定からはじめないとならないですからね。
だから、前任者は目の前にいない方がいいんです。
「無責任って言われたくないし…」と、辞めることになったクライアントは心配したりしていたのですが、「その人たちと、退社後も付き合うの?」と聞くと、苦笑しながら、こう答えました。
「もうたぶん二度と会わないと思います」と。
でしょ? そんなもんです(笑)。
だから、元同僚に、何を言われようと、もう自分では卒業した場所。
終わった場所。
違うステージに行けば、そのステージでの挑戦があり、楽しさがあり、切磋琢磨する新しい仲間がいます。
だから、前の巣のことなんか、心配する必要ないんです。
その巣のことを心配すべきなのは、そこを守る親鳥たち。
彼らが、彼らなりに、新しいベストな体勢を作り直していけばいい。
もし誰かが辞めてしまって露頭に迷うというのなら、それは、スーパーバイザーでさえも何もわからない状況で。ひとりの社員をブラックボックス化してしまった、会社の罪。
マネージメントの失態です。経営管理が機能していない証拠。
普通は、っていうか、あなたが辞めて1週間もしない内に、彼らはあなたの不在に慣れて当たり前になっています。
寂しい、なんて言ってる場合じゃない。
それが現実。
あなたは次のステージで、やりたいことがいっぱいあるのだから、早く視点を変えて、次、次、と「Move on」することです。
さあ、Let’s move on!
私がいなくなったら回らなくなる…なんて心配は、自分を異常に過信した勘違い。
仮に、もし、回らなかったとしても、それはあなたが心配することではありません。
引き継ぎを気にして辞めようとしないのは、自分が次へと移ることに不安でいることをごまかしているだけです。
自分を過大評価しすぎずに、自分の恐怖心に向きあう勇気を持って、本来の未来ビジョンに素直に従いましょう!
参考 会社が辞められない? 日本にあるあるな理不尽にきっぱりと背を向けて自由に生きよう!
先日、ロサンゼルスのダウンタウンで行われるイベントがあり、UBERに乗りました。
ダウンタウンはとにかく駐車場が不足している場所で、料金も一日料金とかしかなく、しかもとても高いのです。
電車があったら15分強で行くような距離。空いていれば、車でもそのくらいで到着します。
が、週日だとその倍から3倍の時間がかかってしまう。
だったら、空いている行きはパートナーに送ってもらって、タイミングがわからない帰りは、UBERを拾えばいいやとなる。
距離がないので、UBERでも15ドルあれば、楽勝です。チップがいらないので、それきり。
さて、金曜の夕方4時近く。
アプリでリクエストして、やってきた車はホンダのシビック。
運転手さんは、ハリーと言う名前で登録しているメキシコ系男性。歳は30代半ばといったところでしょうか(完全な推測ですが)。
気さくな彼は、道中、いろいろと話しかけてきます。
日本出身だと知ると、「いいねえ、いつかは日本に行ってみたいんだよ、憧れの国なんだ」と答える彼。
実は、そういう反応、ものすごくたくさんあるんですよね。
スーパーのレジとかで話し込まれることもありますが、その時にも同じセリフが出ます。
日本は、きちんとした国で、日本人は、礼儀正しく勤勉であると広くリスペクトされていて、まだまだミステリアスな部分が多いようで、他とは違う、まだ見ぬ国へと行ってみたい気持ちが募るようです。
でも、行ってみたい、と、実際に行くぞ!という決断の間には、ずいぶんと距離がある感じ。誰の話し方を聞いていても、少し遠い憧れに聴こえます。
彼はしょっちゅうスマホで誰かと親しげなに話しています。
時に英語、時にスペイン語。
後で聞いたら、同じくUBERの運転手をしている従兄弟なのだそうです。
私「これ、フルタイムの仕事なの?」
UBER「いや、まさか。月曜から木曜は、ペンキを塗っているよ。モールの駐車場のラインとかさ。きれいに引くんだぜ、フラットで真っ直ぐにね」
などと、動作つきで、小説か映画のようなセリフを語ってくれます。
UBER「金、土、日と、3日間は、UBERで稼げるだけ稼ぐんだ。今日は朝6時から走ってるんだよ。夜中の12時まで、18時間連続勤務にチャレンジさ(笑)」
なんでも、日曜が奥様の誕生日で、子ども二人と彼女を、活きたエビをその場で料理してくれることで有名なお店に連れて行って、好きなだけ食べさせてあげるんだそうです。
UBER「そのための資金を稼がなくちゃね」
私「でも、そんなに働いていたら、子どもには全然会えないんじゃない?」
UBER「今はさ、Facetimeがあるからね(バックミラー越しにウインク)」
なるほど。
空いていたら20分の距離が、案の定、詰まりに詰まって、トータル45分。
彼の運転も決して効率良く、抜け目なく、という感じではなくて、気があるのかないのか、のんびりモードの運転なので、事前の見積もり通りに値段は15ドルだったのですが、時間は相当かかりました。
UBERがいくら抜いて、彼に渡すのかわからないけれど、きっと彼の手元に残るのは多くて10ドルくらいでしょうか。
18時間働いたって、200ドルにもならないだろうに。
もっと効率良い仕事はないのだろうか、と思うものの、まあ居心地良い椅子に座って、ダラダラと車を走らせて、GPSの指示に従ってA点からB点へと行くことを繰り返していればいいのだから、考えることはなくて楽は楽か。
支払いも扱わなくていいし(すべてはアプリ経由で決済されるから)、UBERを仕事にしていると言えば車もガソリンも経費で落とせて税金控除対策にもなるのかもしれないし。
時給以外のメリットもあるのかもしれないな、とは思いますが、でもまあ、もっと時間効率の良い仕事があったら、自分なら絶対に選択しない職業かもしれません。
知らず知らずに貯まる疲れは相当なものでしょう。
ロサンゼルスの渋滞は尋常ではないので、ストレスもあるだろに(彼はなさそうでしたけど…)。
UBERのドライバーには、外国系アメリカ人が多いようです。
私も、かつて乗ったのは10回未満ですが、いずれもネイティブの英語ではありませんでした。
そして誰ひとりとして、これを本業としている人はおらず、皆、空いてる時間の副業。
気軽にできる、時間と車の有効活用ですね。
これって、でも、本業の仕事がきっかり残業なしで終わるからこその副業だったりもしますよね。
日本のように長時間労働+長い通勤時間が原則だと、余る時間などない。
時間こそが、最も不足してるリソースだったりする。
今回のドライバーのヘンリー君。
ロサンゼルスには長く住んでいるそうですが、私の住むビバリーヒルズのとなり町の方向へ来るのは、初めてのことだと言っていました。
ロサンゼルスは広い。そして、場所によって、住む人々の人種とか所得とか趣味嗜好とかが、かなり違います。
分けられているわけでもないのに、自分からちゃんと皆、居心地の良いゾーンを見つけるんですよね。
大統領選挙のことなど、話題を振ってみようと思いましたが、政治と宗教の話は持ち出さないのが、アメリカでの、平穏な人間関係構築の原則。
そもそも私と一緒で、永住権だけだったら選挙権など持ってないし。
下手したらトランプ氏が追い出そうとしている犯罪歴のある不法移民かもしれないし…(苦笑)。
余計なことは聞かないのが、この街の礼儀です。
UBER「ガソリンスタンドに寄って、レッドブル(カフェイン清涼飲料水)を買って眠気覚まして、もうひと仕事だ」
私の家に到着し、そう笑って車を停めた彼に、思わずチップを5ドルほど、渡しました。
奥さんのバースデーギフトの足しにしてよ、と。
降りるとすぐに、UBERから運転手の評価を入れて、とアプリで催促が。
もちろん、★5点満点。
こうやって、生の人間との触れ合いがあるから、タクシーじゃなくて、UBERを選ぶ人が多かったりしますよね。
決して、値段だけのことじゃないのです。
ここ数日、大好きでたまらないテーマの本を読んでいて、とてもワクワクしています。
↓ ↓ ↓
新しい時代の働き方を予言して話題となった2012年の作品「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」を書いた方の最新作。
この「ライフ・シフト」。
仕事だけではなく、生き方そのものの近未来を描いて、素晴らしいのです。
何が素晴らしいって、過去の生き方がまったく参考にならない、これからの時代を生き抜くためには、ライフコーチが必要、とも書いてくれていて、お、最先端の仕事してるじゃん、と嬉しくなった次第(笑)。
ってだけではもちろんなくて、そこに書かれていることは、私もセミナーやブログで盛んに言っているし、すでに起こっている未来へ向けての時代の変化の集大成。
こういうのを感じるセンサーが麻痺した人が「ゆでガエル」と呼ばれるわけですが(苦笑)、老後貧乏、老後破産を避けて、死ぬまで充実した暮らしをするために必要な示唆に富んだ秀作です。必読書です。
いまだに人生80年、とかいう、昔なじんだ表現を疑わずに使っているメディアもあって驚くのですが、すでに日本女性の「平均寿命」は87歳。男性も81歳がもう目の前。
100歳+人口も急激に伸びています。
過去の例を見ると、この伸びは極めて直線的で、今後も10年で2年強、伸びていく計算になるようです。
元気な高齢者が増えていること。
寿命はどんどん伸びそうなことは、肌感覚でわかっていますよね。
となると、今までと同じように、「教育期」「仕事期」「引退期」という3つのステージで人生を考えるわけにはいかなくなる。
なぜならば、超長い引退期を支えるだけの貯蓄や投資などが、今の「仕事期」ではとてもできないからです。
だから、仕事期もうんと長くなるし、教育期だって、長くなる。
仕事を休んで、自分を再教育することも当たり前に必要となる。
ステージが、4だったり、5だったり。
複雑化して、個人差が大きくなっていくことが予想されます。
今ももう、実はそれって始まってます。
前職で社長を引き継いでくれた人物は、大企業を退社後、半年をかけて奥様と世界旅行をしていました。
これから、どんどん当たり前になっていきそうな、サバティカル、というやつです。
参考 1年くらい遊んで暮らしてみたら? サバティカルという提案
私もコーチとしてキャリアを再起動しようと思って、ハワイ時代に、アメリカ本土まで行って、2週間の合宿授業で資格を取っていました。
独立後はほぼ1年近く、ぶらぶらして、ミニ・サバティカル。
29年の会社生活から自分を解放し、リセットするのに、そのくらいの時間が必要だったんですよね。
新しいキャリアに突入したので、当然、継続勉強も、ステージに応じてのアップグレードも欠かせません。
今年の夏は、ほぼ2ヶ月くらい仕事は最低限にセーブして、オンライン講座を10本くらい受けましたし、本も日英20冊以上、受験勉強のようにまとめ読み。
自分をこれからの時代に活躍できる人に調整するために、スキルと知識をさらにアップグレードしたかったからです。
同業者さんや、資格が必要な仕事をしている人は、皆、どこかで似たような経験をしていると思います。
働き方や仕事を取り巻く環境、ツールがめまぐるしく変わる時代に、新人時代に習ったことだけでは通用するわけがありません。
「過去の経験」や、「今の私にできること」だけで新しい時代に通用すると思ったら、大間違い。
変化に伴って、自分を再教育し続ける必要が出てくるんですね。
来たる人生100年時代に向けて、著者は3つの資産を築きなさい、と提唱します。
ひとつめが、今言ったみたいな、仕事をするのに必要とされる「生産資産」。
ふたつめは、肉体的、精神的な健康としあわせ感を意味する「活力資産」。愛情関係や家族、仲間なんかも含みます。
みっつめが最高におもしろいのですが、「変身資産」という言葉でまとめられて
います。
超長い100年ライフを生きるために、人は何度でも変わっていかねばならない。
そのための、柔軟性やら、勇気やら、決断力やら、未来を見通す洞察力やら、自分をより深く知る能力が必要になる、というのです。
そうかあ、変身かあ~。
面白いなあ~。
人は何にだってなれるよ!と自己啓発ではポジティブに言いますが、「時間」という絶対的な資源が増えることで、それが可能になるのですね。
なんだか昔の初老気分で、人生がもうすぐ終わりそうな気になっている人たちも、まだこれから再スタートしたって、全然、遅くないです。
事実、「ライフ・シフト」の中では、70歳から新しいステージに向けて変身して再出発する人生を描いたりもしています。
100歳まで生きる時代には、若さの概念も変わっています。
すべては「相対」。
若さ、という抽象的な概念は、単に心の問題だったりするわけです。
今、あこがれのように口にする人もいるセミリタイアとか、退屈、退屈。
尊敬するセルフケアの大家ルイーズ・ヘイさんは、65歳で自分の出版社を起ち上げて、帝国を築きました。(今は超元気な90歳)
「ああ、もっと時間があったら…」と皆が願っている時に、ポンッと気前よく神様がくださったのです(笑)。
大事に使わなかったら、叱られます。
大事に使うためには、「進化」し続ける努力が必要です。
その努力とは、3つの資産づくりをしよう、ということだよと、「ライフ・シフト」は
教えてくれています。
2016年最後の必読書です。
今後の人生を有意義に考え直すために、ぜひおすすめしたい一冊です。
「進化」について、前にもブログに書いています。
2016年8月の日経ビジネス特集のはるか前に、「ゆでガエル」という言葉を使っていました。
スゴイでしょ!(笑・自画自賛)
↓ ↓ ↓
参考 変化に適応できた者だけが生き残る「適者生存」。自分を改良し続けて、進化する必要があるのです
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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やりたいことをやれる自分になるために、セルフイメージを上げることが大事ですよ、と、よく言われますよね。
セルフイメージとは、「自分はこの程度」って、自分で決めている自分の限界。
あるいは可能性。居心地の良い状態。
セルフイメージって、目に見えないだけになかなかやっかいです。
一度、上げたつもりが、ステージが変わると周りのレベルも上がるので、また自信を失って、シュルシュルシュルっと、以前の状態に逆戻りしてしまったりして。
本当は、相対的に周りが上がったんだから、それを喜んで祝福し、その上で、また少し背伸びをして、いずれ追いついていけばいいのに。
落ち込んで、萎縮して、思考停止して…。
行動が止まってしまうのが、最悪な選択ですね。
だから、「これでいい」という終点がなくて、自分の成長に合わせて、セルフイメージはどんどん上げていかないとダメなんです。
セルフイメージを上げるのに、最も重要なのは「自分との約束を守ること」です。
「明日は早起きしよう。」
そう決めたら、ちゃんと起きる。
「明日は読書をしよう。」
そう決めたのなら、意地でも読む。
「明日はジョギングしよう。」
そう決めたのなら、覚悟して走る。
自分との約束を守るとは、自分で決めた「良いこと」に忠実になり、コツコツと淡々と実行するかどうかです。
これができると、小さな成功体験が積み重なっていって、「自分」を信頼することができるようになるのです。
自分を「絶対的に信頼できる」って、スゴイことです。
これが、すなわち自信。
「自」分 +「信」頼=自信
たいていの方は、仕事を持っていたり、人との約束事があったりします。
外のことや、他人がからんだことなら、嫌でも、無理してでも絶対にやるのに、なぜか、自分のことはおざなりになりがち。
それってつまり、自分を優先してあげてないということです。
極端に言えば、「自分のことはどうでもいい」「自分は二の次でいい」と宣言しているのと同じ。
「私は優先される価値がない人間だ」と自分で決めて納得しているのと同じなのです。
自分とした約束を守らないことが続くと、「自分は何を決めても実現できない人」「実行力がない人」「なまけもの」というようなセルフイメージが固まっていきます。
すると、何事にも自信がなく、億劫になり、臆病になり、挑戦魂も消えていきます。
誰にも叱られないし、不都合も起きたりしないので、自分で決めた締切や目標が守れないことには、鈍感になりがちです。
その状態に慣れ過ぎてしまうと、それが「おかしいこと」だと感じなくなります。
自分にとっては、ほらまたどうせ、とお馴染みのことだから。
それが一番、危ないことなのに、反対に、どんどん危機感が薄くなってしまうのです。
本来、目指すのは真逆のベクトルです。
小さな成功体験を重ねて自信をつけ、セルフイメージを高め、「自分はやればちゃんとできるんだ!」と体感すること。
そのイメージができあがれば、今度は「やらないなんて、自分に対して失礼」とすら、思えるようになります。
やればできる自分に対して、常にベストを尽くしてあげないといけないのに、これじゃあ、未来の自分に恥ずかしい。
そう思って、どんどん目標を高くし、難易度を上げ、打たれてもへこたれず、自分軸をぶらさずに前に進んでいける。
挑戦しないなんて、ありえない、考えられない自分になっていきます。
だって、やればできるって、わかってしまうのだから。
コーチングのプロセスは、自分自身との関係性の見直しでもあります。
いかに今まで他人軸で生きてきて、自分を二の次にしてきたかを知る過程。
大切にすべきは、まずは自分自身。
自分軸を優先する。
自分を心から大切にする。
自分がほしいものを手に入れられるように最優先して時間と労力を采配する。
自分にとって最適な環境を整える。
自分にとってベストな教育を施す。
自分にとって最上のいたわりを提供する。
それがきちんとできてこそ、初めて人にもしてあげられるようになるはずです。
そのために、まず、自分との約束は絶対に守ること。
守る前提の約束であれば、無茶なことも決めたりしない。まずはそこから真剣になれるはず。
気軽に決めて、気軽に破らない。
それが自分にとって、とても無礼で、自尊心を損ねることになるからです。
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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東京駅に隣接した新丸ビルで、ネットビジネスのコンサルタントと帰国時、恒例の対面セッションの約束。
と言いつつも、気軽にドイツビールとソーセージが魅力の店で待合せるという、プライベートな飲み会みたいな感じです。
待ち合わせに早く着いたので、エレベーター前の居心地良いベンチでサクッとメールをチェック&返信。
この日はちょっと暑くなったので、上着を脱いで、脇に置いたのですが、実は、その下に長財布とiPhone6Plusが。
集中して、気がついたら、店に行くべき時間。
慌てて上着をつかんで、パソコンしまって駆け足で店に入って、ほっと一息。
お気に入りのビールを注文した時に、何か忘れ物をしたような気になって鞄を探ると、やっぱり、ありません!
財布とiPhoneが…!
ちょうど、とある支払いの都合があって財布には20万円の札束が…(大汗)。
アメリカのIDもカードも日本の銀行のキャッシュカードも、1万円チャージしたばかりのSUICAも入っています。
iPhoneだって、別にアクセスされる心配はないにしろ、アメリカに戻らない限り、代わりは買えません。
そもそも、カードも現金もないし…。
Oh, my God…!
慌ててエレベーターホールにダッシュしてみたのですが、わずか5分くらいなのに。すでにそこにはありません。
やばい!と表面的には焦りつつも、でも、心のどこかでは、信じていました。
ここは日本。きっと見つかる、と。
そして、案の定、地下の防災オフィスに電話をかけると、ちゃんと確保しておいてくださいました。
警備員さんが見回りの時に見つけて保管しておいてくださったのです。
座ってる時にはわかりませんでしたが、結構、頻繁に見回っているようです。
いやいや、さすが日本。
札束だって、ちゃんと入っています。
そもそも疑いもしませんが、全部当たり前のように、しっかりあります。
「丸の内は、何か失くしても必ず中身そのままで戻るんですよ」とは、警備員の長らしき方の弁。
さすが日本。
さすが丸の内。
さすが、さすが…(ホッとして、涙)。
日本の、こういう当たり前が、無条件で素晴らしいです。
日本はまるで世界から取り残されたかのように、頑なに変わらない部分があって、それが不思議で、辛いときもあるのですが、こうやって、変わらないで残る美点を体験すると、思わず、純粋で独自に発展した文化や国民性に感謝の念が沸き起こります。
医療のこと、物価のこと、四季折々の美しさのこと、正確で清潔な交通網、どこへ行っても、ある程度が期待できる平均点の高さなど、今すぐ日本に帰ってきたいなあと思う良さが日本にはたくさんあります。
正直、トランプ氏が大統領になって、移民は帰れと言われたら、OK~とそそくさと日本に帰ってきたって、別に構わないな、と今なら思います。
(もちろん、パートナーのこととか、現実問題としては激しく困るし、そんなことにはならないので心配してるわけではありませんが・笑。)
同時に、でも実際に帰ってみたら辛く感じるかもしれないなあ、と思うのは、日本の「変わらなさ加減」でもあるかと思います。
ちょっと矛盾しています。
ある部分は、変わらないから好きなのに、ある部分は、変わらないから辛くなる。
年齢で決めつけるところとか。
隅々まで行き渡る性差別主義とか。
「違う」ことへの許容度の低さとか。
「変わる」ことへの臆病さとか。
メディアで騒がれる事例を見る度に、アメリカにいられて良かったな、とホッとしたりして。
大統領が変わったら、アメリカの大前提が変わっていくかというと、私はそこまで悲観していません。
政権なんて、周期的にくるくる変わっているし、そのことで、大きなうねりのような、人々の変化が止められるわけではありません。
じゃあ、アメリカがスゴイのか、絶対的にいいのか、と言うと、とんでもなくヒドイ側面もいっぱいあります。
日頃ニュースは見ないのですが、たまについているのを眺めると、近郊で、銃やらドラッグやら強盗やら殺人やら、無数の事故や事件がゴロゴロ起きてて、日本のニュースで大騒ぎしていることが、なんだかお子様ランチに見えてしまうほど。
日本みたいに、必要以上にひとつの事件を掘り下げている暇がないほど大量の事件が起きていて、ひとつの事件に割ける時間なんて、早口にして30秒くらいです(苦笑)。
皆、隣の芝生は青く見えるものです。人と比較すると、辛くなります。
今いる場所で、今あるものと、今いる人に感謝できるのが何よりです。
でもそれも、同じ場所にじっといると見えないことが多かったりしますよね。
だから、長い旅とか、デュアルライフとか、多拠点生活とかで、違う視点、違う価値観、違う暮らし、違う常識を体験するのが大事なのだろうなあと思うのです。
世界一、幸福度が高いというデンマークのことをまとめた記事が、とても新鮮でした。
人が幸せを感じるための要素が、ここにいくつかキーワードとして載っている
気がします。
参考 【世界一幸せな国】世界ランキングに見る、デンマークの驚くべき「20の真実」
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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コーチングのセッションで最も長い時間を占めるのは、やはり「お金」を生み出すためのビジネスの話です。
「お金」」って、私たちの暮らしの中で、とても大きな位置を占めるものなんですよね。
とにかくそこを安定させたい。
そして、自分らしく稼ぐことによって、自己実現を果たしたい。
そういう意味合いから、起業についてのお話をすることが多くなります。
すでに、就職、という形ではなく、自分の名前で、自分の実力で稼いできている人たちもいます。
事務所などに所属しつつも、仕事は個人ご指名で来る形。
そんな中で、どう「突き抜けて」いけるか。
どう「上のステージ」に上がっていけるか。
自信のつけ方。自分の売り方。
自分らしい、もっと安定した稼ぎ方。
そして、影響力。
彼らの場合は、そんなことが、セッションのテーマとして出てくることが多いです。
かと思うと、かつても今も、会社に雇用されて働いたこと「しか」なくて、ゆえに、起業は憧れるけれど、気持ちの上で、とんでもなくハードルが高い人たちもいます。
というか、後者がマジョリティ。
彼らとビジネスのアイディアの話をしていると、どうも「否定ばかり」で、こちらが途中で意気消沈、みたいなことも多いです(笑)。
「◯◯対象に、XXを提供してみたら?」
「△△向けに、□□を売ったらいいですよ~」
なんて、ブレーンストーミングとして起業の種を出してみたりもするのですが、ことごとく、こう言われます。
「えー、そんなの需要がないですよ~」
起業のコンサルでも、マーケティングのスペシャリストでもない人が、一刀両断、ばっさりとプロの意見を否定(苦笑)。
いや~、需要なんてものは、ちゃんとリサーチしてみないと、あるかないかはわからないものなのですよ。
私のアイディアは、ちゃんと世の中のトレンドや、クライアントの客観的強み、同業他社のことなどを軽く調べた上でお話していることだったりするのです。
そうやって否定してしまう方の理由はいくつかあるのですが、一番大きいのは、こちらです。
「ビジネスのスケールを大きくとらえ過ぎ」
昭和世代の特徴として、マスマーケット、大衆を相手にしたビジネスに長いこと触れてきた、ということがあります。
大きな会社が、大きな予算で、TVでCMを大量に流して需要を生み出し、何十億、何百億円を一気に稼ぎ出す。
そんなモデルを見過ぎてきたせいで、「需要」のレベルも、とんでもなく大きくイメージしがちです。
何万人、何十万人の顧客がいて、毎日、毎日、ひっきりなしに電話が鳴り続けるような状態でないと、「需要がない」と思いこんでしまう。
でもですね、ここで落ち着いて考えてみてほしいのです。
あなたひとりが生きていくのに、いったい、いくら稼げればいいですか?
いくら、まずは稼ぎたいですか?
そうやって聞いてみると、多い人でも、月100万円とかいうレベルなわけです。
魔法の言葉、月収7ケタというやつですね(笑)。
じゃあ、最低だと、どのくらいほしいですか?と聞くと、今の給料よりも多ければ、まあ生活はできますよね、ということになります。
30万円、40万円、あるいは50万円という額が稼げたら、少なくとも生活には困らない。
だったらたとえばコンサルタントなどの場合、半年契約で50万円です、というような商品を作って売れば、月にたった一件の契約をいただければ、それでOKということです。
二件いただけたら、月収7ケタも実現します。
ひとり見込み客が現れて、その方が契約してくだされば、もうそれでOK。
何も何千人もの見込み客を集める必要などないわけです。
「いや、でも、私に50万円払ってくれるような人はいませんよ~」
そんな声も聞こえます。
そうかもしれません。
「今のあなた」に、誰も50万円は出さないかもしれません。
でも、これから、これだったら自分だって50万円出してもいいな、と思えるような立派な商品を作って、サービスもピッカピカに磨いていけばよいではありませんか。
そして、それを、一緒に、パリッパリのマーケティングプランでプロモートしていけば、世界中から見込み客が集まります。
それは、未来の話です。
「よし、やろう!」
そう決めた、次の段階の話ですね。
そこをごっちゃにして、「えー無理!」と前に進まない結論を下して、安心してみたところで、何の解決にもなっていません。
会社を作るとか個人でやるとか、そんなことも瑣末の話。
売れてきたら考えればいいことばかりです。
まずは「できるかどうか」ではなく、「やりたいのかどうか」に全神経を集中し、疑いをなくすこと。
覚悟を決めれば、誰にでもできます。
失敗したら…、できなくて傷ついたら…と予防線ばかり張ってないで、とにかく一歩ずつ小さな歩みを積み重ねること。
そうすればいつかちゃんとゴールに近づきますし、振り返った時に、すべてはちゃんと笑って語れる思い出になります。
さて、準備はもう卒業。
一日も早く、夢を「実行」に移すために、一歩、足を前に踏み出すことです。
東京・仙台のセミナーで大受けしたお話をブログにまとめています。
ぜひ参考に。
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参考 核心の周囲で踊ってないで、輪の中に入って、さっさと火の粉を浴びてしまおう!
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10月に日本出張していた間に、自宅で簡単にできる血液検査をやってみました。
去年の今頃にもやってみて、結果良好。
こんな簡単で、安価で、スピーディに健康診断できることに驚きました。
その体験をブログにも書いたところ、その記事には、以後、コンスタントにたくさんのアクセスをいただいています。
参考 1滴の血液からわかる健康リスク。3日で結果が出る血液検査で生活習慣病リスクをチェック!
使ったのは、大正製薬の「デメカル」というキット。
去年、実は2個入りを買っていて、使用期限がすでに9月で切れてしまっていたのですが、ダメ元で出してみました。
滞在最終日に採血して出したところ、無事に昨日、速報がメールで届きました。
私の場合、日々、当たり前のように健康を体感しているわけですが、今回も、全項目で、ぴったり真ん中辺りの標準値。
昨年は、実は総コレステロール値が低過ぎという結果でしたが、誤差程度の範囲内だったかと思います。
それでも、走り込みをする時期にはアボカドや卵やオリーブオイルをせっせと食べるということにもトライ。
その成果があったのか、正常値の範囲内に収まっていました。
コレステロール値を意識して上げるのもたいへんです(苦笑)。
ほぼ毎年のように血液検査はしてきましたが、かれこれ10年、こんな健康優良模範生のような数値が続いています。
そして、その秘訣も、自分なりにわかっています。
だから、数字がブレることが「ありえない」と思えてしまうのです。
もちろん過信してはいけないので、日常の小さなサインには敏感です。
ただ、今の状態を作り出すシステムがあって、それをある程度、守っていれば、大きくは崩れないんだな、ということも、経験から確かめてきたつもりです。
そのシステムとは、一般的に言えば、ダメダメなことばかりで、栄養士さんとか、お医者さんとか、健康アドバイザーさんには、お叱りを受けてしまうことも多々、含まれています。
1.朝ごはんは食べない
2.かなり厳格な菜食主義
3.適度と言われる範囲を超えたランニング
4.お酒はほぼ毎晩(ワイン2杯程度)
5.甘いもの大好き(笑)
6.コーヒーも濃い目を2杯
7.睡眠は6時間
8.毎日グラス一杯の生ジュース
とくに世間一般と違うのは、たぶん1と2なのですが、どちらも反対派が根強くて、持論を振りかざして、いかに健康を害するか訴えます。
でも、こんな暮らしを10年続けてきて、今の健康状態があったりするので、自分の中では疑いはありません。
頭痛も腰痛も肩こりも消え、目の疲れも軽減され、とにかく始終「心地よい」状態。
身体が軽く、痛みがどこにもない。それが当たり前の普通の状態。
それが乱れるのは、旅に出て食べるものが変わり、睡眠が足りない時だけなのです。
朝食食べない、とか、菜食主義とか言うと、何かものすごく「我慢している」「節制している」「ストイック」に思える節もあるようですが、私の場合は、食べたいものを、大量に
食べているので、そこにまったくストレスもありません。
外食が10食に1回くらいあって、その時は、肉も魚もこだわらずに食べるようにしています。
でも、慣れないものを食べると、調味料や油が違うこともあって、身体にズシンと重く感じますね。
となると、「軽く」「負担なく」感じる日頃の食べ物の方が、はるかに美味しくも感じてしまうものだったりします。
そんな質問もいただくのですが、「大丈夫みたいですよ」のひと言(笑)。
ロサンゼルス、とくにうちの周りのビバリーヒルズやウエスト・ハリウッドには、菜食主義の人たちがいっぱい住んでいますが、皆、明るく元気に暮らしています。
マラソンしたり、自転車乗ったり、ヨガやったり、筋トレでムキムキしたり。
だから逆に、世間で言われている「常識」や「専門家の見解」とやらの方が、どうもウソ臭く見えてしまうのです。
産業界の「思惑」に操られた偽情報も多いですしね。
メディアを一時的に賑わして消える「◯◯◯◯ダイエット」の類も同様。
食や健康の面でもそうですが、その他のことについても、考え方は一緒です。
こうしなきゃ。ああしなきゃ。
そういうことから解放されて、自分の直感で「それ、いいかも!」と思ったら、従ってみる。
そして、「変化」が出てきたら、怖がらずに、しばらく続けて、じっと観察してみる。
多くの人は、変化は悪いこと、と思うらしくて、そこで慌てて元に戻してしまうようです。
やってみたけど、自分には合いませんでした~って、数日やったくらいで結論出してしまう人が多い。
でも、それは実にもったいないこと、と思います。
好転反応、というのもありますし、身体もびっくりして、最初はいろんなサインを送ってくるので、最初はただその信号を「認識」してあげれば良くて。
3-4週間して、新しい習慣を意識することもなくなった頃には、すっかり心身共に慣れています。
誤解のないように言っておきますが。
私は決して、菜食主義者を増やそうとか朝ごはんを食べない運動を広めようとかしているわけではありません(笑)。
言いたいことは、ただひとつ。
世間の「常識」には、「ウソ」や「誤解」や「思い込み」や「思惑」も多いよ、ということ。
メディアの言うことにばかり踊らされず、幅広い見識を「自ら」集めて、自分の身体で実験してみることも大事です。
(かつてメディアを運営する立場にいて言うのもなんですが…)
食と健康だけじゃなく、ものごとの見方、考え方、価値観、すべてに通じることですね。
アインシュタインさんも、こんなことをおっしゃっています。
こちらのブログ記事もぜひ参照ください。
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(10月下旬。日本出張から終えて、すぐに出したメルマガ「未来通信」からの転載です。)
出国間際の関東地方も、27度で暖かく、長袖しか持ってきてない私は汗ばんでしまったのですが、到着したロサンゼルスは、なんと季節外れの熱波で最高気温35度!
乾燥しているから、気温の響きほど暑くは感じないし、部屋の中にいればまったく気づきもしない、という不思議。
ただ、カラッカラに渇ききった空気に思わず太ももや腕がカサカサになり、痒くなったりしています。
まあ、それもすぐに慣れるのですけどね。
早速、ホールフーズで新鮮野菜をたっぷり買い物し、生ジュースで栄養補給。
やっぱり、この日常が、今の自分にはすごく合ってるし、必要だなあとあらためて。
今、長期、出張中のクライアントさんがいます。
彼女は、結婚20年。
とっても普通ではない、ハチャメチャな経歴の持ち主ですが、ご主人との間は超円満。
3週間、仕事の旅で家を空けることで「出発前からホームシックです」と彼女からのメールが届きました。
「私たちは友だち夫婦で、たまに喧嘩もしますが、基本仲良しなので、3週間も離れているのが、何故か今回は寂しく感じます。これまで、こんなことはなかったです。
(中略)私がこんなに好きなことをして、かつ幸せに暮らしていられるのも、彼に拠るところが大きいのは確かです」
今回、こんな風に気づいた彼女は、思い描いていた未来のビジョンの中に、きちんと「彼」の居場所を築いていこうと決意。
そのことで、ストンとお腹に落ちるものがあったようです。
やることは一緒でも、優先順位を少しだけ整理して、「家族」や「パートナーシップ」にもしっかりと軸を置く。
そう決めた時に、彼女の中で、明るく広がる確かな未来世界が見えたんですね。
その気持ち、私もとてもよくわかります。
私も旅は嫌いなわけではないのですが、たぶんそれ以上に「日常」を愛していて、それが途絶えるのが、出発前からやたらと切ないのです。
私のパートナーはアメリカ人ですので、離れていても常にI love youとかI miss youとか、言われるし、言わされます(笑)。
もうすぐ23年のつきあいになるので(長っ!)まあこちらも慣れたものですし、もちろん本気で思ってないと、なかなか言えません。
実際に、でも、I miss youなんですよね。
23年前の遠距離恋愛時のトラウマもあって、離れることに恐怖感すらあったりします。
それに、何よりも、彼と過ごす日常が好きすぎて、日々のふたりのルーティンすべてを想って、早く帰りたくなるのです。
トレーダージョーズに買い物に行くのも、
朝、ふたり分の生ジュースを作るのも、
早朝のビーチで走る時、自転車で抜かしていく彼の後ろ姿を眺めるのも、
ワイン飲みながら一緒にTV観て笑うのも。
その全部が、自分にとってはかけがえのない貴重な時間で、旅よりもはるかに愛おしい宝物だったりするようです。
じゃあ、一緒に旅したいか、というとそれはそれでお荷物になるので、ご遠慮いただいてまして(笑)。
旅はひとりが圧倒的に気楽で生産的です。
互いに心地よい「距離感」をずっと模索していて、このところ、それが無意識に保てるようになったせいか、すごく楽になりましたし、23年間で今が一番、仲が良い状態にもなりました。
こんなに「ひとり」が好きで、居心地が良い自分が、こんなに長く、誰かと一緒にいるなんて、自分が一番信じられません(笑)。
でも、未来のビジョンを描く時、そこに必ず彼の姿が「今は」あるし、そのことが何よりも大事だと思えるようになりました。
長く生きてると、いろんな変化があるものですね(笑)。
人は、ちゃんと成熟に向かう生き物のようです。
今は、誰がなんと思おうとどうでも良くて。
自分の幸せは、自分にしかわからないし。
そう開き直れば直るほど、「自分らしい」が形になって、見えてきます。
未来のビジョンを描くのに、先人たちの生き方が、やはりとても参考になっています。
人生の選択をリアルに描いた映画が、ハリウッドにもたくさんあります。
ぜひ参考に。
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参考 ハリウッドも高齢化。それでも明るく若々しく、いつまでも現役で
「歳を取るのも悪くない」と訴えかける
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今年も残すところ2カ月を切りました。
なんか、ついこないだ年明けだったのに、と思ったりもするのですが(笑)
その頃のことを思い返そうとしてもうまくできないほど、実は結構な「昔」に見えたりもします。
あっと言う間に過ぎたかに見える日々も、一日、一日、ちゃんと同じ24時間。
いろんなことをして、「今」にたどり着いてきたわけですね。
私も、Googleカレンダーで、年明けに遡って行動予定を見てみたのですが、あの頃と今とでは、見える景色がまったく違っています。
やっていることも、かなり違っています。
目標として据えられることも、驚くほどアップグレードできている。
でも、決して、たいへんなわけではなくて、前よりも、もっと毎日を楽しめているし、もっと楽になっているし、それゆえ、気持ちにも余裕が生まれていたりもします。
いやあ、一年って、長いなあと感じます。
こんなに大きな変化が生まれるほどに、実はたっぷりとした時間なんだと実感。
ひとりひとりのクライアントさんのことを思い浮かべてみても、セッションを始めた頃と今とでは、まるで印象が違います。
手探りで、暗闇でもがいているような感覚だったのが、なんとなく「確信」を持って意味を感じてもがくようになっている。
なーんだ、ずっともがくんじゃないか、と思うかもしれませんが(笑)、成長したい、もっと上のステージに上りたい、と思うからこそ、のことです。
目の前の壁も挫折感も、意味がわかっていれば、辛さがガクンと減っていきます。
乗り越えた先の明るい世界が見えるからです。
ところで、2016年も残りわずかですが、皆さんは、どのくらい先の未来まで行動計画や目標を立てていますか?
我々はつい時間を年単位で区切りがちになりますが、時間は連続して途切れずに続いているものです。
年が明けそうになってから、来年を考え始めるのではなく、常に今を起点に12ヶ月先までの詳細計画があると、今と未来がつながりやすくなります。
日本で書店に行くと、すでに2017年のカレンダーや手帳が販売されていて、少し早い師走感が漂っていました。
私もクライアントさんに来年の予定を立ててもらいたくてテンプレートを探してみたら、2017年1月から2018年3月までのきれいなカレンダーが、ウエブでもたくさん無料配布されていました。
月単位のもの、半年単位のもの。書き込みができるもの、飾り用、いろいろあります。
来年は、日本では祝日が土曜に重なって「消えてしまう」日が、実に4日もあるそうです。
GWやシルバーウイークの重なり加減はどうでしょうか?
旅のこと、目標のこと、転職のこと、起業のこと、移住のこと、結婚のこと、子どもの行事、家族の記念日…
カレンダーをふわっと眺めながら、決まっている予定を入れ込むだけで、一年があっと言う間に俯瞰してリアルに感じられます。
これって、エクセルなどを使えばあっと言う間に自作可能です。
クライアントさんには、私の作った「上野式ライフプラン実現システム」という、カレンダーをベースとしたフォーム集をプレゼントしています。
予定はあくまで予定で、実現してもしなくても、別にいつだって軌道修正可能です。
でも、これがあるか、ないかで、ドライブにGPSを持って出るか、持たないで出るか、くらいに、心強さに違いが生まれるのです。
大まかに、今から12ヶ月分を想像し、ある程度、具体的に、今から3ヶ月分の行動予定を決める。
これを習慣にしてみると、「今」がもっと確信に満ちた時間になっていきますよね。
私も、すでに来年1月末の出張予定を決めて、航空券やら宿泊の手配を進めています。
スーパー幹事さんが、すでに交流会の日程を次々に決めてくれて、ふたつも予定が決まっていたりします。
東京のど真ん中に、「民泊」(エアービーアンドビー)で素敵な部屋も押さえました。
今度は、広島や仙台のクライアントさんにも、会いに行きたいなあ~。
アジアやヨーロッパにも、もっとお客様を増やしたいなあなどと妄想し、航空券の値段を調べたり…(笑)
準備に時間のかかるプロジェクトのスタートと締切りも、埋め込んだり…
行き先に思いを巡らしながら、旅の仮日程を入れてみたり…
この辺でこうして、ああして、と、人生ゲームの駒を進めるように、自由気ままに一年をデザインしてみるのは、とても楽しいものです。
そんなことをするために、とても便利に使えそうな、クリーンで飾り気のないテンプレートを見つけました。
よろしかったら、ダウンロードしてみてください。
参考 印刷して自由に使える! 2017年カレンダーPDF集(日本版)
参考 アメリカのカレンダーはこちらが便利そうです(米国祝日版)
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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断捨離という言葉は、広く知れ渡って、ほぼ一般名称のようになってきましたが、本家本元はベストセラー「断捨離」の著者である「やましたひでこ」さん。
石川県にお住まいで、盛和塾の塾生としてロサンゼルスで開催された塾長例会にご参加されたのをきっかけに、前職で200名を集めて、大盛況のセミナーを開催させていただいたご縁があります。
断捨離は、単なるお片付けではなく、自分と向き合い、自分を改革していくことのできる哲学に近い思想。
20代の初めから、そこに向き合ってきたやましたさんは、無数の相談や悩みに触れる中で、どんどん思想を深め、確立し、磨き上げてこられています。
私も、それ以前から著書を購読し、実践し、大ファンでした。
たいして広くもないクローゼットから、特大ゴミ袋10袋くらいの不要な衣料を捨てられた時には、呆然としたものです。
そんな驚きの体験は、一瞬で人間を変えてしまいます。
視点が変わる。そのことで、世界が違って見える。
断捨離を推し進めている内に、私は仕事も断捨離し、ハワイも断捨離し、ロサンゼルスに移住していました。
それからすぐに、やましたさんとのご縁をいただいたのです。
ご縁をいただいてから、DVDやCDがセットになった断捨離講座の上級クラスまで修了(笑)。
さらに、断捨離に関する知識を深め、クライアントさんにも、ことあるごとに勧めています。
最近、部屋の片付けができない…というクライアントさんがいらっしゃって、これがなかなか強力な事例なもので、私ももう一度、おさらいしなければ、といくつかの関連書籍を再読したり、新に購入したり。
その過程で手に取ったのが、前から関心があった、今回ご紹介する「50歳からラクになる 人生の断捨離」です。
50歳から、とありますが、まさに多くの40代女性クライアントさんが口にする悩みや相談が、満載。
実は、40代の内に読んだ方が身になる本です。
もちろん50歳過ぎてから読んでも、大いに参考になりますので、ご安心を。
年齢など、単なる記号に過ぎませんので、そこに深い意味を持たせるのは止めましょうね。
主婦向け雑誌に多い、お片付け術を期待して読むと、まったくの期待はずれに合う、やましたさんの本。
それほど、思想がキレキレですし、文章も素敵すぎて、理解できない方もいるようではあります。
ブログみたいな、平たく易しい、ひらがな本ではなく、もっと心を見つめるための、自己啓発本。
まえがきでは、まるで私が書いたかと思うような(笑)、私のコーチングのテーマとぴったり重なる言葉が並びます。
断捨離とは、人生の点検。自分の人生の問い直し。
断捨離とは、モノと向かい合って、自分と向かい合って、自分の人生を取り戻していくプロセス。
断捨離とは「新しい自分」に出会うための人生の棚卸し。
人生の「問い直し」とは、素敵な言葉ですね。
本当にこれで良かったの? この先もこれでいいのね?と、一度、リセットして、無になって、あらためて自分に問いただしてみる。
そのことで、見えてくる、自分だけの「正解」があります。
さあ、あなたも一緒に断捨離をいかがでしょう?
40代から50代は、家族や仕事や自分の体調に変化が訪れる、人生の転換期。
だからこそ、女性にとって(そして男性にとっても)、50代が心浮き立つ人生のステージであることを。
なによりも、自分自身を信頼していくための断捨離を。
第1章では、やましたさんご自身の40代の体験が書かれています。
「私の人生、つまらない」と気づいてしまった瞬間。
そして、「このままで終わるの?」という焦り…
それから、自分を重たく不安にしていた「モノ」「人間関係」「観念」と向き合って、ひとつずつ断ち、捨て、手離していったのです。
第三章では、「なぜいい人ほど溜め込んでしまうのか?」というテーマで、いい人からの卒業をうながしています。
人の期待に応えよう、社会の規範に沿って生きよう、皆を不機嫌にしないようにしよう。
まずは、無意識の内に、自分が常に「いい子」であろうとしていることに気づくこと。
その上で、自分が本当に快適になれる選択は何か、という、「自分軸」から、ものごとを見直してみること。
そのためにも、四章の「不安や思い込みから自由になる」ことが重要になってきます。
つい先日も、コーチングの事前質問票がうまく埋められない、というクライアントさんに私が伝えた言葉があるのですが、それがそのまま、見出しになっていました。
「頭で考えず、自分の胸に聞いてみる」
自分軸って、そういうことなんですよね。
でも、皆さん、うまくやろうと、どこかにある「正解」を探して頭で考えてしまいます。
そうじゃない。
自分の胸がプルプルっと振動したら、それが正解。
すべては、自分の中にあるのです。
最終章では、覚悟と勇気を持って、人生のすべてを引き受けること、自分を信頼すれば不安がなくなることなど、このことで、人生のセカンドステージが、いかに楽しく、生きやすいものになるかを説いています。
仕事の不安、ひとりになる不安、お金の不安、健康の不安。
そんなたくさんの見えない不安に怯えていると、心がもっとお金を、もっと仕事を、と外にばかり向かってしまい、なかなか自分の内側と深い対話をするところに向かっていかないケースもあるようです。
だから、そのためにも、まずは断捨離。
モノと向かい合う、という、とてもシンプルで簡単なところから始めてみましょう。
そのことがきっかけになって、どんどん「自分軸」を見つけていくプロセスを歩き始められますし、最も大切な、自分を信頼する、という目標点まで到達できるようになるでしょう。
自分を信頼する、ということは、「何が起きても大丈夫」と心から信じられること。
そうすると、不安って、なくなっていくのです。
どんなことが起きたって、なんとかなる。
挑戦して、失敗したって、また始められる。
そう思えるからこそ、大きな挑戦が何度でもできる。
人生の後半戦(セカンドステージ)に向けて、自分をリセットし、再構築していくために、まさにピッタリの一冊です。
実はこちらの本が必要なクライアントさんも多いです(苦笑)。
またあらためて、こちらについてもまとめましょう。
(注:旦那さんを断捨離する話ではありませんよ・笑)
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