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ほめて伸ばす、個性を生かすアメリカの初等教育。在米日本人母たちも絶賛

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『ライトハウス』の最新7月1日号が日系スーパーを中心に配布されています。こちらの号では、「先輩パパ&ママが教える 初めて通うアメリカの学校」という特集の企画、編集、執筆を担当させていただきました。

表紙のカタリナ島、キレイですね…。そちらの方を担当しても良かったのですが、なぜ、またもや地味な第2特集の方だったのでしょうか…(苦笑)。

アメリカの義務教育を体験したわけでもなく、子どもを通わせたわけでもないアメリカ在住者にとっては、学校の仕組みそのものがミステリーです。

そもそも義務教育ってあるの?も分からないくらい、何も知らない。何を知らないのかすらわからない。

断片的な情報があちこちに掲載されてはいますが、メディアとしてどこかで一度、「基本はここを読めば全部載ってるよ」を作るべきなのではないか、と以前から話していて、今回、担当させていただいた次第です。

日本の社会は、とても親切。過保護と言って良いほど親切です。だから、自己責任の世界に放り込まれると、正解探しやスタンダード探しに走り回って疲れてしまうし、不安が募っていきます。しかも自分じゃなくて、子どものことなので、尚更ですね。

今回は、子育て経験豊富な読者の皆さんから、「日本と違って戸惑ったこと」や「困ったこと」、そして日米比べて良かったこと、日本の方が良いと思えること、これから学校へ子どもを通わせるご両親へのアドバイスなどを募集。いつものことながら、たくさんの方にご協力いただき、漠然と見えてきた「標準値」のようなものをすくい取ってまとめることができたのではないかと思います。

ウェブサイトからもご覧いただけます。(表紙右下の特集タイトルをクリックしてみてください) 
⇒ 『ライトハウス』7月1日号へ

アンケートによれば、皆さんやっぱり不親切さや、ある種のカジュアルさにはじめは戸惑い、不満も持たれたようなのですが、でも最後には、「アメリカの初等教育は素晴らしい」と手放しでほめていらっしゃるので、子どもさんの成長にはプラスだったと実感されているのでしょう。

「ひとりひとりが違っていて当たり前で、個性を伸ばしてくれる教育だと思います。」

「小学一年の最初の授業で、『Mistake is OK』『There is no stupid question』と教え、質問や発言を歓迎する姿勢が素晴らしい。」

「常に自ら考えて行動する姿勢と、クリティカル・シンキングについて徹底的に教えてくれる。」

「『出る杭は打たれる』ではなく、できる子は皆の前でほめてくれる。ほめて伸ばす、が根付いていて違和感がない」

「重度の障がい者がクラスに普通に在籍していて、児童たちが皆でケアをしている。」

などなどなど。

自主性、個性、自由、責任、積極性、好奇心、加点方式の評価、慈悲や慈愛、助け合いの精神など、アメリカ社会から感じ取れる彼らのベースになっている価値観が、こうやって子どもの頃の教育によって培われていくものだと理解できる言葉が並び、感心しました。

もちろん、日本には日本の教育の良さもたくさんあります。だからこそ、僕らは優秀な人間に育ったわけですからね(笑)。

いや、冗談ではなく、東日本大震災の時のような、「窮地」「咄嗟」の時のふるまいに、日本の真髄は現れていました。それを世界はちゃんと見てくれていた。何百年もかかって培われた道徳心は、国の財産そのものだなあと感じます。

アンケートでも、日本の良さはきちんと認識され、多くの方が団体行動での規律や道徳の授業の利点をあげていました。

アメリカの学校教育は、親の参画がほぼマスト。それを親も望んでいるし、子どももハッピーな学校生活が送れるといいます。学校に入れたら彼らの責任、と任せて批判だけするのではなく、自ら一緒に運営側に回る考え方。財政難を補う、という意味合いもあるわけですが、その辺もいいなあ、と思いました。

という意味では、日本の方が読んでも十分、興味深い特集だと思いますので、ぜひぜひご覧になってみてください。

⇒ 『ライトハウス』7月1日号へ

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