今回、福岡では2つイベントがありまして、ひとつはニューヨークの友人であり、人気メディア「ウイークリービズ」の社長、高橋さんとジョイントで行う12日(金)のランチ会。
もうひとつは、13日(土)1時から、百道浜という豊かな街の公民館で行われるトークイベントです。
クライアントさんが会長を務める「男女共同参画」を推進する会が主催の催しなのですが、ハワイとロサンゼルスで体験してきた平等やら差別やらに関わることや、自由なライフスタイルのことなんかをとってもカジュアルにお話します。
私自身がLGBTですし、外国人ですし、学生もしたし、経営者もしたし。
多人種、多文化が入り交じるふたつの異なる都市で、何を見て、何を体験し、何を学んできたのか。
差別とか、ないようで、あります。
否、あるようで、ある、のかな?(苦笑)
昨日も、家の駐車場で工事の人の荷物がじゃまで真っ直ぐ駐車できず。
すると、それを見ていたひとりが、「ストレート(真っ直ぐ)にはやっぱり停まれないか~」
みたいなことを言いながら、同僚とふたりでクスクスと笑いました。
ストレートって、真っ直ぐ、という意味ですが、ゲイではない人をさした言葉でもあります。
ふーん、幼稚なオッサンらだな、と思い(たぶん向こうが年下なのですが・苦笑)無視していたら、今度は聞こえよがしにこう言いました。
「ま、俺らの言うことなんか、きっと一言も理解できてないんだろうけどな」
おー、今度は外人差別言葉かー。
お前らとは前にも会話してんじゃねーかよ。
切れてやろうかな~とも思ったのですが、今日はいいや、とおさめておきました。
いろいろ朝から良いことあって、気分が高揚していたので(笑)、ここはあえて素通りしておきたかったのです。
移民の都市、LAでさえ、こうですから。
しかもLGBTの街ウエストハリウッドに住んでいてさえ、これですから。
外国人やゲイ人口の少ない場所に住んでいたら、身の危険に日々怯えなくてはならない社会でもあるのです。
アメリカは、それほどまでに広く、価値観も信条も多種多彩です。
だから、常に違いを意識するし、常にそれで闘ってるし、常に常識を新たに塗り替えています。
それでも、社会の底辺には、「フェア=公平」という価値観を守ろうとする力学があって、
そのことが、最終的にものごとを良い方向に変化させる原動力になっている気がしています。
働く現場での「平等」「公平」は、経営者として、さんざん学び、日々、意識して実践してきました。
LGBTの権利獲得運動を、23年も間近で見届けてきました。
福岡では、わかりやすい日常のエピソードを通じて、そんなことを共有していきます。
難しい話は、一切ありませんのでもし近隣の方で、興味ある方がいたら、ぜひお越しください。
ちょっとこれまではお話したことのない新鮮なテーマです。
性別、年齢、関係ない!
ハワイとLAで学んだアメリカが目指す「ほんとの平等」