引寄せの法則は「引き離しの法則」と一緒に使わないと効果半減だった!

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2年前(2014年9月)に書いた記事ですが、最近、検索で探してくださっているのか、アクセス上位ランクに上がっていたので、一部、訂正・加筆をして再掲載しています。

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お金の話と引き寄せの法則は、切り離せない関係

世界中で大ヒットした「ザ・シークレット」以来、引寄せの法則という言葉は使われまくって来ましたが、最近またいろいろなところで目にするようになってきました。

それは自分がNLPのマスタープラクティショナーとしてライフコーチという仕事をするようになったせいも多分にあると思います。

NLPが扱うのは、人の潜在意識。スピリチュアルな方向からではなくて、心理学的な方向からアプローチするものではありますが、結局、根っこは一緒だよね、と思っています。

ハワイの「セルフアイデンティティ・ホ・オポノポノ」が言うことと、NLPが教えることと、ヒプノセラピーが教えることと、斎藤一人さんがおっしゃることと、ナポレオン・ヒルの「思考が現実化する」との違いは、本質的にはほとんどありません。

経営塾「盛和塾」で教えていただいていた稲盛和夫さんだって、思いが現実になる、原因と結果の法則、宇宙の意志などなど、表現の場や方法、言葉使いが多少変わるとはいえ、芯のところでつながったお話ばかりです。

以前、人に勧められた「2週間でお金の悩みがゼロになる魔法のレッスン」を購入した時に、アマゾンから、これもどうぞ、と紹介された本が、「すべてのお金の悩みを永久に解決する方法」。

似たようなタイトルですが、こちらはアメリカ人作家の書いた本。英語のアマゾンレビューでも評価が高かったので、対比にちょうどいいかもしれないと思い、読んでみました。

セミナーでもワークショップでも、個人セッションでも、やっぱりお金の話になることは多いのです。

皆が不安に思うことであり、実は心の底からほしいと願っていることでもあります。

それを表現するかしないか、どんな形で表現するかは、人それぞれ。

それに対して話してさしあげられることのバラエティは、豊富であるに越したことがなく、もっともっとたくさんの本を読んでいこうと思っています。

2週間でお金の悩みがゼロになる魔法のレッスン」で書かれているのは、おなじみの引寄せの法則です。

思考は現実化するのだから、心から願うことを考えて、アファメーションして…というのは、皆さんもご存知の通り。

(ご存知ない方は、こちらのビデオから始めると良いでしょう。)

引き寄せではなく、「引き離し」こそが大事!

しかし、この「すべてのお金の悩みを永久に解決する方法」では、引寄せの法則の他に、「引き離しの法則」を一緒にワークしていかないとダメだと説いています。

引き離しの法則とは、「執着」のこと。英語では、Addiction。

執着の源は不安や心配であって、そこから逃れようとするあまりに執着していく。

エネルギーがフォーカスしているのは、本当に手に入れたいはずのお金ではなくて、恐れている「お金がない状態」です。

思ったことが現実になるのだから、焦点がピタッと合っている「お金のない状態」が手に入り続ける、ということになっていくわけです。

だから、執着ではなく、「好み」にフォーカスしろと、著者は説いています。

変な訳?と思ったのですが、原文では「Preference」となっていました。

訳者は、自己啓発書の翻訳で有名な弓場隆さん。

ベテランですから、心に響いて覚えやすい言葉の選択は完璧です。

執着ではなくて、好みである。お金がないより、あった方が良い。

I prefer to be rich.  お金がほしいのは不安だからじゃなくて、単に「好きだから」と潜在意識に刻むということです。

好き、ほしい、ワクワクする。そこにだけフォーカスすれば、その思いが現実化していきます。

恐怖心はすべて仇になってしまうんですね。

「アナと雪の女王」でもそうでしたね(笑)。

寄付をすることで、お金への執着を切り離す

アファメーションで引き寄せる力を最大化しながら、同時に引き離す力(心配、不安から来る執着)を最小化していくことで、お金の悩みは解決に向かっていくそうです。

どうやったら最小化できるのかというと、収入の1%から5%を、自分が心から好きなことに「寄付をする」ことによってなのだとか。

これもザ・シークレットなどで触れていました。

古くは教会が教える「10分の1税」のようなこととつながっていくのだと思います。

この本は、そのちょっとばかし胡散臭いタイトルの響きとは裏腹に、実に楽しく読める本でした。訳も自然で違和感ありません。

今まで読んできたことばかり、と顔を背けてしまいがちな目次ではあったのですが、再びまっさらな気持ちで、潜在意識や引き寄せる力について考えてみる機会になりました。

エキササイズのアファメーションで、次の車をイメージしてみました。

「私、上野ハジメは、フル装備の白いGLK350に乗っています。」

そんな風に自分の名前を入れて、ディテールをたっぷり入れて、現在形で表現するんだそうです。

調子に乗って書き連ねていったら、細かい字で2枚の紙がぎっしり埋まっていきました。

欲張りですね…(笑)。

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