2015年は再び走ります! 新年早々、3カ月連続レース出場申し込み済み!

surf city marathon

2014年はパーソナルライフの変化があまりにも激しくて、なかなかリズムに乗れないままに終わりました。

というよりも、29年間の会社員生活で染み付いてしまった生活パターンや常識的な動き方から解放されようとして、あえてリズムを崩すことに集中した1年(正確には4月からの9カ月)だったと言えるでしょう。

2014年の3月に行われたLAマラソンでは、3時間30分を切ってボストン・マラソンへの出場権を手にするんだ!と意気込んだのですが、事前に疲れが溜まりすぎてしまい、30キロ過ぎて足の痙攣から歩き始めるという失意の展開。それでも4時間切ってゴールできている自分を褒めてあげればいいのですが、実際には、マラソンという競技への怖さが出てきていました。3時間38分の自己ベストからの更新がないまま2年。焦りもありました。

前年の10月に走ったロングビーチマラソンでも足がつってコース脇に倒れこんでのたうちまわるという悪夢も体験しており、2度連続の調整ミスですっかりモチベーションを失ってしまったのです。

5月にはホノルルトライアスロンに出場し、長年の夢だったトライアスロンという競技を体験することができました。やってみるとイメージほどにたいへんではなくて、楽しさの方が際立ちました。ああ、この競技にはまる気持ちはとても良くわかる…。持久力を鍛えあげる競技とは異なる面白さ。まるで障害物競争のようなテンポと変化と刺激。気分がすっかりリフレッシュしました。

⇒ 初トライアスロン無事に完走!ホノルル・トライアスロン完走記

しかしそれ以後です。何もできなくなってしまったのは。

旅が続いたことも重なって、自転車も乗らず、スイミングクラブも止め、ランニングも長くても10キロがせいぜい。酒に2〜3度、ゆっくり散歩みたいにとぼとぼ5キロくらい走るのが精一杯というコンディションになってしまったのです。

これじゃいかん、12月にはホノルルマラソンを4年ぶりに走るんだ!と意気込んだものの、秋の大事な時期に日本で風邪を長引かせてしまい、結局、練習を始められたのは本番5週間前の11月9日。

半年で200キロも走ってないのに、大丈夫、大丈夫、と軽く考えて、1カ月に200キロこなすメニューを組んでみました。実際やってみて、それなりに辛いながらもできちゃったのですが、身体は正直です。身体の奥に底知れない疲れが溜まり、本番2週間前にホノルル入りした時には、10キロ走るのがせいぜいなコンディションに落ちていました。

1週間前の練習で20キロ走ってみて、様子を見てから考えよう。そう決めて走ったカラニアナオレ・ハイウエイ。フラットな道ではありますが、ハワイの太陽に照らされ消耗が激しく、15キロ行った辺りでギブアップ。ああ、1週間後のマラソンなんてとても無理と、この時点で諦めた次第です。

ハワイに滞在していた16日間、とにかく疲れていたので寝まくりました(笑)。いつもなら6時間も寝れば十分というコンパクトで便利な人なのですが、ハワイの癒やし効果なのか何なのか、8時間から、時には10時間もどっぷりと深く眠りました。

おかげで、ロサンゼルスに戻ってからは体力全開! ショートもロングも、3時間30分を目指していた頃のように、切れ味抜群で走れることに驚きました。なーんだ、単に調整のスタートが2週間くらい遅かっただけかぁ…。やっぱりマラソンの練習には2カ月必要なんですね。人間の身体はごまかせないな。

涼しいロサンゼルスの朝は長距離の練習に最高ということで、3月16日のLAマラソンでの新記録達成を目標に、できることは全部やっていこうと決めました。

このくらいのタイムになると、どうしても最初からスピードをキープしていかないとならないので、まずは1月3日(土)にロサンゼルスのダウンタウンで行われる「ニューイヤー・レース」ハーフマラソンの部に出場を決定。坂道の多いダウンタウンを駆け巡る大会に初挑戦です。スタートは朝ではなくて、夜6時。写真を見る限り、万単位の人が走るようですね。興奮するなあ~。

New Year Race 2015 Los Angeles

そして、LAマラソン出場者には定番の、2月1日「サーフ・シティ・マラソン」にも3年ぶりに出場申し込み。こちらもハーフの部です。美しいハンティントン・ビーチ沿いを走る大会で、ほとんどがフラットながら、日差しが強くて暑さを感じるレース。

このあたりでの仕上がり具合を見ながら、本番のペースも読めてくるでしょう。参加者Tシャツやバッグがとてもセンス良くて遊び心があって、海好きのハートをくすぐるのです。フルマラソン併設で、こちらも万単位の人が走る巨大レースですね。

ハーフの結果から、フルマラソンのタイムを予測する際には、2倍して10%を足せと言います。逆算するならば、フルマラソンで3時間30分を切りたいならば、ハーフは1時間35分くらいで走れないとダメだということになります。それは正直、超厳しい数字です…。再び足の痙攣や極度の疲労などの恐怖心が襲ってくるのですが、やれてる人がいるんだもんなあ、できないことないよなあ、と信じながら、挑戦するだけしてみましょう。

走ってばかりいると足を痛めるので、こないだの週末から再び水泳も始めました。年明けからは自転車も再開して、同じ筋肉ばかり使わずに心肺機能を高める総合的な運動をするように心がけます。ヨガやストレッチもし、睡眠も休息も十分に取り、栄養あるものをたっぷり食べて思い切り楽しもう。コリアタウンも近いのだから、サウナ&マッサージの韓国スパにも毎週のように通っちゃおう(笑)。

そして、5月には気持ちよくホノルル・トライアスロンに参加したいと思います。今年はロサンゼルスでのトライアスロンにもチャレンジしないとな。まだまだウルトラマラソンとか、アイアンマンとかいう世界が視界に入ってくるまでは時間がかかりそうですが、のんびり頑張ります。

※余談ですが、先日のホノルルマラソンでは、70~74歳女性の部で日本人女性が優勝しています。知人の知人だそうで、間接的にお話をうかがったのですが、60代の頃は3時間台で走られていたとのこと。今でも4時間25分という立派な記録なのですが、ご本人は悔しくて、もっとタイムが上がるようにトレーニングされているそうです。そうでなくちゃね。こういう先人たちに勇気づけられます!