マインドフルで静かな刺激に満ちた体験「The Life School」in 軽井沢

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以前からブログでも告知していた、軽井沢で行われた「The Life School」に参加してきました。

総勢100名超えというグループながら、会場である「ライジングフィールド」が広大なので、人数感を感じさせません。

天候は完璧。昼は暑く、夜は涼しく。

ロサンゼルスでのランニング生活で日差しには慣れている私ですが、鏡を見て驚くほど、真っ黒に日焼けしておりました。

こういうの、「リア充」とかって言うんですよね(笑)。

キャンプとか団体行動とか、BBQですらイメージではないところですが、思い切り参加してきました。

私の講義のテーマは、「グローバルな視点でつくるライフプラン」です。

詳細案内は、こちらのページから

アウトドアでのクラスにしようかと思いましたが、内容的にスライドがあった方がわかりやすいと思いまして、インドアで。

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とは言っても、こんな感じのロッジみたいな木造りの建物です。

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2日間で、全部で4時間ほど講義がありますが、一回の講義時間に、Work、Life、Playと3種類の違う観点からの授業が用意されていて、参加者は自由に選べる仕組み。

だいたい3等分に分かれるようにしますから、と主催の方が言ってくださったので、配布資料は多めに用意して行きましたが、足りなくなって追加コピーしていただきました。全部で45名ほどいらしたようです。

まずはグローバルなコミュニケーション、ということをテーマに、「名刺を出さない」「会社名を言わない」で、30秒で自己紹介というエクササイズ。自分は誰か。「Who you are」を端的に表現する練習です。

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あとは、外から見た日本の話とか。お得意の「核心の周辺で踊ってる」話とか。ブログで書いている象の鎖の話とか。

そして、後半はライフプランづくりの話に集中です。ワークもいくつか入れて自分掘り起こし作業の体験。人生を俯瞰するライフチャートの準備。それだけで、未来がすっと見えてきて、皆さんも真剣な表情です。

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正規の講義の他にも、アクティビティがたくさん用意されていました。

互いに気軽に声掛けあえる空気作りをするゲームとか、ヨガとか、マインドフルネス瞑想とか。下の写真は、主催者のおひとり、清水ハン栄次さん。

彼のTEDスピーチ、こちらでご覧いただけます。

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下は、森の中の最高の空気感に包まれての北條久美子先生のクラス。パワポなしで2時間、皆を飽きさせないトーク術でした。

選ぶ授業がなぜかいつも一緒で(笑)、お話する内容も、言葉やアプローチは違えど、実はすごく共通していることだったり。将来、何か一緒にしましょうね~と、ジョイントのお約束。

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時間的には最初の方になりますが、下記は最初のリアルSNSゲーム。単純な自己紹介ではない形で人と人とをつないでいきます。スマホがなくたって、Facebookがなくたって僕らはちゃんとつながれるはず。そんな主催者の問いかけにハッとする瞬間。森の中だから、説得力あり。

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こんな青空と緑の中ですから、リラックスして心を開けない人はいないでしょう。

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2日目の朝6時。二日酔い、目が腫れぼったい人がたくさんいる中、全体の3分の1くらいが参加した、森のリスを見るツアー。

とは言っても、こんな人数がいたらリスは出てこないので、餌置き場に、皆でクルミを置きに行くだけでしたが、周辺には彼らがかじって食べた後の殻が落ちていて、歓声があちこちから上がります。

それだけでも、嬉しい。緑が美しすぎる。思わず木漏れ日を見上げて写真を撮りたくなる風景です。一日、ここでボーッと本でも読んでたい。

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運動会あり、BBQあり、キャンプファイアーあり(私は時差で撃沈してましたが)。

盛りだくさんな内容で、3万円? え?

できるだけ多くの方に参加していただいて、このようなイベントを体験し、思いを広めていただければという主催者の願いからくる値付けなのでしょう。

テレビもなく。泊まるキャビンには電気もなく。WiFiの電波すら届きません。

さすがに電話は通じたので、皆さんスマホができていましたが、私はポケットWiFiがないのでお手上げ。

BBQの火をつけるのも、ライターは使わず、キャンプ用の火打ち石と紙を利用。

この不便さ、不自由さこそが、新鮮です。

レンゲが咲く広場で横たわったり、鳥のさえずりに耳を澄ましたり、風に揺れる緑の葉をたくさんつけた枝に見惚れたり。

こういう場所だから、人と人とが、すぐに近くなります。間柄が、深くなります。

「キャンプは苦手。丸2日も、拘束されるなんて無理」

最初はそう思って、せっかくのお誘いにも迷っていましたが、来てみれば、なんだ、こんなに自然に楽しめている自分がいる。

やっぱりね。いつもこうだよね。

内向的な性格の特徴なのだから、無視して来ちゃえばいいのでした。

ほとんどの人が、ひとりで参加しているようでもありました。

でも誰が誰と来ようと関係ない。どこからつながってイベントを知ったのか、どんな会社で働いているとか、実績とか、キャリアとか、年収とか、もうどうでもいい。

そんな、まっさらなひとりの人間として、人と繋がる体験ができる、貴重な場所でした。

皆、月曜からちゃんと社会復帰できたかな?(笑)

私の仙台セミナーには来れなかった方が、その後、Facebookでつながってくださって、このイベントに新幹線を乗り継いでいらしていました。

「絶対に来てよかった~! 紹介してくださって、ありがとうございました!」

満面の笑みで言っていただきました。良かった、良かった。

下記が彼女とのツーショと。赤い靴はどうやら私です。自分でも見慣れない格好で、タグ付けされて一瞬、誰?となりました(笑)。

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次の機会には、全国からもっと多くの人が集まりそうな予感。

主催者やスタッフの皆さん、フェロー、ボランティアの皆さん、素晴らしい会の企画、運営、ありがとうございました! 参加者の皆さんも、またどこかで、ぜひお会いしましょう。