海外宝くじ詐欺。入院中の父親宛にバンバン届きます

takarakuji

何をするとリストが漏れたりするんでしょうか。父は入院しておりますが、自宅に、海外のいろんなところから「宝くじに当たりました!」というお祝いのお手紙をいただきます。

どう見ても怪しい印刷物で、それが国内から来ているものではなさそうなことはピンときます。

何でだろう。印刷のフォントかな。

でもまあ海外の宝くじなので、そこは疑わないで、逆に「信ぴょう性」を感じてしまう人もいるかもしれません。

僕はアメリカで鍛えられてきたので(笑)、こんなことには騙されはしませんよー。どう考えても、違和感プンプン。

どれどれ、これって、どこが落とし所の詐欺なんだろうと読み進んでみると、当選金の申請にあたって、まずは手続きの費用を先に送ってくれ、ということなんですね。

その額が、たった3000円とかだったりするので、ハードルが異様に低いのですが、いやところがところが、支払い方法は、小切手か、カードか、郵便振替。

日本の人には小切手は無理。郵便振替ったって宛先も口座も何も書かれていない。となれば、日本の人が唯一可能なのはカードでの支払いです。番号や有効期限をしっかり書かせ、署名までさせられる。メールアドレスも書かされる。3000円じゃなくて、3万円とか30万円とかチャージされてしまうのでしょう。

何しろ3000万円も当たったんですから、一生懸命な人は一生懸命になるわけです。正確に全部書かなきゃってなりますよね。

返信用封筒はついていますが切手は貼ってありません。そこはどうなんだろう。成約率(っていうんでしょうか)を高めるためには、多少の投資をしてもいい気がするんだけど、料金後払いみたいにしたら、身元もばれやすいですし、しょうがないのかな。いちかばちかなんでしょうね。

封筒の宛先は、先日はカナダだったし、その次は香港だったし、今回はオランダです。でも中身は同じところで作ってる風に見える。すべてとても似ています。

ウェブを見ると、あるわ、あるわ、気をつけましょう!の案内。

日本の方々の、人を信じやすい美点を利用した新たな詐欺。気をつけてくださいね…。

国民生活センター「絶対に無視すること!『賞金が当たった』という詐欺的なDMの相談が再び急増!」

↑ 再びってことは、前にも一時期ブームがあったんでしょうか…?