アメリカにもある職場の結婚ハラスメント地獄。皆、ヒマなのね

アメリカの職場でまさかの結婚ハラスメント!?

仕事の都合で、アメリカ本社に一時的に出向して働いている

ミドル40代の女性クライアント。

キャリアばりばり、というか、スペシャリストの道をまっしぐらに進んできて、

シングル、子どもなし。

ただ、実は遠距離恋愛中の彼氏がいたりします。

彼には彼の事情があって、今すぐ結婚は…という状態。

彼女も彼女で、今は仕事がたいへん過ぎるし、

良い意味でのチャレンジの真っ只中でもあって、

できれば、24時間の持ち時間を駆使して、仕事に好きなだけ打ち込みたい。

行動を縛られるのは、困る。

集中を乱されるのも、悪いけど、困る。

一緒にいたい気持ちと上手に折り合いつけながら、

実はふたりは「都合良い状態」をバランス良く保っているんです。

毎日、ビデオ通話してたりするようですしね。

なら、何も言うことないのですが、アメリカ人やら海外のあちこちから集まってきた同僚たち、

まったく放っておいてくれない様子(笑)。

人気者ゆえに無邪気にかまわれる

「そんな彼なら捨てちゃえば?」と、映画のタイトルみたいなことを言ってきたり(笑)

俺の友だちでいいやつ紹介するよ、なんてお節介をやいたり。

え、アメリカの職場でそんなこと言って大丈夫なの?と不思議になるほど、

自由奔放な結婚ハラスメントの応酬なんだとか。

彼女も忙しいし、とても明るくおおらかな性格なので、

きっと人気者なんです。

だからこそ、皆が、放っておけずに、構いたくなってしまうんでしょうね。

皆さん、悪気はなさそうですし、

そもそも実年齢よりも、日本人は10歳は若く見えてるはずだし。

でも、アメリカも未婚者は増えているんですよね。

結婚も、どんどん晩婚化している。

ただ、宗教的な背景というものが歯止めになっているケースもあります。

都会とは異なる風習、文化を受け継いでいる社会もまだまだある。

それに、移民も多いので、彼らの常識というのは、また違うところにあったりもしますしね。

だから、日本のように一気に独身化というムーブメントにはならないのかもしれません。

でも、着実に、進んではいます。

参考 アメリカでも「結婚しない世代」が台頭する (東洋経済オンライン)

日本でもまだまだあるのか未婚ハラスメント

さて、日本だと、どうなんでしょう。

マリッジハラスメント(マリハラ)、未婚ハラスメント、独身ハラスメントなど、

いろいろと言葉があるようなので、やっぱりたいへんなんでしょうね〜。

昔ほどではないにしても、結婚するのは当たり前、な世代もお元気ですからね(苦笑)。

でも、逆に40代なかばにもなると、そんな話をすること自体が失礼って感じで、

遠巻きにお局扱いされちゃうんでしょうか。

言われないのも、ハラスメントと感じちゃうかもですね(笑)。

結婚ネタでかまってもらえるうちが華、という言い方もできるのか。

まあ、この辺って、万国共通よね、って発見したし、期間限定の出向でもあるので、

クライアントとは、「笑ってごまかそう」と言って終わりました(笑)。

実は私も、最近結構、ハラスメント、あります(笑)。

ゲイにもあるのよ
「結婚しないの?」ハラスメント

2035年には人口の半分が独身!

気がつけば、自分の周りも「独身」だらけだったりします。

ダラスには、ファミリーが多いようなのですが、日本人に限ると、未亡人も離婚経験者も含め、

相当数が、シングル。

クライアントにも40代以上の女性がほとんどなわけですが、シングル率、とっても高い。

これからシングルになりたい、という予備軍も、多い(苦笑)。

私もまあ統計上はきっとシングル扱いになるのでしょうが、一応25年も一緒に暮らす人がいるので、

実質的には、結婚状態なのかな。

同じだけのコミットメントはあると思います。

ひとりの暮らしって、楽ですよね。

不安だから、結婚するわけじゃないし、ふたりだから不安が減るわけでもないし。

アメリカも、独身者が増えている社会です。

昔はそれこそ、「当たり前」だから、肩身が狭かった。

だから、結婚した。

でも、しなくていい自由があるならば、人はひとりでも全然、大丈夫だったりするんでしょう。

私も、根っこは「ひとり派」です。

パートナーさんも、たぶんそう。

だから、あまり何もかもを一緒にするプレッシャーを与えずに、

互いの自由や違いを尊重して、独身っぽさを謳歌しながら、ふたりのメリットも享受して、

っていう良いとこ取りできるようになって、楽になれたのかもしれないですね。

これから迎える本格的なソロ社会。

なんだか面白そうな匂いもします。

自分の面倒だけ見てればいいなら、かなり自由なことだってできるはず。

住む場所だって、国だって、「昔の基準」から解き放たれて、好き勝手、やっちゃえばいい。

いろいろと考えさせられたクライアントの結婚ハラスメント体験でした。

楽しそうな参考書もいっぱい出ていますね!