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よく言われることではありますが、あらためてみても、自分が波平さんより歳上だとは、とても思えない(笑)。
彼は54歳、奥様のフネさんは内緒で「5○歳」とのこと。
この時代の(どの時代なんだろう)夫婦だから、まあ51歳、50歳とか?
サザエさんは24歳。マスオさんは28歳。
都市伝説ではなくて、フジテレビのホームページで紹介されているので、昭和21年の連載開始なので、まあ年齢にふさわしい姿かたち、というのは、こんな感じだったのでしょうかね。
フネさん、だいたいいつも着物に割烹着ですしね(笑)。
だいぶ前に、こんな記事も書いていました。
参考 「サザエさん」の視聴率が1ケタ台に! 昭和的設定や価値感に共感するのはもはや無理
いやしかし、この頃の年齢感で止まっている人が、世の中にはあまりにも多い。
いくら変化が苦手な社会って言っても、さすがにそれはって感じだけれど、でも40歳過ぎたら転職が本当にたいへんそうな事実を見ても、そう思う。
昨日、ミドル40代の日本在住女性クライアントその1から、転職活動の途中経過報告。
「希望してたコンサル会社、年齢で落とされました〜
今の職員の方々よりも年上になるからだそうです(汗)
引き続き探してみまーす。」
内心はどうであれ、サバッと気持ちを切り替えて、次、次っと進もうとする彼女には感動するけれど、私は、カチーンとしてしまって、ざわざわが収まりません。
そもそも彼女、社労士さんで、社労士事務所を受けてるんですよ。
ルールを学び、ルールを実施すべく企業にコンサルする会社が、罪の意識もなく堂々と、年齢を理由に面接もしないとはどういうこと!?(怒)
よくよく聞いてみると、それは転職エージェントの判断だったみたいで、社員さんのほとんどが歳下になってしまうのでまずい、って考えたらしい。
それを聞いて、また怒り倍増(笑)。
躊躇するクライアントをメッセンジャーでプッシュしまくって、私は言わせました。
こういう条例が厚労省から出てますが、それについてはどうお考えです?って。
このページに2つPDFがあるのですが、最初のを開いてみてください。
こんな言葉が出てるではありませんか。
クリックすると大きくなるので、ご覧になって見てください。
年齢差別天国と言われる日本だって、それなりにちゃんとやってるんです。
なのに、これを守るべき門番とならねばならない転職エージェントや、社労士コンサル事務所が、何やってんのよって感じですよね。
エージェントさんも、年寄りなわけじゃないんですよ。
20代、30代の社員が、こういう差別の一派となって
当たり前
と勘違いして、売りやすい人から売っていく。
人材不足って言ってるのは、そもそも転職希望者から、40代以上を外しているから、かもしれないです(涙)。
少子化のおり、そんなことしてちゃ、そりゃ働ける人、いないわい。
躊躇するクライアントを説得するのに私が言った言葉は、これです。
ま、エージェント変えないと、先に進めなさそうですね。
自分なら、そこにクレームはしておきますね。
彼らの改善にもつながるし。
そういう小さな努力が、社会貢献なんだよ。
自分のことじゃなく、あとに続く大勢の女性のためにも、大きな視点で考えると良いと思います。
ここで仕方ない、馬鹿な奴ら、と何も言わないのも選択だけれど、ひとりひとりがちゃんと言わないと、
社会は変わらない。
誰かがやってくれるのを待つんじゃなくて、
自分が動く。
自分にも、多少なりとも「力」があることを、実感してほしいのです。
モンスタークレーマーになれ、ということじゃないです。
リーズナブルなことならば、本当におかしいと筋から外れることならば、人権かけて、尊厳かけて、言わないとダメなんです。
飼いならされてる場合じゃないんです。
で、彼女が、頼まれていたアンケートにこの不満と疑問を書いて出したら、即刻、電話でお詫びが来たそうなんです。
そういう法律があるのはもちろん知った上で、このようなことをしてしまい申し訳ない、ということだったそうです。
「教育」の問題、「バージョンアップ」の問題、なんですよね。
こういう経験があった人は、次からは同じような扱いはきっとしないだろうし、多少なりとも、これがフィードバックされて、「やっちゃいけないこと」と認識する人が、1人か2人は増えるかもしれない。
いやいや、もしかしたら訴訟されたり、SNSで大騒ぎになるかもよ、って危機感感じて、全面的に改定したり、顧客を説得するような、気概のあるエージェントも出るのかもしれない。
それはまあわかりませんが、じわじわと広がって、岸辺にまで届く、さざ波効果を期待したいものですね。
40歳って、60歳定年の時代でさえ、まだ「真ん中」なんですよ。
なのに、足切りされちゃうなんて、馬鹿げています。
まして、人生100年時代。
少子化で、人口減少で、働く人口が少なくなって、悲鳴あげてるじゃないですか。
なのに、旧態依然でいられるわけがない、と悟るべきですよね。
そんなメッセージのやり取りがあって、クライアント1からは、
「言ってよかったです!」
と感謝していただきました。
自分ごとだけでま、仕方ないし〜ってならずに、大きい視点で伝えることの大切さ、改めて痛感しました。
そうなの、そうなの。
社会って、こういう一人の声から、じんわり変わっていくものなのです。
バスの席を譲らなかった黒人女性ひとりのおかげで、差別が撤廃される方向に動いたのです。
こういう映画に、ぜひ刺激されましょう。
皆、諦めちゃダメ。
泣き寝入りしてちゃ、ダメ。
その方が、実は楽なんだけどね。
楽して怠けて、皆で呆けてちゃさ、それこそ、どっちもどっちって感じですよね。
他国からは、自業自得って言われちゃうかもしれないです。
さて、その数時間後、今度はミドル40代日本在住女性クライアントその2からメッセージが舞い込んで、
目眩がしました。
ちなみに今日、わかったご報告ですが、7月最初に受験した名古屋の会社、
アメリカ企業で既に長く経験をされていた方がいらしたそうで、
名古屋へのU-turnもあり、その方に決まったそうです。
なかなかAGTさんから結果が来ないので、今日お尋ねしてみたら、
あ、忘れてました、といわれました(笑)。。。
「あ、忘れてました」…?
クビだよ、クビ(怒)。
転職エージェントさんも、きっと忙しいのでしょう。
ノルマ達成しないと、自分が転職エージェント使わないとならなくなるしね。
プレッシャーも激しいのでしょう。
でもね、人の人生、預かってるって認識、少しは持てると、仕事も数字ばかりじゃなくて、やりがいが出て、楽しくなって、いいと思うのですよね。
その方が、きっと成果も出るんだと思うんだけど。
クライアントの経歴書とか根こそぎ直したりしてても、
「こんなアドバイス、転職エージェントからは一切いただけないです」
って言葉が必ず聞かれます。
彼らの会社概要には、それなりにキラキラした言葉が並んだりするものですが、実は実はってことなんでしょうね。
残念ですが、それはこっちがもっと「上手(うわて)」に立って、しっかりと彼らを利用する立場にならないといけません。
お客さんはこっちなんだよ、おいってことです。
そして、大事な人生を、エージェントにおまかせしちゃってないで、
自分でやるんです!
求人なんて、企業のホームページみたら、必ず出ています。
直接、応募するんです。
履歴書が不安なら、プロに相談するんです。
(受けてますよ〜、でも大変だから値上げしたけど・苦笑。だって、皆のがあんまりにもヒドイんだもん…涙)
こういう本を読んで、ぜひ、どんな考え方で転職に望むべきか、知識とマインドセットを、きれいに洗い流して、再インストールしてください。
引き寄せを期待するのは、「人事を尽くして」その後です。
目の前の就職のことじゃなく、60歳過ぎても、稼ぎ続けられる自分になるための、セルフアップグレードの場として転職先を捉えましょう。
ゴールは、自立。
自分で稼げる人になることです。