• Evernoteに保存Evernoteに保存

歳を取ることは、新しいことに挑戦するための「必要不可欠な条件」だ

先日のブログ「70歳からのキャリア相談。年齢なんて関係なし」で、年齢で自分の可能性を見限ってしまうのは、もったいないことだという趣旨のことを書いたのですが、私のバーチャル師匠とも言うべき、リーダーシップ系コンテンツのブロガーであり、著述家であるマイケル・ハイアット氏が、こんなブログ記事を発表していました。

「WHO MAKES THE BEST ENTREPRENEURS? IT’S NOT WHO YOU THINK」(誰が起業家に最もふさわしいか? 実はあなたの考えている人ではありません。)

冒頭でいきなり年齢が出てくるのですが、それはこんな具合です。

「私が(成功する)起業家と聞いて思い浮かべるのは、未来志向で、創造的で、情熱家で、辛抱強く、そして40歳を過ぎている人だ。」

成功している起業家は、50歳以上が多いという事実

もちろんつかみとして、驚かせるために意外性を強調している文章ではあるのですが、実は皆が思うほど、若さが重要なファクターではないどころか、キャリアを積み重ねて経験豊かな人の方が、成功する確率は高いのだと続きます。

ハーバード大学が、1億円を超える売上を上げているスタートアップを調査したところ、創業者の中間年齢は39歳で、25歳以下の社長よりも、50歳以上の社長の方が、2倍以上多かったとのこと。

その他にもこのような数字が続いて紹介されています。

■12の急成長産業に属する549社を追跡調査したところ、代表の平均年齢は40歳で、多数が50歳以上だった

■45歳~64歳の30%が起業しているが、34歳以下では、なんと6%に過ぎない

これは決して、若い人に「まだ早い」と言おうとしているのではなく、その逆で、年齢を理由に諦めるのはおかしな話だよ、ということが言いたいがための記事です。

アメリカ人でも、やっぱり世間の大多数が言うことを常識として従ってしまう傾向はありますし、年齢を理由に、躊躇してしまう人もいます。

ただ、「それはおかしいよ!」という声がひじょうに大きく響くし、それを実証して見せる人たちが、あまりにもたくさんいるので、目の前の曇ったガラスを磨いて、ちゃんと真実を見据えることさえできれば、惑わされにくくはなるのだと思います。

歳取ることで蓄積される4つの資産

マイケル・ハイアット氏は、多分、自らが50歳後半くらいだったと思うのですが、今こそが彼のキャリアのベストタイムだと感じ、これまでよりもはるかにハイパフォーマンスが可能になっていると断言します。

僕も彼よりは若いですが、同じ感覚です。まだまだ現在進行形、発展中。これからますますパフォーマンスのレベルが上がっていくんだろうなあと実感しています。

彼は、年齢を経ることが、起業をすることにプラスになる理由は、この4つの資産にあると述べています。ここでは訳ではなく、簡単に言い換えながらポイントだけ示します。

1.ライフ資産

ただ単に、優れたビジネスアイディアがあるから成功するわけではありません。そこに必要なのは、人間としての成熟と経験値。

それがあるからこそ、正しい「判断・決断」ができるし、優れたチームを率いることができるのです。

2.知的財産

歳を取ってきたということは、より多くの知識を蓄えてきたということ。そしてそれらが効果的に統合され、直感を生み出す源泉になっています。

よって、問題の根源を見抜き、適切な解決を図る能力に長けているのです。

3.ソーシャル資産

とくにこの時代にあっては、成功には、職業的な人間関係、個人的な人間関係がひじょうに重要です。

長い人生の中で、たくさんの人脈を培ってきたからこそ、今、それが花開くのです。

4.経済的資産

言うまでもなく、長く働き続けてきたからこそ、若い時代よりも貯金も多いだろうし、年金プランにも自然と貯まったお金があることでしょう。

経済的に余裕があるからこそ、時間にも投資できるし、必要な資本として利用することも可能になってくるはずです。

歳を取ることは、起業のための「必要不可欠な条件」だ

トップの画像は、ハイアット氏が、共有大歓迎で配っている自らの引用句です。

意味するところは、「歳を取ることは、起業の妨げになることなんかではなく、むしろ『必要不可欠な条件』なのだ」ということ。

前項の4つのポイントを見ても分かる通り、これは別に、起業だけを意味していると限定して考えてなくても、他にも当てはまる言葉ですよね。

趣味にしても、運動にしても、社会的な活動にしても。

40だから、50だから、60だからって、引いてしまうことではなくて、20歳の時になかったリソースをたくさん持っていることを自覚して、自信を持って望めば良いのです。

僕も50歳過ぎて起業しましたが、この4つは見事に当てはまります。

逆に、この4つの資産が目に見えて蓄積されて、自信となっていくまでに、こんな年月が自分には必要だったんだろうなあ、と今は思っています。

今だからできると思えることが、いっぱいあって、だから未来にワクワクできるし、今まさにスタートラインに立っている気分でいられるようです。

【関連記事】

70歳からのキャリア相談。年齢なんて関係なし

年齢なんてどうでも良いではないか。とりあえず生きたいように生きちゃえば

関連記事