居心地の悪さが逆に居心地がいいロサンゼルスの暮らし

(2017年8月のメルマガより)

海を超えての長いフライトの影響か、
寝不足のしわざかわかりませんが、
日本に行くと、だいたい3キロ太って
帰ってきます。

靴はパンパン、目も腫れぼったく。
でも、1週間経つと、スルスルと
体重がもとに戻るのが常。

単にむくんでいるだけなんですね。
眠りのリズムも、やっと普通に
戻ってきました。

週末、ハワイからコンサルしてる友人が
訪ねてきて、一緒にビバリーヒルズの
最新ベジタリアンレストランに行きました。

土曜のランチタイム。
あなたも、あら、あなたも、そこの君も、
皆さん、モデルさん?

そんな感じのオシャレで素敵な人々が
店を埋め尽くし、大盛況。

お隣はアラブ系のご夫婦で、ポーチは
シャネル。指輪は、重そうなほどの
大きさでした(笑)。

8月の観光シーズンなので、
写真スポットにはバスが数台止まり、

中国人の皆様やら、アラブ系の方々やら、
ロシア語の皆さんやらが楽しそうに
インスタ&Facebook用に撮影しています。

店の表に出ているのは、フレンドリーな
白人系の皆様で、キッチンはほぼすべて
メキシコ系の方で埋め尽くされていて。

「ハワイとはまったく景色が違いますね!」

友人も、驚くやら、感嘆するやら。
かなり憧れを育てて帰っていかれる
様子です(笑)。

40歳で会社を辞めて、ハワイに留学し、
そのまま仕事を見つけて、家族と移住。

学校を終えて帰ろうと思っていた時に
3.11 の惨事が起きて、家族と相談して、
残ることに決めたそうです。

それから6年。
ハワイもいいけど、それ以外の人生も
あるのではないか…?

都会で活躍していた人ほど、居心地の
良さが「居心地悪く」なってきて(笑)、
もっと刺激がほしくなるんですよね。

というか、都会とか田舎とか
関係なく、マインドセットの問題
なのかもしれないですね。

精神的な若さとか、チャレンジ精神とか、
成長願望とか、単にプリミティブな
好奇心の大きさとか。

いろんな方が訪ねてくれるたびに、街を
案内して思うのは、今の自分は、ここが
とても居心地が良いんだな、ということ。

居心地の悪さが、なんとも居心地がいい。
いつまでも慣れないし、自分の居場所など
どこにもないし。

いつまでも外人。
いつまでも異邦人。
でも、周りも皆、そんな感じ。

だから、かえって疎外感がなくって、
不思議に「受け入れられている」感が
芽生えてくるんですよね。

ここは、マジョリティと
マイノリティの仕分けが明確に
ないほど、多様化しています。

人種や肌の色や言葉や文化の違いは
「興味深いこと」であって、
人との距離を作る垣根にはならない。

「ハワイ風の気候と東京の刺激とが
一緒に味わえちゃう感覚」って、
友人は言ってましたが、

そんな感覚かもしれないですね。
しかも土地がやたら広いから、
人口密度はユルユルとすき間があって。

一生かかっても買えそうにない豪邸を
横目に見ながらドライブしつつ、
(あ、逆引き寄せしちゃうから禁句だった…)

なんでもありで許してくれそうな、
度量のデカさがやっぱり、とても楽で、
だから、しばらくこの街にいるんだろうな、
そう思った次第です。

夏休み、シルバーウィーク、冬休み。
ぜひ、こんなことを体験しに、
ロサンゼルスに来てみてください。

今がなんか辛い、という方でも、
この「なんでもあり」感を味わったら、
きっと楽になれると思うんですよね。

↓ ↓ ↓

本当のグローバル人材なら知ってる
「5つの常識」
https://www.hajimeueno.com/archives/5045

(無料メールマガジン「未来通信」より。登録はこちらから