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カメラの勉強をもっとしてみたい。レンズを通して見る新しい自然の世界に惹かれるのです

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はじめて一眼レフのカメラに触ったのは、23歳で広告制作会社に就職してからのこと。

そこでは、きちんとしたプロのカメラマンと契約していて、商品写真とか、人の写真とか、とにかくカタログや冊子、広告に使う写真は彼が撮っていました。アシスタントとして一緒にスタジオに入って何時間も撮影することがあり、そのこだわり方、光の操り方、小道具で陰影を作るやり方、影を消す方法、バックグラウンドの使い方、ハイライトの入れ方など、たくさんのマジックを見せていただきました。

ああ、写真とは「光」が鍵なんだな、とその時、教わったんですね。時に厳しい方でしたが、大好きで、撮影の担当になると嬉しかったのを覚えています。ひとつのカットに何時間もかかって、スタジオ代、バックグラウンドのレンタル代、自分の時間などが、どんどん加算されていくとドキドキしちゃうのですが、プロならではのこだわりにワクワクし、ほんの数ミリ、被写体を持ち上げるために消しゴムを削ったり、地味~な作業にも熱が入ったものです。

そして自分も外に、しかも地方都市に取材に出ていくような仕事をいただきました。一眼レフカメラの基礎的な本を数冊読んで、基本操作や機能を覚えつつ、自らフィルムを買って、現像してみて、うまく行くこと、行かないことなどを学んでいきました。

そう、80年台半ばのことですから、まだフィルムだったんですね。でもそれって、今思うと、良かったこと。だって食べるのが精一杯だった頃になけなしのお金で買ったフィルムで撮るからには、一枚、一枚、考えて、狙って、慎重に撮らねばならないわけです。今回のショットはこのテクニックのお勉強、今回は新しい構図のトライアル、そうやって意図して撮影することをしなくては、何も覚えられない。せっかくのお金が無駄になる。

だから真剣でした。そして、無常に楽しかった。できあがった写真を見るのも、ドキドキワクワクする瞬間でした。

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ハワイに行って雑誌の仕事をするようになって、表紙の撮影とかでまたプロのカメラマンとおつきあいするようになります。イベントやら広告やらの撮影もそう。2000年初期は、しかしまだポジフィルムを使っているカメラマンもいました。それがどこからシフトしたんだっけなあ。2003~2004年ですかね。ポジフィルムを見るためのライトが点くビューワーがあって、小さなフィルムを拡大してみるためのループがあった。ポジを包む紙に、ダーマトと呼ばれるクレヨン鉛筆みたいなもので○したり、☓したり。そんな時代。

それってまだ10年前くらいのことなのに、遠い昔のことのようですね。

今は、デジタルだし、記録メディアも大容量化して、失敗しても何枚でも撮り直せる。加工アプリやSNSの普及で、写真の新しい魅力が人々に伝わった。ネットには、美しい風景や美味しそうな料理、幸せそうな人の笑顔であふれています。百聞は一見にしかずで、世界がどんどん身近になっている印象ですね。

カメラを持って、自然の中に出ると、僕はついつい花を撮ってしまいます。「世界でひとつだけの花」の歌詞を思い浮かべながら、ひとつひとつ違うけれど、全体がハーモニーとなってひとつの世界を作り出している花に魅せられるのです。

もっと良いカメラ。もっと良いレンズを手に入れて、写真の魅力を存分に味わい尽くしてみたいなあ。これもまたこれからやってみたいことのひとつです。

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