ほしいものをほしいと口に出す練習しよう

東京に来る楽しみのひとつが、交流会への参加だったりします。

3年前に、渋谷ヒカリエで行ったセミナーの二次会が盛り上がって、

「これ、継続しましょうよ」と言ってくださった有志たちがいて、

それが独立して、主催者さんがついて、責任を持って、続けてくれている。

ELBというのですが、Enjoy Life and Businessがテーマ。

仕事も人生も、両方、妥協せずに楽しんじゃおう。

そんな欲張りでわがままな生き方、いいよね。

そういう主旨に賛同する方なら、誰でも参加できる立食形式のパーティです。

名刺交換会、異業種交流会、と思ってくると、がっかりします。

また、人脈作り、勧誘、どちらもきっと、空振りします。

好奇心とジャッジメントしない大らかな心を持参してきた人に、

へ~、そんな人がいるんだ

へ~、そんな人生があるんだ

という驚きと気付きが、ごちそうとして与えられる。

お土産は、ほんわかしたエネルギーと、やんわりした勇気です。

33名も集まると、全員とゆっくりお話など無理なのですが、

今は、Facebookという素晴らしいツールがあるので、

イベント後も、何らかの形でつながったり、

英語的に言う「Keep in touch」がしやすいのが嬉しいですよね。

このイベント、今回はあっという間に定員になって締め切ったのですが、

そんなときでも、ダメ元で幹事さんに連絡してみると、良いことあったりします。

私が催すセミナー、人数限定の体験セッションなんかでも、

時折、いるんですよね。

「もう締め切ったようなんですが、なんとかなりませんか?」

これこれこういう事情で、見逃していたのだけれど、

これこれこういう思いがあって、ぜひ「参加したい」「申し込みたい」。

そんな風にご連絡いただくのって、誰でもきっと嬉しいものなんです。

私も、もちろん、ものすっごく嬉しいです。

ときには、会場のスペースに余裕があるときもあります。

ときには、誰かがキャンセルになって、再募集しようか迷っているときもあります。

そんなときに、すっと入ってきたお問い合わせ、

当たり前ですが、「最優先」で採用しますよね。

それ、ずるくない? なんて思うのかな。

いや、思うくらいなら、エントリーだけでもしとこうや、って感じです。

「キャンセル待ちがあったら、ぜひお願いします!」

そう表明していたのに、後から来た人を優先されたら、そりゃ怒っていい。

そうじゃないなら、行動力が足りない自分を反省しよう。

ほしいものは、ほしいと言う。

それこそが、引き寄せの秘密。

宇宙だって、「オーダーもしてないのに、届かないって言われてもさぁ」とブツブツ愚痴っています(笑)。

思ってないで、言え。

思考が現実化する、の一番の罠は、

「思ってりゃいい」と勘違いさせられることです。

いや、思っても、口にしなければ、伝わらない。

動かなければ、思いが外には見えてこないから、誰も助けてあげられないわけです。

私たちは、皆、子どもの頃に、黙ることを教え込まれます。

ほしい、ほしい、と叫ばれ続けることは、大人にとって不都合だから、

「欲張り」だとか、「聞き分けのない悪い子」だとか、脅される。

そんなことが続けば、いつしか、ほしい!と言うのが怖くなる。

言わなくなると、ほしいかどうかすら、わからなくなってしまう。

「好きなことがわからない」症候群は、

諦め続けてきた半生が作り上げた、悲しく縮こまった心の副産物なんですよね。

アメリカ生活していると、「言ったもの勝ち」な現象をあちらこちらで目にします。

でも、文句を言えばいいというものではなくて、表現にもコツがあります。

「私の今のこの状況に対して、何かできることはありませんか?」

そうやって、フワッと相手にボールを投げてしまうのも、ひとつの手。

自分ひとりで困ってないで、相手に投げかけて、相手の問題にすり替える。

人は、質問されると、答えを探さざるを得ない生き物だったりします。

「うーん、そうですね~、こういう代案はどうですか?」

そんな風に、「あなたのために」考えてくれたりもするのです。

ほしいものを、ほしいという練習。

今日から始めてみましょう。

そんなこと、昔、ここでも実例上げて、書いていましたので、ぜひ参考に。


やってほしいことを口に出してみることの思いがけない効用