竜巻でホームセンターの屋根がねじれぶっ飛ぶダラスの夜

素晴らしく晴れ渡った秋晴れ、というより、夏が復活みたいな週末。

締めくくりは、なんと激しい雷雨。

しかも、地域的には竜巻が発生し、とんでもないことになっていました。

地震がないというテキサス州ダラスですが、竜巻はある。

巨大な雹も、時折、降る。

まだ屋根の修繕ができていないというのに、雷雨警報、竜巻警報が発令し、

一瞬、屋根に登ってビニール袋でも被せようと思いましたが、

危ないし、そんな素人仕事ではすぐに吹き飛ばされそうだし、

開き直ってワインがぶ飲みして、あとは運を天に任せることに。

夜8時台と、深夜0時半頃に、大きな雨粒が屋根を叩き、窓に吹き付ける音が聞こえました。

とんでもない風が吹いているのが、庭の向こうの木々の揺れ方でわかるだけで、

家はびくともしないのが、さすが頑健な作りのテキサスの家。

がっちりはまった最新二重窓なので、音や風の漏れもなく、

ブラインド締めてたら、まったく気づかないかもね、状態。

しかし、実は家から車で3−40分のところに竜巻は発生していて、

巨大なホームセンター「Home Depot」の看板や屋根を吹き飛ばし、

鉄骨をぐにょっとひしゃげて通り過ぎた生々しい様子がネットで拡散。

壮絶な竜巻の威力をまざまざと見せつけられた感じです。

幸い、死者はゼロ。

警報がタイムリーにちゃんと働くし、スマホにもアラートが送られてくるし。

一夜明けて、犬の散歩に外に出れば、そこは静まり返った普段の朝が。

屋根も、外側も内側もチェックしたけれど、なんともなくてホッと安心。

今回のニュースで、空中で発生した竜巻が地上に降りることを、

「タッチダウン」というのだと知りました。

これでも、5段階の2くらいの勢力だったとか…

5っていうのが来たら、どんなことになるんだろう。

怖くて考えたくもありませんね。

どこにいても自然災害は起こります。

今、できる最善は何だろう。

そんなことを思ったところで、やったのは結局、ワインがぶ飲みだったという(苦笑)。

日本の台風の被害も著しく、いろいろ考えさせられますが、

他人事として考えてちゃダメなんだ、と、戒めをいただいた夜でした。

ニュース映像を見ると、凄さがわかります。

竜巻の通り過ぎた後の街ってこんな感じ