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就活リクルートスーツについての記事&議論を読んで思うこと

洋服の青山 リクルートスーツ

久々に日本の提言系ブログとかをチェックする時間を作ったのですが、リクルートスーツについて書いた東洋経済オンラインの記事について、議論が展開されているのが目に留まりました。元の記事はこちらです。

⇒ リクルートスーツは「黒系」で選べ! 服装で目立とうとしてはいけない

スーツを着るのは嫌いではありませんが、リクルートスーツというものが象徴する世界や価値観に対して、反射的に拒否反応が起きてしまう僕にとっては、その記事はとてもシュールで、到底、真面目に書かれたものとは信じがたいものでした。(この筆者は、学生のためを思って親身に書いたのでしょうが…。)

とくに、おやおや?ゲロゲロっとなってしまったのは、次のような記述です(ごめんなさい)。

Q2:無地はつまらないので、ストライプを着たいのですが。

たまにストライプのスーツを着た就活生を見かけることがありますが、ストライプはやめたほうが無難です。
就活の目的は何でしょうか。内定を獲得することであって、気に入ったスーツを着ておしゃれを楽しむことではないはずです。「何を着たいか」ではなくて、「何を着たら内定を取れるか」を考えてください。

ストライプのスーツを着て面接に臨んだ場合、面接官はどのように思うでしょうか。面接官の反応は次の3つに分けられます。

①「周囲とは違ってストライプスーツは素晴らしい」とプラスの評価をする。
②学生の服装に興味がないので、プラスともマイナスとも評価しない。
③「就職の面接にストライプスーツとは常識を知らない。派手で好感の持てない学生だ」とマイナスの評価をする。

Q3:ブレザーはどうですか。

基本的にはやめたほうが無難です。どうしても目立ちます。採用担当者の反応はストライプのスーツと同様になるでしょう。

 おお、可哀想な学生たちよ…(涙)。

個性的であれ、と言われながらも、服では目立つなと言われる。筆者は、ストライプやブレザーだと、「3分の1の確率でマイナス評価を受けるリスクがある」と書いていらして、代わり映えのしない日本の社会に悲しい気持ちになってきたりもするのです。こんなところでガラパゴスしている場合じゃないはずなのだけれど。

そして、そんな風に違和感を感じたのは私だけじゃないんだなということを、思い切り批判している方が複数いるのを知って分かりました。

するとまあ、アクセスを稼ぐチャンスということもあるのでしょうが、そういう批判に対して反対する意見も出てくるわけですね。

⇒ 画一的なリクルートスーツをくだらなく思っているのは誰か

明らかに理論のすげ替えでしかないように見えて、こういう記事は読んでいて居心地悪くなってきます。多いですよね、こういう記事が。「提言サイト」とやらには。

ページトップに貼り付けた写真は、洋服の青山さんから拝借したものですが、この画像も突っ込みどころ満載ではないでしょうか。

「伝えよう!自分らしさ」

え、どうやって…? ネクタイが違うらしいのですが、僕には間違い探し程度の違いにしか映りません。

僕はそもそも目指した業界が奇抜なクリエイターたちのいる場所だったりしたので、まったくもって気にもしませんでしたし、当時はデザイナーブランドの全盛期でもあったし、YMOとかananとかテクノカットとかの時代でもあったので(古くてすみません)「なんとかとんがってオシャレに見えなくては」と、そっちの方にプレッシャーを感じていたくらいです。無難にブレザーで押し通しましたけど。

入りたい会社にもよるのでしょうが、ストライプやブレザーだと「リスク」になるような社会は、気持ち悪いし怖くないですか? そんなことで一緒に働く仲間を判断するような会社に入りたいですか? それで将来、幸せになれると思いますか? 

実際の面接官さんたちは、この記事読んで、鼻で笑っていることを期待したいです。

ハワイとロサンゼルスで長年、人事の最終責任者をしてましたけど、服装のことが理由で人を落としたことは一度もなかったなあ。もちろん業界が違う、っていうのが一番かもしれないですが、個性を感じない人となんて働きたくないからね。日本のこの習慣、早く変わっていかないかな、と学生諸君のために願います。

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