ライフコーチは、目標管理の監視役

haleakala

何かを達成したい、とか、今いる場所とは違う場所へと上っていきたい、とか、そういうことを動機としてライフコーチを採用する方がほとんどです。

たいていは漠然としたイメージしか持っていない状態でのスタートなので、まずは初期のセッションの中で、自分の人生を見つめ直し、自分の心を見つめ直し、未来をしっかりと真正面から見ることができるようなメンタリティを作り上げます。

そして、ぼんやりとでも夢が見え始めたら、今月何をするべきか、という大枠の目標を決めて、そして、「今週の目標」を決めていきます。

それらは、きちんとSMARTゴールのエッセンスを取り入れつつ、シンプルな言葉で表して、忘れず、ぼやけず、無理せず、しっかりと着実に達成することに集中していきます。

SMARTゴールについては、過去の記事を参照ください。

⇒ 「いつかやろう、の「いつか」は永遠にやって来ないという残念な真実

目標には、必ず日付と数字が入ってないとならないのですが、それを自分でコントロールするのって、なかなか難しいものです。

よっぽどストイックに、自分に厳しく管理できる人は別ですが、たいていは、なぁなぁになってしまったり、「今週は、ちょっと◯◯が△△だったし」と、自分に納得行くように言い訳を考えだして、できなかったことを正当化しようとするものです。

そこで、役立つのが、ライフコーチの存在。

目標を共有してもらって、じゃあ、次のセッションまでに、これとこれとこれを、やってしまいましょうね。大丈夫ですね、もうここまで来てるんだから、できますよね、と、「合意」をした上で、お約束をするのです。

あるいは、自己申請で、週刊レポートのような形で、「今週やること」を提出してもらっているクライアントさんも多数います。

人それぞれに合ったやり方でやってもらうのですが、目標を決めるところは、だいたい一緒。

でないと、時間なんて、「あ!」っという間に過ぎてしまうではないですか。

でも、その同じ時間に、できる人はできる。やらない人はやらない。

そして後者は、いつまでも、何も変わらないわけです。

だから、ここはコーチの威厳を利用して、「強制力」を発動させてもらいます。

できなかったら怒られる、とは言いませんが、できなかったら恥ずかしい、セッションが無駄になる、というところが実感できるようなら、まずOKです。

それが強制力になって、締め切りを意識して、辻褄合わせを一生懸命、しようとしてくれますので。

そこまでやっても、なぁなあな空気が出てきて、動いていただけないようだったら、「もう僕は必要ないですね」と言って、終わらせていただくケースもあります。

ライフコーチにお金払っていても、結果が出せないのならば、こちらも何のために全力投球してるのかわからないし、自己啓発セミナー行って、気持ち良くなって終わるのと、同じことになってしまいます。

(もちろん、後はご自分で大丈夫ですよね、という「卒業」もあり。)

わかっている人は、だから、上手にライフコーチを「締め切り監視役」として使っています。

そして、きちんと結果に結びつけています。

もうすぐ、クライアントのひとりが数ヶ月かかって一生懸命作ってきた、オンラインのジュエリーストアがオープンします。

いろいろハプニングも乗り越えながら、時間とお金を投資して、新たな希望を人生に見いだして、いきいきと輝きながら、結果に結びつけている姿は、年上のお姉さまなのですが、素晴らしいなあと尊敬しています。

ここは自分が知らないところだから素直に従ってやってみよう、と、謙虚になれるのって、大事ですよね。

こちらも、そんな方のお役に立てるのならば、と、知らないことでも必死にリサーチして、人に聞いて、ヒントになることをメールでたくさん並べてお送りしたり、自分の大切な知人・友人を紹介したりと、協力を惜しみません。

直接的なコンサルテーションやら、ライフプランニングに関する知識とガイダンスを得ることももちろんなのですが、ひとたび目標を定めた時に、それを絵に描いた餅にしないために、「強制力」を一緒に手に入れるのは大事なことですね。

ちょうどジムでパーソナルトレーナーにつくのと、似ているかな。

辛いウエイトトレーニングの、最後の数回を、プッシュしてくれる人がいるのと、いないのとでは、結果が全然違ってしまったりするものですよね。

いずれは、自分で自分を厳しく管理して、叱咤激励して、個人プレイができるのが一番良いわけですが、そこへたどり着くための近道として、ライフコーチにつくというステップがあると、感覚をつかみやすいのだろうと理解しています。

これまでに、どんなクライアントさんたちがいたんだっけ、と振り返ってみたら、いやいや、ひとりとして同じではなくて、人の数だけ違う人生があって、だからやっぱり、すべてがカスタマイズしたサービスになっていくのは、当たり前だよなあ、とつくづく思います。

難しいと言われる40歳過ぎての異業種転職に成功した男性

新卒で入った会社を辞めて、見事、新進コンサル企業に転職した24歳

企業の産業カウンセラーからライフコーチへと転身したアラフィフ女性

デザイナー、不動産セールスから、ジュエリーデザイナーへと転身した50代女性

個人ブランドでの起業を志し、かつハワイ移住も目指す30代編集ライター

経済的自由を実現してハワイと日本のデュアルライフを目指す20代夫婦

などなどなどなど…。

ごく一部だけなのですが、こうやって並べてみると、とにかくいろんな人生があるなあ、とあらためて感動します。

そんなクライアントさんたちに刺激されて、自分も新しいことにチャレンジ中。

ものになる、とか、ならないとか、そんなことを気にしていてはできないことって、やっぱりありますよね。

時間の投資効率とか考えたら、絶対にやるべきではないことに、かかりっきりになる時期だってあっていいし、それを馬鹿だとは思ったり、無駄だとも思ったり、する必要もない。

自分の時間なんだから、人のものさしで測ることはありません。これをやらずに死ぬなんて、あり得ない、とやっぱり、やってみて、そう思ったりしている昨今です。

来年の今頃、自分に見えている世界って、どんな風に変化してるんだろうなあ、と考えると、ぞくぞくしますね。