同じことを続ける才能、変化する才能。100年時代にどっちが大事?

フリーランスに憧れて

同じ仕事を3年やると、もう飽きて次に進みたくなる自分にとっては、

今みたいに、自分の気の赴くままに仕事を作り、休み、趣向を変え、

旅に出て、引きこもり、好きなときに好きな人に会える生活は、パラダイスです。

そういう状態がほしくて、理想に描いて、早35年?(笑)

学生の頃から、「フリーランス」というのに憧れていたのに、

実現するまで、ずいぶんと長い時間がかかりました。

でもまあ、たくさんのことを学べたから、後悔はないのですが、

同じ場所で、同じ仕事をずーっとしている方々を見ると、

「それって、才能だよな〜」と、

素直に、嫌味でも何でもなく、尊敬するのです。

同じ仕事を20年できる人は尊敬、だけど

かつてハワイでご一緒した方々とか、

私はもうその仕事を離れて8年以上経つわけですが、

今も変わらず続けている人、実に多いんです。

あの時点で、すでに10年〜20年やってきたベテランたちが、

さらにまたキャリアを重ねている。

同じ店、何度、取材したことだろう…

同じ天気、同じ風景を、何度、写真に収めたことだろう…

私など、真面目に気が遠くなってしまうのですが(苦笑)、

選択があるとかないとかに関係なく、

それが続けられるということは、才能以外の何物でもないんだと確信します。

脇道に逸れる勇気とメリット

でも、それでも、一度、脇道に逸れてみるベネフィット、というのもお伝えしたい。

選択ないと思い込んで、習慣でやってるだけのこともあるし、

ちょっとやめてみたら、やっぱり好きだったんだ〜って再確認できる場合もあるし。

恐れから、勝手に自分で縛りを作ってるだけなことも、時にあります。

私の体験から言わせていただけるならば、

やっぱり大きな変化は「住む場所を変えること」から訪れた。

東京〜千葉〜東京〜ハワイ〜ロサンゼルス〜ダラスと移るごとに、

暮らしも、ものの見方も、考えも、顔も雰囲気までも、変化した。

同じことを続けるのは、確かに才能だけれど、

でも、変化を求め、変化を起こし、変化によって成長するのも、才能。

変化に対応できたものだけが生き残る

社会の環境も、驚くほどの速度で変化しています。

「適者生存」の理論から言えば、それに適合して進化したものだけが生き残る。

時分の軸をしっかり持ちながら、あえて変える。

あえて、変わる。

あえて、違う選択をする。

あえて、「初めて」に挑戦する。

そんなことが、人生100年時代には必要なんじゃないかな、という思いを強くするのです。


「適者生存」
自分を改良し続けたものだけが生き残る