80歳でスカイダイビング。後悔のない人生を自分に「贈る」

うちのパートナーは、年の離れた末っ子ということもあって、

80歳の従兄弟がいたりするのですが、

元気に80歳の誕生日を迎えられたことを祝って、

子どもたちがスカイダイビングをプレゼントしたというのです。

従兄弟は、ずっとそれをやってみたくて、

「死ぬ前にやりたいことリスト」に入れていた。

このリストのことを、英語ではBucket List(バケットリスト)と言いますが、

日本でも、映画「最高の人生の見つけ方」で有名になりましたよね。(原題「The Bucket List」

80歳で夢がかなって、彼もとにかく大ハッピーだったそうです。

今は、まあ基本的に物質的には何にでも恵まれていて、

やりたいと思うことは、たいてい何でもできてしまったりして、

さほど「欲」というものを感じずに生きられる時代でもあります。

クライアントには、セッションを始める前に、

人生でやってみたいこと100、という、バケットリストそのまんまのことを尋ねます。

でも、なかなか100を埋められる人はいません。

私も、前に無理やりやってみたけど、想像力が欠如していたり、

マインドが縮こまったりしていて、なかなかリスは埋まりませんでした。

それなりに「満たされている」ということでもありますが、

世の中の選択をさほど知らない、自分の知識の限界もあるな、と思いました。

多くのクライアントが書くことに、ひとつ質的な共通点があるとするならば、

「ゆったりと生きること」かもしれません。

時間の経過を、丁寧に味わえるような、

一瞬、一瞬を、もっと意識して、意図的に、選択のもとに、愉しみたい。

あまりにも時間が早く過ぎるようになったからこそ、

反動で、そんな願望がこみ上げてくるのでしょうね。

私も、そんなことを願う一人です。

読みたい本は、一生かけても読みきれない。

見たい映画も、一生かけても、見きれない。

死ぬ直前にほしいものは、「時間」という皮肉(笑)

それが叶わないからこそ、後悔しないように、

「今」を精一杯、愉しむことなんでしょうね。

自分自身に贈ってあげたいプレゼントは、

だから、きっと、「時間」という贅沢なのです。

見たくない現実に振り回されてる暇はない。

心配や不安に踊らされて、役に立たないことにエネルギー使っている場合じゃないかもしれません。

だから、これなんですよね。

朝と夜の5秒の儀式で
毎日が劇的に変化する