もう歳だから…というのはどういう意味かとふと思う。中身のない決まり文句は自分を縛るだけ

life plan人は一瞬にして変わることがあり得るし、明日からの生き方ひとつで、数年後の結果もまるで変わってくるものだ。そういうことのお手伝いをしたいと思って、NLPのマスタープラクティショナーの資格を取ることにしたのが5年近く前のことだ。

とある年上の方に、これから僕が提供しようとしているライフコーチ・プログラムの内容について話した時、ふと相手の口から意図せず出てしまった言葉がある。

「でももう私は歳だから…。」

その瞬間を見逃さずに鋭く突っ込むのが大好きだ(笑)。

「だから何です?」

そんな質問は想像もしなかっただろうからキョトンとし、そして返答に戸惑う。そして僕は優しい口調で畳み掛ける。

「それはそもそもどういう意味ですか?」

もうその人は何も言えない。

—ー

歳だから、何なのだろう。すぐに死んじゃうから、未来のことなんて考えなくていいのよ、ということか。死ぬって、じゃあ、いつ? 明日? 来年? その予定でもあるんですか? ならいいですねえ。

なんてことは言わないけれど、本当のところ、いつ死ぬかなんて誰にもわからない。60歳だとしたって平均寿命まで20年もある。それは単に平均であって、今や元気な人は100歳近くまで生きている。だとしたら、あと40年もある。そんな長い時間をどうやってイキイキと暮らせるか、もう大人だから誰も考えてくれる人はいない。自分で考えてあげる他ないのだ。

人は残念なことに死期を自分で選ぶことは難しい。定年後も長く元気に生きるようになったことで、僕たちは皆、何らかの形でお金を稼ぎ続けないといけないようにもなってもいる。稼ぎ続けられる自分を形成するのには時間がかかる。だからこその人生計画だ。
80歳でも90歳でも、今この瞬間の「ワクワク」を探すために、ライフプランは作り続け、改定し続ける価値がある。 

5月にこんなことをテーマにしながら、皆と一緒に「ライフ」について考えるセミナーを開くことにした。場所はあえてハワイ。お世話になったハワイのために、無料でお話させていただこうと思う。

僕はまだ52歳で、こんなに元気で健康で。だから120歳まで生きてしまうかもしれないので、その長い時間をめいいっぱいエンジョイできるように、まずはここからスタートしたい。