「朝」を制するものは一日を制する

目的意識がないと、ただ流されてしまう

人生のすべてが思い通りにいく、ということはないわけですが、だからこそ、コントロールできることは、したいもの。

セッションをしていて、よく出てくるのが、「自分」をコントロールできてない人の悩みです。

朝、早起きができない。
夜更かしがやめられない。

スマホで不要な情報ばかり見てしまう。
ジャンクなおやつがやめられない。

やりたいことがあるのに、時間が作れない、というのも、出現率の高い悩みだったりします。

毎日の生活習慣が乱れがちになるのは、そもそもの「目的意識」が欠如しているから。

まずは、そこから徹底して見直していかないと、今の慣れ親しんだ暮らしを変えるモチベーションはわいてきません。

悩んでる、と言いつつも、実際には「困ってない」ことが多いからです。

問題を先延ばしして、どうするの?

でも、それはただ、問題を先延ばししているだけで、いずれ、困ったりもする。

ああ、あのときにもっと○○しておけばよかった、となったりするものです。

「一緒に遊んでいた○○さんが、いつの間にか資格なんか取ってて、独立して成功し始めてるんです…」

呆然としながら、そんな言葉を送ってくるアラフォー女性のクライアントもいました。

「え! 皆、陰では、ちゃんとやってたんだ…(汗)」

あんなに忙しそうだったのに、いつ、どこで、どうやって…?

そんな事例はいっぱいありますよね。

時間ってお金と同じで、不思議なことに、ある人にはあり、ない人にはないもののようです。

どんな人でも、一日には同じ24時間しかないはずなのに、どこでどう差がつくのでしょうね。

それは、まさに生活習慣に他なりません。

というところに戻ってきます(笑)。

生活習慣を変えるために、まずやるべきこと

じゃあ、生活習慣って、どう変えたらいいのか…

私のアドバイスは、まずは「規則正しい生活」を心がける、ということ。

毎朝、同じ時間に起き、同じ時間に寝る。

起きてから何分はこれをして、その後、これをして、その後、これをして…

帰宅したら、まずはこれをして、これをして、これをして…

という風に、パターン化してしまうんですね。

すると、寝る前に歯磨きしないで眠れないように、「やらないと気持ち悪い」状態が訪れます。

そうしたら、しめたもの。

一度、そういうプチ成功体験を覚えたら、自分にとって良いことを考え出して、次から次へと「習慣化」していけば良いだけです。

スキマ時間をあてにするな!

でも、時間の在庫は、限られています。

いくら念じても、時間が伸びるわけでもないし、「スキマ時間」を当てにしてはいけません。

スキマ時間は、休むために使うもの。

頭と体と心を休めるバッファー(遊び)がないと、疲れて生産効率はどんどん落ちるばかりです。

だから、スキマ、じゃなくて、「実」の部分から、削れるものを探して、ドカンと時間の塊を見つけてくるんですね。

今、「これをしないと気が済まない」と思っている何かを、それが「未来に必要か」と見直して、バッサリ切り捨てる。

生活習慣の断捨離です。

そうやって、習慣も、ときに見直して新陳代謝を図っていかないと、古い自分から脱皮することができません。

一瞬の詰め込み主義は、長続きしません。

子どもや仔犬じゃないんだから(笑)、本来、自分の生活のコントロールくらい、自分でできて当たり前、ですよね。

無理なく、マイペースで望み通りの未来に向かうためにも、生活習慣を自分で作れる大人なマインドを身につけましょう。

習慣の違いは、今じゃなくて、未来に必ず違いを生んでいきます。

これを読んで、実感してください。
https://www.hajimeueno.com/archives/226