痛みはときに耐え難いけれど

半世紀以上もの時間を生きていれば、誰だって、痛い思いのひとつやふたつ、

あるいは、みっつやよっつ(笑)、きっとすることでしょう。

私もいろんなことに首突っ込んでは、痛い思いをして、それでも懲りずにまた同じ間違いをしたりして。

やけど跡の上にまた新しい傷を作っては、どんどん皮を固くしていくように、もうだんだんと感じなくなるまで、痛い思いをしなくてはいけないのか…

でも、不思議と、年齢を重ねるごとに、痛みの質も程度も、ずいぶんと変わっていくものかもしれないなあと、この頃では思います。

あーやっちゃった…と思っても、まあ、それが致命傷にはならないこともわかっているし、時間が解決することばかりだし、乗り越えられるのもわかっている。

だって、そうやって、ずっと生きてきたし、この通り、ピンピンと元気に生きているからね(笑)。

一瞬だけ、深刻で、取り返しがつかないことに感じられてしまったりもすることもあるだろうけれど、

でも、ありきたりな言い方ですが、明けない夜はないのです。

どうせ、しばらくすれば落ち着いていく痛みなのだから、自ら笑ってしまう方が軽く感じられて今が楽ですよね。

私のクライアントさんたちも、いろんな場所で、いろんな思いで、今を過ごしています。

しあわせ感にぬくぬくできている人もいれば、ある種の痛みの中で、辛い思いをしている方もいらっしゃいます。

本当にいろんな人生があって、でも皆、健気にたくましく生きているわけです。

その生命の力に、個々の叡智や勇気に、深い敬意を覚えずにはいられません。

私も、果てなく続くかと思われた引っ越しの予期せぬゴタゴタが、ここへ来て少し収束しようとしています。

しかし、なんでこんなに多くのことが一回で終わらないかなあ(苦笑)。

うまくいったことの数に比べて、想定通りにいかなかったことの方が、はるかに多くて(笑)。

でも、まあそれでも1ヶ月もすれば、すべて忘れてしまうような出来事ばかりです。

傷になることがあるわけでもなく、だったら、こんなことでカリカリしてもしょうがない。

1週間遅れで、やっとテレビがつきました。

でも、まだ契約がロサンゼルス契約のままらしく、時差もおかしいし、番組もLAローカル局が入ったりしています(笑)。

思い通りにいかないことに慣れすぎて、怒ることもなくなり、ただ笑っちゃいます。

人はこうやって丸くなっていくのですね。

やっぱり、これを感じられるアンテナを磨くことなんだろうか。

「小さいけれど確かな幸せ」(小確幸)を感じられる幸せ

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まとまりないまま、今日は終わります(笑)。