忙しい、という言葉を自分の辞書から消すと、忙しくなくなる

time

時間というのは実に不思議な概念だと思う。心の持ちようによって増えたり減ったりすることがあるからだ。

人は皆、「時間が足りない」と言う。

それは、持ち時間の中でやらねばならないことが多過ぎるということを意味している場合がほとんどだが、「持ち時間」も「やらねばならないこと」も、実は可変的なこと。自分のコントロールで調整することができるものだったりする。

こちらの記事「Escaping the Time-Scarcity Trap」では、「忙しい」というのは、State of mind、心のあり方=気の持ちようである、と表現していて、まさにそうだなあと同感する。

良く言われることだが、忙しい、という感じは、心を亡くす、と書く。何かに追われていたり、何かに固執していたりで、他の事が目に入らなくなる。人にあたったり、わがままになったりしてしまうこともある。

中でもとくにいけないのは、「本来の優先順位が見えなくなる」ことだ。そういう一切合切を含めて、「心」の問題なんだろう。

僕もある時、何かの本で読んで実践しているのだが、「忙しい」という言葉を使わなくなると、人は忙しいと感じることはなくなるようだ。シンプルだけど、真理。

やることがたくさんあったり、予定がいっぱい詰まっていたりする時は、その事実だけを言えば良い。「仕事が詰まってます」と。忙しい、と口にした瞬間、それは心を慌ただしくさせてしまう。

限られた時間内にすべきことが減ってはいないかもしれないけれど、心がわさわさして落ち着かない状態からはすぐに解放される。深呼吸して、本来、やるべきことを見つけて集中できるようになってくるようだ。

どんな言葉を日常にするかって大事だね。