アメリカ人が大切にする13の価値観。まじめに特集記事を作ってみました

『ライトハウス』ロサンゼルス版の9月16日号が、ロサンゼルス~オレンジカウンティ界隈の日系スーパーを中心に配布されています。電子版も準備が整いました。

今回担当した特集は、言ってみれば、アメリカ人は何でアメリカ人なのか、っていうようなことなのですが、アメリカ社会の価値観がどうやって形作られていったのかを短いスペースの中で可能な限り掘り下げてみました。

イラストは、人気ブログ「4コマ漫画『アメリカは今日もアレだった』」の明子さんのオリジナル描きおろし。編集企画は私が担当。イラストのディレクションも好き勝手にやらせていただいています。上のイラストは扉ページのタイトル部分。昭和育ちの皆さんにはおなじみの「なるほど!ザ・ワールド」をパロディのモチーフとし、初代大統領のジョージ・ワシントンと自由の女神がおなじみのポーズをしているところを描いていただきました。

最初、パームツリーがややハワイっぽかったのをロサンゼルスっぽくしていただいたのですが、その違いを説明するのに、自分でも初めて言語化したりして、面白い気づきもありました。「高さが一緒で整然と2列に並んでいる」のがロサンゼルス風です。

いろいろリサーチをしていたら、アメリカ人が生活の中で重んじている13の価値観があるとのこと。それらを見るだけでも、「あるある!」な世界。そしてそれらがどうやって形作られて入ったのかを、「建国当時の歴史」「差別との闘い」「アメリカン・ドリーム」「宗教と暮らし」という観点から見ていった読み物です。

いやあ、我ながらよくやった~と思うんですけど(自画自賛)、今までで一番時間はかからなかった企画でした。池上彰さんの「そうだったのか!アメリカ」を初めて読んだ時から、このエッセンスをエンターテインメント要素を加えつつ、『ライトハウス』でも載せていきたいなと思っていたので、骨子が頭の中にできていたんですね。

最初はもう少しカジュアルな内容を想定していましたが、やってみたら、意外に固めに落ち着きました。でもまあ、ひとつの社会を語るのですから、おちゃらけでやってはいけないし。突っ込めば突っ込むほどに、本当に真面目な社会なんだよなあと実感してきました。

ただ、日本とは違う。あまりにも違う。だから戸惑うし、惹かれるし、憧れもする。

ともすれば堅くて読みづらくなりがちな特集を、楽しく明るいイラストで華やかに飾ってくれた明子さん、ありがとうございました! 今、見返してみても、イラストが醸し出す背景にあるストーリーに感動しちゃいますねえ~。

さらにモチーフを上手に使ってモノクロなのにアメリカンな雰囲気いっぱいにしてくれたデザイナーの丸山くん、ありがとう!

⇒ こちらからぜひ一度、電子版をご覧ください。

いや、それにしても、表紙のラーメン特集、引きが強そうっすね。便乗して僕の第二特集もたくさんの方に読んでいただけると嬉しいな。