幸せな未来は、メガネケースを選ぶことから始まる

昨日、日本からメガネが届きました。

このあいだ行ったときに検眼して注文しておいた、手元を読む用と、ちょっと離れたパソコン画面を見る用の2つを注文。

「両用」じゃなくて、別々に作るのが大人の贅沢です(笑)。

私の場合は、同じ作業を集中して何時間もすることが多く、PC作業と手元のなにかを読む作業を一緒にすることは、ほぼ皆無。

なのに、レンズのごくごく狭いエリアでしか焦点が合わないわけなので、両用レンズは超疲れたのです。

目にもとても良くない。だから、思い切って専用をふたつ作ることにしたわけですね。

検眼にどっぷり45分。複雑な目ゆえ特注になりまして、滞在中には間に合わず、妹が小包で送ってくれた次第。

赤いメガネケースと、黄緑のケース。

直感的に選びましたが、黒い机の上に彩りが足されて、なんだか明るい気分にさせてくれます。

布張りの手触りもいいし、四角いから転がらず、重ねやすくて便利。

たかがメガネを買うだけなのですが、決めるべきことがいっぱいあって驚きました。

何の用途に使うのか。フレームはどれを選ぶのか(選択肢がとにかく多い!)

レンズはどのグレードにするのか、PC作業用にブルーライトカットは入れるのか。

ケースは? レンズクリーナーは…? 保証は…?

それぞれに選ばせてくれるのはいいのですが、そのたびごとに「好き」を見つけていくのは、かなりの瞬発力を要求され、疲れます。

でも、こうやって届いたときに、ちゃんと「好き」を選んでおいたことで、ワクワクを感じられて嬉しいですね。

何にでも「好き」を優先する習慣が未来を創る

何にでも、好き、があり、どうでもいい、があり、あまり好きじゃない、がある。

それらを惰性で流さずに、人に任せずに、自分で、しっかりと選んでいくことって実は大事。

自分らしいライフスタイルを築いていくことの基礎づくりに役立つからです。

という話に、ここで飛躍します(笑)。

ついてきてくださいね(笑)。

今日、久々に未来は、えらべる! (VOICE新書)という本田健さんとバシャールの対話本を読み返していて、

皆、好きなことを選んで生きろ、というと、好きなことがわからない、見つけられない、というけれど、

そういうことじゃないんだ、とバシャールが説く場面があります。

「いきなりライフワークや大きなプロジェクトに取り組む選択をするということではありません。

 その瞬間、瞬間において、自分の選べる選択肢の中で、一番ワクワクするものを選んでください、と言っているのです」

つまりは、無数にあるメガネフレームから、自分の好きなもの、かけたときワクワクするものを選ぶこと。

10個くらいある無料でついてくるメガネケースから、本当に好きなものを選ぶこと。

何色もあるメガネ拭きから、一番自分にフィットするのを選ぶこと(これは、大差なかったかな・苦笑)。

そこに人の目やら、社会的通念やらを交えず、「自分」にフォーカスする癖をつけていく。

それを、いろんなことに拡大していって、生活のあらゆる場面において、丁寧に「好き」を見つけ、選ぶようにする。

その延長に、もしかすると自分だけの生きがいとなるいライフワークも見えてくるのかもしれないし、見えないかもしれない。

結果は期待せず、ただただ、続けていけばいい。

こんなことをやって、何になるんだろう?と損得勘定がふと浮かんできてしまっても、そこにひたすら「楽しさを見出す」工夫をしてみる。

恐れが出てくる場合も多いけれど、それをまた自分と深い対話をするチャンスに利用すればいい。

そんな記述にあらためて深くうなずきながら、一瞬で読み切ってしまいました。

丁寧に生きるって、そういうことなんだろうなあと思うのです。

新しいメガネをかけると、文字がくっきりと明るく見えてきます。

読書生活がまたワクワクする体験にアップグレードされそうです。

この本、あらためておすすめです。電子版がないのが残念。

※2018年6月1日のメルマガより転載