やりたくないことは何ですか? やりたくないことをやらないですむ人生を手にするために

現在、アメリカ在住のクライアントから、

「キャリアゴールを書いて出さないといけないんですが

思いつかないんです〜」

という発言がありました。

アメリカ東海岸に短期赴任中で、私など尻込みしそうな、

ものすごいチャレンジの真っ只中。

会社が紹介してくれた、社内メンターの存在がいて、

もうすぐリタイアと思われる、その先輩男性から課された宿題が、

キャリア目標のウイッシュリストづくりとか。

ただ、現在のところ、

責任ある国際的な仕事のリーダーとなって、追われてしまって、

社内のサポートも残念な感じで、孤軍奮闘。

正直、疲れてるんですよね。

そんなときには、威勢の良い未来って、なかなか浮かんできません。

休みたい。

ゆっくりしたい。

充電したい。

彼ともっと過ごしたい(笑)。

そして、どうやら、社内的にも恵まれてなさそうな待遇を

ちゃんと責任に伴って、上げてほしい。

とかとかとか。

本当に忙しすぎて、週末もあるかないかわかんない感じで、

メールを見ない休日など、果たして何ヶ月前にあったか、なかったか、レベル。

アメリカ人のエグゼクティブになると、そんな人は実は多くて、

有給消化率も、とんでもなく低かったりするのです。

成果が伴わないと、バサッとやられる厳しい国ですから。

「キャリアの面だけ見ないで、ライフスタイル全般から見直しましょう」

というのが、私のアドバイス。

そもそも、どんな毎日を過ごしたいんでしたっけ?

好きな海外ドラマを我慢してまで、仕事に追われたいの?

彼と、もっと好きなだけ一緒にいたいよね?

リスペクトできる上司や部下と一緒に働きたいよね?

じゃあ、それをキャリアゴールに据えればいい。

そんなワガママが叶う転職。

しかもちゃんと待遇が伴う職場。

あるいは、自分が自分の仕事をコントロールできる立場になること。

そんな風に考える方向性を真逆にしてみたら、

「あ、すごく良く見えてきました〜」

明るい声が返ってきました。

彼女とは、1時間、時差が離れた場所にいるのですが、

来月、ダラスに出張があるそうで、お会いできそうな感じです。

未来の希望が見えないときは、

「やりたくないこと」から整理してみると、見えやすくなります。

こういうことですからね。

やりたくないことを
「やらない選択」ができるのが
本当の自由