15年後に九州と四国が消えるとしたら? 人口減少時代だからこそできること

大好きでいつもフォローしているブログは山程あるのですが、

その内のひとつ、マーケティングコンサルタントの永江さんのブログで、

こんな話をされていました。

あと15年で
日本から九州と四国足したくらいの人が消える
ってことを、6割以上の人が知らないっていうのが
ホラー

2010年から2035年にかけて減る人口の数は、

なんと、1650万人。

神奈川と千葉を足した数に等しい。

あるいは、九州と四国全体の人口に、等しいのだそうです。

もちろん、どこかに偏って減るわけではなく、

東京など大都市以外のほぼすべてでまんべんなく減少するので、

「見えにくい」かもしれません。

そこが、怖いところだったりもしますよね。

これについてはたくさんの本が出ているのですが、

これなどもちろん最たるもので、必読の一冊なのですけれど、

おすすめすると、「悲観的で賛同できない」とか、

「日本人はきっとがんばるに違いない」とか、

ピント外れな感想が飛んできたりで、ガックシ来たりして(苦笑)。

人口の動態って、親世代の人口と出生率を見れば、

かなり正確に出てくる予測なのですよね。

で、今は予測よりも若干早い勢いで減っていて、

なんつーか、SFチックなことになってるわけです。

わからない人は、かなり想像力が乏しいのですよ。

まあ、メディアも皆、東京にいて、現実を見れていないのだろうし、

議員さんたちも、ふだん都会にいることが多いのでしょうしね。

語られなさすぎて、残念。

日本の人口減少は、悲観的な見方、ではなくて、

すでに始まっている実際的な現象であって、

個人には変えることができないものなわけですが、

その現実感が本当に乏しいのも、このイシューの特徴なんですよね。

いくら見えにくい、とはいっても、きっと

2035年には、もうあちこちで見えまくっていることと思います。

そのときになって大騒ぎしても、遅すぎ。

じゃあ、それを自分に結びつけて、

今、自分は何をすりゃあいいのよ、ってのが、

まったく語られず、見えなさ過ぎるから困りもの、なんでしょう。

いや、私もわかりませんです〜(笑)。

アメリカは、まだまだ人口が増え続けますしね。

世界の最先端をいく日本が、世界に見本を示せるチャンスで。

なのに、目先のことで、とてもお忙しそう…(涙)

人口減少で、経済成長もしない。

増え続けている国々から、どんどん抜かれていく。

さて、そのときに、どうするか。

自信なくして、縮こまっちゃうのか、

成長じゃなく、成熟に意識を集めた独自路線で

世界で特有のポジションを誇っていってほしいのですけどね。

きれいな言葉が並ぶポエム集みたいなJ-POPを聴きながら、

ふわふわ、ゆるゆるが大好きな日本の皆さんが、

どうしたらしゃきっと本気を発揮して、

世界を変える原動力になっていけるのか。

でもまあ、最近は意識して、

30代の方々の威勢の良い著書をたくさん読んだりもして、

未来に希望は持っています。

直近で読んだのは、ずいぶんと発売を待たされた、こちら。

オジサン、オバサン、斜に構えていないで、

一緒に、ちゃんとついていこうね。

批判グセがついたら、もう「年寄り」に属してるから、

要注意。