「好き」を仕事にしてはいけない理由。そんなの本当にあるのかの検証

好きなことを仕事にしてはいけない。

若かりし頃、いろんな大人が、そんな風に言うのを聞いていました。

でも、それ、嘘だよねって、いつも思ってた。

好きでもないことを、一日8時間、週に40時間、続けられるはずがない。

自分の性格上、そんなこと、とっても無理。

だから、自分が好きなこと、得意なこと、続けられることだけを選択肢として、仕事を選んできました。

それは、大正解だったな、と今でも思っています。

好きなことを仕事にしてはいけない、という人は、

1.好きなことが趣味ではなく、仕事=義務になると、楽しめなくなる

2.裏側を知りすぎて、楽しめなくなる

3.好きなことで成功できなかったら悲しくて嫌いになっちゃうかも

そんなようなことを理由に上げていた気がします。

要は「好きじゃなくなっちゃう」から、やめとけ、ってことだかな。

私はといえば、人とコミュニケーションすることだったり、書くことだったり、

良いものを良いと広めていくことだったり、

そういうのって、とっても好きなので、やればやるほどのめり込んで、

上手になったし、詳しくなったし、もっと上手になろうと努力できたし、

だから、続けていけたし、楽しくもあった。

そう思うのですよね。

ラッキーですよね、って言われたりもしますが、

自分の手の届く範囲で、精一杯、手を伸ばしてみて、やっと見つけたってだけの話です。

よく、1万時間の法則っていって、

どんなことでも1万時間やれば、熟練することができる、みたいなことを言うわけですが、

1万時間って、途方もなく長いんですよ(笑)。

一日5時間やったとしても、2000日、かかります。

休みなく続けたとしても、5年半もかかるんです。

普通に考えたら、10年、15年とかかるほどの膨大なボリュームだったりする。

それを、「好きでもない」ことに費やせますか?

仮に義務として強要されて続けたとしても、そこに気持ちが入らなければ、

上達も熟練もあったものではないですよね。

だからね。

やっぱり、仕事って、好きなことをベースにした方がいいんじゃない?って思うんです。

好きな業界、好きな土地、好きな人、好きな作業、好きなオフィス、好きな自分。

それらが少しでも多く見いだせるようじゃないと、人生、楽しくないじゃない?

好きなことを、好きなこととして、純粋なまま取っておきたいから、

だから、仕事にしちゃダメだ〜っていう理屈は、

好きなことを仕事にしなかった人が、負け惜しみ的に言っているだけなのかも(笑)。

そいつ、きっとドリームキラーだ(笑)。

あるいは、ただアタマが凝り固まっていて、

仕事=つまらない義務、という図式しか持っていないだけかもしれません。

というのと、これは、矛盾することなのか?

仕事は「好き」を実現するためのツールでいい

いや、しないのだけれど、長くなるので、今日はこの辺で。