今ここ、に意識を戻すと、不安感情の呪縛から解き放たれる

長期プランで継続セッションをしているクライアントには、メールサポート無制限がついています。

メール、って今、ほとんど使われませんよね?と、メルマガを出している立場で言うのも変ですが(笑)。

だから、LINEだったり、Facebookのメッセンジャーだったり、中国のWeChatだったりから、ポコポコと、SOSやら報告やら、嬉しい共有やらリクエストやらが飛び込んできます。

その場でパッとお答えした方がいいな、と思うときは、なるべくそうします。

スマホのフリック入力、かなり早くできるうようになってるので、パソコンかと思うような長文も打てて自分でビックリしますが、少し間延びした感じのチャットも、なんだか心の中で、考える時間があって、「余白」みたいのが割りと良かったりしますよね。

文字数が限られているのも、シャープに切り込んでいけてかえって心に届くようです。

先日はちょっと感情を乱して、なんとか切り替えをはかりたい男性クライアントからのメッセージ。

「(もろもろ前段があって)すっきりしない朝ですが、明日はとても大事な日。

気持ちをどうあげられるか。こんな時、思考をパン!と切り換える薬ないもんですかね」

この相談に対して、私が即、返したのは、こんな言葉でした。

気分は「今、自分の頭の中にあること」に反応してわき起こる感情です。

だから、頭の中にあることを変えれば、それだけで気分も変わります。一瞬で。

もやっとしたままなのは、ずっともやっとする原因を作ったことを牛のように反芻しているからです。

考えることを変えれば、それだけで気分は変わりますよ。

気分が盛り上がることを考えればいいだけですので。

それをやめるために、まずは意識を「今ここ」に戻す。

呼吸をしてみる、数えてみる。

目の前に見えるものを意識して口で言ってみる。

何か別なことに意識を集中します。

そのことで、意識のとらわれの身になっている状態から覚醒することができるんです。

なんか、朝起きた時に気分悪いとか、妙に不安がこみあげる、とかってありますよね。

それは、潜在意識の映写機が映す「なんらかの不安材料」のせいです。

それが今、起こっているわけではなく、記憶にあるものが、再現フィルムのように何度も何度も映写されているだけ。

だから、その映写機のスイッチを切ってあげれば、感情の素もなくなって、不安も消え去ります。

泣いてる赤ちゃんにサングラスかけると、驚いて、泣き止んだりしますよね。

たぶん、あれと同じ現象です。

人はひとつのことにしか意識を集中できない性質があるので、逆手に取って、「不安の素」じゃないことに頭をシフトする。

すると、そこに連動していた感情も一緒になって切り替わる。

今、流行りのマインドフルネスってそういうことですよね。

日々の忙しさや慌ただしさ、あふれかえる情報の渦の中で溺れ、意識は常に翻弄されています。

そんな時、ふっと落ち着いて、何か一点に「あえて」意識を集中させることで、感情のゴミも除去され、心がスーッと落ち着いていくわけです。

それが、瞑想、という形を取らなくても、大丈夫。

呼吸にフォーカスしなくても、できることです。

(呼吸には、また別の良い意味合いもあって、深い呼吸はおすすめですが)

SOSをしてきた彼も、充実した日を終えられたらしく、嬉しいコメントをくださいました。

最後には、こんな風に添えてあって、お役に立てたようで、ホッとしました。

「今日も地獄から天国でした。上野さんの魔法には降参します」

魔法はね、私が使ったんじゃないんですよね(笑)。

皆、自分で使える力を持っている。

それを引き出してあげるだけなんです。

気分とか、感情とかに翻弄されて、つまんない一日を過ごすのって、人生の最大の無駄。

大人になったら、いつでも上気元

気分や感情なんて、自分できちんとコントロールできて当然。

それが人間の「器」ってもんだよ、って、斎藤一人さんもおっしゃっています。

詳しくはここで解説。

↓ ↓ ↓

「気分」は自分で選べます。常に上機嫌が成熟した大人のマナーhttps://www.hajimeueno.com/archives/2153