住む場所にこだわらない生き方

台風を待つドキドキがアメリカまで伝わってくる

昨日は30度超えていたのに、夜から冷え込んできて、

今朝はなんと4度(笑)。

風も強く、雨まで降ってきて、犬の散歩を途中で切り上げ。

スエットパンツにフリースにダウンベストに手袋にと、

短パン・Tシャツから一転して冬の格好で表に出たのですが、まだ寒かった。

季節の変わり目、アップダウンが激しすぎて、毎日スリリングです。

日本も今、大型台風でたいへんな騒ぎになっていますね。

ワサワサした雰囲気がテキサスまで届いてドキドキします。

実家は先日、停電で被害が出た千葉ですから、妹も買い出しに行ったようですが、

上の写真の通り、大きなイーオンのスーパーがこの通り、と(驚)。

かなりの場所でこんな現象が起きているようですね。

ハワイ時代、こんな光景をしょっちゅう見ましたが、日本でも、とは。

確かに、東京のお隣の千葉が陸の孤島になってしまう事実を見せられたら、

やはり怖くなってきますよね。

さらに連日連夜、メディアやSNSで、怖い情報が拡散される。

友人が、これはないよね、とFacebookでリンクしていた記事。

【台風19号】直撃なら死者8000人

警鐘を鳴らすにも節度というものがあって然るべき、と思うのですけれど、

なんか、日本脱出しなくちゃ、くらいに急き立てられるトーンです。

この機会にアクセスを稼ぎたくて刺激的なタイトルつけちゃお、なのかな。

信頼残高が減るようなことをしては、長期的な得にはならないだろうに。

どこでも生きていける自分になる

アメリカも、ときに大きなハリケーンが訪れて、

壊滅的なダメージをもたらして、人々を恐怖に陥れます。

それによって、家を失い、見知らぬ土地へ移転した人も多数。

こんなときに、やはり思います。

「どこでも生きていける自分にならねば」と。

今回も、身軽な友人などは、東京から地方に飛んで、ホテルで待機していたりする。

わざわざ進路のど真ん中にある自宅にいなくても、

台風の来ない場所で過ぎるのを待てば良かったりするのですよね。

それを、本当の「避難」と言うのでしょう。

世界には、温暖化で水位が上昇して、家を追われている人たちもいます。

大きな山火事で街を離れざるを得ない人もいます。

反面、災害が予想されるのに、家にこだわり、土地にこだわり、

自分を守ることを優先できない人もいる。

まずは、自分。

自分さえ守ってあげられれば、別な場所をまた故郷として生きていける。

地球のすべてを故郷にできる広く高い視点を持つこと

どこでも生きていける、ということは、

どこに住んでも、そこを故郷として親しみ、馴染み、愛し、

心を落ち着けて暮らせるということですよね。

海がなきゃ、とか、寒いのはダメ、とか、

選択があるときは、いろいろ言いたくもなるだろうけれど、

自分に耐性つけるという意味で、私は苦手な場所ほど住んでみたいとも思います。

実はまだ雪に埋もれる場所に住んだことがないので、

3年位、雪かきを日常にするようなところに住んでみたい。

甘くはないんだよ、という非難の声も聞こえますが、

でも、住んでいる人がいるんだから、なんとかなるんだろうとも思う。

地球全体が故郷なんだと視点を大きく上げていけば、

どこに住んでも、自分なりに楽しんでいけるはずだと楽観的に信じています。

今は「移民」のひとりとしてアメリカに住む私にとって、

聞くたびにグッときてしまう、この歌のことを、なんだか思い出しました。


中島みゆき「麦の唄」

なにはともあれ、写真で見るだけでも足がすくむような、巨大台風。

被害なきことを、遠くテキサスから祈っています。