憧れと実際はこうも異なる。本当の自分は何を望んでる?

去年6月は、なんか「今だ!」とばかりに、ヨーロッパなどに行っていました。

マドリッドであったイベントに参加するのを口実に(笑)

その後、本命のパリをくっつけての、6泊の旅。

とにかく、行ってみたかったんですよね〜。

ハワイにいたときは、本当に日本との往復で精一杯なところがあって、

たまにニューヨークとか、ロサンゼルスとか、ラスベガスとか、

アメリカの国内旅行をするのですら、かなりな費用と時間とがかかりました。

 

アイランドフィーバーっていう言葉があるんですが、

島に暮らしていると、そこに閉じ込められたような錯覚に陥って、

苦しくなる症候群のこと。

17年もいて、飛行機でいつでも出れるとはいえ、

ちょっと息苦しく感じてしまっていたんでしょうね。

思えば、東京で暮らしていたときですら、通勤電車に息が詰まって、

シティフィーバー状態だったなあと記憶が蘇るのですが、

どこにいても「自由に動けない状況」があると、結局はそうなるのかもしれません。

 

会社を辞めようと決めた6年前は、時代はデュアルライフブームを経て、

ライフトラベラーなんて言う、拠点を持たない旅生活がもてはやされたりもして。

世界一周流行りもあったし、そうだ、一年くらい旅暮らししてみてもいいなあ、なんて

私にもひそかな「憧れ」があったのです。

で、東京で長く暮らしたり、ハワイにも3回くらい行ったり、

シアトルやポートランド(写真下)やラスベガスやセドナなんかも行ってみた。

でも、結果として、旅もいいけど、自分は結局

「家が好き」

ってことを、再確認する結果となりました。

 

昨年は、ヨーロッパも行ってみた。

25年前に行ったきりで、憧れだけが渦巻いていて、

行ったら行ったで良かったけど、「家」ももっと好きだわ、自分、って

引きこもりたい願望ばかりが膨らむ始末(笑)。

要はバランスなんでしょうけれどね。

自分は、旅暮らしなんかしたいわけじゃないんだなっていうのを、つくづく知ることになりました。

 

前々からいつも言っているのですが、

アタマで想像する「憧れ」と、「現実=本当に自分が望むこと」は、やや違う場合があるんです。

人がやってるのを羨んで、それ、自分もやってみたいかも、と真似してみたけど、

あれ、なんか別にそれほど楽しいわけでもないや。

そんなことって、よくあります。

 

絵に描いた餅、じゃないけど、食べてみたら、たいしたことなかった。

自分がなんかワクワクするものじゃなかった。

そんな経験、いっぱいされていますよね、皆さんも。

 

誰かが着ている服が素敵で、自分もと買ってみたけれど、

なんだか、全然、似合わない。

誰かが楽しそうに暮らしている土地に、自分も真似して住んでみたけれど、

うーん、いまいち、何をどう楽しんでいいのかわからない。

ひとり起業って、リア充っぽいし、時間も場所も自由になるし、とやってみたけど、

やっぱり自分は枠組みの中で力を出し切る会社生活が性に合ってるみたい。

とか、事例は無数にあると思います。

 

今もやっぱり、フェイスブックなどで、旅をしている人の投稿見ると、

いいなあ〜、と、ザワッとする自分もいるのですが、

心の奥底でわかっているので、なだめすかしています(苦笑)。

私の場合、昔から家にいるのが大好きで、

家でのなんでもない日常を、無条件に愛しちゃっているので、

非日常体験は、ほんの時たま、軽いスパイス程度にあれば良いからです。

 

旅して遊んだ独立後1年目は、じゃあ無駄だったのか?というと、

いやいや、そんなことは全然、ないのです。

それは、30年近い会社生活から卒業して、

セカンドステージに旅立つ前の、貴重な、積極的休養。

「サバティカル」だったのですよね。

1年くらい遊んで暮らしてみたら?
サバティカルという提案

だからね、無駄とか、身になるとか、そういう打算を度外視して、

やりたいことは、なんでも一度、やってみちゃうときっといいよ、

って話につながります(笑)。

長い人生。

やったことへの後悔なんて、きっとしないからね。