「当たり前」なんか、ないんだよ。ハワイ17年の暮らしに感謝しかない今の正直な気持ち

2016年12月にハワイに久しぶりに訪れた後に書いた、メルマガです。

ずっとブログの下書きに入れたまま、忘れていましたが、また来月ハワイに行くというタイミングで、あらためて自分再確認の意味で、アップしようと思います。


2年ぶりのハワイは、喉がすっかりつぶれるほど、人と話しまくりましたが、お腹いっぱい、というよりも、名残り惜しく去ることができました。

17年暮らしたときは、少しばかりお腹いっぱいになり過ぎていた感じ。

しばらくハワイ断食が必要でした。

起きたとき、ダイヤモンドヘッドの端から太陽が登る様子が間近に見える、あの部屋が恋しい…

そんな状態で帰れるのが、やっぱりしあわせなことなんだな、と実感。

さすがに2年も行かないと、独特の空気感とか、色彩とか、風の薫りとか身体も忘れてしまうようで、すべてがものすごく新鮮に感じました。

ワイキキのはずれに立って、あ、これこれ、この色と風にやられて移住を決めたんだっけ、と思い出しました。

直接的には、パートナーとの出会いがあったからではありますが、同時に、ちゃんとこの島に恋をしていたんですよね。

23年前のことです。

(注;これを書いた時期から1年余。すでに24年前になりました。)

あれから、長~い月日が経ちました…。

ここ数年内に移住してきた人たちに「そりゃー出たくもなりますよ」とあきれられるほどの長さ(笑)。

その間に、こんな素敵な景色も、風も、人の暖かさも、当たり前になってしまっていました。

「当たり前」って、いかんな、とつくづく思います。

それが、いかに「有り、難い」ことか、稀有で、貴重なものかを忘れると、感謝の気持ちをなくします。

感謝の気持ちを失うということは、うぬぼれる、つけあがる、思い上がる、ということと一緒です。

謙虚さを忘れてはいけませんね。

「当たり前なんて、ないんだよ!」

雨上がりの、極上の風景の中で夢中でシャッターを押しながら、どこからともなく、そんな声が聞こえていました。

今の、この一瞬、一瞬をいつくしみ、周囲のすべてのことに感謝をし、それを素直に表現すること。

ハワイの暮らしで教わった、そんな大事なことを、あらためて思い出させてくれる旅でした。

帰りの便は、映画1本見て号泣し、ちょっと昼寝している間に到着。

あらまー、近い。

5時間半なんて、あっという間。

もっと頻繁に帰らなくちゃ。