やっかいな「発信恐怖症」は、パンツを脱ぐ覚悟をするだけ

uenooeeanphoto2

世の中、たくさんの方々が、ブログを書いて、自分を表現したりビジネスにつなげたいと願っています。

反面、ある一定のところでブレーキがかかってしまう、とてももったいない方も多いのです。

「こんなことを書いたら、皆になんて言われるだろうか…」

ブレーキの源は、常に「人の目」です。

それゆえに、プロフィール写真を出していなかったり、名前を伏せていたり。

自己満足や生活記録のブログならいいのですが、セルフブランディングが目的だとしたら、「個」を出さなければ、意味がありません。

ビジネス名を作ってやるのならば、それはOKですが、名前も顔もわからない方とビジネスしようとは、誰も思いませんよね。

それは、基本中の基本です。

さて、そこを一歩、超えられたとして、次にやってくるのが、フェイスブックと連動をさせることへの恐怖症です。

ブログは不特定多数の人が、偶然、何らかの形で目にするもの。

だから、かろうじてアップできているけれど、実は仕事の顔を、「友人」「知人」に見られると恥ずかしい。

自分がプロとして書くことを読んで、何か言われたら…。そう思うと、どうしてもフェイスブックで宣伝しにくいのですね。

「お前はいったい何様のつもりなんだ?」と言われるのは、とっても怖いものです。

何度も何度も出てくると、皆から迷惑がられるのではないか、解除されたらどうしよう、という恐怖症もあるようです。

その心理は、とても良くわかります。

私の場合は、1999年からブログ的なものを書いてきて、2001年からは編集長として顔出しも当たり前。

ウェブだけではなくて、雑誌の方でも体験取材をいっぱいしてきたので、躊躇している場合ではありませんでした。

ただ、昨年、独立して個人ブログを始めた時は、やっぱり違いました。

企業の顔、としてではなく、素の自分。それも、ライフコーチとかいう、今までとは「違う人格」が語るブログなので、皆も面食らうのではないかと不安でした。

このページの上部にあるような写真を貼って公開するのも、意味がない飾り写真だけに、余計、躊躇します(笑)。

フェイスブックでどこまで告知するかにも戸惑い、ブログの内容によっては、あえて、つなげない選択もしました。

単にご飯食べて、人に会ってという日記ブログではないので、いいね!のつき方もコメントも、それまでとは、まったく異なりました。

今年になってビデオクリップを作った時も、これ、フェイスブックで流すの…?と、指が何度も止まりました。

その度に思惑はあるので、一喜一憂はつきものですが、でも、やってしまえば、実はなんてことはありません。

最初の戸惑い、恐怖、不安、だけです。

日本でお世話になった会社の先輩が、昨年、自分もやってみたい、とブログを開設して、こっそり教えて下さいました。

素晴らしい内容なので、フェイスブックで告知してはどうですか? と返しましたが、やはりそこには若干の躊躇があったようです。

でも、それをすぐに乗り越えて、告知。1年後の今は、カテゴリランキングで10位に入る人気ブログに成長されています。

「一度パンツを脱いでしまうと楽だった」とおっしゃっていますが(笑)、そうか、そういうことかもしれないな、と思います。

人前で歌うことも、プレゼンすることも、意見を述べることも、自分の写真を見せるのも考えをブログで示していくことも。一度、パンツを脱いで、素のままの自分を見せて
しまえば、どうってこと、なくなるものです。

「覚悟」ってことかな、と思います。

言いたい人には言わせておけば良いではないですか。変なことを言ってくる人は、結局、本当の味方ではなかったりしますよね。

それも、「ドリームキラー」の形を変えた姿かも。

実は、たいていの方は、気にもしていません。一番厳しく、自分を見ているのは、「自分自身」。

自分の目が一番、怖くて、足がすくむのです。

自分が自分のドリームキラーってことですね。自意識が過剰なのです。

克服法って、だから、きっと特別なことはありません(笑)。ただ、覚悟して、思い切ってパンツを脱ぐだけです。

ビビりながら徐々にやるよりも、一気に下ろしてしまう方が、潔くて、そして楽かもしれません。

友だちは友だち。

同僚でもアドバイザーでも、ましてや顧客でもありません。

そんなことで何か言う人は、きっとそもそもが「発信していない」人たちです。だから、何を言われても気にしない、が正解。

私はそこまで割りきれませんが、プロのブロガーには、「炎上してなんぼ」と言い切る人もいます。

その後、アクセスが倍増しますからね。

本物の関係ならば、たとえ発信している内容が理解できなくても、心では無条件で応援してくれるはずではないでしょうか。

これもまた、この先の人間関係を占うリトマス試験紙なのかもしれません。

これからの時代。個人力は、ないよりある方が、絶対に得です。

個人力は、時間をかけて加速度的に上がっていくものなので、早く始めるに越したことはありません。

個人力を身につけたいための発信であるならば、下記の3つは、マストでしょう。

1.自分の名前で(またはビジネス名で)
2.自分の顔を出して
3.思い切った言葉で、ずばっと断定する

最近は、とくにアラフォー女性の皆様からの、セルフブランディングのご相談が増えています。

通販やセッションワークなどをやっていくのにも、個人力が必要不可欠だからでしょうね。

この分野には馴染みのない方も多いので、手取り足取り、カスタマイズした形でコーチングをしています。

身の回りを見ていると、この点では女性の方がはるかに「パンツを脱ぐ」覚悟があるように思われます(笑)。なぜでしょう。

その理由も、セッションを重ねながら解明してみたいなあと思います。