ロサンゼルス空港(LAX)到着時にさくっとイミグレーション通過できる方法

LAX

かなり対象が限られるマニアックな記事です。

ハワイに住んでいた時は、いつも日本航空を利用して日本と行き来をしていました。便数が多くて、選択がたくさんあったから、というのが、一番の理由です。

ハワイで買うと、JALだから高いというわけではなくて、その時々だったんですよね。アメリカで発行されているJALカードをばんばん使ってマイルも貯めて、いつもアップグレードしながら快適なフライトを楽しんでいました。(ただ、ハワイ便のビジネスクラスというのは、普通とは違って「簡易版」みたいな感じのものではあるのですが……)

ロサンゼルスに引っ越したら、今度は、状況が変わりました。

どのエアラインも、だいたい一日1本だけ。時に、2本ある会社もありますが、意外に混んでいて取りにくい。しかも、高い。しかも、アップグレードなどしようと思ったら、それ専用の航空券を買わねばならない。それはもっと高い。

ということで、アップグレードっていう選択がないならば、マイルをふんだんに貯めて、無料チケットがもらえるくらいでないと使い途がなくて、2年でマイルが消えてしまうような日系航空会社さんだと、個人としてはちょっと辛いわけですね。

ハワイ便にはない選択ということで、最初は大韓航空だったり、マレーシア航空だったり、シンガポール航空だったり、面白いから他のエアラインを試して乗っていました。仕事では、会社のカードとのマッチングが良くてマイルで手に入った全日空を使っていました。

それぞれに、特徴があって、独特のサービスのスタイルがあって、なんだか外国に行ったみたいな気分になれて、楽しかったなあと思います。

大韓航空は、日本便がなくなりまして、ビビンバ、美味しかったし、ワインのサービスが、小型の専用ボトルを配るのではなくて、エコノミーでも普通のボトルを開けて、大盤振る舞いしてくれたのが印象的でした。シートもビデオプログラムも良かったなあ。

今年になって、突如、日本へ帰らねばならない、という緊急事態が発生した時に、デルタ航空がぐんと安い値段で出ていたので、はじめて利用しました。

サービスや食事は……なところもありますが(苦笑)、日系エアラインに比べて気に入ったことが5つほどありました。

1.比較的、いつ買っても、他より安い

2.便数がいくつかある(羽田便とか他の土地経由便とか)

3.マイルの期限がない

4.アメリカの映画が無数にある(日系エアラインは、選択がとても限定的)

5.独自のイミグレーション・センターを持っている

1から4は、なんとなく説明しなくてもわかるとは思いますが、5は、自分でもまさか、そんなことがあるの? と、とても驚いたので、今回、お知らせしておこうかな、と思った次第です。

過去に、いろいろなエアラインさんにお世話になったので、なかなかひとつの航空会社をおすすめする的な記事は書きにくかったのですが、まあこれは、メリットをどう受け取るか、考えるか、という個人的な事情に委ねられると思ったのdえ、僕にとっては、とても大事なメリットなのですが、そうではない人もいるかと思い、書くことにしました。

ロサンゼルスくらいの大きな空港になると、デルタ、アメリカン、ユナイテッドの3社は、「専用の」ターミナルを持っています。

出発も到着も、国際ターミナルではなく、それぞれの専用ターミナルになります。

出る時は、国内線の人たちと同じ列に並んで、とっても気軽にターミナルまで出ることができます。もちろん、セキュリティは同じようにくぐるわけですが、気持ちがなんか楽です。

国際ターミナルは、いろんなエアラインが集中していることもあって、とても混むし、やたら時間がかかったりするのです。

そして、デルタなら、なんと到着時も、専用ターミナルに到着し、専用のイミグレーションサービスを受けることができることに気づいて、ショックを受けました。

日本からの便と、他の国からの便が重なることはめったにないので、要は、自分たちの便だけのために、イミグレーションが開かれて、さばいてくれるわけですね。

だいたい10ステーションくらい、あるように思います。

国際ターミナルは、アジア各国や、アラブ諸国やヨーロッパや、いろいろなところからの便が集中し、永住権を持っていたとしても、30~40分、並ばされることもあります。

ましてや、観光の方だったら、もっと時間がかかることもあるでしょう。

でも、デルタ専用の、自分たちが乗ってきた便だけのために開かれるイミグレーションならば、待ち時間、ほぼゼロ。

市民も、永住権も、観光の皆さんも、するするするっとくぐり抜けることができるというわけです。

多分、観光の方でも、5分くらいではないでしょうか。そもそも、アメリカ人率がとても高そうです。日本人率は、とても低いです。(それは、どのLA便でも似たようなところが見られたりもしますが。)

市民権、永住権の方は、前の方の座席に座っていたりすれば、イミグレーションに着いた時に、あまりにも空いていて、係員の方が待ってるくらい。せかされるので、慌てて走ってく、みたいな嬉しい構図もあります。

永住権でも、自動販売機みたいなもので、自分で指紋と写真を取って、その証拠をプリントして持っていけば終わりだったりして。やっぱこうだよねえ、こうでなくちゃねえ、と納得の便利さ、速さです。

バッグを受け取るところも、国際便は国内便とは別なので、あっという間に出ることができます。税関の紙とか、渡されるから一応書くのですが、永住権だと、そんなの受け取りもしないし……。この紙、どうしたらいいの……と心配になりますが、今はもう平気で後で捨ててしまいます。

到着時のイミグレーション専用サービスを体験してしまったのと、自分が持っているクレジットカードを使うと、エコノミーでも、エコノミープラスでもラウンジが使えてしまうのと、そして安いのと、映画がいっぱい選べるのと、とにかく良いことづくめだったりするので、最近では、デルタ航空ばかりを使うようになってしまいました。

あ、アプリもとても使い心地良し、です。

調子に乗って、デルタ・アメックス・プラチナカード、とかも作ってしまったりして、35000マイルほど、ボーナス、いただいています。

葬式とか法事とかあったので、初年度からゴールドステイタスになったりして。

食事に関しては、ウェブでヴィーガンメニューをあらかじめ頼んでおくと、なかなか良い味付けの独自の食事が届きます。が、皆よりも、すっごく先に届くので、恥ずかしいのが困りもの。

匂いますしね。なんだ、あの人だけ、と皆にじろじろ見られたり、質問好きのアメリカ人さんに、いろいろ聞かれたりするのも、やや面倒。

ビジネスクラスだと、プライバシーがあって、気にしなくていいんですけどねえ。

ということで、来週のフライトも、デルタ航空で行ってきます。

ユナイテッドもアメリカンも、多分、状況は一緒だと思うのですが、コードシェア便で、JALやANAのオペレーションでないかどうかを確認しないと、ヘタすると国際ターミナル着になってしまうので、お気をつけを。

決して、エアライン本体がどうのこうの、という話ではありません。決して、宣伝でもありませんので、ご了承を。