離婚しても、いいですか?

仕事柄、パートナーシップの話は、たくさんうかがいます。

リアルなストーリーを、事細かく、感情含めて聴くことになるので、はじめて間もない頃は、自分の中にもどっぷりと闇が押し寄せて、辛くなったこともありました。

今は、自分の役割をきちんと心得ているし、害になる感情移入はせずに、「共感」だけ寄せる、というスキルも身につけたので、セッション後に落ちる、どっと疲れる、ということはありません。

むしろ、互いのエネルギーに火をくべあって、終わるときには、双方が元気になっている、という状態が作れるようになりました。

参考
吸い取られるなんてとんでもない。
いつもエネルギーをいただいています

「愛情と性」どれだけ満たされていますか?

ライフコーチの「ライフ」について、私なりの8つの定義がありまして、その中のひとつに、「愛情・性」という項目があります。

10点満点中、あなたはここに何点、つけますか?

もちろん、今、パートナーがいない、という方は、見つけられたら、という願いを持って、コーチングに望まれることは多いです。

それだけがメイン、ということではなく、その他の7つの項目が複雑に絡んできて、ひとりでは見えにくいからこそ、ナビゲート役を求めているわけですね。

今、パートナーがいる人たちの中にも、もちろん、いろいろあります。

欲を言えばキリがない。

感謝すべきことはいっぱいある。

でも…

そう顔が曇る方も、実は、たくさんいらっしゃいます。

籍を入れて、一緒に暮らしていて、子どもがまだ小さかったりすれば、話は、とても複雑になってきますよね。

離婚がテーマのライフコーチもとても多い

「離婚」をしっかりと見据えて、そこまでの、あるいはそれ以後の道筋を作ろうとされるクライアントも、ひとりやふたりじゃない、というか、実はそれなりに、多いです。

モラハラあり、ネグレクトあり、セックスレスあり。

原因は様々ですが、我慢や修復にかけるエネルギーも尽き、ただただ、離れたい、別々の人生を歩みたい、という思いだけが募っていく。

もちろん、コーチである私は、何ひとつ、ジャッジメントはいたしません。

いいとか、悪いとか、どっちのせいだとか。

そんなことは、どうでもいいし、自分にしかわからないこと。

私は単に、一緒に考えるお手伝いをするだけ。

離婚について考える、おすすめ良書

先日、Kindleアンリミテッドのサービスで、素敵な無料本を見つけて、一気に読みました。

ハワイに住み始めた25年前、あまりの離婚率の高さに驚きました。

国際結婚した日本人女性がとても多い場所なのですが、カタカナの名字を保持したまま、実はすでに離婚して、シングルマザー。

そんなケース、山ほど、拝見してきました。

会社の社員にも、友人にも、とにかくいっぱいいたなあ(苦笑)。

でも、皆、逞しく生きていた。

その強さはすごいなあ〜と、心からリスペクトしていました。

だから、離婚は不幸、なんて、ちっとも思わない。

もちろん、すぐに別れるといいよ、なんてことも思わない。思うはずもない。

そんなことは、他人が決めることじゃないのです。

こちらの本のストーリーも、共感される方もたくさんいると思います。

リアルなお話だからこそ、反発もあるかもしれません。

そして、最後の選択に、え、と違和感を覚える人もいるかも。

でも、それも含めて、他人の人生。

人、それぞれの生き方、なんですよね。

だから、自分が考えて、自分が選んでいけばいい。

そんなことを思わせてくれるマンガエッセイでした。