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この記事の前編「9日間、寝ない、食べない、飲まない、横にならない。過酷な千日回峰行に耐えた住職のハワイ講演会に参加(その1)」では、塩沼住職が行ったふたつめの厳しい修行「四無行」について書いたのですが、その前の千日回峰行が何と言っても、凄まじいものなのです。
吉野・金峯山寺を拠点として、吉野山の頂上まで48キロを毎日、16時間かけて往復。道すらない山だし、一歩間違えば崖を転落。そして熊やイノシシに加え、マムシまで出てくる危険性もある。
そして熱が出ても、下痢しても、1日たりとも休むことは許されないのです。休んだら、そこで切腹。死を覚悟して望む4カ月(120日) X 9年の長い長い修行です。
(写真提供: ホノルル協会 Hiroko Dewitz)
人間は、10日間、水も飲まず、何も食べず、寝ず、横にもならない生活を続けたら、死んでしまうのだそうです。成人の身体の60%は水分と言います。水さえ飲んでいれば、相当な期間、生きられると聞きますが、逆に一滴も飲まなかったらどうなるのか。
2014年12月13日(土)、ホノルルマラソンの前日、東海大学ホノルル校の講堂で、塩沼亮潤・大阿闍梨(あじゃり)の講演会が開催されました。ホノルル在住の日本人をはじめとする200人が集まる大きな講演会となりました。