Have to (やらねば)を Get to(やる)に言い換えるだけで意識が変わる

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ポジティブな未来志向が大好きなアメリカ人さんですから、英語の世界には、たくさんの自己啓発系、モチベーションアップ系の良い言葉があふれています。

今回、ご紹介するのは、Have to を、Get to に置き換えるだけで、意識はガラリと替わっていくよ、というお話です。

英語で、Googleに「have to get to」などと入れるだけで、類似記事がたくさんあがってきます。それだけ、言い古された、というか、良く言われることでもあるし、多くの人が陥りやすい部分でもあるのだと思います。

例えば、ビジネス誌「Inc」のウェブ版に掲載されたこちらの記事「Replace “I have to” with “I get to”」など、典型的な内容です。

私たちはよく「◯◯しなくちゃ」という、義務感を連想させる言葉を使います。

会社に行かなくてはならない。

本を読まなくてはならない。

走らなくてはいけない。

もちろん多くのことは、本当にやらないといけないのかもしれませんが、それですら、「しなくてはならないこと」と考えるか、単純に「すること」と考えるかで、取り組むときの気持ち、感情が全然、変わっていくはずです。

「しなくちゃ…」というやらされ感に浸りながらのスタートは、なかなか積極的に動こうという気持ちになれませんよね。

身体も重いし、頭も鈍い。

アイディアをさらに発展させて、もっと大きな仕事にしちゃおう、なんて、とてもとても考えにくい。

足を引きずりながらランニングしても、楽しくない。

どうせやるのだったらば、結果が出るように、そして心から楽しめるようにしちゃおうよ、ということなのですが、そのために、まずは簡単に「言葉」を変えるといいよと言うのが、多くの類似記事で伝えていることです。

I have to go to work(仕事に行かなくてはならない)ではなくて、I get to go to work(仕事に行く)。

本を読まねばならない、ではなく、ただ単に本を読む、と言えばいい。

義務感を取り払って、たんたんと、あるいは黙々と、あるいは喜々として取り組めばいい。

リーダーの立場にいる人ならば、どうやったら、人がそういう風に言葉の転換をしてくれるかを考えれば良いと思います。

その重要なヒントは、やることに対しての「意味」を腹に落としてあげることです。

人間はロボットではないのですから、意味がわからないことはやりたいと思えるようにはなりません。

それがでも、なぜ重要なのか、それをやることで、どういうメリット、ベネフィットがあるのかが見えれば、自らやろう、という気になるものです。

と、だいたいの記事はここまでなのですが、私はさらに、ちょっとまやかしっぽい、と思う人もいるかもしれませんが、「Have to」を「Want to」に変える、という荒業も時々、自分に対して使っています。

何か、どうしてもやらねば、ということがあったとして、本当にやらないとまずいのに、どうしても気乗りがしない…。

わがままで、結構、怠け者なので(笑)、そんなことは、結構あります。

そんな時、「I want to do this!」と、まるでパーティに行くかのように、思い切りの笑顔を作って、口に出したりするのです。

人は、笑いながらネガティブなことを考えることができない性質を持っています(NLPの教え)。

また、アファメーションでも分かるように、言霊というものもありますから、口にしたことが、自分に好影響を与えるものなのです。

口癖に気をつけようね、というのは、そういうことです。

だから、「仕事に行きたい!」「この本を読みたい!」「毎日ジョギングをしたい!」という風に、Have to を、いっそWant toにまで思い切って昇華させてしまう。

すると、不思議なことに、どことなくごまかされて嫌じゃなくなっている自分がいるのです。

騙されたと思って、やってみてください。

日本人には、Have to と Get toの違いが感覚的にわかりづらいと思うので、「やらねばならない」を「やりたい」に変えちゃう、くらいの方が即効性がある気がします。

あくまでも、明るい声で、思い切りの笑顔で、元気に言う。

それがコツですよ。

ライフコーチのセッションでは、こんな風に、シンプルな言葉の癖が心のブレーキを作っているのを、「聴診器」でさっと察知して、それを一瞬で改善しています。
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