本やセミナーで「安心」を買うだけで、ずっと同じ場所にいる人にすすめたいマンガセラピー

(最新版として内容を付け加え、再投稿しています。)

片づけられなかった人が、片づけが上手になる。

お金が貯められなかった人が、貯金上手になる。

ダイエットがうまくいかなかった人が、理想の体型になる。

そんな「魔法」があったら、すぐにでも飛びつきたい、という方も多いかと思います。

部屋が片づけられなくて…というクライアントさんと、いろいろと解決策について検討をしている際に見つけた「やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方」という本を手にしたことがきっかけで、著者の「わたなべぽん」さんを発見。

次々に、著書を制覇していきました。

ダイエット、節約・貯金、片付け、断捨離…

テーマはさまざまでも、すべては「悩み解決」のリアルなストーリー。

著者自身のストーリーがほとんどですが、原案をもとに作画を担当したものも。

以下に、それぞれを簡単にご紹介します。

下手なセミナー行くより、よっぽど多くの学びがありますよ~。

全部、Kindle対応です。が、Kindleデバイスでは見にくいので、iPadなど、タブレットをお餅の方にのみ、電子版はオススメします。

生活の根本的改革に「やめてみた。」

↓ この一冊は、自分の中の「当たり前』をひとつひとつ見直し、「これって、やめてもいいんじゃない?」と軽く実験。

すると、どうでしょう。(劇的ビフォア・アフター風)

世界が驚くほどに変わっていくのです。

それは、それは、清々しいほどの効果。「断捨離」というのは、単なるお片付けではなく、執着を手放すことです。

その辺が、見事にストーリーとして描かれていて、ストン、とお腹に収まるのです。

無理のないダイエットには「スリム美人の生活習慣を真似したら」の2冊が強力な助っ人に

ダイエットに関しては、この2冊をセットで読むと、ものすごい説得力。

1冊目も素晴らしかったのですが、2冊めでは、さらに「心」の問題に大きく踏み込み、清々しいくらいにマインドセットが整って、理想の自分になれているのが感慨深いです。

貯金ができない夫婦が年間100万円まt「隠すだけ貯金術」

お金編は、お金のプロが、お金を貯めたい夫婦について、コンサル指導をしながら一年に100万円、無理なく貯めていくストーリー。

無理なく、ではあるのですが、もちろん、やっていることをやめる、やってないことを始める、という意味で、最初は少しだけ負荷はあります。

でも、それが無理なくできて続くから、この方法は良いのでしょう。

だめな自分と向き合うと、部屋も心もきれいになる。

最後に、足の踏み場もなく、ほこりが積もる、いわゆる汚部屋と向き合いながら、自分自身と深く向き合うプロセスを通じて、心までもがきれいに磨かれていく、という、なかなかの感動ストーリー、「ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました」。

いくつかのステップを経て、劇的に変化を見せていくのですが、その間、捨てる、捨てる…。

気持ち良いくらいに捨てていきます。

そのくらい、捨てられるものに囲まれて暮らしていたんですね。

私も、「断捨離」を学んだときに、巨大ゴミ袋が部屋を埋め尽くしても、まだ足りないくらいの服や本やCDや古いカバンやらを捨てた記憶が蘇ります。

本棚には、「いつか読もう」「いつか取り組もう」と思って、取ってあった本やCD教材がずらり。

ああ、まさにこの著者と同じ状態だった…と、懐かしく思い出しました。

秀逸な気づきは、この紹介文の中にもある一節です。

累計30万部突破! 『スリ真似』シリーズの著者・わたなべぽん最新刊!

生まれてこのかた、ほこりだらけの部屋に住み続けてきた著者・わたなべぽん。

一念発起して片付けを決心するのものの、モノが多すぎて部屋がまったくキレイにならない!

まずは捨てるところから汚部屋脱出をスタートするが
「使ってないのに、持っているだけでなんとなく安心」なモノにあふれている我が家に茫然…。

そんな自分の欲望に向き合いながら、思い切ってモノを捨てたら心の中の棚卸しまで出来ちゃいました。

捨てるべきはモノだけじゃなく、モノさえあれば大丈夫と思っていた自分の気持ちだったんです!

本書はそんな心身ともに片付け体質になるまでを描いた実録コミックエッセイです。

(アマゾンの紹介文より)

そう、捨てるべきはものじゃなくて、これさえあれば「大丈夫」「安心」と思っていた、自分の気持ち。

本も教材も、「買って安心」していた。

当時のコンサルタントも、採用して安心していた。

提携先も、いるだけで、安心していた。

もちろん、心理的効果もあったことはあったけれど、自分がやるべき本来のことが、疎かになっていなかったか…。

そして、「効果がない」「たいしたことない」と、人のせいにばかり、していなかったか…。

そして結局、同じ場所を、グルグル回ってばかりいなかったか…(フラッシュバック・涙)

胸にグサーっときつつ、性懲りもなく、また本やら教材やらが本棚やパソコンに置きっぱなしになっている自分に気づき、「反省の色なし」と反省。

大事なのは、行動、行動、と、実行に移行する勇気までいただきました。

マンガだから、ではなく、マンガだからこそ、直球で胸に飛び込んでくるものがあります。

自分の恥ずかしいところを、惜しげもなく公開し、それらを克服する過程を赤裸々に見せてくれるからこそセラピー級に効いてくる、わたなべぽんさんのシリーズ。

おすすめです。

最新版追加「自分を好きになりたい」

わたなべぽんさんが、またやってくれました。

コーチングのセッションでも、とにかく需要が激しく大きい「自己肯定感を上げる」というリクエスト。

日本の親の育て方の標準がどこか間違っているのか、どうにもこうにも自己肯定感が低いままおとなになってしまった人が多数。

皆、自分にダメ出しばかりして、セルフイメージをどんどん下げながら暮らしています。

そのままでは、本当にネガティブループ。

人間、いろんな可能性を持って生まれてきたというのに、自分が自分を卑下して、批評家になって、ときにダメ出しまでしまくって。

それでは、せっかくの人生、楽しむことなんてとてもできません。

で、この本を絶賛おすすめしたい。

ぽんさんの素晴らしいところは、自分を実験台にして、とにかくやってみる、を自分に課して、観察し続けること。

小さな変化にも敏感になり、自分をほめ、少しずつ回復をしていく様は、感動的ですらあります。

私も多くのクライアントにおおすめして、「感激しました!」「とても響きました!」とのメッセージをいただいています。

ぜひ、お手に取っていただきたい一冊が、また増えました。